
中途採用でマーケティングへ転職!転職するのは難しい?転職難易度は?
近年、デジタル化の加速や消費者ニーズの多様化により、企業戦略の要として「マーケティング職」への注目が高まっています。業務範囲も幅広く、やりがいのある職種として人気を集めていますが、その一方で「自分に務まるだろうか」と感じる方も多いかもしれません。
本記事では、未経験者はもちろん、スキルを活かしてキャリアアップを目指す経験者の方にも役立つよう、仕事内容や転職難易度、準備のポイントなどをわかりやすく解説していきます。
マーケティングの仕事内容とは?
マーケティング職に興味はあっても、実際にどんな業務を担っているのか、イメージしづらいという方も多いのではないでしょうか。ここでは、マーケターが日々どんな仕事に向き合っているのかを3つの視点からご紹介します。
マーケティングの具体的な役割とは?
マーケティング職の業務は多岐にわたり、商品の魅力を伝え、消費者との接点を作ることが主な役割です。たとえば、キャンペーンやイベントの企画、市場調査やターゲット分析、販促物の制作、広告戦略の立案・実施などが挙げられます。さらに、施策の効果測定や改善提案といった、PDCAサイクルを回す力も求められます。 論理性と発想力のどちらも必要とされるため、「戦略を描く力」と「実行し伝える力」の両軸で活躍できる、やりがいの大きなポジションと言えるでしょう。
マーケティング職の幅広さと専門性
マーケティング職は、部門をまたいで多岐にわたる業務に関わるのが特徴です。企画立案や販促、広報、営業支援、商品開発など、社内のさまざまな部署と連携しながら価値を届けていくため、「視野の広さ」が求められます。ときには現場で顧客の声を拾い、ときには経営視点でブランド戦略を考える…そんな多面的な役割を担うこともあります。
一方で、特定分野での「専門性」が強く求められる場面も少なくありません。たとえば広告戦略の設計、調査データの分析、販促物のクリエイティブディレクションなど、それぞれに高度な知識やスキルが必要とされます。幅広さのなかに、自分の得意分野を見つけて磨き上げることが、キャリア形成の鍵になります。
デジタルとオフライン、2つのマーケティングの役割
マーケティングには、大きく「デジタル」と「オフライン」という2つのアプローチがあります。デジタルマーケティングはWeb広告やSNS、メール配信などを通じて、オンライン上の行動データをもとに、効率的かつタイムリーな施策を展開できるのが特徴です。費用対効果の可視化や細かなターゲティングが可能で、改善サイクルを高速で回せる点に強みがあります。
一方、オフラインマーケティングは、紙の広告、店頭販促、イベント開催、交通広告など、リアルな場で直接消費者と接点を持つ手法です。接触時の印象や体験の質が購買意欲に直結しやすく、「ブランドの世界観を五感で伝える」ことができるのが魅力です。信頼感や記憶への残りやすさといった、定量化しづらい価値を届けられる点も見逃せません。
どちらも単独で完結させるというより、互いの補完関係に注目することで、マーケティング施策の厚みや精度が格段に上がります。
マーケティング職の仕事内容は、単なる「広告の仕事」にとどまりません。企画・分析・実行までを一手に担い、部門を超えて連携することで企業の成長を支える存在です。広い視野と専門性のバランスを取りながら、現場と向き合う現実的かつクリエイティブな仕事。それが、マーケターという職種の奥深さとやりがいを生んでいるのかもしれません。
マーケティング職への転職は難しい?
マーケティング職に興味を持ちながらも、「未経験から挑戦できるのか」「今よりステップアップできるのか」と不安や期待を抱く方も多いのではないでしょうか。人気の高い職種でありながら、実際には“難しい”と感じられることも少なくありません。マーケティング職の転職の実態をみてみましょう。
マーケ職が“狭き門”となのか?
マーケティング職は「人気があるのに採用枠が少ない」「未経験では難しい」と言われがちな職種です。その理由のひとつが、求められるスキルの幅広さと“実践力”の重視にあります。特に中途採用では、即戦力としての貢献が期待されるため、企業側は「具体的な実績」や「再現性のあるスキル」を重視しやすい傾向があります。
また、業務内容が多岐にわたり、社内外との調整や戦略的思考、分析力、クリエイティブな発想までが求められるため、“ポテンシャル採用”のハードルが相対的に上がるという側面もあります。さらに、マーケティング組織がそもそも少人数であるケースも多く、採用タイミングが限定的になりやすいのも、転職を難しく感じさせる一因と言えるでしょう。
企業が評価するスキルと経験の中身
マーケティング職の選考では、「即戦力かどうか」が大きな判断基準のひとつになります。ただし、“即戦力”とは単に実務経験があるかどうかだけでなく、「業務に必要な視点・思考・行動」が備わっているか、という広い意味で見られています。
たとえば、数値に基づいた考察力、ユーザー視点で物事をとらえる力、アイデアを形にする実行力などは、業界や職種を問わず評価されるスキルです。未経験であっても、こうした力を他職種でどう発揮してきたかを伝えることがポイントとなるでしょう。
一方、経験者に対しては「何が得意か」「どう再現できるか」に注目が集まります。特定領域(広告運用、販促設計、調査分析など)での専門性を伝えることが、採用の後押しになる場面も多いでしょう。いずれにしても、“経験”というより“活かし方”が評価される傾向にあります。
企業がマーケターに求める人物像とは?
マーケティング職において、企業が重視するのは「その人がどんなスキルを持っているか」だけでなく、「どんな視点や姿勢で仕事に向き合えるか」です。たとえば、消費者目線に立って考えられる柔軟な思考力や、変化に応じて自ら学び続ける姿勢、チームや他部署と協働できるコミュニケーション力などが、よく求められる資質として挙げられます。
また、数字やデータを読み解き、仮説を立てて行動に移す“論理的思考力”も重要です。ただアイデアを出すだけではなく、その裏付けを持って実行につなげる力が評価されます。さらに、ブランドや顧客に対して愛着を持ち、自分なりの視点で提案できる“当事者意識”も、結果を出すマーケターの共通点といえるでしょう。
経験の有無を問わず、そうした視点や姿勢を持つ人材が、現場でもしっかり力を発揮できると評価される傾向があります。
未経験からマーケティング職に転職するには?
マーケティング職に興味を持ちながらも、「経験がない自分にできるのか」「今のスキルが通用するのか」と不安を感じる人も少なくありません。実は、未経験からのチャレンジや新たなステップを応援する企業も多数存在します。この章では、求人の探し方や選考に向けた準備、身につけておきたい知識まで、立場を問わず役立つヒントをご紹介していきます。
未経験OKのマーケティング職を見つけるコツ
マーケティング未経験でも挑戦できる求人は、業界や業種を問わず意外と多く存在します。まず注目したいのが、「職種未経験OK」「ポテンシャル採用」「育成前提」といった記載のある求人。これらは実務経験よりも意欲や学習意欲、成長可能性を重視する企業に多く見られます。
また、例えば、営業や販売、企画など、これまで経験してきた仕事の中にマーケティングと重なる部分があるかに注目して求人を探すことも大事です。たとえば営業として「お客さんのニーズを考えた経験」や「商品をどう伝えるか工夫した経験」は、立派なマーケティングの素地です。完全な未経験だと思っていた経歴の中にも、活かせるヒントが隠れていることがあるので、自分の経験を“マーケティングの視点”で見直しながら求人を見ていくことがポイントです。
転職サイトでの検索に加えて、転職エージェントのサポートを受けるのも有効な手段です。未経験者向けの求人をピックアップして紹介してくれるだけでなく、企業ごとの特徴や選考時のポイントなど、ネットの情報だけでは得づらい“内側の視点”を教えてくれることもあります。自分に合った選択肢を広げる意味でも、味方としては心強い存在です。
採用されるために必要な準備とは?
未経験からマーケティング職を目指すうえで、意欲だけでなく「どれだけ具体的に行動してきたか」が問われます。まず大切なのは、「なぜマーケティングを選んだのか」「どんな貢献がしたいのか」をしっかりと言語化すること。志望動機に一貫性がある人は、企業にとっても信頼しやすい存在です。
次に、基本的なマーケティング用語や考え方について学んでおくことも重要です。たとえば「4P」「ペルソナ設計」「カスタマージャーニー」など、最低限の知識があるだけでも選考での伝わり方が変わってきます。独学でOKなので、自分なりにキャッチアップしている姿勢を見せることがポイントです。
また、ポートフォリオやアウトプットがあるとさらに強みになります。SNS運用の模擬プランや、学んだ知識をまとめたノートなど、「自分なりに動いてきた証拠」があると、意欲がよりリアルに伝わります。採用を勝ち取るには、“準備の深さ”がそのまま説得力になるのです。
未経験でも身につけておきたい基本スキルと学びのポイント
未経験からマーケティング職を目指すにあたっては、「まず何から学べばいいの?」という疑問を持つ方も多いはず。最初におすすめしたいのは、マーケティングの基本フレームを理解することです。「4P」「STP」「カスタマージャーニー」など、商品やサービスがどのようにユーザーと結びつくかの思考の流れを押さえておくと、実務への理解が一気に深まります。
次に触れておきたいのが、ツールの基礎知識です。GoogleアナリティクスやSNS広告運用ツール、簡単なデータの可視化(ExcelやGoogleスプレッドシートなど)に慣れておくだけでも、選考での印象は大きく変わります。「使いこなせる」よりも「触ったことがある」くらいの感覚からスタートでOKです。
加えて、マーケティング関連の資格取得を検討するのも一つの手段です。たとえば「マーケティング検定(日本マーケティング協会)」や「Web解析士」などは、基礎知識の証明として一定の信頼があります。ただし、資格そのものよりも、「自ら学びに向き合っている姿勢」が伝わることのほうが、選考では大切にされる傾向があります。
つまり、完璧な知識や技術を求められているのではなく、「今の自分にできる準備を積み重ねているか」がポイントです。
未経験からマーケティング職に転職するには、“探し方・準備・学び方”の3つの視点がカギとなります。自分の経験の中に活かせる要素を見つけ、できる準備を少しずつ積み重ねること。それが大きなポイントとなるでしょう。
マーケティング職の求人、どんな傾向がある?
マーケティング職に興味はあるけれど、「実際にどんな求人が多いの?」「未経験OKって本当?」と感じる人も多いのではないでしょうか。この章では、業種や勤務地の傾向、求人票の読み解き方まで、求人情報から見えてくるマーケティング転職の“実態”をわかりやすく紐解いていきます。
募集が多い業種や業界はある?
マーケティング職の募集は、IT・Web業界をはじめ、広告代理店、メーカー、EC運営企業など幅広い業種にわたります。特に中途採用で目立つのが、事業会社の自社サービスを支えるポジションや、成長中のベンチャー・スタートアップでの募集です。
業界としては、SaaS、D2C、BtoCサービスのようにユーザー接点が多い事業を展開する企業でニーズが高め。toBの企業でも「リード獲得」や「ホワイトペーパー設計」など目的が明確なマーケ職は一定数存在します。
また、「広報」「販促」「CRM」「SNS運用」など職種名や切り口もさまざまで、それぞれに求められるスキルが異なります。求人を見るときは、“業界”だけでなく“業務のタイプ”にも注目するのがポイントです。
勤務地と勤務スタイルの傾向は?
特にマーケティング職は、本社に在籍することが多いので、東京を中心とした都市部に集中する傾向が依然として強いです。とくに本社機能がある企業やベンチャーは、渋谷・六本木・丸の内周辺にオフィスを構えるケースが目立ちます。
ただし近年では、フルリモートや地方拠点勤務OKの求人も着実に増加中。とくにWeb業界やSaaS系企業を中心に、働く場所を選ばない柔軟なスタイルを打ち出す企業が増えています。
「在宅可」「リモートOK」などの文言だけでなく、週の出社回数やフルフレックスの有無などにも注目して、自分に合った働き方を見極めることがポイントです。
求人票の文言を読み解くヒント
「未経験歓迎」や「〇〇経験者優遇」などの表現は、一見やさしそうに見えても、実際のハードルや期待値は企業によってさまざまです。とくに“歓迎”と“必須”が混在している場合は、どちらの要素に重きがあるかを見極めることが大切です。
たとえば「Photoshop使用経験歓迎」とある場合、業務に必須ではないが、使えると有利というニュアンス。逆に「使用経験必須」「業務での利用経験〇年以上」などの記載があれば、スキルの担保が前提となります。
また、“ポテンシャル採用”と書かれていても、実際には業界経験者が有利なケースも。企業が求めているのは「育てたい人」なのか「すぐに戦力になる人」なのかを読み取る意識が必要です。言葉通りに受け取らず、その裏にある意図を想像しながら読み込むことが、失敗しない求人選びのコツといえるでしょう。
マーケティング職の求人には、業種や働き方の多様性、文言の読み取りにコツが必要など、実はさまざまな“見え方”があります。条件だけで判断せず、企業の意図や背景を想像しながら読み解いていくことが、納得感のある転職につながる第一歩になります。
年収・給与相場を知ろう
転職を考えるうえで、やはり気になるのが「実際の年収はどれくらい?」という点。この章では、年齢や経験別の相場感、未経験から挑戦した場合との収入ギャップ、そして昇給や評価制度の傾向について紹介します。“想像とのズレ”を防ぐためにも、まずは現実的な目安を知っておくことが大切です。
年代とキャリアによる年収の目安
マーケティング職の年収は、業界・職種・企業規模によって幅がありますが、概ね以下のような傾向があります。20代前半〜中盤では350〜450万円程度がボリュームゾーンで、未経験での転職時は300万円台前半からスタートするケースもあります。
30代になると実務経験に応じて500〜700万円台まで上がる傾向があり、マネジメント層や専門領域を持つ人材では800万円以上となることも。特にWebマーケティングやデジタル分野に強い人材は、需要の高さから高水準でのオファーが出やすい傾向にあります。
あくまで目安とはいえ、今後のキャリア形成を考えるうえで、自分の年齢や経験と照らし合わせた相場感を持っておくことは大切です。
経験者と未経験者の収入差は?
マーケティング職における経験者と未経験者の年収差は、初期段階では50〜100万円以上の開きが出ることも珍しくありません。とくに実務経験や専門スキルを持つ人材は、入社時から即戦力として評価され、給与にもそれが反映されやすい傾向があります。
一方で、未経験者は“育成前提”として採用されるケースが多く、年収300万円台からのスタートも一般的。ただし、実績を積み上げれば昇給のペースも速く、早ければ1〜2年で経験者に近い水準まで届くこともあります。
つまり、最初の年収差はあるものの、それがずっと続くわけではなく、成長や成果によって逆転も十分可能。自分の伸びしろやポテンシャルをどうアピールするかが大切です。
評価のしくみと昇給の流れ
マーケティング職は、成果が数字で見えやすい職種であるぶん、定量評価を軸にした昇給制度を導入している企業が多い傾向にあります。たとえば「リード獲得数」「Webサイト流入数」「広告のCPA改善」など、具体的な指標で成果を示すことが評価につながります。
ただし、それだけではなくチームへの貢献や改善提案の姿勢など、プロセス面も重視されるケースも増えています。特に長期的な運用やブランディング業務では、定性的な評価も欠かせません。
昇給の頻度は年1回が多いものの、成果次第で年2回チャンスがある企業や、ストックオプション・成果報酬制度を用意しているスタートアップも。制度の「かたち」だけでなく、何が評価されると収入に影響するのかに注目して求人を比較することも大事です。
動き方で差がつく!転職成功のためのコツ
マーケティング職への転職を成功させるには、求人選びだけでなく“どう動くか”も大きなカギになります。この章では、自己分析や志望動機の整理、ポートフォリオや実績の準備、外部サービスの活用方法まで、実際に行動する際のポイントを具体的に紹介していきます。
自己分析と志望動機の整理のコツ
転職活動の軸を定めるうえで欠かせないのが、自己分析と志望動機の整理です。まずは、「これまでの仕事や経験でやりがいを感じた瞬間」「得意だと感じること」「大切にしてきた価値観」を振り返って書き出してみましょう。思い出せない場合は、仕事以外でも「つい夢中になれること」や「人に褒められた行動」をヒントにすると、自分らしさが見えてきます。
その上で、「なぜマーケティング職に興味を持ったのか」「どんな仕事スタイルが合っていそうか」などをセットで整理していくと、自分の言葉で語れる志望動機に近づいていきます。紙に書いて可視化したり、友人に話してみたりすると、さらに思考が深まります。
また、いくつかの求人を見比べながら「どんなワードに反応したか」を記録していくと、自分の関心軸が浮かび上がってくることも。最終的には「どんな環境で、どんな役割を担いたいか」という理想像を描いておくと、企業選びにも一貫性が出てきます。
未経験でも伝わるアウトプットづくりのコツ
未経験からマーケティング職を目指す場合、言葉だけでは伝わりにくい部分を“見えるかたち”にすることが強い武器になります。代表的なのが、簡易的なポートフォリオや学びの記録ノートです。たとえば、自分なりに考えたSNS運用の企画書や、マーケティングの基本概念をスライドにまとめたものなど、小さくても「行動の証明」になるものは有効です。
スキルに自信がなくても、「どんな仮説を立て、どう調べ、どんな考察をしたか」を整理しておくだけで、課題に取り組む姿勢や思考プロセスをアピールできます。無料ツールなども活用すれば、見栄えのいい資料を簡単に整えることも可能です。
また、ブログやnoteにアウトプットを公開することで、選考時に「興味を持って学び続けている」姿勢を見せる手段にもなります。規模よりも、やってみたことそのものに価値があるという視点で、無理のない範囲でポートフォリオ作成に取り組んでみましょう。
プロの支援を活かすコツ
転職活動は一人で進められるものではありますが、外部の力をうまく取り入れることで、視野を広げたり効率的に動けたりする場面も増えてきます。なかでも代表的なのが、転職エージェントとキャリアスクールの活用です。
エージェントは、職務経歴書の添削や面接対策、企業とのやりとりの代行など、幅広いサポートが受けられます。ただし、自分の希望と異なる求人を紹介されるケースもあるため、相性の良い担当者を選ぶ意識が大切。複数登録して比較するのもおすすめです。
一方で、スクールは「体系的に学びたい」「実務経験を少しでも積みたい」という人にとって有効です。なかには受講中にポートフォリオを制作できる講座や、企業連携型の実践カリキュラムを備えたサービスも増えています。
いずれも、「これを使えば内定が取れる」という魔法ではなく、自分の目的に応じて必要な部分だけ取り入れるというスタンスが大事。あくまで主役は自分、サービスはそれを支える“道具”と考えると、うまく活用しやすくなります。
まとめ|マーケティング転職の難易度と対策
マーケティング職への転職は、たしかに難易度がある分野と言えますが、決して不可能ではありません。求人の傾向を正しく理解し、自分の強みや志向を言語化したうえで準備を重ねていけば、未経験でも十分にチャンスはあります。実際、多くの企業が「素直さ」「学ぶ意欲」「行動力」など、経験以外の要素を歓迎材料として見ています。大切なのは、あいまいな憧れだけで動くのではなく、適切な情報を集め、学びを深め、できることから実践し少しずつ前進していくことです。3つをバランスよく重ねていくことで、結果として“自分らしく納得できる転職”につながっていくでしょう。
担当コンサルタント:南雲 亮

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。