中途採用でインフラエンジニア転職!転職するのは難しい?転職難易度は?
2025/07/03

中途採用でインフラエンジニア転職!転職するのは難しい?転職難易度は?

インフラエンジニアは「需要が高く将来性がある」と言われる一方で、「技術ハードルが高そう」「未経験では難しいのでは」といった不安の声も少なくありません。では実際、インフラエンジニアへの転職はどれほど難しいのでしょうか?経験者と未経験者では何が違い、求人はどんな企業・業界に多いのでしょうか?

 

本記事では、インフラエンジニアの仕事内容から転職の難易度、未経験での挑戦可否、求人の探し方、年収事情、必要なスキル、そして転職成功のコツまでを網羅的に解説。キャリアチェンジを検討するあなたが、インフラエンジニアという領域で自分らしい働き方や成長を実現できるよう、公的機関や信頼できるキャリアサイトの情報をもとに丁寧にご紹介します。

 

「自分にITエンジニアが務まるか不安」「どの分野を選べばいい?」「年収はどれくらいが相場?」──そんな疑問を持つ方に、確かなヒントと実践的なアドバイスをお届けします。

 

大手人気企業へのご転職をお考えの方へ

sincereedの転職支援サービス

大手企業の転職支援に完全特化

専門のコンサルタントが両面型で厚く寄り添うサポート

企業との深いコネクションにより質の高い非公開情報を提供

キャリア相談会

無料転職登録

sincerredをFacebookでシェア sincerredをTwitterでシェア sincerredをLINEでシェア

インフラエンジニアの仕事内容とは?

インフラエンジニアの仕事は、企業のIT基盤を支える重要なポジションです。具体的には、サーバー・ネットワーク・ストレージ・クラウド・セキュリティといったITインフラの設計・構築・運用・保守を担当します。

 

主な業務は以下の通りです。

・サーバー設計・構築(オンプレミス/クラウド)

・ネットワークの設計・設定

・システムの監視・トラブル対応

 

・クラウド(AWS/Azure等)環境の構築と運用

・セキュリティポリシーの設計と対策実施

・ベンダーや他部署との調整

 

働き方も、データセンター常駐型や自社内情シス、フルリモート型など多様化しており、スキルや希望に応じてキャリアの選択肢が広がっています。

他のエンジニア職との違い

インフラエンジニアと他のエンジニア職(例:アプリケーションエンジニア、Webエンジニアなど)との大きな違いは、「見えない部分の構築・保守を担う点」です。アプリケーションエンジニアはユーザーに直接触れるソフトウェアを開発するのに対し、インフラエンジニアはそのソフトウェアが問題なく稼働するための土台を整える役割を持ちます。また、開発エンジニアがコードや設計書と向き合う時間が多いのに比べ、インフラエンジニアはハードウェアやネットワーク機器と直接関わることが多く、物理的な対応力や障害時の判断力も重要です。さらに、近年ではクラウドや仮想化技術の進化により、従来のサーバー管理からインフラ全体をソフトウェアで制御するスキルも求められています。

今後の需要と市場動向

インフラエンジニアの需要は今後も高まり続けると予測されています。理由の一つは、企業のIT依存度が年々増していること。業務システム、クラウドサービス、リモートワーク、IoTなど、どれも安定したインフラ環境が不可欠です。加えて、サイバー攻撃の高度化に伴い、セキュリティ対策としてのインフラ整備も重要視されています。また、クラウドサービスの普及によって、オンプレミスからAWSやAzureといったクラウド基盤への移行需要が急増しており、これに対応できるインフラ人材は特に重宝されています。一方で、慢性的な人材不足も課題であり、未経験からの採用や育成に注力する企業も増加傾向です。長期的に安定したキャリアを築きたい方にとって、将来性のある職種と言えるでしょう。

インフラエンジニアの転職難易度は高い?

インフラエンジニアは技術職の中でも求人数が安定しており、企業のIT環境の変化に伴って常に一定の需要があります。ただし、転職難易度は「経験年数」や「保有スキル」によって大きく異なります。

経験者と未経験者で異なるハードル

経験者にとっては、即戦力としての需要が非常に高く、転職市場でも有利に働きます。特にAWSやAzureなどのクラウドスキルを扱った経験は高く評価され、好条件のオファーを得られる可能性も高いとされています。

一方、未経験者の場合は、「やる気」や「ポテンシャル」が重視されるため、自己PRや志望動機に説得力が必要です。DODAのマーケットガイドによれば、インフラエンジニア職は未経験可の求人が一定数あるものの、社会人としての基礎力や技術習得意欲が問われるため、誰でも容易に転職できるというわけではありません。

経験者は即戦力として高評価

3年以上の運用・構築経験がある方は、設計フェーズへのステップアップや年収アップが狙いやすいです。AWSやAzureなどのクラウドスキル、Cisco・Juniperといったネットワーク資格保持者は特に評価が高くなります。

経験未経験者でも挑戦可能だが準備は必須

未経験者の場合は、基礎知識の習得(CCNA、LPIC、基本情報技術者など)や、実務に近いアウトプット(ポートフォリオ作成・クラウド環境構築経験)が求められることが多いです。

未経験からインフラエンジニアに転職できる?

経験からインフラエンジニアになることは十分可能です。特に、次のような理由から未経験OKの求人も存在します。

未経験歓迎の求人が多い理由

インフラエンジニア職には常に一定の人材ニーズがあり、企業によってはポテンシャル重視で人柄を評価する採用を行っています。IT人材不足が続く中で、基礎力や意欲がある人材を育てる企業も増えています。

活かせるスキル(経験・スキルなど)

未経験でも活かせるスキルは多数あります。たとえば以下のようなスキルがインフラエンジニア職で高く評価されます。

 

ヘルプデスクやユーザーサポートの経験:特に、ユーザー視点で問題のヒアリングや一次対応を行っていた方は、現場でのトラブル対応や運用保守の初動対応に強みを持ちます。IT用語やOS操作の基礎知識、業務システムへの理解も備わっている場合が多く、インフラ領域への適応がスムーズです。また、コミュニケーション力や丁寧な対応姿勢は、他部署や顧客とのやり取りが必要な場面で重宝されます。

 

 

電気通信・機械系の理系知識や業務経験:学生時代の基礎学習でも構いません。配線や電気信号、ハードウェアの構造、ネットワーク概念など、物理層に近い理解が求められるインフラ業務では、理系的な知識が基盤として役立ちます。また、機械設計や制御系出身の方は、論理的構成力や障害検知の感覚が近く、学び直しのスピードも早い傾向があります。

 

 

論理的思考力と自己学習能力:インフラ領域では「なぜ障害が起きたのか」「どこに原因があるのか」を段階的に切り分けて考える力が不可欠です。OS・ネットワーク・クラウドなど、幅広く学ぶ必要があるため、継続的に知識をキャッチアップできる姿勢と、自ら情報を探し試す力が、成長のスピードと直結します。未経験でもスキルを証明するポートフォリオや資格取得などに積極的な人は高く評価されます。

 

企業が未経験者に求めることとは

インフラエンジニアは専門性の高い職種ですが、未経験者の採用も増えています。とはいえ、現場で活躍できる人材になるためには、以下のような資質が非常に重要視されます。

 

学習意欲・継続力・正確性:インフラ領域では、Linuxのコマンド操作、ネットワーク構築、クラウド環境の理解など、多岐にわたる技術を習得する必要があります。そのため、日々の技術キャッチアップを続ける「学習意欲」と、知識を深掘りし続けられる「継続力」が不可欠です。さらに、サーバ設定やセキュリティ管理では一文字の入力ミスが大きな障害につながることもあり、「作業の正確性」も極めて重要です。

 

 

 夜勤やシフト対応への理解:インフラエンジニアの中でも特に運用・保守フェーズでは、24時間365日の稼働体制が求められる現場も多く、夜間対応やシフト勤務が発生するケースがあります。突発的な障害対応や、深夜のメンテナンス対応に理解があるかどうかは、現場にとって非常に重要な採用基準の一つです。あらかじめその点を理解し、柔軟に働ける体制や姿勢を持つ人は歓迎されます。

 

 

チームでの連携力:インフラの仕事は、一人で完結する業務ばかりではありません。設計・構築ではネットワーク担当やセキュリティ担当、アプリ開発者と連携する必要があり、運用現場では複数人でのシフト勤務、引き継ぎ、障害時の迅速な情報共有などが求められます。チームの一員として「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」がしっかりできるか、他のメンバーと円滑に協力できるかが、長く活躍できるかどうかのカギとなります。

といった資質が重視されます。特に入社後の研修制度やOJTが整っている企業では、未経験者でも着実にスキルを身につけ、成果を出せる環境が用意されています。

 

未経験からのインフラエンジニア職転職は、正しい準備と自己理解があれば十分に可能です。過去の経験を棚卸しし、インフラエンジニア職にどう活かせるかを言語化することが転職成功への第一歩となります。

インフラエンジニアの求人の特徴と探し方

インフラエンジニアは、ITシステムの基盤を支える重要な職種であり、IT業界を中心に安定した需要があります。しかし、求人票の見方や配属される領域(運用・保守、構築、設計など)を誤解すると、ミスマッチに陥ることも。ここでは、インフラエンジニアの求人を探すうえで押さえておきたいポイントを解説します。

求人が多い分野・領域(運用保守、構築、クラウドなど)

インフラエンジニアの求人は、経験やスキルに応じて以下のような領域に分かれます。

 

運用・保守(24時間体制や監視業務など)

   未経験からの登竜門として最も多い求人。ネットワーク・サーバの監視や

   障害対応が中心です。夜勤・シフト勤務がある場合もあります。

 

 

データセンターオペレーター/保守エンジニア

         ハードウェア寄りの仕事。物理的なサーバ設置や配線、障害対応などを担当。

            地方にも求人があります。

 

 

構築・設計(オンプレミス/クラウド)

    経験者向けの領域。AWSやAzureなどのクラウドインフラの設計・構築が

            中心で、要件定義やセキュリティ設計に関与することもあります。

 

 

SREやDevOps系エンジニア(高度・希少)

         インフラと開発の中間的なポジション。自動化、CI/CD、クラウド運用の高度な

            知識が求められます。

 

上から順に求人が多い傾向にあります。

求人票で注目すべきポイント(夜勤の有無・スキル支援・構築経験など)

インフラエンジニアの求人票を見るときは、次のような点に注目しましょう。

 

・夜勤やシフト勤務の有無:運用・保守では夜間対応が発生するケースが多く、生活リズムに影響が出る可能性があります。求人票に「24時間365日対応」とあれば注意が必要です。

・案件のフェーズ(運用 or 構築 or 設計):未経験歓迎の求人では「運用保守」が多く、「構築・設計」に携われるかどうかは将来的なキャリアの重要ポイントになります。

・資格取得支援や研修制度:未経験者に向けて研修制度が整っている企業は安心材料となります。CCNA、LinuC、AWS認定などの資格支援があるかも確認しましょう。

・勤務地と常駐先の記載:自社勤務か、SIer・客先常駐かを明確にしているか。転勤や通勤のしやすさもチェックが必要です。

 

求人票や企業HPを見るだけではわからない職場のリアルな環境は、転職エージェントのキャリアアドバイザーと相談することで得られる場合もあります。

 

インフラエンジニア職への転職を検討する際は、「夜勤やシフトの有無」「案件フェーズ」「資格取得支援制度」「勤務地」など、複数の軸から検討することで、自分に合った職場を見つけやすくなります。初めてのインフラエンジニア職でも、情報収集と自己分析を丁寧に行えば、希望に沿った転職が可能です。

インフラエンジニア職の年収・給与事情

インフラエンジニアは比較的安定した収入が見込める職種ですが、経験・担当フェーズ・クラウドスキルの有無などで年収差が出やすい職種でもあります。

平均年収の目安と担当フェーズでの差

・運用・監視系:年収300~450万円
未経験者が多く入る領域。夜勤がある場合、手当が加算されるケースもあります。

 

・構築・設計系:年収500〜700万円
クラウド環境やセキュリティ設計に関わる業務で、年収も高くなる傾向があります。

 

・クラウド・SRE系:年収700万円以上も可能
AWSやAzureなどの資格を持ち、CI/CDやIaCを実践できる人材は、引く手あまたです。

年収アップを目指すためのキャリア戦略

インフラエンジニア職で年収を上げていくには、「結果を出す」だけでなく、自らの市場価値を戦略的に高めていくことが不可欠です。以下の3つの観点は、インフラエンジニアとしての存在価値を引き上げ、長期的にキャリアを拡張するうえで極めて重要です。

 

クラウドスキルを身につける
AWS認定やAzure資格などを取得し、オンプレからクラウド構築へとキャリアを進めることで、単価も年収も上がりやすくなります。

プロジェクト経験の幅を広げる
同じ運用でも「ネットワーク/サーバ」「Linux/Windows」など、複数領域の知見を持つと市場価値が高まります。

資格と実務経験のセットで差別化
資格だけでなく、実際にどのような環境で運用したか、どのツールを使ったかなど具体的な経験を言語化できると、高年収求人への転職にもつながります。

 

インフラエンジニア職は、技術力と経験が収入に直結しやすい職種ですが、最初の求人選びでキャリアの方向性が大きく変わることもあります。将来のビジョンと照らし合わせながら、確実にステップアップできる環境を選びましょう。

インフラエンジニア職への転職を成功させるためのコツ

インフラエンジニア職の転職を成功させるには、自己PR・志望動機の構築から面接対策、エージェント活用まで、各ステップでのポイントを押さえることが重要です。

自己PRや志望動機で伝えるべきこと

転職面接で最初に問われるのが、自分が「どんなエンジニアになりたいか」「その根拠はどこにあるか」です。マイナビエージェントによると、自己PR・志望動機は「結論 → 裏付けエピソード → 応募企業での展望」の構成が効果的とされています。

 

・なぜインフラエンジニア職を志望するのか:これまでの経験で顧客と対話し、課題を発見・解決してきたエピソードを中心に。

・どのように貢献できるか:商材理解・業界理解を活かし、「御社では〇〇の領域で成果を出します」という具体性。

・将来ビジョン:3~5年後に「チームリーダー」「高難易度資格の取得」などの目標を示すと、熱意と戦略性が伝わります。

面接でよく聞かれる質問とその意図

インフラエンジニア職の面接では以下のような質問が頻出し、それぞれ意図を理解することが重要です。

質問内容 面接官が知りたいこと
自己紹介・自己PR 第一印象や社会人としての適性、コミュニケーション力
転職理由・志望動機 会社とのミスマッチ回避。熱意・背景の整合性
苦労した経験 課題解決力・メンタル耐性・主体的な行動への期待
将来のキャリアプラン 長期的なコミットメントやキャリア志向 

特に「苦労した経験」では、環境や他者ではなく、自分がどのように課題を把握し、解決に導いたか行動プロセスを話すことがポイントです 。

転職エージェントやキャリア相談の活用方法

インフラエンジニア職への転職を成功させるには、転職エージェントやキャリア相談の利用が効果的です。

 

面接対策:模擬面接を通して、「質問の意図の捉え方」「話し方の構成」を磨くサポートが受けられます 。

・非公開求人:インフラエンジニア未経験可や高待遇求人など、エージェント経由でしか出回らない情報もあります。

・書類・PRブラッシュアップ:自己PR・志望動機を客観的にレビューし、印象的な文面に仕上げる支援もあり。

・キャリア相談:業界やエンジニアとしての適性を一緒に整理し、自分に合った商材や環境を見極めることができます 。

・インフラエンジニア職への転職を成功に導くポイントは、

 

1)論理的かつ熱意のある自己PR・志望動機

2)想定質問への明確な回答準備と意図の理解

3)信頼できる転職エージェントの活用で、情報と準備を強固にする

 

この3点を着実に行うことにより、面接官に「一緒に働きたい」と思われ、内定獲得への可能性が格段に高まります。ご希望があれば、志望動機のテンプレートや模擬質問もご提供可能ですので、お気軽にご依頼ください!

まとめ|インフラエンジニアへの転職は挑戦しがいがある

インフラエンジニア職は、常に企業からのニーズが高く、キャリアのスタートにも、再構築にも適した職種の一つです。特に未経験からでも挑戦可能なフィールドでありながら、結果を出せば昇給・昇進のスピードも速いため、転職市場でも注目を集めています。

正しい準備と企業選びが成功のカギ

インフラエンジニア職といっても、保守運用からインフラ構築まで様々な業務内容があります。担当する工程によって求められる専門知識や適性も異なります。

自分に合った仕事内容であるかどうかを見極めるためにも、求人票の読み込みエージェントの活用面接対策を丁寧に行うことが、成功への近道です。

未経験者にも門戸が開かれ、やりがいと収入アップの可能性が共存するインフラエンジニア職。もちろん、難しい技術習得やシステムの構造理解などのハードルもありますが、だからこそ「成長」や「挑戦」を求める転職者にとっては、非常に魅力的なフィールドといえるでしょう。

転職成功のカギは、「自己理解」と「企業理解」。準備を怠らず、自分に合った職場と出会えれば、インフラエンジニア職はあなたのキャリアを大きく飛躍させる原動力になります。エージェントのサポートなども活用しながら、納得のいく転職を目指しましょう。

担当コンサルタント:南雲 亮

南雲 亮

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。

関連記事

随時開催 まずはキャリア相談会から 簡単1分 無料転職相談を申し込む

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

中途採用のすべてを元社員がご紹介「リクルートに合格する人材、しない人材」とは?

転職FAQ

転職FAQ

皆様からよく頂く弊社Sincereedのこと、転職のことなどをまとめてみました。