関西電力はどんな会社?関西電力の会社概要
2024/09/24

関西電力はどんな会社?関西電力の会社概要

関西電力は、エネルギー業界において日本を代表する企業であり、関西を中心に事業を展開しています。国内における電力事業の他にも地域活性化・まちづくりや、海外でのインフラ整備等のコンサルティングなどその事業内容は多岐に亘っています。

 

安定した経営や、知名度、そして平均給与の高さなどから就職・転職において人気は高い企業といえるでしょう。そんな関西電力ですが、中途採用において求められるスキルは高く、その転職難易度も高いと言えるでしょう。

 

ここでは、関西電力への転職をお考えの方に、関西電力の全体像をご紹介していきます。面接対策や企業理解の一つとして参考にしていただければ幸いです。

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関西電力の会社概要

まずは関西電力の会社概要を見てみましょう。

 

会社名 関西電力株式会社
所在地本店 〒530-8270 大阪市北区中之島3丁目6番16号
設立年月日 1951年5月1日
事業内容 電気事業、熱供給事業、電気通信事業、ガス供給事業 等
資本金 4,893億円
資産総額 7兆5,547億円(連結ベース:9兆329億円)
発行済株式数 9億3,873万株
株主数 271,470名
売上高 3兆2,113億円(連結ベース:4兆593億円)
販売電力量 電灯  314億kWh

電力  858億kWh

合計 1,172億kWh

従業員数 8,416名(グループ全体:31,437名)
グループ企業数 99社(2024年5月末現在)
最大電力 3,306万kW(発電端1日最大)(2001年8月2日)

 

関西電力の事業内容

続いて、事業内容を詳しく見てみましょう。

 

■原子力発電

日本のエネルギー自給率は11.3%。資源の多くを輸入に頼っている状況であり、いかにエネルギーを多様化し、安定的に資源を確保していくかが重要な課題となっています。地球温暖化は着実に進んでおり、CO2を出さない「ゼロカーボン」な電源が求められています。そのような中で、原子力発電は発電時にCO2を出さない発電方法です。

 

原子力発電が電気を作るしくみは基本的には、火力発電と同じで、水を沸騰させて作った蒸気でタービンを回して電気を作ります。違いは、水を沸騰させる方法で、火力発電が石油、LNG、石炭などの化石燃料を使うのに対して、原子力発電はウランの核分裂で発生した熱を使います。日本の原子力発電所には主に加圧水型炉(PWR)と沸騰水型炉(BWR)の2種類がありますが、関西電力の原子力発電所は加圧水型炉(PWR)です。原子炉で熱せられた水で、別の系統の水を沸騰させ蒸気を作り、発電します。

 

関西電力では、福島第一原子力発電所の事故を教訓として、地震・津波への対策に加え、同様の事故を防ぐべく設計基準を強化しており、自然災害が多い日本の特徴を踏まえ、考慮する自然現象は地震、津波のほか火山・竜巻・森林火災など広範囲にわたっています。新規制基準に基づいて許認可を受けた発電所に関し、シビアアクシデントへの対応工事、地震や津波、竜巻、火災等への対策工事を着実に推進するとともに、自主的な取組みにより、プラントの安全性を向上させています。

 

■火力発電

関西電力は8か所の発電所を有しており、それぞれ汽力発電、ガスタービン発電、コンバインドサイクル発電と違う役割を持っています。汽力発電は石油や石炭、天然ガスなどの燃料を燃やして、ボイラーで高温・高圧の蒸気を作ります。そのエネルギーで蒸気タービンを回転させ、発電機を動かし発電します。ガスタービン発電は、天然ガスや灯油などの燃料を燃やして、高温の燃焼ガスをつくり、そのエネルギーによってガスタービンを回し、発電機を動かして発電します。コンバインドサイクル発電は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式です。最初にガスタービンを回して発電を行います。ガスタービンを回し終えた排ガスは、まだ十分な余熱があるため、この余熱を使って水を沸騰させ、蒸気タービンによる発電を行います。この発電方法を使うと同じ量の燃料で、汽力発電やガスタービン発電より多くの電力をつくることができます。

 

電力に関して、一番重要ともいえるのは、安心安全に安定供給を行うことです。発電燃料として大量の危険物を備蓄しており、災害の未然防止のため漏油検知器や可燃性ガス検知器などを設置し、中央制御室で常時遠隔監視を行っています。また、万が一の燃料漏えいに備えて燃料タンクのまわりに防油提や防液提を設置し、災害の拡大を防いでいるほか、火災に備えて消火設備を設置し、災害発生時の影響を最小限にするように努めています。そして、火力発電所では、電気を安定してお届けするために運転管理や巡視を実施しています。社員はもとより、協力会社の方々も一体となって運転中の巡視や監視を実施し、異常兆候の早期発見に努め安定供給を図っています。

 

■再生可能エネルギー事業

水力を始め、太陽光、バイオマス、地熱、陸上・洋上風力と幅広い再生可能エネルギー開発に向けて、あらゆる領域で挑戦し、当社の再生可能エネルギーへの挑戦によって、脱炭素と共に国内外のエネルギーの安定供給を『守り』、持続可能な未来を『創って』いきます。

 

関西電力グループは、ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーとして、開発ポテンシャルの大きい洋上風力を中心に、エンジニアリングや販売面も含めた開発推進体制を強化し、積極果敢に取り組んでまいります。開発目標として、2040年までに国内で1兆円規模の投資を行い、新規開発500万kW、累計開発900万kW規模を目指します。

 

また、これまでの発電事業で培った技術力をベースに、国内外の再エネ案件等で得た新たな知見・ノウハウの活用や、他事業者との連携も広げながら、全国で再エネ開発に積極的に取り組んでいます。関西電力グループの再エネ開発案件は、2024年3月31日時点で、国内で合計約397万kWの開発計画があり、うち、約384万kWが運転開始済です。

 

■国際事業

20年以上の海外事業で得た経験・知見を活用し、アジアや欧米など世界11ヵ国で、発電や送電のプロジェクトに参画。開発途上国では、電力インフラ整備等のコンサルティングやワークショップなどを通じ、国際協力・貢献活動を展開してきました。欧米やアジアに設置した海外拠点も活用し、新たな事業機会の創出にも取り組んでいます。SDGs・ESGや脱炭素化という世界的な潮流により、電力のビジネスモデルが変革し続ける今、こうしたエネルギービジネスの変化を迅速かつ的確にとらえ、新たな事業領域および事業機会を拡大しています。

 

国内電気事業で培った技術やノウハウを活用することにより、電気事業を中核として国際事業を展開し、収益拡大を図り、中長期的にグループの安定した収益源としています。また、厳しい国際国際市場の中で獲得した技術やノウハウを国内電気事業やその他のグループ事業へフィードバックし、当社グループの競争力を高めるための事業でもあります。

 

関西電力の経営理念

続いて、経営理念をご紹介します。共感できるポイントがあるかは、転職後の活躍にも大きくかかわるところとなります。しっかり把握しておきましょう。

 

■存在意義ーPurpose

「あたりまえ」を守り、創る

 

■大切にする価値観ーValues

公正 × 誠実 × 共感 × 挑戦

私たちは、安全を守り抜くことを前提に、

「公正」「誠実」「共感」「挑戦」を大切にして行動します

 

これは関西電力グループ全体として2021年に掲げられた経営理念です。安全最優先と社会的責任の全うを経営の基軸に位置づけ、「お客さまと社会のお役に立ち続ける」ことを使命に、明るく豊かな未来を実現し、歩んでいくと誓っています。

 

関西電力の人事制度

さて、続いては関西電力に実際に入社した後、どのような成長環境があるのか、どのような制度があるのかを見てみましょう。

 

■階層別研修

入社早期の段階で、期待される役割や能力を発揮できるよう、新入社員の時期からアクティブ・ラーニングを中心とした研修を実施。役職者となってからもマネジメント等、必要なスキルを学べる階層別の研修を受けられます。

 

・研修概要

業務担当者として必要な基礎・応用知識の学習

役職者として必要なマネジメント力・リテラシーの習得

 

■選択型研修

個々人の強み・啓発点を早期から育成できるよう、階層別研修とは別の選択式研修で補完しています。いま何が必要なのか、どんなスキルを伸ばすべきなのか目的を明確にして、自分に必要な研修を受けられます。

 

・研修概要

プレゼンテーション研修

ロジカルシンキング研修

 

■専門研修

専門知識・技能の確実な継承と向上に向け、数百にわたる専門研修を実施しています。個人ごとの専門スキルの習得目標および習得状況を明確化し、計画的に育成しています。

 

・研修概要

部門別の技能、業務知識研修

専門理論研修

 

■社内公募型(e-チャレンジ)制度

従業員ひとりひとりが高いモチベーションのもと、多様なキャリアやフィールドに自発的にチャレンジできる社内公募型の仕組みであり、関西電力グループの持続的な成長のために、国際・グループ事業の展開による収益確保や、イノベーションの推進を通じた新規事業・ビジネスの創出を目指して導入されたものです。

 

・主にチャレンジできる内容

グローバルビジネスキャリアチャレンジ、新ビジネス創造キャリアチャレンジ、中核グループ事業キャリアチャレンジ、スーパープロフェッショナルキャリアチャレンジ、デュアルワークチャレンジ、アカデミックチャレンジ(奨学制度)

 

■多様なキャリアの実現を支える制度

自身が目指したいキャリアとプライベートの時間との両立を図るためさまざまな制度が充実しています。

 

・主な制度

スーパーフレックスタイムテレワーク、時間単位休暇、産前産後休暇、早期復職支援メニュー、短時間勤務(育児・介護)

 

関西電力へのご転職をお考えの方へ

ざっと概要をおさらいしてみましたが、関西電力が気になった方へは弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

 

関西電力への転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。ぜひ弊社アドバイザーへご相談ください。

 

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