キリンビールの福利厚生、ワークライフバランスは?
キリンビールは、ビールや清涼飲料、医薬品を中心に事業を展開する日本の大手企業です。食品・飲料事業のほか、医薬品事業にも注力し、技術革新を通じて健康とウェルネスを支援する製品を提供しています。また、持続可能な社会の実現を目指し、環境保護や地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいるのも特徴です。
キリンビールへ転職をお考えの方で、福利厚生やワークライフバランスについて気になる方は多いのではないでしょうか。
ここでは、キリンビールへの転職をお考えの方に、具体的な勤務制度や福利厚生、職場環境などを解説します。企業理解の一つとしてご参考にしていただけると幸いです。
キリンビールの『働きがい』改革
時代の変化に合わせて「働き方」を見直す企業は多いですが、キリンビールはそこで立ち止まらず、「仕事」そのものへと踏み込み『働きがい』改革を実施しています。
2013年の在宅勤務制度の導入をはじめ、フレックスコアタイムの廃止、勤務間インターバルの導入を進めてきましたが、2020年より『働きがい』改革KIRIN Work Style 3.0に取り組んでいます。
キリンビールでは、働きがいを以下のように定義しています。
『いわゆる「働き方改革」の多くは、働きやすさの向上を目的としています。けれど、それが仕事のすべてではありません。仕事を通じて、自分の存在意義を確かめること。成長の手応えをつかむこと。仲間と力を合わせ、新しい価値を社会へ届けること……そんなやりがいも同時に高めてこそ、これからの時代にふさわしいワークスタイルが生まれるはず。「働きやすさ」と「やりがい」の融合によって生まれるのが、KIRINの「働きがい」です。』
これらの考えを元に、環境変化を追い風にアップデートされた働き方の一部をご紹介します。
シェアオフィス導入&展開拡大
効率良く働くためのサードプレイスとして、2020年から導入
Teams全社導入&活用推進
オンライン会議やチャットを活用してチームワークと創造性を向上
※Teams:マイクロソフト社のコラボレーションプラットフォーム
在宅勤務手当の日額支給/通勤手当の実費支給
働く場所に応じた手当を支給することで、一人ひとりの働き方をよりフレキシブルに支援
在宅勤務に関するルール緩和
上限回数の撤廃・在宅勤務適用条件の緩和
社内ワークフロー改革(社内ペーパーレス・捺印レスの推進 など)
キリンビールの福利厚生
キリンビールでは、さまざまな人財が、それぞれの強みを最大限に発揮してこそイノベーションは生まれると考え、誰もがいきいきと働き生活できる環境を整備しています。主な制度をご紹介します。
妊娠
・産前休業
・妊娠中の勤務時間の措置
1:時間外勤務、休日出勤、深夜業の免除
2:勤務時間の変更、勤務の軽減等
3:保健指導や健康審査受診のための欠務
出産
・産後休業
・所定外労働の免除
・短時間勤務制度
育児
・育児休業(子が2歳に達するまで取得可能)
・子どもの看護休暇
・所定外労働の免除
・短時間勤務制度(5・6・7時間勤務から選択でき、フレックスタイム適用職場の場合はフレックスタイムでの勤務も可能)
・出産祝金
・ベビー/キッズシッター割引サービス
介護
・介護休業・家族の介護・看護休暇(介護休業は対象となる家族1人について要介護状態になるごとに通算1年まで取得可能)
・所定外労働の免除
・短時間勤務制度
・介護サポートサービス(ライフサポート倶楽部)
その他
・キャリア・リターン制度(自己都合退職後に再入社することが可能)
・ワークライフ・バランスサポート制度(「自己啓発」「配偶者の転勤」「ボランティア」を事由に会社に籍を置いたまま、一定期間休職できる)
・転勤回避措置(育児や介護の期間中、最大5年間は転勤を回避できる)
・別居手当
・在宅勤務制度(全社員を対象とする。但し、対象者の状況や業務上の必要性に応じて、出社いただく場合もある。在宅勤務場所は自宅を原則とするが、自宅以外での利用も可能)
・家事代行割引サービス
キリンビールの女性活躍推進
キリンビールへの転職を検討されている方の中には、「キリンは男性社会なのではないか」「女性でも働きやすいのか」と考えている方もいるのではないでしょうか。性別、障害の有無、年齢、国籍に関係なく、成長意欲を持つ多様な従業員が働きやすい環境整備の取り組みの中から、女性活躍推進についてご紹介します。
女性の活躍推進の考え方
女性が自主性・創造性を発揮し活き活きと活躍する組織風土の実現に早くから取り組んできました。新規採用の約半数が女性となるよう優秀な人財の公正選考に取り組むほか、女性がさらに仕事にやりがいを持ち、自己成長し続けることへの意識を促すためのキャリア支援やリーダー育成研修などを行うほか、結婚や出産などのライフイベント時にも女性がパートナーとともに活躍するために必要な制度や仕組みづくりを行ってきました。2022年には、キリンビール(株)のリーダー女性比率を2030年に30%にすることを掲げた「女性活躍推進長期計画2030」を策定しました。
実際の取り組み
・キャリアワークショップ
入社3年目の女性社員とその直属リーダーが参加し、女性社員がライフイベントとキャリアをともに充実したものへ築いていくか考える場として実施しています。
・キリン・ウィメンズ・カレッジ
中堅女性社員を対象にビジネスリテラシーを備えた次世代リーダー育成を目的とした選抜型研修です。全7回のセッションで、育児中の社員でも参加しやすい時間設定(10:00〜17:30)、育児休業中でも申込み可能としています。
・Future Female Leader Training
一定のキャリアを積み重ねた女性社員がリーダーを目指す意識を高めるとともに、自身の今後のキャリアを描き、将来リーダーとして活躍するための自己成長を図る研修プログラムです。
・「EMPOWER」へ参画
「女性の意思決定層への参画推進」を目的にG20諸国・地域を中心に27ヵ国・地域で形成されたグローバル組織である「EMPOWER」へ日本での展開を支援する個別企業・団体として参画しています。
・「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の行動宣言に賛同
キリンビール(株)代表取締役社長の磯崎功典は、内閣府男女共同参画局の「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」が提唱する行動宣言に賛同しています。
・国連機関UN Women 「女性のエンパワーメント原則」の署名
キリンビールは、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを目指す国連機関UN Women (ユー・エヌ・ウイメン)と国連グローバル・コンパクトの協力によって策定されたガイドライン「女性のエンパワーメント原則~平等はビジネス向上のカギ~」に、2012年12月に署名しました。このガイドラインをきっかけに、外部からの視点も取り入れながら女性の活躍をさらに推進していきます。
・「30% Club Japan」に加盟
取締役会に占める女性割合を2030年に30%とすることを目標とし、企業のガバナンス強化はもちろん、持続的成長の促進、そして国際的競争力の向上、ひいては持続可能な日本社会の構築に寄与することをビジョンとしています。
キリンビールの働き方、実際の声は?
働きがい改革の考え方や制度を見てきましたが、実際に働いている方たちはどのように感じているのでしょうか?「エンゲージ 会社の評判」から、実際の声をご紹介します。
・部署にもよりますが、研究所のワークライフバランスは非常に取りやすいです。特に、基礎研究に近いほど自分で業務をコントロールできる印象があります。逆に、開発に近い業務だと自分で納期や業務量をコントロールすることができないので残業が多くなる傾向にあります。有給は業務の調整さえできればいつでも取れます。また、フレックス制が導入されているため、役所や銀行などの用事もこなすことができます。
(女性/ 研究/新卒入社/在籍3〜5年)
・リモートワーク、時短勤務、副業などが利用できます。私の在籍していた部署では、上司に承認をもらう必要もなかったため自由にリモートワークに切り替えることができました。そのため、子育て中の社員の方は急なお子さんの体調不良にも柔軟に対応できていた印象があります。
(女性/ 研究/新卒入社/在籍3〜5年)
・勤務時間や在宅勤務の選択などの柔軟性は高い。コロナ禍で一気に加速した感がある。休暇もしっかり取得することが奨励されているので計画にとりやすい。
(男性/管理/新卒入社/在籍11~15年)
・多くの場所でコアタイムなしのフレックスが導入されているため、時間の融通はつく。
特に上司への報告なしで、勤務時間を決めれるのはフレキシブルでよい点だと思う。
最近はリモートワークも当たり前になっており、出社とリモートワークが半々くらいである。ただし、全部署ではなくリモートワークができる職種に限る。
(女性/商品開発/新卒入社/在籍21年以上)
キリンビールの基礎情報
会社概要
社名 | 麒麟麦酒株式会社 |
本社所在地 | 東京都中野区中野四丁目10番2号 中野セントラルパークサウス |
代表者 | 代表取締役社長 堀口 英樹 |
設立 | 1907年(明治40年)2月23日 (2007年7月1日持株会社化) |
資本金 | 300億円 (出資比率100%キリンホールディングス株式会社) |
従業員数 | 3,513名(2023年12月31日時点) |
主なグループ会社
・キリンビール株式会社
酒類の製造、営業、販売
・キリンビバレッジ株式会社
清涼飲料の製造および販売
・メルシャン株式会社
ワインを中心とした酒類の製造・販売
・キリンシティ株式会社
生産者の想いに“ひと手間”加えたおいしさをお届けするビアレストラン「キリンシティ」の経営とチェーン展開
・小岩井乳業株式会社
牛乳、バター、チーズ、発酵乳、その他乳製品の製造・販売
マーガリン、ジャム類、はちみつ、その他の食料品の製造・販売
・協和キリン株式会社
医療用医薬品の製造・販売を行う事業持株会社
・Cowellnex株式会社(コヴェルネクス株式会社)
健康に関する研究・事業開発
・協和発酵バイオ株式会社
医薬品原料、各種アミノ酸、健康食品の製造・販売
・株式会社ファンケル
化粧品・健康食品の研究開発、製造および販売
事業内容
・食領域
食領域は、キリンビールの基盤となる分野で、ビールや清涼飲料水、乳飲料、ワインなど幅広い飲料製品を提供しています。代表的なブランドには「キリンビール」や「午後の紅茶」が含まれ、消費者のニーズに応えるために高品質で多様な飲料を提供しています。また、近年ではノンアルコール飲料や健康志向の製品も注力し、飲料の多様性を追求しています。食領域は、キリンの収益の大部分を占めると同時に、社会への貢献や地域に根差した事業展開も行っており、日本国内だけでなく、アジア地域などの海外市場にも進出しています。
・ヘルスサイエンス領域
キリンは、健康志向の製品開発を目指し、ヘルスサイエンス領域に力を入れています。この領域では、乳酸菌や機能性成分の研究を進め、免疫力を高めるサプリメントや健康飲料の開発を行っています。科学的根拠に基づいた製品を提供することで、人々の健康維持と増進に寄与しています。また、食や飲料といった既存の事業とのシナジー効果を生かしながら、予防医療の観点からも多角的なヘルスケアを目指しています。このような取り組みは、社会的な課題解決にもつながるため、キリンの重要な成長分野として位置づけられています。
・医領域
医領域では、協和キリンを中心に医薬品の研究・開発および販売を行っています。がん治療薬や腎臓病治療薬など、バイオ医薬品を主力とし、医療分野に貢献しています。医薬品開発においては、グローバルな市場を視野に入れ、患者の生活の質(QOL)向上を目指した取り組みを進めています。この分野では、高度なバイオテクノロジーを活用し、革新的な治療方法や薬品の提供を通じて医療業界における価値創造を目指しており、今後の成長が期待されています。
キリンビールへのご転職をお考えの方へ
キリンビールへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
キリンビールへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。
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