
中途採用で営業へ転職!転職するのは難しい?転職難易度は?
営業職は「未経験からでも挑戦しやすい」と言われる一方で、「ノルマがきつい」「転職難易度が高そう」といったイメージも根強くあります。では実際、営業職への転職は本当に難しいのでしょうか?経験者と未経験者ではどう違い、求人はどんな業界に多く、どんなスキルが求められるのでしょうか?
本記事では、営業職の仕事内容から転職の難易度、未経験での挑戦可否、求人の探し方、年収事情、必要なスキル、そして転職成功のコツまでを網羅的に解説。キャリアチェンジを検討するあなたが、営業職というフィールドで自分らしい働き方やキャリアを実現できるよう、企業サイトや公的機関の信頼できる情報をもとに丁寧にご紹介します。
「自分に営業が向いているか分からない」「どの業界を選べばいい?」「年収を上げるにはどうすれば?」──そんな疑問をお持ちの方に、確かなヒントと実践的なアドバイスをお届けします。
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営業職の仕事内容とは?
営業への転職でまず把握すべきは、営業職の仕事そのものです。営業職とは、自社商品・サービスを提案・契約することで、企業・顧客の課題を解決する職種。具体的な業務フローは一般的に以下の通りです。
1)リスト作成・顧客調査:営業先をリストアップし、企業や顧客のニーズ・課題分析を行います。
2)アポイント獲得・顧客訪問/商談:電話やメールでアポを取り、企業・個人顧客へ訪問し、要望や課題を丁寧にヒアリングします。
3)提案・資料作成:顧客課題に応じた解決策を企画し、見積書や契約書などを伴いながら資料を提示します。
4)契約・受注:価格や条件交渉を経て契約を締結します。
5)アフターフォロー・リピート対応:納品後のフォローを通じて信頼関係を構築し、新商品や別サービスの提案などで関係を深めます。
営業職にはいくつかの種類があります。まず“相手先”により大きく2つに分かれます。
・法人営業(BtoB):企業・自治体などを相手に、大型案件や業務ソリューションなどを提案 。
・個人営業(BtoC):保険・不動産など、消費者一人ひとりを相手に販売・契約を行います 。
また“営業手法”による分類としては以下のように分かれます。
・新規開拓営業:見込みのない潜在顧客に対し、テレアポ・飛び込み・セミナーなどでアプローチ。
・ルート営業:既存の顧客に定期訪問し、深耕営業やアップセル・クロスセルを通じて契約を維持・拡大。
・インサイドセールス:電話・メール・チャット・Webなどで内勤による営業活動を行い、商談化を支援。
・テレアポ・飛び込み営業:電話や突然訪問で新規顧客接点を開拓します。
これらの役割は企業・業界により分業化が進んでおり、営業職の志向やスキルによって選ぶべき職種が変わります。また、訪問営業は対面での信頼構築が重要であり、インサイドセールスは効率やリードナーチャリング力が求められるなど、成果が異なるスキルセットにつながります。
営業職の転職難易度は高い?
営業職は、転職市場において常に高い需要がある人気職種です。しかし一方で、転職難易度は「営業経験の有無」により大きく異なるという現実もあります。ここでは、営業職への転職を成功させるために知っておきたい3つの視点について解説します。
経験者と未経験者で異なるハードル
営業経験者にとっては、即戦力としての需要が非常に高く、転職市場でも有利に働きます。特に法人営業やIT・SaaS・コンサルなどの「無形商材」を扱った経験は高く評価され、好条件のオファーを得られる可能性も高いとされています。
一方、未経験者の場合は、「やる気」や「ポテンシャル」が重視されるため、自己PRや志望動機に説得力が必要です。DODAのマーケットガイドによれば、営業職は未経験可の求人が一定数あるものの、社会人としての基礎力やコミュニケーション力が問われるため、誰でも容易に転職できるというわけではありません。
売上目標・ノルマに耐えられるかが評価ポイント
営業職の特徴のひとつは、売上目標(ノルマ)が明確に設定される点です。多くの企業ではこの数値目標を達成できるかどうかを重要な評価基準としています。実際、マイナビエージェントの調査でも、営業職で活躍するためには「数値への意識」「粘り強さ」「自律的な行動」が必須とされています。
ノルマにプレッシャーを感じて離職してしまうケースも少なくないため、企業側も面接段階で「ストレス耐性」や「数字に対する意識」を重視する傾向があります。特に未経験者には、入社後にこの環境で継続的に成果を出せるかどうかを見極めようとします。
転職市場における営業職のポジションとニーズ
DODAによると、営業職は職種別求人比率で常に上位に位置しており、2024年時点でも安定したニーズが継続しています。特に「法人営業」「IT系営業」「人材・不動産・保険業界」での採用が活発であり、企業の成長を支える重要な役割として位置づけられています。
また、マイナビ転職の調査でも、営業職は「成果主義」の文化が強く、自身の努力が報酬や評価に直結しやすいため、キャリアアップや年収向上を目指す転職者にとって魅力的な職種であるとされています。
営業職の転職は、経験者にとっては追い風が吹いている一方、未経験者には一定の準備と覚悟が求められます。ただし、自己成長を重視し、成果にこだわる姿勢がある人には、多くのチャンスが広がっているのも事実です。事前に業界や企業のスタイルをよく研究し、自分に合った営業スタイルを見極めたうえで転職活動を進めることが成功への近道です。
未経験から営業職に転職できる?
営業職は、未経験からでも挑戦しやすい数少ない職種のひとつです。特に「人と接する仕事が好き」「話すことが得意」という方には向いており、実際に他業界からの転職例も豊富にあります。ここでは、未経験者でも営業職にチャレンジできる理由と、必要とされるスキルやマインドについて解説します。
未経験歓迎の求人が多い理由
営業職には常に一定の人材ニーズがあり、企業によってはポテンシャル重視で人柄を評価する採用を行っています。特に人材、IT、不動産、保険などの業界では、新卒・中途問わず営業職の採用が活発です。営業という仕事は「人間力」が成果に直結する場面も多いため、経験よりも意欲や姿勢を重視する企業が増えているのが実情です。
活かせるスキル(接客経験・対人スキルなど)
未経験でも活かせるスキルは多数あります。たとえば以下のようなスキルが営業職で高く評価されます。
・接客・販売経験:店舗やサービス業で培った「お客様の気持ちに寄り添う力」は営業現場で重宝されます。
・対人スキル:円滑なコミュニケーション力、ヒアリング力、信頼構築力は営業の基盤。
・問題解決型の思考:顧客課題に対して最適な提案を行う姿勢は、業界問わず重視されます。
特に「聞き上手」「提案上手」なタイプの方は、未経験でもスムーズに営業現場に適応できる傾向にあります。
企業が未経験者に求めることとは
企業が未経験者に期待しているのは、何よりも「学習意欲」と「継続力」です。営業は試行錯誤の連続であり、最初からうまくいくことばかりではありません。そのため、
・失敗を恐れず挑戦できるメンタリティ
・素直さとフィードバックを受け入れる柔軟性
・数字や結果に対する意識
といった資質が重視されます。特に入社後の研修制度やOJTが整っている企業では、未経験者でも着実にスキルを身につけ、成果を出せる環境が用意されています。
未経験からの営業職転職は、正しい準備と自己理解があれば十分に可能です。過去の経験を棚卸しし、営業職にどう活かせるかを言語化することが転職成功への第一歩となります。人と関わることに喜びを感じる方にとって、営業職はやりがいの大きいフィールドです。
営業職の求人の特徴と探し方
営業職は多くの業界で常に需要があり、求人件数も非常に豊富です。しかし、求人票の読み解き方や業界ごとの特徴を把握していないと、自分に合わない環境に入ってしまうことも。ここでは、営業職の求人を探すうえで知っておきたいポイントを解説します。
営業求人が多い業界(IT、不動産、人材、保険など)
営業職はほぼすべての業界に存在しますが、特にIT、不動産、人材、保険といった業界では求人数が多く、常に採用が活発に行われています。
・IT業界ではSaaSやDX推進に伴う法人営業が主流。成長産業でありインセンティブも豊富。
・不動産業界は個人営業が多く、高額商品を扱うため報酬体系が実力主義。
・人材業界では法人・個人両方を対象にし、企業と求職者のマッチングを担います。
・保険業界はライフプラン提案型の営業が多く、営業未経験者でも研修制度が充実。
求人票で注目すべきポイント(勤務地・年収・インセンティブ制度など)
営業職の求人票を見るときは、基本給だけでなく、インセンティブ制度や手当、勤務地、転勤の有無、固定残業代の内訳などにも注目しましょう。たとえば「高年収」を謳っていても、実際は基本給が低く歩合給比率が高いケースもあります。
また、営業の成果は個人とチームのどちらで評価されるのか、賞与にどれだけ反映されるのかも重要な判断材料になります。
自分に合う職種を見極める方法
営業職には「新規開拓営業」「ルート営業」「インサイドセールス」「カスタマーサクセス型」など多様なスタイルがあります。転職を検討する際は、自分の性格やキャリア志向に合った営業スタイルを見極めることが重要です。
・初対面の人と話すのが得意なら新規営業
・コツコツと関係性を築くのが得意ならルート営業
・オフィスワーク中心が希望ならインサイドセールス
求人票や企業HPを見るだけではわからない職場のリアルな環境は、転職エージェントのキャリアアドバイザーと相談することで得られる場合もあります。
営業職への転職を検討する際は、「業界」「営業スタイル」「報酬制度」「働き方」など、複数の軸から検討することで、自分に合った職場を見つけやすくなります。初めての営業職でも、情報収集と自己分析を丁寧に行えば、希望に沿った転職が可能です。
営業職の年収・給与事情
営業職は、成果が数値で評価されやすい職種であることから、「年収アップを狙いやすい」とされる一方で、業界や職種、会社によってその実態は大きく異なります。ここでは、営業職における年収の目安と傾向、報酬の仕組み、そしてキャリア戦略について解説します。
平均年収の目安と業界差
業界によって年収に明確な差があり、たとえば医療・医薬品業界の営業職では552〜764万円程度なのに対し、法人営業では約447万円といった具合に、業界や商材によっては1.3倍以上、場合によっては1.6~1.7倍もの差が出ることがあります。このことから、業界選びが年収に直結する点には十分注意が必要です。同じ営業職でも業界によって年収差は2倍以上になることもあり、業界選びが収入に直結する点に注意が必要です。
固定給+歩合の仕組みについて
営業職では「固定給+インセンティブ」という給与形態が一般的です。基本給部分は安定して受け取れる一方、成果(受注件数や売上高)に応じてインセンティブが上乗せされる仕組みです。たとえば、達成率100%で10万円、120%で20万円といった段階的な報酬制度が導入されている企業もあります。
マイナビ転職の解説では、「月収にインセンティブが大きく反映される企業では、同年代の平均よりも高年収を得るチャンスがある一方、安定性を重視する人にはやや不向き」と指摘しています。
年収アップを目指すためのキャリア戦略
営業職で年収を上げていくには、「結果を出す」だけでなく、自らの市場価値を戦略的に高めていくことが不可欠です。以下の3つの観点は、営業としての存在価値を引き上げ、長期的にキャリアを拡張するうえで極めて重要です。
① 商品やサービスの価値の中心となる
単なる「伝える営業」ではなく、提案型・コンサルティング型の営業として、商品やサービスの付加価値を高められる存在になることが求められます。顧客の課題やニーズを起点に商材を再構成できる営業は、企業にとって「営業以上の存在」となり、経営貢献度も高く評価されます。
こうした営業スタイルは、特にITやSaaS業界で重宝され、年収水準も高くなる傾向にあります。
② 希少性の高い営業職になる
営業職は市場に多く存在しますが、その中で希少性を持つ人材は限られます。たとえば以下のような要素を兼ね備えることで、替えの利かない存在へと成長できます。
・無形商材(SaaS、金融、コンサル)を扱った経験
・英語対応などグローバル対応可能なスキル
・高度な専門知識とセールス力の両立
希少性を持つ営業職は、ハイクラス転職市場でも引く手あまたとなり、高年収でのオファーが得られやすくなります。
③ 営業職としてのブランディングを行う
社内外で「○○といえばこの人」と認知される営業になることも、年収アップへの近道です。SNSやビジネス系メディアでの情報発信、顧客からの指名を獲得する営業活動、また社内プレゼンスの確立など、個人としての営業ブランドを築いていくことがキャリア形成に直結します。
副次的に、社内評価が高まり、マネジメントへの昇進や新規事業部への登用などのチャンスも広がります。
営業職は成果が報酬に直結しやすい反面、自分に合った業界や報酬制度を選ばないとミスマッチも起こり得ます。求人情報を丁寧に読み込み、将来のキャリアパスを意識して選ぶことが、収入と働きやすさの両立につながります。
営業職に必要なスキル・向いている人とは?
営業職で結果を出すためには、単なる商品提案だけでなく、高度なコミュニケーション力、論理的思考力、自己管理力といった基本スキルに加えて、成果主義の理解と対応力、そして適した性格特性が重要です。以下に、それぞれを詳しく整理します。
基本スキル(コミュニケーション、提案力、課題解決力など)
営業職に欠かせないのは、以下の3つのスキルです:
① ロジカルシンキング&課題解決力
論理的思考によって、限られた時間で顧客の課題を発見し、迅速に対応策を提示できる能力 。
② 交渉力・提案力
価格や契約内容の調整では、双方が納得できる合意点を作る交渉力が必須。提案型営業では、顧客の本質的ニーズを汲み取りながら、刺さる提案を行う必要があります 。
③ コミュニケーション力
会話の導入から傾聴、信頼関係構築、プレゼンテーションまで、コミュニケーションスキルは営業の基盤。顧客と打ち解けやすく、表情や話し方に好感があると信頼に繋がります 。
成果主義に対する理解と対応力
営業職は明確な成果指標(KPI)が設けられた成果主義型評価が主流です。とくに外資系やIT系では個人の実績が昇給・昇進・インセンティブに直接反映されます 。
この環境で成果を出すには、
・数値目標を設定し、自分で業務を設計し遂行する力
・失敗を次に活かし、継続的に改善するPDCAサイクルの習慣
が不可欠です。また、プレッシャーに強く、結果を求める環境で踏ん張れる精神力が求められます。
向いているタイプ・不向きなタイプの特徴
向いているタイプ
・コミュニケーション力が高く、人当たりが良い:初対面でも信頼関係を構築しやすい。
・柔軟性と自己管理が備わっている:多様な案件を同時進行しつつ、スケジュールや体調をコントロールできる 。
・共感力がある:相手の立場で考え、真に寄り添う提案ができる。
・タフでポジティブ、コツコツ努力できる:断られても前向きに次に活かし、継続力がある。
不向きなタイプ
・対人交渉や数字に弱い:交渉力や成績重視の環境が苦手な場合はストレスを抱えやすい 。
・受動的で主体性が乏しい:指示待ちタイプでは、高い判断力と行動が求められる営業は不向きです。
営業職に求められるのは「コミュニケーション力+論理的思考力+自己管理力」。それに加え、成果を数値で追えるマインドと、適した性格特性(人当たりの良さ、タフさ、共感力)が揃えば、未知の領域でも着実に成果を上げられる資質と言えます。ご自身の強みや弱みと照らし合わせながら、客観的な自己分析を行うことで、営業職への適性と成長ポイントがよりクリアになるはずです。
営業職への転職を成功させるためのコツ
営業職の転職を成功させるには、自己PR・志望動機の構築から面接対策、エージェント活用まで、各ステップでのポイントを押さえることが重要です。
自己PRや志望動機で伝えるべきこと
転職面接で最初に問われるのが、自分が「どんな営業パーソンになりたいか」「その根拠はどこにあるか」です。マイナビエージェントによると、自己PR・志望動機は「結論 → 裏付けエピソード → 応募企業での展望」の構成が効果的とされています。
・なぜ営業職を志望するのか:これまでの経験で顧客と対話し、課題を発見・解決してきたエピソードを中心に。
・どのように貢献できるか:商材理解・業界理解を活かし、「御社では〇〇の領域で成果を出します」という具体性。
・将来ビジョン:3~5年後に「チームリーダー」「新規市場開拓担当」などの目標を示すと、熱意と戦略性が伝わります。
面接でよく聞かれる質問とその意図
hape Agentの情報によれば、営業職の面接では以下のような質問が頻出し、それぞれ意図を理解することが重要です。
質問内容 | 面接官が知りたいこと |
自己紹介・自己PR | 第一印象や営業人材としての適性、コミュニケーション力 |
転職理由・志望動機 | 会社とのミスマッチ回避。熱意・背景の整合性 |
苦労した経験 | 課題解決力・メンタル耐性・主体的な行動への期待 |
将来のキャリアプラン | 長期的なコミットメントやキャリア志向 |
特に「苦労した経験」では、環境や他者ではなく、自分がどのように課題を把握し、解決に導いたか行動プロセスを話すことがポイントです 。
転職エージェントやキャリア相談の活用方法
営業職への転職を成功させるには、転職エージェントやキャリア相談の利用が効果的です。
・面接対策:模擬面接を通して、「質問の意図の捉え方」「話し方の構成」を磨くサポートが受けられます 。
・非公開求人:営業未経験可や高待遇求人など、エージェント経由でしか出回らない情報もあります。
・書類・PRブラッシュアップ:自己PR・志望動機を客観的にレビューし、印象的な文面に仕上げる支援もあり。
・キャリア相談:業界や営業スタイル(新規/ルート/反響営業など)の適性を一緒に整理し、自分に合った商材や環境を見極めることができます 。
営業職への転職を成功に導くポイントは、
1)論理的かつ熱意のある自己PR・志望動機
2)想定質問への明確な回答準備と意図の理解
3)信頼できる転職エージェントの活用で、情報と準備を強固にする
この3点を着実に行うことにより、面接官に「一緒に働きたい」と思われ、内定獲得への可能性が格段に高まります。ご希望があれば、志望動機のテンプレートや模擬質問もご提供可能ですので、お気軽にご依頼ください!
まとめ|営業への転職は挑戦しがいがある
営業職は、常に企業からのニーズが高く、キャリアのスタートにも、再構築にも適した職種の一つです。特に未経験からでも挑戦可能なフィールドでありながら、結果を出せば昇給・昇進のスピードも速いため、転職市場でも注目を集めています。
未経験でも可能性は十分にある
マイナビ転職などの調査によれば、「未経験歓迎」の営業職求人は非常に多く、IT・不動産・人材・保険といった成長業界では特にその傾向が顕著です。
接客や販売、カスタマーサポートなど、他業種で培った対人スキルや課題解決力は、営業職でも活かせる強力な武器となります。
正しい準備と企業選びが成功のカギ
営業職といっても、「新規開拓営業」や「インサイドセールス」、「ルート営業」などスタイルはさまざまです。
また、業界によって求められる専門知識や報酬制度(固定+インセンティブ)も異なります。たとえば、IT業界は高単価商材に強く、成果主義の傾向が強いのが特徴です。
自分に合った営業スタイルや業界を見極めるためにも、求人票の読み込みやエージェントの活用、面接対策を丁寧に行うことが、成功への近道です。
営業で得られる経験は他職種でも活きる
営業職で培われるスキルは、将来的にマーケティング職や商品企画職、さらには経営企画など、さまざまな職種に活用できます。
具体的には、
・論理的思考(ロジカルシンキング)
・課題解決力
・顧客志向・提案力
・コミュニケーション力
といったスキルは、多くの企業が求める「普遍的なビジネススキル」です。
また、営業職での実績は「数字」で明示されることが多いため、職務経歴書や面接でのアピール材料にも直結します。営業経験を経てマネジメント層へ進むキャリアも現実的です。
未経験者にも門戸が開かれ、やりがいと収入アップの可能性が共存する営業職。もちろん、売上目標や成果主義というハードルもありますが、だからこそ「成長」や「挑戦」を求める転職者にとっては、非常に魅力的なフィールドといえるでしょう。
転職成功のカギは、「自己理解」と「企業理解」。準備を怠らず、自分に合った職場と出会えれば、営業職はあなたのキャリアを大きく飛躍させる原動力になります。エージェントのサポートなども活用しながら、納得のいく転職を目指しましょう。
担当コンサルタント:南雲 亮

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。