
中途採用で人事へ転職!転職するのは難しい?転職難易度は?
人事という職種に対して憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。企業の顔として、採用面接や会社説明会といった場で人前に立つ場面も多く、華々しいイメージが強いのかもしれません。だからこそ転職市場でも常に人気が高い職種であり、「未経験では難しいのでは」「倍率はどのくらいか」といった不安の声も多く聞かれます。では実際、人事への転職はどれほど難しいのでしょうか?経験者と未経験者では何が違い、求人はどんな企業・業界に多いのでしょうか?
本記事では、人事の仕事内容から転職の難易度、未経験での挑戦可否、求人の探し方、年収事情、必要なスキル、そして転職成功のコツまでを網羅的に解説。キャリアチェンジを検討するあなたが、人事という領域で自分らしい働き方や成長を実現できるよう、公的機関や信頼できるキャリアサイトの情報をもとに丁寧にご紹介します。
「自分に人事が務まるか不安」「どの分野を選べばいい?」「年収はどれくらいが相場?」──そんな疑問を持つ方に、確かなヒントと実践的なアドバイスをお届けします。
人事の業務内容とは?
人事の役割は、社員の採用・育成・評価・配置を通じて、組織の目標達成を支援することです。従業員が働きやすい環境を整え、人材の力を最大限に引き出す役割も担います。
代表的な仕事内容をピックアップしてご紹介します。
■採用、勤怠管理、給与管理などの一般業務
採用業務では、求人票の作成、応募者の書類選考、面接の日程調整、採用面接の実施、内定通知などを行います。会社にとって必要な人材を見極める目と、候補者に魅力を伝えるコミュニケーション力が求められます。次に勤怠管理。これは社員の出勤・退勤・休暇・残業などを正確に記録し、法律に沿って管理する業務です。ミスがあると給与や法令違反に関わるため、丁寧さや正確さが重要です。そして給与管理は、勤怠データをもとに毎月の給料を計算し、各種保険料・税金なども考慮して支払う業務です。社外の社労士と連携することもあります。
■勉強会の計画や実施、人材開発
社内勉強会の計画・実施は、社員のスキルアップや知識共有を目的に行われます。具体的には、学ぶテーマの選定、講師の手配、日程や会場の調整、参加者への案内、当日の運営などを担当します。社員の成長を支援し、会社全体のレベルアップにつながる大切な業務です。
一方で人材開発は、社員一人ひとりの能力を高め、将来のリーダーや専門人材を育てることを目的としています。研修制度の設計、キャリア面談の実施、評価制度との連携などが含まれ、会社の成長戦略にも直結します。
■組織開発や人事戦略の策定
組織開発とは、社員同士の関係性や組織の風土、チームの在り方を見直し、より働きやすく成果が出やすい組織に変えていく取り組みです。具体的には、社員満足度調査の実施、チームビルディング、部門間の連携強化施策などがあります。「人を変える」のではなく「組織の仕組みや関係性を変える」ことがポイントです。
一方で人事戦略の策定は、企業の経営戦略に基づいて「どんな人材が必要か」「どう育てるか」「どう働いてもらうか」といった方向性を決める仕事です。採用・育成・配置・評価など人事全体に関わるため、経営陣との連携も求められます。
■社内ルールの構築、文化の定着
社内ルールの構築とは、社員が安心して働ける環境をつくるために、就業規則や業務フロー、コミュニケーションのルールなどを整備することです。たとえば「リモートワークのガイドライン」や「休暇取得のルール」など、明確なルールがあることでトラブルを防ぎ、業務がスムーズに進みます。法令順守や公平性の観点も重要です。
文化の定着は、その会社らしい価値観や行動指針を社員に浸透させる取り組みです。たとえば「挑戦を大切にする風土」や「お互いを尊重する文化」などがあり、それを日々の行動や評価制度、社内イベントを通じて育んでいきます。会社の個性ともいえる部分です。
ご紹介したように、人事の仕事は勤怠管理や給与計算といった実務をはじめ、組織開発や人材など、企業の方向性や従業員のスキル成長にとっても重要な部分を担っています。自分の得意分野や興味に合った業務内容を知ることで、より明確なキャリアイメージが描けるはずです。
人事への転職は難しい?実際の転職難易度
人事は、転職市場において常に人気の高い職種です。それでも、採用傾向や企業ごとのニーズを理解すれば、経験者はもちろん未経験者にも十分にチャンスがあります。この章では、転職市場の現状と転職難易度について詳しく解説します。
人事関連の求人は増加傾向
ここ数年、人事関連の求人は増加傾向です。背景は大きく2点。まずは人材獲得競争の激化です。人手不足によって、優秀な人材を採用・定着させることが企業成長のカギとなっており、「採用担当」や「人材開発担当」のニーズが高まっています。もう1つは働き方の多様化への対応です。リモートワークや副業制度、ダイバーシティの推進など、従来の枠にとらわれない制度設計・文化づくりが求められており、戦略的な人事の役割が拡大しています。
常に人手不足の100万人程度の専門職
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、全国における人事の就業人数は約100万人程度です。営業職が約800万人、ITエンジニアが140万人程度のため、就業人数は比較的少なく、専門性の高い職種といえます。
近年、少子高齢化で人材確保が難しくなり、より良い人材の確保がますます重要になっているため、採用市場の変化によって人事のニーズも増加しています。
感覚ではなく体系的な経験が重視される人事業務
「体系的な経験」とは、「バラバラの情報や経験を、筋道を立てて整理し、全体のつながりがあるようにまとめる経験」です。人事の仕事は、感覚や思いつきではなく「再現性」や「公平性」がとても大切です。そのため、「体系的に考え、行動できる力」がある人は評価されやすくなります。
人事業務において、体系的な取り組みはどのような場面で求められるでしょうか。例えば「採用フローを見直し、数値で効果測定する」というように効果を定量的に評価して改善サイクル(PDCA)を回すような体系的な業務もあれば、「社員面談や1on1を仕組み化し定着させる」など、オペレーションをゼロから確立させ、組織文化に影響を与えていくといった仕組みづくりのような場面でも、体系的な取り組みが求められます。
未経験から人事に転職するのは可能?
人事は未経験歓迎の求人も多い職種です。特に20代~30代前半で、人材業界経験者や営業経験者はポテンシャル枠での採用事例も多く存在します。ただしライバルも多いため、生かせる経験を理解し、適切にアピールしていくことがポイントです。この章では、未経験からの転職が可能な理由や、実際に評価されるポイントについて解説していきます。
「採用」ポジションは未経験者歓迎求人も多数!
人事の中でも、採用担当ポジションは比較的採用要件が広く、未経験歓迎の求人も多くあります。人事制度の設計や労務などに比べ、人事の採用業務は比較的キャッチアップがしやすく、面接で候補者の志望度を高めるスキルは営業経験などがあれば親和性が高いこともあるためです。
また、人事は社員や候補者との対話が多く、「人と関わる力」がとても重要です。そのため対人折衝の経験があれば、職種が違ってもスキルが活かせると判断され、未経験でも歓迎されることが多いことも理由の1つです。
活かせる経験・スキル
未経験でも活かせるスキルは多数あります。たとえば以下のようなスキルが人事で高く評価されます。
- 営業経験
採用選考で候補者の志向を引き出したり、社内の各部署と連携して採用戦略を立てる場面などで営業経験が生かせます。年間の採用計画目標を持つ人事の仕事は、自社を商材とした営業と考えることもできるので、営業実績のアピールも効果的です。 - 人材業界経験
人材業界での経験は、採用業務との親和性がとても高いです。特にリクルーティング アドバイザー(企業側の採用支援)経験があれば、自社のブランディングや採用戦略 に生かすことができ、即戦力として採用してもらえることもあります。
- 正確性の問われる事務処理力
給与計算や勤怠管理の場面では数字を取り扱うこともあり、丁寧かつ正確にデータを処理する能力が求められます。 - 論理的思考力
人事の仕事は多くのステークホルダーの利害を整理し、調整しながら物事を前に進めていくことが求められます。経営層と接することも多いため、高い論理的思考能力が要求されます。
未経験から人事への転職は、正しい準備と自己理解があれば十分に可能です。過去の経験を棚卸しし、人事にどう活かせるかを言語化することが転職成功への第一歩となります。
人事に求められるスキル・経験
人事として活躍するためには、コミュニケーション力といったベースのスキルはもちろん、採用プロセスの理解や社会保険等の知識理解も重要です。ここでは、現場で求められる具体的なスキルと経験について解説します。
■コミュニケーション能力
人事業務の多くは「人」との関わりを中心に成り立っています。例えば、採用活動では応募者との面接を通じて適性や価値観を見極める必要があり、相手の緊張を和らげながら本音を引き出すための対話力が重要です。また、入社後のフォローや社員からの相談対応では、相手の話を丁寧に傾聴し、的確なアドバイスを行う力が求められます。さらに、経営層と現場社員の橋渡しとして、異なる立場の意見を調整・伝達する場面も多く、相手の立場を理解しながら分かりやすく伝える力が欠かせません。制度変更や評価制度の導入時にも、社員の納得を得るための説明力が必要になります。
■採用プロセスの理解と経験
採用計画の立案、求人票の作成、応募者対応、書類選考、面接、内定といった採用プロセスにおいて、人事は社内外との調整、候補者との丁寧な対応、スケジュール管理など、多くの役割を担います。採用プロセス全体の流れを把握していると、人事職としての実務にもスムーズに入っていけるでしょう。応募者対応のマナーやスピード感、現場との調整をはじめ、採用戦略立案など、採用において人事に求められる役割は多くあります。
■給与管理、社会保険、勤怠管理の実務
給与管理、社会保険、勤怠管理は「労務管理」とも呼ばれ、人事の中でも専門性が高く、正確さが求められる重要な業務です。給与管理は勤怠データの集計、給与計算、給与明細発行、年末調整等の年次業務があります。社会保険は健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険などの加入・喪失・給付手続きなどを行う業務であり、入退社時の手続きのほか傷病手当金、出産手当金などの給付申請・サポート対応も該当します。最後に勤怠管理は「出勤・退勤・残業・休暇」などの勤務状況を正確に把握し、給与計算や労務管理に活かすための重要な業務です。勤怠データを集計・チェックし、給与計算と連携していきます。
これらの業務は「ミスが許されない」分野でもあり、正確性・期日管理能力が非常に重視されます。外部の社労士と連携して行う場合もあります。
■人材開発や研修のプログラム等
人事業務における人材開発や研修プログラムの実務は、社員一人ひとりの能力を引き出し、組織の成長につなげるとても重要な役割です。「教育の計画立案」から「運営・評価」まで多岐にわたる業務があります。具体的には、教育・研修ニーズの把握からはじまり、研修計画の立案、研修の準備・運営、研修後の効果測定・フォローまで実施します。その他資格取得支援、eラーニング導入、キャリア面談の実施など、社員の成長意欲を後押しする制度づくりも人材開発の一部です。
人事の求人の探し方と選び方
人事への転職を目指すなら、求人の探し方や選び方にもひと工夫が必要です。求人媒体や企業のタイプによって、業務内容や働き方には大きな差があるため、情報をしっかり比較しながら、自分に合った求人を見極めることが重要です。この章では、転職活動でよく使われる手段や、求人票を見る際のチェックポイントを整理していきます。
転職サイト・エージェントを活用しよう
未経験から人事職への転職を目指すなら、「人事職の求人が豊富」「未経験可の案件に強い」「サポートが手厚い」この3点を満たす転職サービスを選ぶのがポイントです。
リクルートエージェント、doda、マイナビ転職のような大手サービスであれば、未経験歓迎の人事求人も多く掲載されています。特に未経験の場合、志望理由や自己PR等はエージェントを活用し、アドバイスをもらいながら転職活動を進めていくと良いでしょう。また人事・総務・経理など管理部門専門の転職エージェントであるMS-Japanなど、専門性の高いエージェントを併用することもオススメです。
都市部の求人や、流動性の高い業界は狙い目
人事部門が多くあるのは、やはり都市部エリアの求人です。本社や大規模オフィスの拠点は、人事部門もきちんと整備されていたり教育が手厚い傾向があり、未経験からでも安心です。また、「未経験OK×人事ニーズが高い業界」も狙い目でしょう。人材業界、介護・福祉、ITベンチャー、小売・外食、物流系など、人の出入りが多い業界は採用や労務などの業務が常に発生していて、人事の需要が高い傾向です。将来性や安定性を重視したい場合には、SaaS・医療・ITなどの成長中or安定基盤のある業界も良いでしょう。
職務内容、企業文化、基本情報の注目点
未経験から人事職に応募する際、「どんな会社に応募するか」は非常に大切です。
「職務内容」「企業文化」「基本情報」のそれぞれにおいて、どんな点に注目すべきか見ていきましょう。
≪職務内容(実際にやる仕事)≫
業務範囲 | 「採用のみ」担当するのか、「採用・労務・人事制度企画」など幅広く担当するのか? |
OJTや研修の有無 | 「教育制度あり」「マニュアル完備」「先輩社員のフォローあり」など、入社直後のキャッチアップ方法 |
使用ツール | 「Excel」「勤怠管理システム」「チャットツール」など、使ったことがあるツールなら◎ |
≪企業文化(働く雰囲気・価値観)≫
社風 | 「挑戦を応援」「チームワーク重視」「自律性を大切に」など、自分に合う表現があるか? |
年齢層 | 若手中心なのか、ベテランが多いのか。年齢バランスも働きやすさに影響があるため要確認。 |
評価制度 | 「成果主義」「チーム評価」など、どう頑張りが認められるか? |
≪基本情報≫
従業員数 | 小規模なら業務が幅広く、大企業なら分業制の傾向あり。どちらが自分に合っているかどうか。 |
勤務地・転勤 | 通いやすさや、転勤の可能性 |
労働時間・休み | 「残業少なめ」「土日祝休み」など、自分の生活に合う働き方か?採用の場合、会社説明会や面接対応で土日出勤がある可能性もあり。 |
人事への転職を成功させるには、求人の探し方や選び方を工夫することが大切です。媒体を使い分けながら、自分に合った業務内容や働き方を見極めましょう。特に人事にとっては、事業内容や企業文化への共感も大きな判断材料のひとつ。納得感を持って応募できる企業に出会うためには、情報収集と視点の柔軟さがカギになります。
人事の年収・給与事情
人事は比較的安定した収入が見込める職種ですが、経験年数や業界、また企業規模などによっては差が出てくる職種です。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、人事の平均年収は513万円と出ています。
経験年数や業界による年収差は?
人事職の年収は、経験年数や企業規模・業界によって大きく変わります。
≪経験年数による年収差≫
未経験~3年:約300万~400万円(一般的にアシスタントや採用補助が中心)
経験3~5年:約400万〜500万円(採用や労務を1人で任されるようになる)
経験5~10年:約500万〜650万円(管理職候補。制度設計やマネジメントにも関与)
経験10年以上:約600万〜800万円以上(人事部長や人事戦略責任者クラス。会社の経営に近い立場。)
特に「制度設計」や「組織開発」「人材開発」の経験があると、年収が上がる傾向があります。
≪業界による年収差≫
大手製造業・メーカー:年収600万円超の企業が多く高水準の傾向。年収以外の福利厚生面も整っている場合が多い。
IT/通信/インターネット:特に外資系・大手では人事でも 600万円台〜が狙える可能性も高い。
人材サービス業界:OpenWorkの業界年収ランキングでは上位に位置し、人事職も 500〜600万円台が中心と推測される。
金融・コンサル・証券・信託:業界全体の平均年収が高いため、人事職も 600万円〜、役職者はさらに 700万円以上のケースも。
サービス・小売・飲食・旅行・介護等:業界平均がそこまで高くないため、人事職も 400万円台〜の求人が多い傾向。
大企業、中小企業、ベンチャーでの違い
MS‑Japanの調査では、大手上場企業の人事職は 平均626万円、中小企業は 556万円と約70万円の差があります。大企業は福利厚生や昇給制度が整い、年功も反映されやすい傾向があるため、他の職種と同様に平均年収も高めです。中小企業の場合は業績によりばらつきがあるものの、役職がつけば年収アップも狙えるでしょう。ベンチャーの場合は資金繰り次第で変動が大きい傾向です。ただスキル次第では急成長のチャンスもあります。
業界や会社規模ごとの相場を知り、自分に合った環境を選ぶ視点が、将来的な成長や安定につながります。
人事への転職を成功させるためのコツ
人事への転職を成功させるには、自己PR・志望動機の構築から面接対策、エージェント活用まで、各ステップでのポイントを押さえることが重要です。
自己PRや志望動機で伝えるべきこと
転職面接で最初に問われるのが、自分が「どんな人事になりたいか」「その根拠はどこにあるか」です。マイナビエージェントによると、自己PR・志望動機は「結論 → 裏付けエピソード → 応募企業での展望」の構成が効果的とされています。
- なぜ人事を志望するのか:これまでの経験を通して採用や研修など、人事業務との親和性があるエピソードをもとに志望理由へと展開。
- どのように貢献できるか:採用経験や営業経験をもとに、「御社では〇〇の領域で成果を出します」という具体性。
- 将来ビジョン:3~5年後に「チームリーダー」「高難易度資格の取得」などの目標を示すと、熱意と戦略性が伝わります。
面接でよく聞かれる質問とその意図
人事の面接では以下のような質問が頻出し、それぞれ意図を理解することが重要です。
質問内容 | 面接官が知りたいこと |
自己紹介・自己PR | 第一印象や社会人としての適性、コミュニケーション力 |
転職理由・志望動機 | 会社とのミスマッチ回避。熱意・背景の整合性 |
苦労した経験 | 課題解決力・メンタル耐性・主体的な行動への期待 |
将来のキャリアプラン | 長期的なコミットメントやキャリア志向 |
特に「苦労した経験」では、環境や他者ではなく、自分がどのように課題を把握し、解決に導いたか行動プロセスを話すことがポイントです 。
目指すロールモデルの明確化
未経験から人事に転職する際、ロールモデルを明確にすることは、転職活動の成功に大きく影響します。ロールモデルがいると、「なぜ人事を目指すのか」「どんな人事になりたいのか」が具体的になります。たとえば、「社員一人ひとりに寄り添う人事になりたい」といった目標が明確になることで、企業への志望動機にも厚みが出てきます。ロールモデルのキャリアや働き方から、「自分には何が足りないか」「どんな経験を積むべきか」が見えてきやすくなります。
また、「面接官として活躍している人事」のロールモデルを見れば、「面接経験を積むには採用業務のアシスタントから始めよう」など、目指す方向がはっきりして、行動しやすくなります。「あの人のようになりたい!」というロールモデルがいると、困難なときでも前向きな気持ちをキープしやすくなることにも繋がります。
人事への転職を成功に導くポイントは、
- 論理的かつ熱意のある自己PR・志望動機
- 想定質問への明確な回答準備と意図の理解
- ロールモデルをもとに、なりたい人事像やキャリアを明確化
この3点を着実に行うことにより、面接官に「一緒に働きたい」と思われ、内定獲得への可能性が格段に高まります。ご希望があれば、志望動機のテンプレートや模擬質問もご提供可能ですので、お気軽にご依頼ください!
まとめ|人事への転職は準備と挑戦がカギ
人事への転職は、たしかに難易度がある分野と言えますが、決して不可能ではありません。一定のニーズがある職種なので、求人の傾向を正しく理解し、自分の強みや志向を言語化したうえで準備を重ねていけば、未経験でも十分にチャンスはあります。「経験」や「スキル」がポイントになるため、どのような経験をアピールポイントとして紐づけていくか、事前準備が非常に重要です。
加えて大切なのは、あいまいな憧れだけで動くのではなく、適切な情報を集め、学びを深め、できることから実践し少しずつ前進していくことです。3つをバランスよく重ねていくことで、結果として“自分らしく納得できる転職”につながっていくでしょう。