中途採用で社内SEへ転職!転職するのは難しい?転職難易度は?
2025/07/09

中途採用で社内SEへ転職!転職するのは難しい?転職難易度は?

「安定した環境で腰を据えて働きたい」「自社の業務改善にじっくり関わりたい」と考えるITエンジニアにとって、社内SEという選択肢は非常に魅力的です。

 

社内SEは、企業の情報システム部門などに所属し、ITインフラの運用保守や業務システムの開発・改善、社内ユーザーのサポートなどを担う職種です。

SIerや開発ベンダーのようにクライアントワークではなく、自社の課題解決にじっくり取り組める点が特徴であり、近年では働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、その需要は一層高まっています。

 

一方で、「社内SEの求人はどう探せばいいのか」「どんなスキルが求められるのか」「未経験でも挑戦できるのか」といった不安や疑問を抱く方も少なくありません。

 

そこで本記事では、社内SEの具体的な仕事内容から転職難易度、必要なスキルや経験、年収相場、求人の探し方、未経験者の転職可能性、さらには転職成功のためのポイントまで、転職を検討している方が知っておくべき情報を網羅的に解説します。

 

社内SEを目指すうえでの「現実」と「可能性」を正しく理解し、あなたのキャリア選択に役立つ一助となれば幸いです。

 

大手人気企業へのご転職をお考えの方へ

sincereedの転職支援サービス

大手企業の転職支援に完全特化

専門のコンサルタントが両面型で厚く寄り添うサポート

企業との深いコネクションにより質の高い非公開情報を提供

キャリア相談会

無料転職登録

sincerredをFacebookでシェア sincerredをTwitterでシェア sincerredをLINEでシェア

社内SEの仕事内容とは?

社内SEは、企業内部におけるITの専門職として、多岐にわたる業務を担います。以下に、主な業務内容を具体的に紹介します。

 

ITインフラの運用・保守

社内ネットワークやサーバー、PC、周辺機器といったITインフラの安定稼働を支えるのが社内SEの基本的な役割です。トラブル対応や障害時の復旧作業、ハードウェア・ソフトウェアの定期的なメンテナンスも行います。セキュリティ対策や情報資産の管理も重要な業務の一部です。

 

業務システムの開発・導入・改善

企業の業務効率化や生産性向上を目的として、各部門で使用する業務システムの導入・開発・改善を担います。ERP、販売管理、在庫管理、勤怠管理など、自社の業務に最適なシステムを選定・カスタマイズし、運用まで支援します。近年では、クラウド移行やローコード開発の活用も進んでいます。

 

ユーザーサポート・ヘルプデスク業務

社員からのIT関連の問い合わせ対応や、操作マニュアルの整備、アカウント管理などを行うユーザーサポートも重要な業務です。パソコンやソフトウェアのトラブル対応、ITリテラシー向上のための社内研修なども担当します。現場部門との円滑なコミュニケーションが求められます。

 

業務効率化支援・IT戦略の立案

業務の課題や非効率をITで解決する提案を行い、業務プロセス全体の最適化に貢献します。また、将来的には経営戦略と連動したIT中長期計画の立案や、新しい技術の導入を検討するIT企画業務に関わることもあります。単なる運用担当ではなく、企業の成長を支える戦略的役割が期待されます。

 

社内SEへの転職は難しい?実際の転職難易度

社内SEは「安定して働ける」「働き方改革が進んでいる」といった理由から人気の高い職種ですが、実際の転職難易度は応募する企業や自身のスキルによって大きく異なります。ここでは求人傾向や企業ニーズ、求められるスキル水準、選考突破のための差別化ポイントについて整理します。

 

求人の傾向と企業のニーズ

社内SEの募集は主に以下の3タイプに分かれます。

一つは中堅〜大手企業の情報システム部門での増員・補充案件、もう一つはIT化を推進中の中小企業や地方企業における「社内IT人材の立ち上げ」案件、最後にSESで社内SEとして技術支援をする案件です。

 

一つ目の中堅〜大手では即戦力が求められる傾向が強く、システム導入や社内調整の経験が重視されます。一方、二つ目の社内IT人材の立ち上げ案件では、一定のITリテラシーとバックオフィス業務経験があればポテンシャル採用も可能です。そして最後のSESでの技術支援をする案件では、未経験からでもチャンスがあります。

 

いずれにおいても、単に「技術がある」だけでなく、「業務や経営課題を理解し、ITで支援できる人材」が評価される傾向があります。

 

求められるスキル・経験のレベル

社内SEに求められるスキルは幅広く、ITインフラやネットワークの基礎知識に加えて、業務システムの理解、ベンダーコントロールや社内調整能力も必要です。特に以下のような経験があると評価されやすくなります。

 

SIerでのシステム開発や保守運用の実務経験

・IT関連資格(基本情報技術者、CCNA、LPICなど)の保有

・ヘルプデスク・ユーザーサポート経験

・業務部門と連携して改善提案を行った経験

 

企業によっては開発経験よりも「調整能力」や「業務理解」を重視するケースも多く、必ずしもコーディングスキルが必須というわけではありません。

 

他の求職者との差別化ポイント

社内SEの転職では、応募者のバックグラウンドが多様である分、「どのように企業に貢献できるか」を明確に伝えることが重要です。たとえば「SIerで培った提案力」「現場部門との円滑な調整経験」「新技術のキャッチアップ力」など、経験の中で得た強みを具体的にアピールしましょう。

 

また、企業によっては「なぜ自社を志望するのか」を重視する傾向もあります。自社業務への理解や改善提案の視点を持っているかどうかが、他の応募者と差をつけるポイントとなります。

 

参照:DODA 社内SE求人一覧 https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList.action?ss=1&op=17&pic=1&ds=0&oc=0317M&so=50&tp=1(2025年6月)

 

未経験から社内SEに転職するのは可能?

結論から言えば、未経験からでも社内SEになることは可能です。特にSES(システムエンジニアリングサービス)として社内SE業務に従事する案件は、未経験者がIT業務を経験する入り口として広く活用されています。ただし、企業の情報システム部門に正社員として直接雇用されるには、明確な準備と戦略が求められます

未経験歓迎求人の実態

社内SEの求人は大きく3タイプに分けられますが、中でもSES企業経由での社内SE業務は未経験者でもチャレンジしやすい領域です。社内向けのヘルプデスクやキッティング支援、IT資産管理など、比較的難易度の低い業務から始められるため、実務経験ゼロでも入りやすい特徴があります。

 

これらの案件を通じて経験を積み、のちに企業の正社員ポジションに転職するキャリアステップも一般的です。

 

一方、企業に直接雇用される正社員の社内SE職では、求人票に「未経験OK」と記載されていても、実際には「完全なゼロベース」ではなく、一定のITリテラシーや職務理解があることを前提としているケースがほとんどです。

 

企業側としては、入社後すぐに実務を任せられるわけではなくても、「最低限の知識を自ら学んでいるか」「ITを業務にどう活かせるかを考えられるか」といった、自走力と現場理解のある人材を求めています。

 

そのため、事前にIT基礎の学習を進めるのはもちろん、自分のこれまでの業務経験を「IT視点でどう活かせるか」に変換して伝える力=経験の言語化が非常に重要になります。

 

たとえば「非効率な業務フローをExcelで自動化した」「SaaS導入を現場から提案した」などの体験があれば、それは立派な「社内SE的行動」です。

 

つまり、未経験であっても「自分なりの実践例」を持ち、企業が期待する将来像に対して、どのような価値を提供できるかを明確に語れる人材であることが、選考突破のカギとなります。

 

活かせるバックグラウンドとは?

IT未経験でも、以下のような職種経験は社内SEの業務と親和性が高く、アピール材料となります。

 

・営業経験:業務の全体像を把握する力、社内調整や提案の実績

・事務・総務経験:定型業務の課題発見・改善、ITツールの活用経験

・カスタマーサポート(CS):ユーザー対応力、問い合わせ傾向の分析スキル

 

「ITが苦手な現場ユーザーの視点を理解できる」という点は、社内SEとして非常に重要な強みです。

 

正社員で直接雇用されるためのポイント

未経験からの直接雇用を狙う場合、次のような準備と工夫が有効です。

 

・ITに関する最低限の資格取得(ITパスポートや基本情報技術者試験など)

・職務経歴書に「IT視点での課題解決経験」を盛り込む

・志望企業の事業内容と業務課題をリサーチし、「ITでこう改善できる」という仮説を語る

・現職でのITツール導入・活用の事例を用意する(Excel関数、業務フロー改善、SaaS導入など)

・職場での横断的なコミュニケーション経験や、業務部門との橋渡し役としての実績を強調する

 

「システムの専門家ではないが、業務理解を武器にIT導入を進められる人材」であることを伝えられれば、未経験でも選考突破の可能性は十分にあります。

 

学習・資格取得で備えられること

・基本情報技術者試験、ITパスポートなどの国家資格を取得

・UdemyやProgateなどでプログラミング・インフラの基礎を学習

・Power Automate、Excel VBAなどの業務効率化スキルの習得

・Slack、Google Workspace、Notionなど業務でよく使われるITツールの実践的活用

 

単に資格を取得するだけでなく、「業務の中でどう使えるか」を意識しながら学ぶことで、面接でも説得力あるアピールができます。

 

参照:DODA 社内SE求人一覧

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList.action?ss=1&op=17&pic=1&ds=0&oc=0317M&so=50&tp=1(2025年6月)

社内SEに求められるスキル・経験

社内SEは、社内インフラの運用から業務システムの導入、社内ユーザーとの調整業務まで幅広い業務に携わるため、技術力とビジネスコミュニケーション力の両方が求められる職種です。ここでは、実際に企業が求めている代表的なスキル・経験について整理します。

 

基本的なIT知識・プログラミング経験

社内SEにとって最も基本となるのが、IT全般の基礎知識です。たとえば、次のような知識は職務上の必須要件として挙げられることが多くあります。

 

・OS、ファイルシステム、ネットワークの基礎理解

・データベースやSQLの基本操作

・情報セキュリティやアクセス制御の考え方

 

また、すべての業務でプログラミングが必須というわけではありませんが、簡単なスクリプトやツールを自作できる程度のプログラミング経験(例:Python、VBA、PowerShellなど)があると、業務の自動化や効率化に役立ち、高く評価されます。

 

コミュニケーション力・調整力

技術力以上に重視されるケースもあるのが、コミュニケーション能力と社内調整力です。社内SEは、現場部門とITの橋渡し役としての側面が強く、以下のような対人スキルが欠かせません。

 

・システムに詳しくない社内ユーザーとの対話力

・部門ごとの業務ニーズを汲み取るヒアリング力

・ベンダーや外部業者との交渉・進行管理

 

「技術的に正しい」だけではなく、「現場に受け入れられる」提案ができるかどうかが、社内SEの成果を大きく左右します。

 

インフラ・ネットワーク・セキュリティの知識

企業によっては、社内SEにITインフラの構築や運用保守を任せているケースもあります。そのため、次のような領域に関する基礎〜中級レベルの知識が求められます。

 

・クライアントPC/サーバのセットアップと管理

・社内ネットワーク(LAN/VPN/Wi-Fi等)の構成・障害対応

・Active DirectoryやID管理の基礎知識

・ウイルス対策、アクセス権設定などのセキュリティ対策

 

特に、近年ではリモートワークやクラウド導入に伴い、ゼロトラストセキュリティの基本概念やMicrosoft 365/Google Workspaceなどの業務環境運用経験も評価対象となっています。

 

実務経験やプロジェクト参加歴の重要性

中途採用では、実務経験やプロジェクトへの参加歴があるかどうかが非常に重要視されます。以下のような経験がある場合は、履歴書や面接で必ず具体的にアピールしましょう。

 

・業務システム導入プロジェクトにおける要件定義・テスト・運用支援

・ヘルプデスクやユーザーサポートでのトラブルシュート経験

・社内業務フローの改善に関する提案・自動化の実績

・セキュリティやIT統制に関する社内ルール策定・監査対応

 

仮に技術面での実績が少なくても、「業務課題を発見し、ITを活用して改善した経験」があれば、それは社内SEとしての素養の証拠となります。

 

参照:DODA 社内SE求人一覧

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList.action?ss=1&op=17&pic=1&ds=0&oc=0317M&so=50&tp=1(2025年6月)

社内SEの求人の探し方と選び方

社内SEの求人は幅広く存在しますが、企業によって業務内容や求められるスキルは大きく異なります。自分に合った求人を見極めるためには、情報源の選び方と募集要項の読み解き方が重要です。ここでは、社内SE職を探すうえでの基本的な手段と、注目すべきポイントを解説します。

 

転職サイトやエージェントの活用

社内SEの求人は、転職サイトやOpenWorkなどの企業口コミ・求人情報サイトにも掲載されています。特に「情報システム部門の正社員募集」は転職エージェント経由で非公開求人として扱われることも多く、エージェントサービスを併用することで選択肢が広がります。

 

また、企業の公式採用ページにしか掲載されていないポジションもあるため、志望する企業がある場合は、公式サイトを定期的に確認する習慣も有効です。

 

募集要項で注目すべきポイント

社内SEの求人を選ぶ際には、募集要項の以下の点をしっかり確認しましょう。

 

・配属部署名・体制
情報システム部門、IT企画部門などの明記があるか。1人情シス(1名体制)か、チーム体制か。

・業務範囲の広さ
インフラ・開発・ヘルプデスクをすべて担当するケースもあれば、専門分化されている場合もあります。

・役割と期待値
運用保守中心なのか、企画・改善・プロジェクトマネジメントまで求められるのか。

 

これらを確認することで、「入社後に想定外の業務だった」といったミスマッチを防ぐことができます。

 

勤務地、企業規模、業界の違いによる特徴

勤務地や企業規模、業界によって、社内SEの働き方や役割にも違いがあります。

 

・大手企業
業務が分業化されており、役割が明確。情報システム部門が確立しており、安定した体制の中で働ける傾向。

・中小企業・スタートアップ
1人または少数精鋭で、インフラ・開発・ヘルプデスクまで幅広く対応。裁量が大きくスピード感あり。

・製造業・物流業などの業界
現場業務に密接したシステム対応が多く、業務理解力や現場との連携スキルが重視される。

 

また、リモート勤務の可否やフレックス制度の有無も業務の柔軟性に関わる重要なポイントです。

 

社内SEの年収・給与相場

社内SEはSIerや受託開発と比べると「残業が少ない」「業務が安定している」といったメリットから人気の高い職種ですが、年収水準は企業規模や職務範囲によって幅があります。ここでは、社内SEの平均年収と、年収に影響する主な要素、将来のキャリアパスについて解説します。

 

平均年収の相場とレンジ

OpenWorkや企業の有価証券報告書等の情報をもとにすると、社内SEの年収相場は以下の通りです。

 

全体平均:約450〜650万円

若手(20代後半〜30代前半):400〜550万円程度

中堅(30代後半〜40代):550〜750万円以上も可能

マネジメント層・IT企画職:800万円超もあり

 

ただし、初期配属がヘルプデスクやIT資産管理といった運用中心の業務に限られる場合は、300万円前後〜400万円台前半でスタートするケースもあります。

 

経験・スキル・企業規模による違い

社内SEの年収には、以下のような要因が大きく関わります。

 

・企業規模
大手企業は給与水準が高く、賞与や福利厚生も充実。中小企業は年収レンジが低めでも、裁量が広く早期昇進のチャンスも。

・業務範囲と役割
単なる運用保守のみでなく、IT戦略立案や業務改善提案まで行う「企画寄り」ポジションほど高年収。

・スキルセット
インフラ・セキュリティ・業務システムいずれかに専門性がある人材は評価されやすく、年収も高め。

・PJマネジメント経験
ベンダー管理やプロジェクト推進の経験があると、マネジメント職への登用や昇給に直結することも。

 

エンジニア未経験から社内SEに転職した場合は、最初の年収がやや抑えられる傾向がありますが、スキルや経験を積むことで数年以内に年収500万円以上を狙うことも十分可能です。

 

昇進やキャリアパスの可能性

社内SEのキャリアパスは、業務範囲や企業の組織体制によってさまざまですが、主に以下のような方向性があります。

 

・IT企画・IT戦略担当
現場から離れて全社のIT方針や中長期計画に関わる上流職へ

・情報システム部門のマネージャー/リーダー
チーム統括やベンダー管理など管理職としてのキャリア

・ITコンサルタントやDX推進室への異動
自社の枠を超えた改善支援・事業企画側への転身

・インフラ/セキュリティのスペシャリスト職
専門性を極めて技術的価値を高めるキャリア

 

これらを見据えたスキル形成・資格取得・部署内での役割拡大が、将来的な年収アップにつながります。

 

参照:DODA 社内SE求人一覧

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList.action?ss=1&op=17&pic=1&ds=0&oc=0317M&so=50&tp=1(2025年6月)

 

社内SEへの転職を成功させるためのポイント

社内SEは人気職種である一方、選考では「単なる技術者」ではなく、「業務を理解し、社内と信頼関係を築ける人材かどうか」が重視されます。ここでは、転職活動において意識すべき3つの観点に分けて解説します。

 

応募書類でアピールすべき内容

職務経歴書や履歴書では、「どんな技術を使ってきたか」だけでなく、「業務課題をどう理解し、どう改善したか」をエピソードベースで記載することが重要です。企業側が知りたいのは、ITスキルそのものよりも、業務とのつなげ方や課題解決力です。

 

たとえば、

 

・現場とのコミュニケーションでニーズを拾い、システム改善を行った経験

・マニュアル整備や社内研修を通じてユーザーのITリテラシー向上に貢献した経験

・課題に対して自主的にSaaS導入を検討・提案したエピソード

 

実績の有無だけでなく、「どんな視点で動いたか」「成果にどうつながったか」を具体的に伝えることがポイントです。

 

面接でよく聞かれる質問と対策

社内SEの面接では、以下のような質問がよく出されます。

 

「なぜSIerではなく社内SEを志望するのか?」

「現場ユーザーとのやりとりで気をつけていることは?」

「自分で工夫して業務を改善した経験は?」

「障害発生時、どう対処するか?」

 

いずれの質問も、「技術知識の豊富さ」よりもビジネス理解力、柔軟性、社内調整力を測る意図があります。事前に想定問答を用意し、業務改善や調整対応のエピソードをストーリーとして語れるよう準備しておきましょう。

 

また、場合によっては面接官が「基本的なIT知識があれば、技術的なことは入社後にキャッチアップしてもらえば良い」と考えているケースもあるため、「人柄」や「誠実さ」を伝える受け答えも重視されます。

 

実務未経験者が評価されるための工夫

未経験者が社内SEとして採用されるには、経験の代わりに「将来性」と「実行力」を示す必要があります。そのためには、以下のような工夫が有効です。

 

・独学や資格取得での基礎知識の証明(例:ITパスポート、基本情報技術者)

・現職でのIT活用実績のアピール(例:業務改善でExcelマクロを使った、自動化ツールを導入した など)

・業務課題をITで解決したいという意欲・視点を明確に伝える

・簡単なWebアプリやツールを個人で作ってみた実践経験があれば強い武器に

 

まとめ

社内SEは、自社の業務や課題にじっくり向き合いながら、ITを通じて安定的に企業活動を支える職種です。残業が少ない傾向にあり、長期的なキャリア形成が可能なことから、安定志向やワークライフバランスを重視する方にとって非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

 

また、未経験からでも社内SEを目指すことは十分に可能です。特にSESでの社内常駐案件や中小企業のIT部門立ち上げ案件では、ITリテラシーや業務改善意識があれば採用されるチャンスがあります。重要なのは、これまでの経験を活かして「業務を理解し、ITで支援できる人材」であることを伝える工夫です。

 

そのうえで、ITの基礎知識を身につけ、社内SEに求められるスキルを段階的に強化していけば、キャリアの選択肢はさらに広がっていきます。企業ごとの業務内容や配属部門、求める人物像を丁寧に読み解き、「その企業でなぜ自分が活躍できるのか」を具体的に語れるよう準備していきましょう!

担当コンサルタント:南雲 亮

南雲 亮

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。

関連記事

随時開催 まずはキャリア相談会から 簡単1分 無料転職相談を申し込む

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

リクルートへの転職 元リク面接官が明かす対策方法

中途採用のすべてを元社員がご紹介「リクルートに合格する人材、しない人材」とは?

転職FAQ

転職FAQ

皆様からよく頂く弊社Sincereedのこと、転職のことなどをまとめてみました。