書き方は大丈夫?履歴書作成時に陥るケアレスミス
応募書類として必要な履歴書。
社会人になり履歴書を書く機会は転職時のみで、あまり書き慣れていない方もいらっしゃるかと思います。基本的にはこれまでの学歴、職歴を羅列していくものですが、実はケアレスミスで不採用になってしまうケースもあるため注意が必要です。
実際の失敗例から気をつけなければいけないポイント、採用人事側が見ているポイントをご紹介していきます。
年数が合っていない
イージーミスの一つです。
大学入学卒業の年数や、複数回のご転職されている場合など、年数が足りない、空いてしまったなど、単純な入力ミスは意外とあります。インターネットのサイトで、ご自身の年齢を入力すれば高校、大学の入学卒業年をチェックできるサイトもありますので、そういったサイトも参考にしつつ誤りが無いようにしましょう。
もちろん、休学や留年、離職期間などがあれば年数は空きますが、しっかりとその理由も記載しておくことは必須となります。
企画職や営業やコンサルなどの職種など、フロントでクライアント企業への提案を行う職種の場合、「簡単なミスで機会損失を招く可能性がある」という印象を与えてしまい、優秀な経歴を持っていたとしても企業によっては不採用となってしまう場合もあります。
更新日が数ヶ月前
転職活動では1社のみ受ける、ということは稀です。総じて、志望する業界や業務特性が共通している企業を複数社受けるケースが大半ですが、転職活動自体が長期化してしまった場合、最初に書いた履歴書から修正せず、更新日付が数ヶ月以上前のままになってしまったまま応募してしまい書類NGになってしまうこともあります。
採用人事側としては、
他企業も受けてきて、受からないからとりあえず自社を受けた、
本気度が伝わらない、入社してもなあなあに仕事をするのではないか、
といった印象となってしまいます。
最低でも3ヶ月に一度は更新することを徹底しましょう。
年齢が間違っている
上記の更新日から陥る失敗例です。
転職活動していたら自分の誕生日を迎えていて、そのまま最初に作成した履歴書で応募してしまい、年齢が間違っていたという例です。
採用人事側に、
仕事を進める中で細かいところを気にしない人かもしれない
しっかりとコミットできないのかもしれない
といった印象を持たれてしまいます。
志望動機内容が他社向けのままになってしまっている
履歴書のファーマットによっては、「志望動機欄」が存在します。
この内容を、別の企業や業種向けに記載がされており、異なる企業、異業種であるにも関わらず、そのままにして提出してしまうケースがあります。
志望動機欄は1社1社変更すると労力もかかり、また中途採用における書類選考では「志望動機」を重視する企業は限られているので、志望動機欄は汎用的な内容にすることをおすすめします。
場合によっては、志望動機欄が無い履歴書フォーマットを利用しても良いと思います。
結婚しているのに配偶者なし
些細なことかもしれませんが、履歴書に配偶者なしと○をしているのに、面接で結婚している内容の話をして、書類が間違っていると指摘され不採用になってしまったケース。
面接においてプライベートなことは人事側は聞いてはいけないルールとなっていますが、自ら喋ってしまった例は違います。
採用人事側としては、
業務において個人判断で重要なことを報告書しないこともあるのでは、
しっかりと考えて行動することができないのでは
とマイナスに捉えられてしまいます。
まとめ
上記に挙げたミスは本当に些細なことで、企業によってはまったく気にしない、それ以上に職務経歴を重視するといった場合もありますが、こういったイージーミスで志望度の高い企業で不採用になってしまっては非常にもったないです。
特に自主応募で陥ってしまうことが多いお話ですが、そうならないためにも転職のプロである転職エージェントにサポートしてもらうことが一番良いでしょう。
第三者目線としてのチェックや、細かい内容における指摘もしてもらえます。企業に応じて何をアピールすればいいのか、履歴書だけでなく職務経歴書、さらには面接においてのアドバイスから内定後の給与交渉、入社日交渉など、ご自身では言いづらいことも代わりに行うためメリットは多いかと思います。
担当コンサルタント:南雲 亮
2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。