押さえておきたい面接マナー
2022/08/21

押さえておきたい面接マナー

オンライン・Webツールを使った面接が主流となってきて、対面での面接数は全体的に少なくなってきていますが、やはり最終面接は直接対面で、という企業も少なくありません。

面接では印象も評価の一つです。経歴・スキルともに採用基準に至っていたとしても、面接マナーが悪く不採用になってしまったケースもありますので最低限のマナーは知っておくべきでしょう。

オンライン面接については別途「オンライン・Web面接で気を付けるべきこと 」でご紹介していますので、こちらでは主に対面での面接についてにステップ別にご紹介していきます。

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面接時のマナー

訪問~受付のマナー

企業の受付に向かうのは面接開始5~10分前が良いでしょう。あまり早く到着してしまうと、面接官が対応できず、ギリギリだと面接の開始時間が遅れてしまう可能性があり、面接官に迷惑を掛けてしまいます。また面接評価として「自分の都合で動いてしまう人なのか?」と思われてしまいます。余裕を持って行動しましょう。

やむを得ず遅れる場合は分かった段階で必ず面接前に電話を入れ、到着時刻を連絡します。冬などでコートを着ている場合には入る前にきれいに折りたたみ、身だしなみをいま一度チェックしてから、受付に向かってください。

控え室などに通されたら、姿勢を正し、静かに待ちます。この時スマホを操作したり、キョロキョロしたりしないこと。すでに選考が始まっていることを意識しましょう。

あらかじめ面接する部屋に通される場合も多いです。企業側の指示に従い面接官を静かに待ちましょう。

 

面接中のマナー

面接官が入室してきたら、しっかりと起立して明るいトーンで挨拶をしましょう。面接官に「どうぞ」と言われてから、席に腰掛けるようにして下さい。第一印象は非常に重要です。実際の面接が始まる前にマイナス印象にならないよう注意しましょう。

 

話し方

面接官の質問をよく聞き、話が長くならないよう簡潔に答えることを心がけましょう。その際、結論から伝えたり、話すポイントを明示したりするとよいでしょう。また面接では会話のキャッチボールが大切です。志望動機が優れていても、会話が成立しないと「コミュニケーション力がない」と判断されてしまいます。相手の話は最後まで聞き、質問の内容に沿って答えることが基本です。

 

表情

面接中の目線は、面接官へ向けるようにしましょう。うつむいたり、視線をそらしたりすると、自信がないという印象を持たれるかもしれません。面接官が複数の場合は、話している人に目を向けるようにしましょう。堅くなりすぎず、基本的にはリラックスした表情が望ましいです。会話が弾み笑みがこぼれるシーンもあるかと思いますが、大笑いしなければ問題ありません。

初対面の相手を前に誰でも少なからず緊張はするものです。面接官もそうした状況は理解していますが、面接はコミュニケーションをとる場ですので、例えば転職エージェントと模擬面接を何回する、もしくはぶっつけ本番になりますが何回か面接の場を踏むことで慣れる方もいらっしゃるかと思いますので、志望度の低い企業を受けて慣れていくという方法もあるでしょう。

 

退室時のマナー

面接が終わると緊張から解放され、気が緩んでしまいそうですが、会社から出るまで油断は禁物です。面接終了後、「ありがとうございました」と自ら進んで挨拶をしましょう。退室前に、「失礼いたします」の一言を忘れずに。ドアを静かに閉めて退室しましょう。場合によってはエレベーターまで案内されるときもあります。エレベーターのドアが閉まりきるまでお辞儀をして「本日はおありがとうございました」と挨拶をしましょう。

 

服装・髪型のマナー

身だしなみも面接においては見られるポイントです。身だしなみは人の第一印象を大きく左右すると言われています。面接ではパッと見た印象から、応募者がどんなタイプの人間なのか、普段の仕事ぶりなども推測されてしまいます。清潔感があり、応募ポジションにふさわしい恰好をしているのか、などが見られています。

 

服装について

男性は、スーツ自体は普通のシングルで、女性はパンツ・スカートどちらでも問題はありません。大事なのは「清潔感」と「応募ポジションにふさわしい恰好か」です。できれば面接前にクリーニングに出すことをお勧めします。また「応募ポジションにふさわしい恰好」ですが、営業、企画、バックオフィスどれでも普通の恰好で問題ありませんが、例えばクライアント先に常駐する仕事の場合、企業としては他企業に出しても恥ずかしくないか、自社のブランドを損なわないか、も見ています。

 

私服の場合

ごくまれに、企業から面接は「私服でお越しください」と案内される場合もあります。「どんな私服ならいいのか」と、迷ってしまいますが、「私服=普段着」ではないので、注意が必要です。特に応募企業から説明がない場合には、だいたいオフィスカジュアルを指していると認識しておきましょう。

 

髪型について

転職の場合の髪型のマナーは、ビジネスパーソンとしての常識を大きく逸脱していない限り、それほど神経質になる必要はありません。面接大事なのは「清潔感」。だらしない髪型をしていると「仕事のやり方もだらしないのかもしれない」と採用担当者が不安を抱いてしまいます。

髪を染めている方もいらっしゃるかと思いますが、ナチュラルで明るすぎなければ問題はないでしょう。また髪が顔にかかり、表情が隠れていると暗い印象を与えてしまいます。前髪が長い場合は、事前にカットしておくか、女性の場合はピンで止めるなどして顔を出すようにしましょう。また、会話中に何度も髪をさわったり顔にかかると、いい印象にならないため事前に髪をまとめたり、整髪料などでセットしておきましょう。

 

カバンについて

男女問わず、一般的なビジネスで使われるカバンであれば問題ありません。あまりにもスポーティーであったり、書類が入らない、といったカバンはNGです。色はスーツに合ったものをチョイスしたほうがベターかと思います。「黒」「紺」「茶」が基本ですが、あまりにも派手過ぎなければ問題ないでしょう。

 

靴について

スーツ同様、「清潔感」が大切になるため、靴自体が汚れていたり、傷んでいるような場合はきれいに磨いたり、新品に取り換えましょう。カバン同様で一般的なビジネスシーンで使われている靴であれば問題ありません。流行や好みもあると思いますが、こちらもあまりにも派手過ぎなければ問題ないでしょう。

 

まとめ

面接のマナーを、ステップ別、そして服装に分けて解説しました。面接で好印象を与えることは、自分を「その会社にふさわしい存在」とアピールする機会でもあります。せっかく実績やスキルがあっても印象でマイナス評価になってしまってはもったいないです。この面接マナーは一般的常識となっている部分も多いため、転職エージェントや第三者が指摘する機会も多くはありません。今一度自分自身で確かめながら、面接にのぞんでください。

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担当コンサルタント:南雲 亮

南雲 亮

2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。

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