アクセンチュアとBIG4はどっちが良い?違い・年収・評判・キャリアを徹底比較
2025/12/10

アクセンチュアとBIG4はどっちが良い?違い・年収・評判・キャリアを徹底比較

転職でコンサルティング業界を目指す人が迷いがちなのは、センチとBIG4のどちらを選ぶべきかという点です。

 

本記事では、OpenWorkの社員口コミやアクセンチュア公式サイトの情報をもとに、両者の違いを解説します。

ぜひ最後まで読み、イメージを膨らませてみてください。

 

※本記事は2025年12月に掲載されました。 

※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。 

※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

 

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アクセンチュアとBIG4はどっちが良い?結論と比較ポイントまとめ

転職活動でアクセンチュアとBIG4のどちらを選ぶべきか迷う人にとって、まず押さえるべきは「自分に合う方向性」を理解することです。

 

アクセンチュアは “多様な領域で技術を武器に変革を牽引するキャリア” を描きたい人に適しており、逆に “財務・リスク・会計という専門知見を深め、企業のガバナンスやM&A支援をするキャリア” を望む人にはBIG4が強みを発揮しやすいと言えます。

アクセンチュア=IT・テクノロジーに強い総合コンサル

アクセンチュア、総合コサルティングファームでありながら、特に IT・テクノロジー分野(クラウド、データ、AI など) に強みを持つ企業としての特徴が非常に際立っています。

 

アクセンチュアには、 AI/データサイエンス、クラウド、エンジニアリング、戦略コンサルティング、セキュリティなど、いわゆる「テクノロジー」とビジネス変革をつなぐ幅広い職種が用意されており、これは単なる戦略型コンサルや会計系コンサルとは異なる総合力の表れです。

具体的には、アクセンチュアの AIグループ は、データサイエンスや機械学習、統計モデリングなどを駆使して、クライアント企業の経営課題をデータとテクノロジーで解決する役割を担っています

 

また、生成AI時代に即した組織モデルを強化している点もアクセンチュアのテクノロジー力を示しています。

アクセンチュアはプレスリリースで、クラウドやデータ、AI を中核に事業領域を再構築する「成長モデルの刷新」を発表。生成AIを使ったソリューションの提供スピードを上げ、顧客の価値創出を加速する体制を整えています。(*1)

 

加えて、OpenWork上でも、アクセンチュアの企業文化は「ダイナミックかつ成果重視」「多様なバックグラウンドの人材が集まり、テクノロジーを軸とした大規模変革に取り組む」という声が多くあります。

中途入社の社員からは、戦略系プロジェクトにおいてシステム導入や開発を伴う案件が多く、技術とコンサルティングの融合した業務が当たり前のように存在するというコメントがあります。(*2)

 

さらに、テクノロジー・コンサルタント職(金融領域など)においては、金融機関向けのクラウド基盤構築、DX推進、将来のITアーキテクチャ設計などを担う役割があり、技術力をビジネスに直結させて変革を起こす実務があります。

 

まとめると、アクセンチュアは 単なる経営コンサルではなく、IT・テクノロジーを強く使って企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する総合コンサル です

 

AIやクラウド、データサイエンス、プラットフォーム戦略など、多様なテクノロジー領域での専門性を活かしてキャリアを築きたい人にとって、非常に魅力的な環境を提供しています。

BIG4=会計・リスク・アドバイザリーに強い

BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)は、単なるコンサルティング企業ではなく、会計・財務・リスク管理・M&A(アドバイザリー)領域における高い専門性を軸としたサービス提供を特徴としています。

 

これは、多くの企業が内部統制・ガバナンス強化、財務戦略の見直し、リスクマネジメントの高度化を求める時代において、BIG4が非常に強力なプレイヤーである理由です。

 

まず、アドバイザリー(FAS:ファイナンシャル・アドバイザリー)領域では、デロイト トーマツ コンサルティングなどがM&Aや企業価値評価、リスク評価を扱う大型案件を多数抱えており、OpenWork上でも「M&A案件が多く、ソリューション提案力と財務分析力が求められる環境」だという意見があります。
また、平均年収でもその専門性の高さが反映されており、デロイト トーマツ FASの平均年収は 約940万円(正社員303人のOpenWorkデータ)という報告があります。(*3)

 

次に PwCですが、OpenWorkによると平均年収は 1,094万円(175名の口コミベース)と非常に高く、アドバイザリーとしての報酬水準が高めに設定されていることがわかります。(*4)
社員からの声としては、「実力を認められ、手をあげれば自分のやりたいアドバイザリー領域に関われる」「心理的安全性がある」といったポジティブな評価がある一方で、「グローバル基準に合わせて評価制度が変わりやすい」「業績連動性が強いためインセンティブ重め」という指摘もあります。

 

KPMG FAS(ファイナンシャルアドバイザリー)もアドバイザリー領域で強みを持っており、OpenWorkの口コミでは「案件に対して一定の裁量を持てる」「上司との相談がしやすく、やりがいが感じられる」との声があります。ただし、一方で「情報蓄積が属人的」「顧客へのアクセスが部門や担当者によって偏りがある」といった構造的な課題も挙げられています。

また、KPMG FASの残業時間はかなり高めで、OpenWorkには月平均 57.3時間という記録もあります。この点は、リスク・M&A系のアドバイザリー案件はタイトなスケジュールで動くことが多いため、専門性志向のプロフェッショナルには「高報酬・高負荷」のトレードオフがある構造として受け止められています。(*5)

 

さらに、BIG4アドバイザリー系の強みは「企業の根幹に関わる意思決定支援ができる」点です。

財務デューデリジェンス、バリュエーション、統合計画などを通じて、企業買収やガバナンス戦略に深く関与することが可能であり、それゆえ高度な分析力・数理能力・財務知識・リスク感覚が求められるポジションが多く存在します。

 

総じて、BIG4の会計・アドバイザリー系ファームは、専門性を武器に企業の財務およびガバナンス領域で価値を創出するコンサルタントとしてのキャリアを構築したい人にとって極めて魅力的です。高い収益性とともに、ハイレベルな案件経験を積む機会があり、財務・監査・M&Aを軸とした専門キャリアを志向する転職者には有力な選択肢と言えるでしょう。

年収水準、案件タイプ、働き方、スキルの違いをざっくり比較

まず、アクセンチュアとBIG4(ここでは主にデロイト トーマツ コンサル、PwC コンサル、KPMG FAS/コンサルティングなどを想定)の 年収水準、案件タイプ、働き方、スキル要件 の違いを俯瞰した比較を下表にまとめ、その後に特徴を掘り下げます。

 

項目 アクセンチュア BIG4
年収水準 平均年収:約 864万円 PwC コンサル:約1,100万円
KPMG FAS:30歳で 約1,000万円超
案件タイプ DX・クラウド・AI・データ活用など技術 × ビジネス変革案件が中心 M&A、デューデリジェンス、財務・リスク管理など、会計・財務に特化したアドバイザリー案件
働き方・スキル 大規模長期プロジェクト中心。技術 × 戦略融合型で裁量大、負荷はプロジェクト次第 中〜短期プロジェクトが中心。財務・会計・リスク分析に特化した高専門性、案件は安定した構成

 

<各観点の深掘りポイント>

  • 年収水準の違い
    • アクセンチュアの平均年収(OpenWork ベース)は 864 万円というデータがあります。年収のレンジは非常に大きく、成果主義+役職+技術力に応じて大きく変動します。(*2)
    • 一方、BIG4 だと、PwCコンサルの例では年収1,100万円クラスとの給与報告があります。(*6)さらに、KPMG FAS(ファイナンシャルアドバイザリー)では、30歳で1,000万円を超える年収例があるというデータもあります。(*7)
    • つまり、年収だけで見ると アクセンチュアは安定して高いが、BIG4 の上位/中堅以上のポジションは非常に高いレンジを狙える という構造です。

 

  • 案件タイプの違い
    • アクセンチュアは、デジタル変革(DX)、クラウドやAI・データ活用を軸とした案件が強く、システム導入や業務プロセスの改善まで含めた総合的な変革支援が可能です。技術と戦略を組み合わせたプロジェクトが多く、経営戦略フェーズから実装フェーズまで関与するケースが多いようです。
    • 一方、BIG4(アドバイザリー系)は、M&A や企業価値評価、リスクマネジメント、財務統制、デューデリジェンスといった「財務・会計を深く扱う案件」が中心。これらは経営決定に直結するため、クライアント企業との関係性が強く、専門知識を駆使した分析・提案が多くなります。

 

  • 働き方の違い
    • アクセンチュアでは大きなプロジェクト/長期フェーズの仕事が多いため、リソース(エンジニア、コンサルタント)が混在。裁量が大きく、自分の技術スキルを活かしながら重要な意思決定に関われるが、その分業務量や負荷が高くなるフェーズもあるようです。
    • BIG4系アドバイザリーは、案件ごとの期間が比較的明確なものが多く、分析や調査に集中しやすい。短期~中期で案件をこなす構造が多いため、タイトなスケジュールで成果を出す必要がある一方、「数字を扱う専門家」としての働き方が体現されやすいようです。

 

  • スキル・専門性の違い
    • アクセンチュアは、クラウド、AI、データサイエンス、システムアーキテクチャ、開発力、ビジネス変革力などが求められます。技術スキルに強みがある人には非常にチャレンジングかつ成長機会が豊富な環境です。
    • BIG4は、会計・財務の知識(会計基準、財務分析、簿記)、M&A・バリュエーション、リスク管理、統制・ガバナンス、統合プロセス(PMI)など、ファイナンス専門家としてのスキルを鍛える機会が多いです。

 

総括:ざっくり比較をもとにした示唆

  • アクセンチュアを選ぶメリット:技術とビジネスの掛け算で成長でき、高年収+チャレンジングなプロジェクトが豊富。IT × 戦略コンサルを軸にしたキャリアを目指す人に非常に強力。
  • BIG4を選ぶメリット:会計・財務・リスクの専門性を高めながら、高報酬ポジションを目指せる。M&A やガバナンス分野のアドバイザリー経験を通じて、企業意思決定に深く関わりたい人にマッチ。

 

 

(*1)参照元:プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES(2025年12月時点)

(*2)参照元:アクセンチュア 「社員クチコミ」 就職・転職の採用企業リサーチ OpenWork(2025年12月時点)
(*3)参照元:デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の「年収・給与制度」 OpenWork(2025年12月時点)
(*4)参照元:PwCアドバイザリー合同会社の「年収・給与制度」 OpenWork(2025年12月時点)
(*5)参照元:KPMG FASと有限責任あずさ監査法人の比較 「社員クチコミ」 OpenWork(2025年12月時点)
(*6)参照元:PwCコンサルティング合同会社の「年収・給与制度」 OpenWork(2025年112月時点)
(*7)参照元:KPMG FASの「年収・給与制度」 OpenWork(2025年12月時点)

 

FAQ|アクセンチュアとBIG4に関するよくある質問

Q1:アクセンチュアとBIG4の違いは何ですか?

アクセンチュアはIT・テクノロジーを活用した総合コンサルティングに強く、DX(デジタルトランスフォーメーション)、クラウド導入、AI・データ活用など、技術とビジネス変革を組み合わせた案件が中心です。。一方、BIG4は会計・財務・リスク・M&Aアドバイザリーの専門領域が中心で、財務分析や企業価値評価、リスクマネジメントに強みがあります。短期〜中期の案件が多く、専門知識を活かした提案力や分析力が求められる点でアクセンチュアとは異なります。

Q2:未経験ならアクセンチュアとBIG4どっちが入りやすい?

未経験者の場合、アクセンチュアはITリテラシーや問題解決能力を証明できれば挑戦可能な一方、BIG4は財務・会計・監査の基礎知識や簿記資格の取得が有利で、専門知識を示すことが選考突破のポイントです。どちらも未経験や直接経験がなくても、学習・資格・プロジェクト経験を通じたスキル証明が重要となるようです。

Q3:年収が高いのはアクセンチュアとBIG4どっち?

OpenWorkによると、アクセンチュアの社員平均年収は約864万円であるのに対し、BIG4では、デロイト トーマツ コンサルティングのマネージャーで約1,267万円、アナリストで約591万円、PwCコンサルでは口コミで1,100万円超、KPMG FASでは30歳で1,000万円超の例があります。若手〜中堅のレンジで比較すると、BIG4は職位や専門性によって幅が広く、専門職でのキャリア構築が年収上昇に直結する傾向があります。

Q4:キャリアアップしやすいのはどっち?

アクセンチュアはDXやIT戦略案件の経験を積むことで、事業会社のIT部門や企画部門など幅広い転職先に対応可能です。一方のBIG4は、監査・財務・リスク領域での専門性が強く、FASや金融、M&A関連のキャリアに直結します。MBA進学や金融業界へのキャリア展開も多く、専門性の高さが市場価値を高める要因となります。

Q5:激務なのはアクセンチュア?BIG4?

両社ともプロジェクト型の業務で忙しさがありますが、性質が異なります。アクセンチュアは大規模・長期プロジェクトが多く、複数のチームや技術リソースと連携する必要があるため、「裁量は大きいが残業が多くなる」とOpenWorkで報告されています。それに対してBIG4は、中〜短期の分析・調査案件が中心で、繁忙期や決算期に集中する傾向があります。「案件の波がある」「給与上昇は緩やか」といった声もありますが、専門性を活かした働き方が可能です。どちらもワークライフバランスはプロジェクトや部門によって差があります。

まとめ|アクセンチュアとBIG4の違いを理解して最適なキャリア選択をしよう

アクセンチュアとBIG4は、いずれも高い専門性と市場価値を持つプロフェッショナル企業ですが、どちらが自身に合うかはご自身のスキルや専門性、キャリアパスなどによって変わってきます。

 

IT・テクノロジー領域の実務経験やDX案件の経験を重視するならアクセンチュア、会計・財務・リスク・M&Aの専門性を深めたいならBIG4が適しています。

 

また、アクセンチュアは大規模長期プロジェクトが中心で裁量が大きいと言われているのに対して、BIG4は中〜短期の分析・調査型プロジェクトが中心で専門性を活かした働き方が可能です。

これらの要素を総合的に比較することで、自分に最もフィットする職場環境を判断できます。

 

なお、コンサルへの転職を考えている方は、経験豊富なカウンセラーと手厚いサポートが魅力の大手ハイクラス転職エージェントであるsincereedにぜひ登録し、内定を目指してみてください。

 

 

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