デンソーの評判・口コミ
2024/09/24

デンソーの評判・口コミ

自動車部品メーカーで知られる大手企業デンソー。先進的な自動車技術やシステム・製品などをグローバルに展開しており、優良企業として転職希望者から人気を集めている会社です。

その一方で、実際の仕事内容や職場環境などのイメージができず、転職活動に一歩踏み切れていない方も数多くいらっしゃいます。

そこで今回は、デンソーの採用コンサルティングも手掛ける弊社sincereedが、実際に働いていた社員の評判・口コミをもとに、デンソーの実態を解説していきます。転職活動で押さえておきたい会社情報もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

※本記事は2024年9月に掲載されました。

※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。

※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

 

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企業文化

“グローバルな視点と地域密着を両立させた企業文化を持っています。イノベーションと品質へのこだわりが特徴で、技術革新を通じて社会貢献を目指しています。社員一人ひとりの意見を尊重し、多様性を活かすことに重きを置いています。”
(ソフトウェアエンジニア/在籍5~10年/新卒入社/男性)



“トヨタ自動車からの仕事があり続ける限り安泰ではある。サプライヤーの中ではかなり金銭的待遇は高い。”
(Global R&D羽田・自動運転/在籍3~5年/中途入社/男性)

 

“トヨタグループの大企業なので、ジャストインタイム、カイゼンや現場現物といったトヨタイズムが社員に浸透している。”
“自動車業界のため、IT系のソフトエンジニアより構造設計などのハードエンジニアの能力が高く、ノウハウも蓄積されている。”
(メーカ/在籍10~15年/新卒入社/男性)

 

デンソーの企業文化は、グローバルな視点と地域密着のバランス、イノベーションと品質への強いこだわりが特徴です。技術革新を通じて社会に貢献することを目指し、社員一人ひとりの意見を尊重し、多様性を重視する風土があります。

 

トヨタグループの一員として、安定した事業基盤を持ちながらも、サプライヤーの中でも高水準の待遇を提供しているのも特徴的です。トヨタ生産方式の考え方であるジャストインタイムやカイゼン、現場現物主義といった価値観が根付いており、特にハードウェアエンジニアの技術力とノウハウは高く評価されています。

 

以上の内容を総合すると、デンソーは安定性と挑戦心を兼ね備え、高い技術力で社会貢献を目指す企業文化といえます。社員を大切にし、多様性を尊重する風土もデンソーの魅力の一つです。

働きがい

“働きがいはありました。これは人によりけりなので一概には言えませんが、幸運な事に開発業務に関われたこともあり、これから市場に出る製品に関われている感覚を感じやすく、分かりやすく働きがいを感じることができていました。”
(モビエレ事業グループ車両システム技術部/在籍10~15年/新卒入社/男性)



“企業風土として上司部下の関係がとても近密で、目を見た直接対話を通じてOJTと自己研鑽を誘発する風土があります。簡単に言うと言いたいことを上司に明け透けに言える環境があります。”
(海外営業/在籍20年以上/新卒入社/男性)

 

“全体的に年齢が高いため、年齢が若めの人にとっては違和感を感じる文化が多くあり、働き甲斐を感じることが難しいこともあります。”
(Global R&D羽田・自動運転/在籍3~5年/中途入社/男性)



“若い頃は技術力を求められるため技術をやりたい人には良い会社。経験年数が上がり出世するとビジネスサイドを考える役割が増え、技術者としてのキャリアは描きずらい。”
(電動化・PM・課長代理/在籍10~15年/新卒入社/男性)

 

デンソーでの働き方にやりがいを感じられるかは、担当する業務内容や所属部署、上司との関係性によって大きく左右されます。

開発部門の社員は、市場に出る製品に直接関わることで、自身の仕事の成果を実感しやすく、働きがいを感じやすい傾向があります。

風通しの良い企業文化も、働きがいに繋がっているようです。上司との距離が近く率直な意見交換ができる環境は、社員の成長を促し、モチベーション向上に寄与していると考えられます。

 

一方、デンソーの社員は年齢層が高く、年功序列の文化が根強い面もあるため、若手社員にとっては働きづらさを感じるかもしれません。また、技術職としてキャリアをスタートしても、昇進に伴いマネジメント業務が増え、技術的なスキルを活かしづらいと感じる場合もあるようです。

このようにデンソーでの働きがいは、配属部署や職務内容、個人のキャリアプランとの整合性によって大きく左右されるといえます。自身の希望やスキルとマッチする業務に携われるかが、デンソーで働きがいを見出す鍵となるでしょう。

成長性・キャリア開発

“自動車部品メーカーなので、国内でみても少し変わった仕事ができたのではと思います。そのため身につく専門分野の知見や技能はやや特殊なこともあり、デンソー入社後に転職を計画されてる方はその点考慮されたほうがいいと思います。”
(モビエレ事業グループ車両システム技術部/在籍10~15年/新卒入社/男性)

 

“1つの製品や開発テーマに種々の部署や人が関係するため、プロマネとしての信念を持って皆を動かしてい進めていく力は付けることが出来た。”
(モビリティエレクトロニクス・量産設計・課長/在籍20年以上/中途入社/男性)



“自己申告制度があり、自分のやりたい事を上司に日常から訴える機会があります。”
(海外営業/在籍20年以上/新卒入社/男性)



“人事政策として、従業員にキャリアプラン(これからしたいこと、希望のキャリアパス等)を考えさせて上司と対話をさせるという試みがある。”
(自動運転/在籍3年未満/中途入社/男性)

 

デンソーでの成長性・キャリア開発については、多様な意見が見られます。

自動車部品メーカーという特性上、専門性の高い業務に携わることで、他では得難い知識やスキルを習得できる機会があります。プロジェクトの推進を通して、多様な部署や関係者を巻き込みながら、リーダーシップやマネジメント能力の向上も可能です。

 

社員の成長意欲を支援する制度も充実しており、自己申告制度やキャリアプラン策定支援など、社員が主体的にキャリア形成に取り組める環境が整備されています。ただし専門性の高さゆえに、習得したスキルや知識が社外では活かしづらい可能性も、事前に考慮しておかなければなりません。

 

全体的に、デンソーは社員の成長をサポートする制度や機会が充実しているといえます。自身のキャリアプランと照らし合わせながら、主体的にキャリア開発に取り組む姿勢が重要になります。

女性の働きやすさ

“女性にとってはかなり働き続けやすい会社だと思う。職能資格という、社内における等級の昇格は、最短でも3年間ごとである。が、そこに産休期間が含まれていても良いため、産休や育休により、実働期間は短くても昇進・昇格することが可能であり、産休をとることにより、昇進・昇格が遅れることはない。”

(生産技術、在籍5~10年、現職(回答時)、新卒入社、男性)



“産休、育休共に取得をして、さらに職場復帰される方が大変多く、育児をする方にとって働きやすい会社としての制度は整っていると思います。”

 

“育児休暇については子供1人あたり最長で2年間の取得が可能な為、2人以上産んで4〜5年育児休暇を経てから職場復帰される方も、実際に私がいる職場でも何人もいらっしゃいます。最近では女性男性問わずに育児休暇を取得してらっしゃいます。”
(生産管理、在籍15~20年、現職(回答時)、新卒入社、女性)

 

上記の口コミから伺えるように、デンソーは女性にとって働きやすい環境が整っている企業といえます。特に産休・育休制度が充実しており、取得後のキャリア形成にも配慮されているのが特徴です。

 

社内における昇進は最短でも3年ごとですが、産休期間もそこに含まれるため、育児によるキャリアへの影響を最小限に抑えられます。実際に、産休・育休を取得して職場復帰する女性も多く、育児と仕事の両立を支援する制度が機能していることが伺えます。

 

育児休暇は子供1人あたり最長2年間取得可能で、複数回取得するケースも珍しくありません。近年では男性の育休取得も増えており、性別に関わらず育児に参加しやすい環境が構築されています。

ワークライフバランス

“配属先の部署に依る。忙しい部署は実務、管理職共に帰宅後のプライベート時間は少ない。管理職は土日にも仕事をしていることが多い。一方で、テレワークの自由度は高い。出社を推奨する曜日など設定されるが強制ではない。有休についても自由に取得できる。”

(パワトレ、技術、在籍5~10年、現職(回答時)、新卒入社、男性)

 

“自動運転やロボット系は会社の方針変更により短時間で開発が中止したり、突然短納期の仕事が発生したりすることが多く、ワークライフバランスをとれていない方もいます。ただし、全員が全員取れていないわけではなく、中には残業しない社員もいます。”

(Global R&D羽田、自動運転、在籍3~5年、退社済み(2020年以降)、中途入社、男性)

 

“基本的に有給は自由に取れる。しかし、部署によって忙しさはまちまちで、忙しい部署では有給を取ると自分の首を繰り絞めることになり、ワークライフバランスは破綻している人も見られる。”

(設計、在籍3年未満、現職(回答時)、新卒入社、男性)

 

デンソーのワークライフバランスに対する評価は、部署や職種、個人の状況によって大きく異なるようです。

 

柔軟な働き方ができるという点では、テレワークやフレックスタイム制度の導入、有給休暇の取得しやすさなどが評価されています。一方で業務量に関しては、部署や時期によって差があり、忙しい部署では残業や休日出勤が発生するケースも珍しくありません。

 

全体的に統括すると、デンソーはワークライフバランスの改善に取り組んでいますが、部署や職種によってはまだ課題が残っているといえます。ただし場合によっては、仕事へのやりがいや責任感から、多少の残業や休日出勤も許容できるという方もいるでしょう。

 

自身の価値観やライフスタイルと照らし合わせ、デンソーでの働き方が自分に合っているかどうか、じっくり見極めることが重要です。

デンソーへの転職で押さえておくべき企業情報

最後に、デンソーの会社概要・企業理念などを紹介します。書類・面接対策で必須の情報なので、転職活動時にぜひお役立てください。

会社概要

社名 株式会社デンソー
設立 1949年12月16日
本社所在地 〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1-1 <br> アクセスマップ
資本金 1,875億円
売上収益 7兆1,447億円 (連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
営業利益 3,806億円 (連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
当期利益 3,128億円 (親会社の所有者に帰属、連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
従業員数 連結 162,029人

単独 43,980人

連結子会社数 193社 (日本 57、北米 23、欧州 36、アジア 72、その他 5)
持分法適用関連会社数 70社 (日本 22、北米 8、欧州 7、アジア 29、その他 4)

出典:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/corporate-info/profile/(2025年2月時点)

 

企業理念

会社の使命
世界と未来をみつめ、新しい価値の創造を通じて人々の幸福に貢献する

 

経営の方針
1.魅力ある製品で お客様に満足を提供する
2.変化を先取りし 世界の市場で発展する
3.自然を大切にし 社会と共生する
4.個性を尊重し 活力ある企業をつくる



社員の行動
1.大きく発想し 着実に実行する
2.互いに協力し 明日に挑戦する
3.自己を磨き 信頼に応える

 

出典:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/corporate-info/philosophy/basic-philosophy/(2025年2月時点)

 

行動指針(デンソースピリット)

「先進、信頼、そして総智・総力の精神」
1949年の設立から培ってきた価値観や信念を明文化し、世界中の社員と共有したものです。人々のために貢献する原動力や競争力となる、デンソーの行動指針となります。

 

先進
・先取:変化を先取りしたい
世の中の人々に驚きや感動を与えるには、常に高い視座で社会全体が何を必要としているのか、どんな貢献ができるのかを捉えることが重要です。社員一人ひとりが自らの業務の未来に想いをめぐらせ、他よりも先駆けたいという想いを持つことが大切になります。

・創造:新しい価値を生み出したい
目指す姿を実現しようとする過程においては、過去の事例に固執したり、自分にとってやり慣れた方法を優先しがちです。一人ひとりが柔軟な発想と豊かな想像力を持ち、様々な角度から考えることが重要です。

・挑戦:難しい壁を乗り越えたい
先進のスピリットを体現するには、強固な意志や高い意欲が必要です。目の前に立ちはだかる困難に臆することなく立ち向かう精神を持ち、自ら行動し続けることが大切です。

壁を突き破る強さは、壁を怖がらずぶつかっていく意志や、必ずものにしたいという意欲によって生まれます。

 

信頼
品質第一:お客様に最高の品質を届けたい
デンソーがモノづくりの会社として社会的責任を果たすには、「品質第一主義」に徹してお客様に信用されるモノづくりを貫いていくことが絶対条件です。最高の品質を達成するには一人ひとりの意識だけでなく、計画段階から最終段階まで異なる分野・階層の人たちが一丸となり、最後まで取り組むことが不可欠です。

・現地現物:事実を正しく把握したい
問題解決のためには、まず正しい現状把握が必要です。実際に現地へ足を運び、現物を確認し、その現象の奥にある真因を追求して的確なアクションに結びつける。この現地・現物主義の実践こそ、デンソーでのあらゆる仕事の基本です。

・カイゼン:現状より少しでも上を目指したい
あらゆる場面で一つ上を目指すこと。たとえ小さな改善であっても、昨日より今日、今日より明日というように、工夫を凝らし粘り強く改善する。この地道な改善の積み重ねこそ、発展の原動力です。

 

総智・総力
・コミュニケーション:互いに深く理解し合いたい
上下の隔たりがないコミュニケーションは、デンソーの貴重な財産であり「新たな知恵が生まれる」風土の下地です。コミュニケーションを意味あるものとするには、まず相手の状況や立場をしっかり把握し、互いに理解し合うことが必要です。

・チームワーク:チームのために全力をつくしたい
会社や部門の目標を達成するには、社員一人ひとりの能力発揮のみならず、お互いに力を合わせることが求められます。そのためには社員一人ひとりが参画意識を持ち、相互理解のもと、全員がチームのために全力を尽くすことが不可欠です。

・人材育成:自ら成長したい、そして後進に伝承したい
事業を成長させるには、一人ひとりが最大限の能力を発揮することが不可欠です。そのためには、仕事における自己実現と、一人ひとりの成長に対する貪欲な意志が大切になります。

 

出典:https://www.denso.com/jp/ja/about-us/corporate-info/philosophy/denso-spirit/(2025年2月時点)

 

募集要項(中途採用)

給与

月給 25万4,000円以上(経験・年齢考慮)
初任給実績 大卒・高専卒(専攻科)/25万4,000円

修士了/27万6,000円

博士卒/31万0,000円

年収例 29歳(大卒7年目)/640万円

32歳(大卒10年目)/740万円

35歳(大卒13年目)/850万円

40歳(大卒18年目)/1250万円(管理職)

諸手当 家族手当、時間外勤務手当、通勤手当など(会社規定あり)
賞与 年2回
昇給 年1回

 

勤務条件・福利厚生

契約期間 期間の定めなし(業務内容により変動)
試用期間 3ヶ月(勤務・賃金制度に変更なし)
勤務地 国内・海外各拠点

(本社・製作所:屋内全面禁煙、その他:屋内喫煙可能場所あり)

勤務時間 フレックスタイム制(標準労働時間8時間)

コアタイム:10:10~14:25(東京エリア、製作所は時間帯が異なる)

※管理職は労働基準法第41条2号適用

休日休暇 週休2日制(土日)、GW・夏季・年末年始各10日程、年間休日約120日、

年次有給休暇、特別休暇など

社会保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金
福利厚生 選択型福利厚生制度、住宅資金貸付、財形貯蓄、持ち株制度、保養所、

研修センター、各種文化・体育施設など

出典:https://careers.denso.com/career/(2025年2月時点)

 

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