
東芝の評判・口コミを徹底解説!転職希望者必見のリアルな声
株式会社 東芝(Toshiba Corporation)は、日本を代表する総合電機メーカーの一つです。1875年に創業した歴史ある企業でありながら、近年では事業の多角化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、転職市場でも注目される企業の一つです。
本記事では、東芝の評判・口コミを中心に、その実態を詳しく解説します。転職を考えている方にとって、リアルな情報を得るための参考になれば幸いです。
※記事の内容には弊社の見解を含みます。
東芝の評判・口コミをチェック!
東芝の評判について、特に公平性を重視し、ポジティブな口コミとネガティブな口コミの両方をまとめました。ただし、大企業ということもあり「事業所や部門によって文化や職場環境は異なるため、一概に語ることは難しい」という声も多いため、あくまで参考までにご覧ください。各口コミサイトを参考にまとめています。
企業文化
“非常にしっかりとした組織体制、企業文化。流石100年以上の歴史がある企業だけあると強く感じた。官僚的な社風と書かれることもあるが、 実際に働いてみると非常にフラットな組織体制、企業文化と感じる機会も多い。同じ部署で業務に困っている人が見受けられると、周りのメンバーが気を使って助け合うような企業文化も強かったと感じている。”
(営業 / 在籍5〜10年 / 男性)
“社員を大切にする会社だと思う。若手
を頑張って育てようとする文化もあり、なんだかんだでみんなこのブランドに誇りを持っている。ほとんどの社員が終身雇用を前提に考えている。”
(エンジニア / 在籍3〜5年 / 男性)
“伝統的な日本企業といった文化ですが、頑張って現代社会にふさわしい新しい企業文化に変えていこうという努力を強く感じます。“
(事務 / 3〜5年 / 女性)
“よくも悪くも古くお堅い会社。全盛期が昭和なのでその時代に入社した人材は優秀。年功序列で優秀な若手でも活躍するまでに15年から20年は見ておかないといけない”
(エンジニア / 在籍3〜5年 / 男性)
“BtoBメーカーであるので硬い社風である。しっかりと根回しを進めておかないと、仕事が進められないことがある。若手社員などは誰が社内のキーマンであるのかわからずに、立ち回りに苦労することはあるかもしれない。30〜45歳の中堅層が少ないため、若手とシニア層の間でコミュニケーションがうまくいかないことがある。仲介役となる年齢層がいないため ジェネレーションギャップが大きいと思われる。”
(企画 / 在籍3年未満 / 男性)
東芝の企業文化は、安定性と助け合いの精神に支えられた良好な環境がある一方で、年功序列の影響や若手の出世スピードの遅さ、世代間のギャップといった課題が存在します。そのため、「勢い < 堅実」の方が性に合っている方、じっくり成長していきたい方にマッチした会社と言えるでしょう。
働きがい / 成長
“手を挙げれば何でも挑戦できる環境がある。主任クラスでも客先折衝、人員、設計、工程、コスト、品質、取引先等かなりの裁量を持ってプロジェクトに関われる。例えば必要があれば研究所で新技術の開発に携わることも可能。新製品の提案やプロジェクトへの適用なども可能。自由度が高く、人によってプロジェクトへの貢献度や関わり方が大きく異なる。”
(インフラ開発 / 在籍10〜15年 / 男性)
“基本的には OJT で業務を覚えていくことになる。そのため、すでに社内で蓄積されていない知見を獲得する際には自発的に学ぶ必要がある。展示会や勉強会に行きたい、主催したいと上司に伝えれば難なく許可される。 自ら成長しようとする若者には寛容な社風ではある。ただし 20代がすぐに活躍できる環境ではないため、学んだことをすぐにアウトプットにつなげられるかは未知である。副業が解禁されているため、副業を通じたキャリア開発をしている若手社員もいる。”
(企画 / 在籍3年未満 / 男性)
“大きな会社であるため、業務そのものは細分化され、また社内説明に時間が必要のため、ダイナミズムには欠ける傾向にある。一方で大きな事業に関わっているという意味での満足感は感じられる可能性は高い。働く側の価値観によって感じ方はだいぶ違ってくるのではないか。成長については、知識豊富な人材が多く、社内の人材に学ぶことは多いが、必須のキャリアプログラムとしてはそれほど多いわけではない。”
(事務 / 在籍20年以上 / 女性)
“インフラを支えているという認識や やりがいを感じるケースは少なかった。担当している発電所でトラブルが起き泊まった時は、徹夜で対応をして顧客からは感謝をされたが、それのために今後やっていきたいとは思えなかった。”
(営業 / 在籍5〜10年 / 男性)
東芝では、手を挙げれば多くの挑戦ができる自由度の高い環境が整っており、自ら学び、成長したい人にとっては大きなチャンスがあると言えます。一方で、若手がすぐに活躍できる環境ではなく、組織の大きさゆえに業務の細分化や意思決定の遅さが課題として挙げられています。そのため、企業文化と重なりますが「スピード感よりも、じっくり経験を積んで成長したい」人には向いている職場といえるでしょう。
入社後のギャップ
“入社理由:脱炭素関連技術に携わる仕事がしたかったため。研究開発とビジネスの両方の側面で力を発揮できる人材に成長したかった。
入社後のギャップ:実際に注力し始めている脱炭素技術の種類の多様さにおいては国内トップクラスの企業であると思う。2024年の経営方針では DX と脱炭素の2点を主軸に企業イメージを高める戦略を取ろうとしている。一方で ビジネスを学ぶという入社目的は達成されていない。社内の情報共有が悪く、研究開発を行っている一個人としては事業全体を俯瞰することが不可能である。”
(研究開発 / 在籍3年未満 / 男性)
“一番の入社理由は、職種別採用を行っておりスペシャリストを目指せる環境だったため。基本的に採用された部門で退職まで一貫して働くことになる。ただキャリアチャレンジという制度も存在し、研究職から営業職など他の職種にチャレンジできる制度もある。この制度は形だけではなく結構使われている印象。
入社後のギャップ:今の環境におおむね満足している。ただ今になって色々な職種を経験してみたいという思いも強まっているため、本当にこの分野で極めていきたいのか、入社前にしっかり自己分析した方がいいかもしれない。”
(コーポレート / 在籍3年未満 / 男性)
東芝には最先端の技術に携われる魅力を感じて入社する社員が多いようです。特に、最近では脱炭素技術やDXなど、成長分野における事業展開に期待を持って入社する人もおり、その点に関しては入社後のギャップもないとのことでした。また、スペシャリストとして専門性を伸ばす環境があると同時に、キャリアチャレンジ制度を用いれば幅広いキャリア選択も実現できるという魅力もあるようです。一方で、大企業であるがゆえかとは思いますが、情報共有が十分でなく事業全体の動きを把握しにくく、ビジネススキルをあげたいという面ではギャップが発生することもありそうです。今後の発展が期待されます。
ワークライフバランス
“有給を取ることに関しては非常に寛容で、非常に取りやすいと思う。バランスがとれるかどうかは部署の忙しさ、自身の担当業務の性質、周りの環境等によって決まると思う。”
(営業 / 在籍3〜5年 / 男性)
“部署によるだろうが、自分のいる部門は平日は帰って寝るだけ。土日は基本的に休める。 有給申請 却下されることはないが、そもそも業務が多いためなかなか 申請できない”
(開発 / 在籍3〜5年 / 男性)
“フレックスタイム制や在宅勤務制度は整備されており、使用している人も多数いる。年休も初年度から20日ほど付与され、PC申請で取得可能で取得しやすい職場ではないかと思う。”
(事務 / 在籍3〜5年 / 男性)
東芝のワークライフバランスは、有給休暇の取得しやすさや柔軟な勤務制度の整備が進んでいる点で高く評価されています。一方で、業務量の多さや部署ごとの違いによって、実際にバランスを取れるかどうかは環境次第という側面もあります。そのため、ワークライフバランスを重視する方は自分が配属されるチームの状況について、事前に調査しておくとよいでしょう。
女性の働きやすさ
“育児への理解がきちんとされている。休暇、遅刻、早退で嫌な扱いをされているのを見たことはない。男性の育児休暇もあるが、男性も同様だと思う。ただし、これは最近になってからこのような風潮になった様子。”
(技術 / 在籍10〜15年 / 女性)
“男性女性と分け隔てなく働ける印象で、男性も育児休憩を取る例もある。また、部署によっては在宅勤務も多く利用できる。”
(経理 / 在籍15〜20年 / 女性)
“各種休暇制度や休職制度が充実しており、働くのには居心地は良いかもしれない。しかし 管理職にはまだまだ女性は少ない。これからここは変わっていくところだと思う。”
(営業 / 在籍20年以上 / 男性)
“スタッフ部門は女性比率を上げようとしていることが強く伺える。どうしても技術系だと そもそもの女性比率が少ないため、まずは文理問わないスタッフ部門から女性比率の改善を試みている。働き方に関しても、リモートワークが浸透しており、子育て中の女性も安心して働けると思う。10数年前と比較して、無駄な残業は減っていると思われるので、長時間労働も是正されていると考えられる。”
(企画 / 在籍3年未満 / 男性)
東芝では育児に対する理解が進んでおり、男性・女性問わず育児休暇を取得しやすい環境が整いつつあります。各種休暇制度や在宅勤務の利用も進んでおり、特にスタッフ部門では女性比率を向上させる取り組みが見られます。一方で、管理職の女性比率は依然として低く、技術系部門では女性の割合が少ないのが現状です。ただし、近年の働き方改革により、無駄な残業の削減や長時間労働の是正も進んでおり、女性に限らず以前と比べてより働きやすい環境へと変化しているといえるでしょう。
東芝とは?企業概要と基本情報
企業概要
会社名 | 株式会社東芝(TOSHIBA CORPORATION) |
設立 | 1875年 |
本社所在地 | 東京都港区芝浦1丁目1番1号 |
資本金 | 2,014億4,900万円(2025年2月時点) |
従業員数(連結) | 105,331名(2025年2月時点) |
代表者 | 島田 太郎(代表執行役社長) |
公式サイト | https://www.global.toshiba/ |
出典元:東芝公式サイト:https://www.global.toshiba/jp/top.html(2025年2月)
株式会社 東芝(Toshiba Corporation)は、日本を代表する総合電機メーカーの一つです。1875年に創業し、長い歴史を持つ同社は、エネルギー、インフラ、デバイス、デジタルソリューションなど、多岐にわたる事業を展開しています。
事業内容
東芝の主な事業領域は以下の通りです。
- エネルギー事業(原子力・再生可能エネルギーなど)
- インフラ事業(鉄道、上下水道管理システムなど)
- デバイス事業(半導体、ストレージデバイスなど)
- デジタルソリューション事業(IoT、AI技術を活用したソリューション)
出典元:東芝公式サイト:https://www.global.toshiba/jp/top.html(2025年2月)
より詳しい事業内容については、こちらの記事でも紹介していますので併せてご覧ください!