Webオンライン面接で失敗しないためのポイント
コロナウイルスの影響もあり、採用面接においても直接の対面を避けWeb面接を実施する企業が増えてきました。企業によっては最終面接までオンラインで行うことも珍しくなく、これまでの転職活動から大きく変わりつつある状況になっています。
一方で、求職者の方にとっては業務では使うものの、やはりオンライン面接が初めてで慣れていない方も多いのではないでしょうか。
そのため事前準備が大切になってきます。オンライン面接の流れから注意すべきポイントをいくつかご紹介していきます。
Webオンライン面接の準備
オンラインであっても基本的な対面での面接と流れは変わりませんが、
・オンライン会議ツールを使うこと
・オンライン画面でコミュニケーションを行うこと
の2点が通常とは違う点になります。
企業から発行されたオンライン会議のURLにアクセスし面接に進みます。この際、企業によっては使用するツールが違いアプリのインストールが必要な場合もありますので事前に確認しておくべきでしょう。
主に、
google meeting
zoom
teams
が主流となっていますが、一部ログインが必要なツールもあるため注意が必要です。
パソコンの動作確認
自身のパソコン設定も確認しておくべきでしょう。パソコンがなくスマホで代用したい方もカメラは映るのかマイクは問題ないか、上記オンライン会議ツール内でテストできますので必ずチェックしておきましょう。
自宅で面接を行う場合にはネットワーク環境、WiFiも確かめておくべきポイントです。無線LANには実は5Ghzと2.4Ghzと2つの周波数種類があります。この2つにはそれぞれ特徴があり、5Gは速度が速いが壁などの障害物に弱い、逆に2.4Gは速度はそれほど速くないが障害物に強いし特性を持っています。自宅のどこで面接を行うのか、WiFi機器との場所関係から選ぶと良いでしょう。
また、もしもパソコンが繋がらないという時のためにスマホでも入れるように用意しておきましょう。
目線に注意!
通常対面での面接であれば面接官を見ながらになりますが、オンラインの場合にはカメラ目線で話しをしましょう。相手画面をついつい見てしまいがちですが、画面を見ていると相手にはやや下目線で映ってしまいます。
パソコンの位置を少し遠目に用意したりして、カメラも画面も見れる位置にすると良いかと思います。
面接中の背景や雑音
自宅でオンライン面接を行う方も多いかと思います。同居人やペット、小物やポスターなど面接とは関係ないものは映り込まないようにしましょう。
都度片付けなくてはいけなかったり、環境を用意するのも難しい方もいらっしゃるかと思います。多くのオンライン会議ツールではバーチャル背景などが用意されていますので、こちらを利用するといいでしょう。
また空調や外からの環境音にも注意が必要です。相手にとってもあなたの声が聞きづらくなってしまい、何度も書き直されたりと、うまく面接を進めることができなくなってしまいます。
服装
オンラインだからといって、ラフな部屋着であったり私服で面接を行うのは禁物です。オンラインであっても対面と同じようにスーツであったり、ジャケットを羽織るようにしましょう。
特にクライアントと対する業務の場合には、面接においてこの人を客先に出していいのか。も見ています。スーツじゃなかったから、という理由で不採用になったケースもありますので注意が必要です。
身だしなみ・髪型
対面と同様、オンラインでも身だしなみは大切です。特に自宅での面接は普段はリラックスしているスペースですから、気が抜けてしまう部分もありますが、対面での面接同じように、男性であれば髭や髪型、女性であればメイクも普段と同じようにしましょう。
会話について
Web面接だと、どうしてもタイミングがずれて双方向に話してしまう場合があり、そしてお互い譲り合って変な間ができてしまう、という気まずい雰囲気になってしまうことも。
さらに自分の声が重なってしまうと、面接官が重要な話をしているのに聞き逃してしまう場合もありますので、どちらが話すターンなのか意識しながら話すと良いかと思います。
オンラインでもしっかり挨拶を
Web面接でもしっかりと、始まりと終わりに挨拶をしましょう。こらも対面の時と同じです。
座ったままでもいいので、その場でお辞儀をして挨拶をしましょう。むやみに立ち上がると面接官からは顔が見えなくなり不恰好にもなってしまいます。
Web会議ツールの名前やアイコンに注意
プライベートでもWeb会議ツールを使っている方は、アカウント名やアイコンにも注意です。例えばニックネームや、アイコンも趣味のものである場合には事前に変更しておきましょう。
そのまま使うと面接官からTPOを使い分けられない人と思われてしまう場合あります。
まとめ
オンライン・Web会議ツールを使った面接の場合、対面の面接と違い画面と音声からしかアピールすることできません。そのため目線や、話し方など対面の時以上に気を付けなければいけないポイントがあります。普段から業務で使われている方は問題ないかと思いますが、あまり使い慣れていない方は前もって、友人や家族、もしくは転職エージェントなどと練習しておいた方がいいでしょう。
また、オンラインでは場所を選ばないという特性がある反面、その環境やパソコン設定も事前に準備をしておかなければいけません。
よくある失敗例として、やはり通信環境やパソコン設定関連も多いですので事前準備もしっかりしておきましょう。
担当コンサルタント:南雲 亮
2008年株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。
キャリアアドバイザー、マーケティング企画・DX推進マネジャー、HR領域のSaaS新規事業開発・サービス企画部長を歴任。
2021年にsincereedを創業。