書類通過率を上げる職務経歴書の書き方
2022/06/21

書類通過率を上げる職務経歴書の書き方

実際に書こうと思うと何から書いていけばいいのか、どのようなことを書けばいいのか迷ってしまう職務経歴書。少し難しく考えてしまいがちですが、職務経歴書は企業側に「面接で話してみたい!」と思っていただくことが1番のポイントです。

そのために何を書けばいいのか順に見ていきましょう。

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そもそも職務経歴書とは

職務経歴書は履歴書とは異なり、より詳細にあなたがこれまで成果をだしてきた仕事をプレゼンテーションする書類です。

手がけてきた仕事や、経験してきたこと、得られたスキル、実績など具体的な内容を書いていきます。

ただ羅列するのではなく、時系列ごとにまとめていくと見やすいでしょう。

 

職務経歴書の書き方

特に決まりはありませんが、ある程度フォーマットに則ったものが好ましいです。

上から、

タイトル、名前、日付

職務要約

自身の強み・スキル

職務経歴

具体的な業務内容・経験

所属組織の規模や・組織内での役割や職位

成果・実績(定量・定性)

資格

自己PR

志望動機(任意)

を書いていきます。

職務経歴は基本的には直近の経験順に記載する方がベターです。 第二新卒層の方など、職歴がまだ浅い方は入社時からの時系列に沿って記載しても問題ございません。

 

書くためのポイント

キャリアの棚卸しと実績の振り返り

まずは書き始める前に、自身のキャリアの棚卸しをしましょう。アピールポイントを見つけるために、これまでどのような経験を積んできたのかメモ書きしていくといいでしょう。

さらに成果、実績がある場合にはなるべく定量的に数字を出した方が効果的です。営業職であれば目標○○、実績○○で○○%アップ、営業成績社内○位などや、企画職であればプロジェクトで○○%業績アップなど書くとベターかと思います。成果が見えにくい管理部門の方は、例えば業務オペレーション改善や、コスト削減、業務効率など定性的な点やスキルベースで書いていくといいでしょう。

 

応募企業・ポジションの理解を深める

応募先企業の情報収集や、応募職種の理解は必須になります。わからないままですと、自身のキャリアと応募先企業が求める経験のギャップを埋められません。キャリアチェンジの場合はもちろんですが、同じ職種でも企業規模やビジネス環境に違いがあるかもしれません。このインプットは面接時にも役立つことなので必ず行いましょう。

転職エージェントでは、ある程度業界に分けた職務経歴書を用意するようにアドバイスをしています。サポートしてもらう場合には、この辺りを確認してみると良いでしょう。

 

応募ポジションとの親和性

これまでの成果、経験が応募先企業のポジションでどう活きるのか、応募先ポジションで求められているスキル、経験から自身のキャリアの親和性の高さを伝える必要があります。

冒頭にもお伝えしましたが職務経歴書は現場採用部門・人事側へのアピールです。

例えば老舗メーカーの企画職としてBtoBのビジネスに携わってきた方が、BtoCのデジタル関連のメガベンチャーへ転職したいとき、業態では親和性がありません。これまでの仕事内容を羅列するだけでは、不採用になってしまう可能性が高いです。

これまでの業務内容から活かせる経験、スキル、を応募先ポジションとの親和性を考えながら、論理的に書かなければいけません。

 

志望動機は書くべき?

特に求められていない場合には書く必要はありません。転職エージェントに相談しているのであれば応募企業ごとに相談した方がいいでしょう。

書いた方がいいのでは?と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、指定されていない限りは転職理由や志望動機などのキャリアプランに関することは面接で詳細を確認するケースが多いため、必須ではありません。志望動機を求められている場合には別途違う書面(wordなど)で書く方がベターです。

書くことでプラスになることもありますが、逆にうまく書けないとマイナスになってしまうこともありますし、複数企業を応募する場合は手間もかかりますので、エージェントと相談しながら進めてみてください。

 

職務経歴書は何枚以内にするべき?

ご経験の年次や経験企業数にもよりますが、概ね2~3枚、多くとも4枚以内がベターです。

書類選考官も日々多くの書類に目を通しますので、多すぎると全て読まれないことと、何より「要約する論理的スキル」に劣っている印象を持たれてしまう可能性もあります。

応募先企業との親和性でアピールしたい職歴部分は内容を厚くし、そうでない部分は省略して記載するなど、工夫をして2~3枚以内に収めてみましょう。

 

職務経歴書にこだわり過ぎないことも大事

応募先企業の内定を得るために職務経歴書は非常に大事な書類であることを説明してきましたが、一方で「職務経歴書にこだわり過ぎるあまり時間が経過し、応募先企業の応募が締め切られてしまった」という事が起きないように作成期間は注意しましょう。

中途採用は新卒一括採用と異なり、日々面接が行われ、先着順で採用が決まっていきます。

ある程度の応募量になると、一旦求人募集をストップすることも多いため、作成にかける時間と応募タイミングはバランスを持って仕上げていきましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。職務経歴書は全ての内容で応募先企業との整合性が取れている必要があります。

職務概要、自身の強み、経歴、志望動機(求められている場合のみ)のセクションまで、同じロジックでなければいけません。

書き終わった後もご自身で採用人事になったつもりで見直していきましょう。

さらに職務経歴書の意味は書類選考だけに留まりません。その後の面接にも影響します。

自身のキャリアの棚卸し、企業理解、応募ポジションの理解、自身との親和性、入社後に役に立てる点、など。面接官は職務経歴書を基に問答を行いますので、断片的ではなく一貫性を持って答えることができるでしょう。

職務経歴書とは違う内容を面接で答えてしまうとその場凌ぎの人だと思われるため注意が必要です。面接対策については、○○でもご紹介していますので是非ご覧下さい。

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担当コンサルタント:南雲 亮

南雲 亮

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。

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