未経験からITエンジニアへ転職!転職するのは難しい?転職難易度は?
2025/07/09

未経験からITエンジニアへ転職!転職するのは難しい?転職難易度は?

近年、IT市場の急速な拡大により、エンジニア職の需要は右肩上がりに増加しています。業界を問わず企業のデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速しており、ITエンジニアはますます欠かせない存在となっています。

 

そのため、システム開発やインフラ構築、運用保守などさまざまな領域で求人が増えており、未経験者や異業種からのキャリアチェンジを目指す人にとっても大きなチャンスの時代が到来しています。

 

実際、営業職や接客業、事務職などからIT業界に転身する例も珍しくなく、30代や40代での挑戦も十分可能です。ただし、ITエンジニアといっても職種は多岐にわたり、それぞれ必要なスキルや知識、働き方も異なります。そのため、自分に合った職種選びや事前の準備が成功の鍵となります。

 

本記事では、ITエンジニアの主な仕事内容、転職難易度、求められるスキル、さらには求人の選び方について詳しく解説します。未経験からでも目指せる道筋を、わかりやすくお伝えします。

 

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ITエンジニアの仕事内容とは?

ITエンジニアの仕事内容は多岐にわたり、担当する分野や企業の業態によって大きく異なります。以下に、主な業務内容を具体的に紹介します。

ソフトウェア開発

ソフトウェア開発は代表的なもののひとつです。これは、スマートフォン向けのアプリケーション、業務用の業務管理システム、家庭用ゲームソフトなどの開発を指します。クライアントのニーズに応じて設計・実装を行い、テストや保守も含めて担当することが一般的です。プログラミング言語の習得はもちろん、ユーザー視点を意識した開発力が求められます。

インフラ開発

次にインフラ構築です。これはシステムが安定して稼働するための土台を作る仕事で、サーバーやネットワークの設計・構築・設定を行います。近年ではオンプレミス環境に加えて、AWSやAzureなどのクラウドサービスを活用したクラウドインフラの構築も主流になってきています。高い信頼性とセキュリティが求められるため、技術的知識と設計力が必要です。

運用・保守

完成したシステムを日常的に支える運用・保守もITエンジニアの大切な仕事です。24時間365日稼働するシステムでは、障害対応や監視業務、定期的なアップデート作業などが欠かせません。突発的なトラブルに迅速に対応するスキルや、継続的な改善提案を行う分析力も求められます。

その他(セキュリティ領域、IT戦略、技術支援等)

ITエンジニアの業務は技術領域にとどまりません。「情報セキュリティ」の確保や、企業の「IT戦略」の立案、ユーザーや他部門に対する「技術支援」など、組織全体を支える役割も担います。最近では、AIやIoT、ビッグデータといった先端分野での活躍の場も増えており、時代と共に職域は広がり続けています。

 

このように、ITエンジニアの仕事は一つではなく、幅広い専門領域が存在します。自身の興味やスキルに応じて、最適なキャリアパスを選ぶことが、長期的な活躍への第一歩となるでしょう。

ITエンジニアへの転職は難しい?実際の転職難易度

ITエンジニアは高い需要を誇る職種の一つですが、「実際に転職するのは難しいのでは?」と不安を感じる方も少なくありません。ここでは経験者・未経験者それぞれの転職難易度や成功のポイントを解説します。

経験者の転職の場合

まず、ITエンジニアとしての実務経験がある方にとって、転職のハードルは比較的低いといえます。現在のIT市場では、即戦力となるエンジニアを求める求人が非常に多く、特に開発経験者やクラウド、インフラ、セキュリティといった分野に精通した人材は引く手あまたです。スキルと実績があれば、より高待遇の企業へ転職することも十分に可能で、年収アップを実現したという声もよく聞かれます。自分の得意分野や過去のプロジェクトを明確にアピールすることで、選択肢はさらに広がるでしょう。

未経験からITエンジニアに転職する場合

未経験からITエンジニアを目指す場合は、一定のハードルがあるのも事実です。特に30代以上の場合は、即戦力を求められる傾向が強く、企業側も慎重に選考を進めます。しかし、20代であれば「ポテンシャル採用」として、将来的な成長を見越して採用されるケースが増えています。そのためには、基本的なIT知識やプログラミングの初歩を独学やスクールで学んでおくことが望ましいでしょう。意欲や学習姿勢を示すことで、未経験でも十分にチャンスがあります。

 

また、転職活動の進め方によっても難易度は大きく変わります。特に未経験者の場合、自力で求人を探すよりも、転職サイトやエージェントを併用することで、より自分に合った企業と出会える可能性が高まります。IT業界に精通したエージェントであれば、スキルレベルや希望条件に応じた求人紹介、書類添削、面接対策などの支援も受けられます。これにより、初めての転職でも安心して進めることができ、成功率も高まるでしょう。

 

このように、ITエンジニアへの転職は決して不可能ではありません。経験者は好条件を狙いやすく、未経験者も戦略次第で十分に道が開けます。正しい準備と支援を活用することが、転職成功への近道となるのです。

未経験からITエンジニアに転職するのは可能?

「文系出身だけどITエンジニアになれる?」「未経験でも企業は採用してくれる?」そんな不安を抱える方も多いですが、実際には未経験からITエンジニアへ転職することは十分に可能です。重要なのは、事前の準備と適切なアピール方法です。

まず取り組むべきこと

未経験者がITエンジニアを目指す際にまず取り組むべきなのが、基本的なプログラミングスキルの習得です。HTML/CSS、JavaScript、Python、Javaなどの主要言語を独学またはスクールで学ぶことで、技術職としての基盤が身につきます。近年では、オンライン学習サービスや無料教材も充実しており、自分のペースで学習を進められる環境が整っています。ただし、書籍や動画だけでは理解が浅くなりがちなので、実際に手を動かしてコードを書く「アウトプット重視」の学習が不可欠です。

ポートフォリオの作成

学んだ内容を企業にアピールするためには、GitHubの活用やポートフォリオの作成が効果的です。自身のコードや制作物をオンライン上に公開することで、実際のスキルを可視化でき、採用担当者にも「学習意欲の高さ」や「実務への応用力」を伝えることができます。ポートフォリオには、簡単なWebアプリや模擬的な業務システムなど、具体的な成果物を載せておくと印象が良くなります。

面接で気をつけるべきポイント

さらに、技術力以上に重視されるのが、「なぜエンジニアを目指すのか」という明確な志望動機です。未経験者の場合、面接ではスキル以上に「本気度」「継続力」「論理的な思考力」が見られる傾向があります。過去の経験やキャリアの中で、なぜIT業界に興味を持ったのか、どのように学習を継続してきたのかを、自分の言葉でしっかり語れるように準備しておきましょう。

 

未経験からの挑戦には不安も多いですが、IT業界は新しい人材を積極的に受け入れる土壌があります。実際に、20代を中心に異業種からの転職に成功している人は多く、学習姿勢と行動力が評価されることも少なくありません。自分なりの強みと目的意識を明確に持ち、着実に準備を進めることが、未経験転職成功への第一歩となるのです。

ITエンジニアに求められるスキル・経験

ITエンジニアとして活躍するためには、プログラミングなどの技術的なスキルはもちろん、ビジネスパーソンとしての基本的な素養も重要です。ここでは、現場で求められる具体的なスキルと経験について解説します。

IT知識・プログラミング経験

まず中心となるのが技術スキルです。プログラミング言語の習得は必須で、JavaやPython、PHP、JavaScriptなどは多くの現場で使われています。用途に応じて選ばれる言語は異なりますが、いずれも読み書きだけでなく、設計意図を理解し、適切に応用できる力が求められます。また、効率的な開発を行うには、フレームワークやライブラリの活用も不可欠です。たとえばJavaのSpringや、フロントエンドではReactやVueなど、フレームワークの構造を理解し使いこなせることが実務での強みとなります。

 

さらに、データベースに関する知識も必要です。MySQL、PostgreSQL、OracleなどのRDBMSの操作や、SQLによるデータ抽出・更新ができることは、ほぼすべてのエンジニア職で求められる基本スキルです。加えて、現代のIT現場ではクラウドサービス(AWS、Azure、GCPなど)の活用も一般的で、サーバー構築やストレージ管理、セキュリティ設定などのスキルが重視される場面も増えています。オンプレミス環境に加え、クラウドインフラに対応できる人材は市場価値が高まっています。

ビジネススキル

一方で、ビジネススキルも無視できません。まず求められるのは、論理的思考力と課題解決力です。要件を正確に把握し、複雑な課題を分解して最適な解決策を導き出す力は、どのプロジェクトでも重宝されます。また、チームでの開発が主流となっている現在、チーム開発経験やドキュメント作成能力も重要です。ソースコードのコメントや設計書・仕様書の整備は、品質と保守性の向上に直結します。

 

最後に忘れてはならないのが、コミュニケーション能力です。顧客との要件確認、他部署との連携、チーム内の調整など、エンジニアは多くの人と協働しながらプロジェクトを進めていきます。専門用語をわかりやすく説明する力や、相手の意図を正確に汲み取る姿勢が、技術力と同じくらい評価されることもあります。

 

このように、ITエンジニアには高度な専門知識とともに、ビジネスの現場で活かせる実践力が求められます。技術と人間力の両方をバランスよく伸ばすことが、長く活躍できるエンジニアへの近道です。

ITエンジニアの求人の探し方と選び方

ITエンジニア求人は幅広く存在しますが、企業によって業務内容や求められるスキルは大きく異なります。自分に合った求人を見極めるためには、情報源の選び方と募集要項の読み解き方が重要です。ここでは、求人を探すうえでの基本的な手段と、注目すべきポイントを解説します。

転職サイトの活用

まず代表的な方法は、転職サイトの活用です。IT業界に強い「Green」や「Wantedly」などは、企業文化やチームの雰囲気まで掲載されているため、職場のイメージがしやすく、ベンチャー企業やスタートアップに興味がある人に向いています。一方で、「doda」や「マイナビIT」などの大手総合サイトは求人数が豊富で、スキルや希望条件に合わせて検索できる利便性があります。登録しておくことでスカウトを受け取れる場合もあるため、複数のサイトを併用するのがおすすめです。

特化型転職エージェントの活用

ITエンジニアに特化した転職エージェントの活用も非常に効果的です。たとえば「レバテックキャリア」や「Geekly」、「Forkwell」などは、エンジニアのスキルセットや志向性を理解したキャリアアドバイザーが在籍しており、非公開求人の紹介や面接対策、年収交渉などのサポートを受けることができます。特に未経験者やキャリアに迷いがある人にとって、第三者のアドバイスは有益です。

SNSやスカウト型サービスの活用

SNSやスカウト型サービスの活用も広がっています。たとえば「LinkedIn」では、プロフィールを整備することで企業やエージェントからスカウトを受けることができ、海外企業や外資系、リモート勤務の求人に出会える可能性もあります。X(旧Twitter)やQiitaなどを通じて、技術コミュニティ内で企業とつながる例も増えています。能動的な情報発信が転職のチャンスを広げることもあるのです。

求人の探し方

求人を選ぶ際には、企業の業態や働き方の違いにも注目することが重要です。たとえば「自社開発企業」は自社サービスを長期的に育てるスタイルで、技術へのこだわりや裁量の大きさが魅力です。「受託開発」はクライアントの要望に応じた開発を行うため、多様な業務経験が積めます。「SES(システムエンジニアリングサービス)」は他社常駐が中心となるため、就業先やプロジェクト内容をよく確認する必要があります。雇用形態や勤務環境に納得できるかどうかが、転職後の満足度に直結します。

 

このように、ITエンジニアの求人探しでは、複数の手段を使い分けながら、自分のスキルや志向に合った求人を見極める目が求められます。焦らず丁寧に情報を整理し、納得のいく転職を目指しましょう。

 

ITエンジニアの年収・給与相場

ITエンジニアは働き方が柔軟などのメリットから人気の高い職種ですが、年収水準は企業規模や職務範囲によって幅があります。ここでは、ITエンジニアの平均年収と、年収に影響する主な要素、将来のキャリアパスについて解説します。

平均年収の相場とレンジ

OpenWorkや企業の有価証券報告書等の情報をもとにすると、ITエンジニアの年収相場は以下の通りです。

 

全体平均:400〜800万円

未経験:300〜400万円

若手(20代後半〜30代前半):400〜600万円程度

中堅(30代後半〜40代):600〜800万円、800万円以上も可能

マネジメント層・IT企画職:1000万円超もあり

 

ただし、経験者の方でもヘルプデスクやIT資産管理といった運用中心の業務に限られる場合は、300万円前後〜400万円台前半でスタートするケースもあります。

技術領域による年収の違い

ITエンジニアの年収には、以下のような要因が大きく関わります。

 

全体平均:400〜800万円

Web系開発エンジニア:400万〜700万円

インフラエンジニア:450万〜800万円

フルスタックエンジニア:600〜1000万円

専門性が高くなればなるほどしっかりと年収もあがってくるためスキルアップが明確となっているところも嬉しい業界ではあります。

ITエンジニアの転職を成功させるためのポイント

ITエンジニアへの転職を成功させるには、単に求人に応募するだけでは不十分です。技術力のアピールや業界理解、選考対策など、入念な準備が求められます。ここでは成功に近づくための具体的なポイントを解説します。

自分の強みを明確にする

重要なのは、ポートフォリオや開発実績を準備することです。未経験者であっても、学習中に制作したアプリやツールをGitHubなどで公開し、実際のスキルを可視化することで採用担当者に強い印象を与えることができます。また、経験者であれば、過去に携わったプロジェクトの内容や成果を具体的にまとめ、どのような技術を使い、どのような課題を解決したのかを明確に説明できるようにしておきましょう。自分の得意分野やこだわりを伝えることが、他の候補者との差別化につながります。

継続的に学習を行う

市場の技術トレンドを把握し、継続的な学習を行う姿勢も不可欠です。IT業界は技術の進化が速く、5年前のスキルがすでに時代遅れになっていることも珍しくありません。フロントエンドであればReactやNext.js、バックエンドであればSpring BootやNestJS、さらにはクラウドネイティブやAIといった新しい分野にも注目が集まっています。最新技術にアンテナを張り、自分のスキルを時代に合わせてアップデートし続けることで、転職市場での価値を維持・向上させることができます。

正しい情報収集と対策を行う

志望企業の情報収集や応募書類・面接対策も徹底することが大切です。企業のミッションや開発スタイル、使用している技術スタックを事前に把握することで、志望動機に説得力を持たせることができます。履歴書や職務経歴書は形式的なものではなく、「自分はなぜこの企業で働きたいのか」「どのように貢献できるか」を伝える資料です。また、面接では、技術的な質問だけでなく、チームでの立ち回りや課題解決の経験、キャリアビジョンについても問われることが多いため、事前にしっかり準備しておきましょう。

 

このように、ITエンジニアへの転職を成功させるには、技術・情報・対策の3つの柱をバランスよく強化していくことが重要です。自分の魅力を最大限に伝え、企業とのマッチング精度を高めることで、理想のキャリアを実現する第一歩を踏み出せるでしょう。

 

まとめ

IT業界は今、未経験者にも門戸が開かれており、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が新たなキャリアを築いています。転職を成功させるためには、適切な準備と戦略が必要不可欠です。

 

ITエンジニアへの転職は、決して特別な人だけの道ではありません。近年の人材不足や多様な働き方の広がりにより、未経験者でもチャレンジできる環境が整いつつあります。実際に、異業種からの転職や文系出身のエンジニアも多く活躍しており、「やってみたい」という気持ちが第一歩を踏み出す力になります。

 

しかし、未経験からの挑戦やキャリアアップを目指すには、「スキル × 情報収集 × 戦略」の3要素が成功のカギを握ります。まずは基本的なプログラミングスキルやIT知識を学び、ポートフォリオなどで自分の実力を“見える化”することが大切です。学習方法にはオンライン教材やプログラミングスクールなど多くの選択肢があり、自分に合った手段で知識を積み重ねましょう。

 

次に、業界のトレンドや求人動向を常にチェックすることも重要です。働き方や技術領域の違いによって、自分に合う企業や案件は大きく異なります。自社開発、受託開発、SESなどの働き方の違いや、企業のカルチャー・成長性なども調べたうえで応募先を選定すると、入社後のギャップを防ぐことができます。

 

そして、応募書類の作成や面接対策にも戦略が求められます。自分の強みを把握し、「なぜエンジニアを目指すのか」「どう貢献できるのか」を明確に伝える準備が必要です。また、転職サイトやエージェント、SNSなどを活用して情報を多角的に集めることで、より精度の高い転職活動が実現します。

 

ITエンジニアへの道は、入念な準備と的確な戦略を重ねることで、誰にとっても開かれたチャンスとなります。一歩を踏み出せば、自分に合った働き方や理想の環境に出会えるはずです。変化の激しい業界だからこそ、主体的に学び、動く姿勢が何よりも求められるのです。

担当コンサルタント:南雲 亮

南雲 亮

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。

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