BIG4コンサルは第二新卒でも転職できる?
BIG4コンサルは新卒採用だけでなく、中途・第二新卒採用にも積極的です。
特に近年はDX需要やコンサル市場拡大に伴い、若手人材の確保が重要視されています。
まずはBIG4の全体像や、第二新卒が狙いやすい領域を整理しておきましょう。
BIG4コンサルとは
BIG4とは、世界4大会計事務所グループ(監査法人ネットワーク)を指し、日本では監査・税務・アドバイザリー・コンサルティング事業を展開しています。
| ファーム |
主な特徴 |
強み領域 |
| デロイト |
総合コンサル色が強い |
戦略、DX、SI、官公庁 |
| PwC |
グローバル案件が豊富 |
DX、リスク、財務 |
| EY |
戦略・変革案件に強み |
戦略、企業変革、M&A支援 |
| KPMG |
監査基盤が強い |
リスク、ガバナンス、IT監査 |
BIG4では「監査法人」「FAS」「コンサルティング部門」がそれぞれ独立しているケースが多く、仕事内容も異なります。
| 部門 |
主な業務 |
| 監査法人 |
会計監査、内部統制、リスク管理 |
| FAS |
M&A支援、企業再生、財務DD |
| コンサル |
戦略、業務改善、IT/DX支援 |
第二新卒層の場合、比較的未経験採用が多いのは以下の領域です。
- ITコンサル
- DX推進
- 業務改善
- リスクコンサル
- ERP導入支援
一方、戦略コンサルやFASは専門性が求められるため、難易度が高くなる傾向があります。
第二新卒採用が増えている理由
近年、BIG4各社では第二新卒採用を強化する傾向があります。
背景として大きいのが、コンサル市場全体の急拡大です。
経済産業省のDX推進政策や企業のIT投資増加により、コンサル需要は拡大しています。
一方で人材供給が追いついておらず、若手層の採用競争が激化しています。
特に第二新卒は、
- 柔軟性が高い
- 吸収力がある
- 企業文化に染まり切っていない
- 育成前提で採用しやすい
といった点が評価されやすいです。
また近年は、未経験歓迎ポジションも増えています。IT領域や
PMO支援では、必ずしも高度な専門知識よりも「論理性」「学習能力」「コミュニケーション能力」が重視されるケースがあります。
厚生労働省も若年層のキャリア形成支援を推進しており、企業側でもポテンシャル採用の考え方が広がっています。
第二新卒で採用されやすい人の特徴
BIG4コンサルでは、第二新卒であっても一定の素養が求められます。
特に重要視されやすいのは以下の3点です。
<論理的思考力>
コンサル業界では、課題整理や仮説構築が重要です。
そのため、
- 結論から話せる
- 根拠を整理できる
- 数字ベースで考えられる
といった論理性が評価されやすい傾向があります。
<成長意欲と素直さ>
第二新卒採用では即戦力性よりも「伸びしろ」が重視されます。
例えば、
- 自主的に学習している
- IT資格取得に取り組んでいる
- 改善提案経験がある
などは評価につながりやすいです。
<高いコミュニケーション能力>
コンサルはクライアントワークが中心です。
単なる会話力ではなく、
が重要になります。
特に第二新卒では、前職での成果規模よりも「再現性のある行動特性」が見られる傾向があります。
(*1)参照元:Our services(サービス一覧) | デロイト トーマツ グループ(2026年5月時点)
(*2)参照元:コンサルティングサービス | PwC Japanグループ(2026年5月時点)
(*3)参照元:EYのサービス | EY Japan(2026年5月時点)
(*4)参照元:サービス | KPMG Japan(2026年5月時点)
(*5)参照元:DXレポート2.2 | 経済産業省(2022年7月)
(*6)参照元:令和5年若年者雇用実態調査の概況 | 厚生労働省(2025年9月)
(*7)参照元:デロイトトーマツコンサルティングが求める人材像とは? | sincereed(2026年5月時点)
(*8)参照元:求める人物像/募集要項/選考情報 | PwC Japanグループ(2026年5月時点)
BIG4コンサルに第二新卒で転職するメリット
BIG4コンサルは転職難易度が高い一方で、キャリア面のリターンも大きい業界です。
特に20代前半で入社できると、その後の市場価値に大きな影響を与える可能性があります。
年収アップを狙いやすい
BIG4コンサルは、第二新卒でも比較的高水準の年収を狙いやすい業界です。
一般的に第二新卒層の年収は300〜450万円程度が中心ですが、BIG4ではポジション次第で500万円以上からスタートするケースもあります。
| 役職 |
想定年収 |
| ビジネスアナリスト |
570万円 |
| コンサルタント |
700〜800万円 |
| シニアコンサルタント |
850〜1,050万円 |
| マネージャー |
1,250〜1,500万円 |
| シニアマネージャー |
1,650〜2,000万円 |
| アソシエイトパートナー |
2,500〜3,500万円 |
| パートナー |
3,000万円〜1億円超(業績連動) |
もちろん配属部門や評価によって差はありますが、日系大手企業より昇給スピードが速い傾向があります。
特に外資系ファームでは成果主義色が強く、若手でも評価次第で昇進できる点が特徴です。
また残業代込みで年収水準が高くなるケースもあります。
近年は働き方改革も進んでいるものの、繁忙期は一定の残業が発生する傾向があります。
市場価値が大きく上がる
BIG4コンサル経験は、その後のキャリアにおいて強い武器になりやすいです。
理由として、以下のようなスキルが身につくためです。
- 課題解決力
- ロジカルシンキング
- 資料作成力
- プロジェクト推進力
- 経営視点
これらは多くの業界で汎用性があります。
そのため、BIG4経験者は将来的に、
- 事業会社の経営企画
- 外資系企業
- IT企業
- スタートアップ
- PEファンド
などへキャリアを広げやすい傾向があります。
特にDX経験やERP導入経験は、近年の転職市場で需要が高まっています。(*10)
成長環境が圧倒的に整っている
BIG4は教育投資が大きい点も特徴です。
各社とも研修制度が充実しており、
- ロジカルシンキング
- 財務会計
- IT知識
- プレゼンテーション
- プロジェクト管理
などを体系的に学べる環境があります。
また、優秀な人材が集まりやすいため、周囲から刺激を受けやすい環境でもあります。
第二新卒層では「若いうちに成長環境へ飛び込みたい」という理由でBIG4を志望する人も多いです。
さらに若手から裁量を持たされるケースも多く、早期成長につながりやすい特徴があります。
(*9)参照元:KPMGコンサルティングの「年収・給与制度」|OpenWork(2024年8月)
(*10)参照元:コンサルとは?仕事内容・年収・向いている人をわかりやすく解説 | sincereed(2025年11月)
BIG4コンサルに第二新卒で転職するデメリット
BIG4コンサルは魅力的なキャリアである一方、厳しい環境でもあります。
入社後のギャップを防ぐためにも、デメリット面を理解しておくことが重要です。
業務量が多くハードになりやすい
BIG4コンサルは、一般的に業務量が多い業界として知られています。
特に以下のようなタイミングでは繁忙化しやすいです。
- プロジェクト納期前
- システムリリース前
- 監査繁忙期
- M&A案件進行時
クライアントワーク中心のため、顧客都合でスケジュールが動くケースも少なくありません。
近年は働き方改革の影響で改善傾向もありますが、依然として高いパフォーマンスが求められる環境です。
特に未経験で入社した場合は、キャッチアップのために自主学習時間も必要になりやすいです。
一方で、部署によって働き方には差があります。例えばIT導入系では比較的長時間労働になりやすく、リスク管理系では比較的安定しているケースもあります。(*11)
成果主義でプレッシャーが大きい
BIG4では成果主義文化が強い傾向があります。
評価では、
- プロジェクト貢献度
- クライアント評価
- アウトプット品質
- チーム貢献
などが総合的に見られます。
そのため、「年功序列でゆっくり成長したい」というタイプには合わない可能性があります。
また、常に学び続ける姿勢も求められます。IT・会計・業界知識など、継続的なインプットが必要です。
向いていない人の特徴としては、以下が挙げられます。
- 指示待ち傾向が強い
- 変化を嫌う
- 学習意欲が低い
- ストレス耐性が低い
特に第二新卒では、前職とのカルチャーギャップに苦しむケースもあります。(*12)
選考難易度が高い
BIG4コンサルは第二新卒歓迎の求人も増えていますが、依然として人気企業であり、選考難易度は高い傾向があります。
特に以下の点でハードルを感じる人は少なくありません。
- 応募者数が多い
- 面接回数が多い
- ケース面接がある
- 論理性を重視される
一般的な事業会社と異なり、「なぜその結論になるのか」を深掘りされやすい点が特徴です。
また、BIG4ではケース面接やフェルミ推定を実施する場合があります。
例えば、
- 日本のコンビニ市場規模を推定してください
- 売上改善施策を提案してください
など、正解のない問いに対する思考プロセスが見られます。
ただし、学歴だけで合否が決まるわけではありません。
もちろん一定以上の学歴層が多い傾向はありますが、第二新卒では、
- 成長ポテンシャル
- 地頭
- コミュニケーション力
- 行動力
を重視するケースも多く、未経験から内定を獲得する人もいます。
特にIT・DX領域では、人材不足を背景に門戸が広がっている傾向があります。(*13)
(*11)参照元:KPMGコンサルティングの「退職検討理由」|OpenWork(2026年5月時点)
(*12)参照元:EYストラテジー・アンド・コンサルティングの「退職検討理由」|OpenWork(2026年5月時点)
(*13)参照元:中途採用でコンサルタントへ転職!転職するのは難しい?転職難易度は? | sincereed(2025年7月)
sincereedを使ってBIG4コンサルに転職
sincereedは、大企業への転職支援に特化したハイクラス転職エージェントです。
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BIG4コンサル第二新卒の選考対策
BIG4コンサルへの転職では、事前準備の質が結果を大きく左右します。
第二新卒の場合は即戦力性よりも「ポテンシャル」が重視されるため、伝え方次第で十分に内定を狙えます。
書類選考で見られるポイント
BIG4では職務経歴書の完成度が非常に重要です。
第二新卒の場合、職歴の長さよりも、
- どんな課題に向き合ったか
- どのように改善したか
- 何を学んだか
が見られます。
例えば営業職であれば、
| NG例 |
OK例 |
| 営業を担当 |
法人営業として課題ヒアリングを実施し提案改善 |
| 接客業務を経験 |
顧客満足度向上施策を提案・実行 |
のように、「考えて行動した経験」を整理することが重要です。
また、志望動機では「なぜコンサルなのか」が重視されます。
単に、
だけでは弱く、
- 課題解決業務に興味がある
- DX支援に携わりたい
- 幅広い業界知識を身につけたい
など、業務理解を含めて伝える必要があります。
退職理由についても、ネガティブな不満だけでは評価されにくいです。
例えば、
- より成長環境を求めたい
- 若いうちに専門性を高めたい
- より大規模案件に関わりたい
など、前向きな転職理由に整理することが重要です。(*14)
面接でよく聞かれる質問
BIG4コンサルの面接では、論理性と一貫性が重視されます。
特によく聞かれる質問は以下です。
<なぜ第二新卒で転職するのか>
短期離職リスクを確認するため、多くの企業で深掘りされます。
重要なのは、
- 現職で何を学んだか
- なぜ次の環境が必要なのか
- キャリアにどうつながるのか
を整理することです。
<なぜBIG4コンサルなのか>
ここでは企業理解が問われます。
例えば、
- Deloitteは総合DXに強い
- PwCはグローバル案件が多い
- EYは戦略・変革案件が強い
- KPMGはリスク・ガバナンス領域が強い
など、各社の特徴を理解しておく必要があります。
<将来のキャリアプラン>
BIG4では「成長意欲」が重視されるため、中長期視点も確認されます。
ただし、無理に壮大なキャリアを語る必要はありません。
- コンサルスキルを高めたい
- 業務改革経験を積みたい
- IT/DX知識を強化したい
など、具体性が重要です。(*15)
内定率を上げる準備
BIG4転職では、情報収集量が重要です。
特にケース面接対策は早めに始める必要があります。
代表的な対策としては、
- フレームワーク学習
- フェルミ推定練習
- 模擬面接
- ケース問題集演習
などがあります。
また、OB訪問や説明会参加も有効です。
現場社員の話を聞くことで、
を把握しやすくなります。
さらに、転職エージェントを活用することで、
などの支援を受けられる場合があります。
特にBIG4は面接対策の情報量が重要なため、コンサル特化エージェントの活用メリットは大きいです。
(*14)参照元:BIG4コンサルの転職難易度はどれくらい?最難関ファーム比較・採用基準・対策を徹底解説 | sincereed(2026年1月)
(*15)参照元:コンサルティング転職の完全ガイド|未経験でも狙える年収・企業選び・面接対策を徹底解説 | sincereed(2025年11月)
よくある質問
BIG4コンサルへの第二新卒転職では、多くの人が共通した不安を抱えています。
ここでは特によくある質問を整理して解説します。
Q.big4コンサルには第二新卒でも未経験から転職できますか?
可能です。特にIT・DX・リスク管理・PMO領域では、未経験歓迎求人もあります。
ただし、完全未経験でも、論理的思考力や学習意欲、コミュニケーション能力は求められます。また、資格取得やIT学習など、自主的な努力を示せると評価されやすいです。
Q. BIG4コンサルは第二新卒だと何年目まで応募できますか?
一般的には社会人1〜3年目程度が第二新卒扱いされやすいです。ただし企業によって定義は異なります。4〜5年目でも若手ポテンシャル採用枠に応募できるケースもあります。重要なのは年数よりも「若手育成枠に合致するか」です。
Q. BIG4コンサルに学歴フィルターはありますか?
一定以上の学歴層が多い傾向はあります。ただし、第二新卒では学歴のみで決まるわけではありません。特に近年は、IT人材不足やDX需要拡大、若手採用強化を背景に、ポテンシャル重視採用も増えています。実務経験や思考力が評価されるケースも多いです。
Q. 第二新卒でBIG4コンサルに入ると年収はどれくらいですか?
配属部門によりますが、500〜700万円前後が一つの目安になるケースがあります。ただし、残業時間や評価、部門、英語力によって差があります。FASや戦略系では高年収になりやすい一方、難易度も高い傾向があります。
Q. BIG4コンサルに向いている人・向いていない人は?
向いている人は、成長意欲が高い、学習を継続できる、論理的思考が得意、変化に柔軟といった特徴があります。一方で、ワークライフバランス最優先、指示待ち傾向、安定志向が強い場合はミスマッチになる可能性があります。
まとめ
BIG4コンサルは難易度の高い転職先ですが、第二新卒でも十分にチャンスがあります。
特に近年はDX需要拡大を背景に、若手ポテンシャル採用を強化する傾向があります。
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