LIXILの中途採用・転職難易度、採用倍率は?
2025/04/20

LIXILの中途採用・転職難易度、採用倍率は?

LIXILは、住まいに関わる様々なサービスを提供し、人々の暮らしを支えている会社です。具体的にはウォーターテクノロジー事業とハウジングテクノロジー事業として、お風呂、トイレ、インテリアを手掛けており、私たちの快適な生活を長年支え続けています
そんなLIXILは転職市場でも非常に人気が高く、「憧れの企業」として多くの求職者が応募するため転職難易度は高めです。特に、募集枠が少ないうえに、即戦力として活躍できる専門スキルを求められるため、しっかりとした対策が必要になります。

※本記事は2025年4月 に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

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そもそもなぜLIXILの中途採用倍率は高いのか?

倍率が高い理由としては、

(1)応募数が多い

(2)高い「専門性」が求められる

(3)面接の通過率が低い

の3点が挙げられます。

(1)応募数が多い

LIXILは「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」を掲げ、住宅設備や建材業界のリーディングカンパニーとして知られています。シャワーや水栓、キッチン、トイレ、ドア、窓など、生活のあらゆる場面に関わる製品を開発・提供しており、日々10億人以上の生活者にその価値を届けています。こうしたグローバルな影響力や、社会貢献性の高さに魅力を感じてLIXILへの応募は後を絶ちません。さらに、企業統合によって生まれた多様な事業領域や、GROHE・American Standardといった海外ブランドとの連携も、成長機会を求めるプロフェッショナルからの注目を集めています。

(2)高い「専門性」が求められる

LIXILでは、ただ製品を作るのではなく、「意味のある製品デザイン」や「生活者視点での課題解決」が重視されます。そのため、設計や開発、マーケティング、サプライチェーン、DX推進などあらゆる職種において、高い専門性と経験が求められます。特にグローバル市場を相手にする場合には、英語力や異文化理解力も加味されるため、専門知識に加えて多面的なスキルセットが求められます。また、LIXIL Behaviors(DO THE RIGHT THING/WORK WITH RESPECT/EXPERIMENT AND LEARN)を体現できる人材であることも評価ポイントの一つ。単なるスキルだけではなく、企業文化へのフィット感も重要視されるのが特徴です。

(3)面接の通過率が低い

上記2点の通り、人気企業であり、採用ポジションでの求めるスキルから、おのずと面接通過率も低くなっています。LIXILで実現したいことはもちろん、挑戦を恐れずに新たな成長領域に取り組む姿勢や、積極的に新しい知識を吸収し自らの力で行動できる主体性についても書類選考、面接でも評価されるため、同社の具体的なニーズと自分の経験をマッチさせることが重要です。また面接でのこれらのアピールはもちろん論理的思考能力やコミュニケーション能力もポイントとなってきます。

さらになぜLIXILなのか、ポジションによっては同業他社の可能性もあるため、なぜ〇〇でなければいけないのかを論理的に述べることがポイントとなっており、その通過率は低くなっています。

 

参照:https://www.lixil.com/jp/about/about.htmlhttps://www.lixil.com/jp/about/behaviors.html

 

どのような対策が必要か?

LIXILへの転職では面接対策が重要なポイントとなります。書類においても実際に不採用になっているケースもあるため、ここでは書類、面接と合わせて、どのような対策が必要なのかご紹介していきます。

 

書類対策

一般的な書き方で問題ありませんが、応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、企画系であれば実績を記載するようにしましょう。転職エージェントに相談し、客観的な意見も交えてブラッシュアップしながら進めると良いかと思います。応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」と思ってもらうことです。どんなに人物面がよくてもこの書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。

例えば、担当したプロジェクトの概要、目的、規模、期間、チーム構成などや、自分の役割や責任、具体的な成果や達成した目標、プロジェクトで使用した技術やスキル、ツールなども記載すると良いでしょう。また自分の強みや特長を具体的にアピールすることも必要です。

 

面接対策

LIXILの面接では、技術力や専門知識はもちろんのこと、「自社の製品や技術にどれだけ理解があるか」「会社の理念に共感しているか」といったポイントも重視されます。書類選考の倍率が高いため、面接に進めた時点である程度のスキルは認められていますが、最終的に「即戦力になれるかどうか」「社風に合うか」が合否を分ける決め手になります。

 

企業研究を徹底し、「LIXIL」を理解する

LIXILの面接対策を進めるうえで、まず重要なのは企業研究の徹底です。LIXILのPurposeである「MAKE BETTER HOMES A REALITY FOR EVERYONE, EVERYWHERE(世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現)」は、単なるスローガンではなく、事業の根幹をなす理念です。生活者の課題に対する深い理解と、それに応える製品・サービスの創造こそがLIXILのミッションであり、面接ではこの価値観への共感が求められます。

また、LIXILが持つGROHEやAmerican Standardといったグローバルブランドの展開にも注目し、自身の経験がどのようにLIXILの多様な事業やグローバル戦略に貢献できるかを明確に語れるよう準備しておきましょう。企業の統合背景や近年の取り組み、LIXILがどのように価値を創造し続けているかを自分なりに分析し、面接での対話に活かすことがカギとなります。

これまでの経験がLIXILでどう活かせるかを明確にする

採用では「即戦力」が重視されるため、「あなたのスキルがLIXILでどう活かせるのか?」 を説明できるように準備しましょう。

・職種ごとに求められるスキルを把握する(マーケティング・デザイン・営業など)

・過去の実績を具体的な数字や成果を交えて説明する

・LIXILの事業にどのように貢献できるかを明確にする

といった内容を話せるように予め用意しておきましょう。

 

ブランドの世界観を尊重すること

LIXILは単なるものづくり企業ではなく、「意味のある製品デザイン」にこだわる企業です。その背景には、LIXIL Behaviorsとして掲げられている「DO THE RIGHT THING(正しいことをする)」「WORK WITH RESPECT(敬意を持って働く)」「EXPERIMENT AND LEARN(実験し、学ぶ)」という3つの行動指針があります。これらは、社員一人ひとりが日々の業務で体現すべき価値観であり、選考過程でも重視されるポイントです。

面接では、自身の過去の経験や仕事への姿勢が、LIXILの行動指針とどう重なるかを具体的に語ることが重要です。たとえば、「正しいことを選択し続けたエピソード」や「異なる文化や立場を尊重して協業した経験」などが挙げられるでしょう。LIXILの世界観を尊重し、自分自身がその一員としてどのように貢献できるのかを誠実に伝えることが、評価につながります。

さらに、面接の最後に必ず「何か質問がありますか?」と聞かれることが多いので、企業のビジョンや具体的なプロジェクトに関する質問をいくつか準備しておきましょう。これにより、企業に対する関心と理解度をアピールできます。

 

ただあまりにも応募ポジションとかけ離れた質問は逆効果になります。例えば経営メンバーでない方へ、「今の企業の経営課題と、これからの戦略について伺いたいです」といってもちょっと違いますよね?いわゆるネットから取ってきた質問ではなく、自分自身が面接準備などで疑問に思ったことなど「自分目線」での質問を用意するようにしましょう。

 

参照:https://www.lixil.com/jp/about/vcp.html

 

求める人材像

LIXILの中途採用では、即戦力となる技術力・専門知識を持つ人材 が求められるのはもちろんのこと、同社の価値観や事業戦略に合った人物であることも重視されます。

採用ページからですが求める人材像を引用します。

 

LIXILが求める人物像

LIXILが求めるのは、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」というPurposeに共感し、自らもその実現に向けて貢献しようとする熱意を持つ人材です。同社では、革新的な技術や製品開発を支えるのは「人」であり、従業員一人ひとりが持つ多様な視点や価値観こそが、LIXILの競争力の源泉と位置づけられています。

LIXILが大切にしているのは、「正しいことをする(Do the Right Thing)」「敬意を持って働く(Work with Respect)」「実験し、学ぶ(Experiment and Learn)」という3つの行動指針(Behaviors)です。これらの行動を自然体で実践し、多様性を受け入れながら、他者と協働し、変化に柔軟に対応できる人が、LIXILでは活躍しています。

また、LIXILのカルチャーは非常にインクルーシブであり、「誰もが自分らしく働ける場所」を目指しています。そのため、自分の強みを活かしながらチームの力を最大化する「共創力」や、「新しいことに挑戦し続ける姿勢」も重視されます。LIXILの一員として、単なる“雇用”ではなく、“社会に価値を生み出す存在”であることを意識できる人材が求められているのです。

 

【トップメッセージ】

LIXILは、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」を目指し、日々の暮らしの課題を解決する建材製品やサービスを提供しています。その中心にいるのは、LIXILの従業員です。「敬意を持って働く」を基盤に、誰もが居場所と感じることができる、柔軟でインクルーシブな企業文化を築き、ハイブリッドワークにすることにより、ワークライフバランスを実現しています。

 

多様な知識、視点、アイデアを歓迎し、イノベーションと持続可能な未来を築くためにはすべての人の声が不可欠だと考えています。例えば、IoT関連商品は従業員のインクルーシブな文化と多様な視点が製品やサービスの革新と改善に繋がった事例です。

 

LIXILでは、従業員一人ひとりが自らの関心に応じて挑戦し、成長を実感できるキャリア機会を提供しています。プロジェクトの責任者として経験を積んだ後、すぐに部署のリーダーに抜擢されることも珍しくありません。このように、個々の能力や才能、熱意を結集することが、社会全体を進化させる力になると信じています。また、起業家精神を持つことは、自身の目指すところに向かう後押しをしてくれます。

 

お互いの強みを結集し、暮らしの未来を叶えるために挑戦しましょう。 皆さんの成長をサポートし、想像力や創造力が育まれる場所。能力を開花させ、熱意を持って働ける場所。「A home for everyone – 誰もが自分らしく働ける場所」、 それがLIXILです。

 

皆さんと一緒にLIXILの未来を創り、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」というLIXILのPurpose(存在意義)を目指して前進できることを、心より楽しみにしています。

 

参照:https://www.lixil.co.jp/corporate/recruit/people/message/

 

中途求人から紐解く求める人材像

LIXILの中途採用求人を読み解くと、同社がどのような人材を求めているのかがより具体的に見えてきます。たとえば、各部門の募集要項には「部門横断でのプロジェクト推進」「グローバルチームとの連携」「ユーザー視点での製品開発」など、柔軟な発想力・高いコミュニケーション能力・自主性のある行動が求められていることが明記されています。

加えて、デジタル技術やIoT関連の製品開発に携わるポジションでは、単なるスキルだけでなく、「変化を楽しめるマインドセット」や「未経験分野にも臆せず挑戦できる姿勢」が強く求められているのも特徴です。これはLIXILが、企業の成長と個人の成長をリンクさせる「起業家精神」を重視していることの表れといえるでしょう。

中途採用では即戦力としての期待が大きい一方で、「完璧なスキルセット」よりも「学び続ける姿勢」や「チームの一員としての貢献意欲」が評価される傾向にあります。自身の経験がLIXILのビジョンにどうフィットし、どのように新たな価値創造に繋がるかを、自分の言葉で語れる準備をしておくことが重要です。

LIXILの選考フローは?

LIXILの中途採用の選考フローは、書類選考 → (適性検査) → 複数回の面接→ 内定 という流れが一般的です。職種によってはクリエイティブの試験や適性検査も行われます

 

書類選考

提出した履歴書・職務経歴書をもとに、LIXILの人事部や採用担当者が書類選考を行います。採用担当者は「LIXILの事業にどのように貢献できるか」という視点で応募者を評価します

 

複数回面接

ここでは主に「基本的な人物評価」と「経験・スキルの確認」が行われます。

「自己紹介・職務経歴を教えてください」

「LIXILに応募した理由は?」

「前職での業務内容と、どのような実績を上げたか?」

「あなたの強み・弱みを教えてください」

「LIXILでどのように貢献できますか?」

のような質問から、

より深掘りした質問が「LIXILの企業文化に合うか」「専門スキルが十分か」がチェックされます。

 

LIXIL 会社概要

 

社名 株式会社LIXIL
本社所在地 〒141-0033 東京都品川区西品川一丁目1番1号大崎ガーデンタワー24F
取締役 代表執行役社長 兼 Chief Executive Officer (CEO) 瀬戸 欣哉
設立 昭和24(1949年)年9月19日
資本金 68,530百万円
従業員数 53,834人(連結従業員数)※2024年3月現在

 

PurposeとBehaviors

LIXILの Purpose(存在意義)は持続的な成長に向けて、よりアジャイルで起業家精神にあふれた企業になるための取り組みを続け、意思決定を行う際に指針となるものです。LIXIL Behaviors(3つの行動)を日々の業務の中で実践することで存在意義の実現につなげています。

 

LIXIL’s Purpose(存在意義)

MAKE BETTER HOMES A REALITY

FOR EVERYONE, EVERYWHERE

世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現

 

LIXIL Behaviors(3つの行動)

DO THE RIGHT THING 正しいことをする

WORK WITH RESPECT 敬意を持って働く

EXPERIMENT AND LEARN 実験し、学ぶ

 

参照:https://www.lixil.com/jp/about/information.html

 

LIXILの事業内容

ウォーターテクノロジー事業

長い一日の疲れを癒すお風呂。料理の創作意欲を高めるキッチン。清潔さと快適さを兼ね備えたトイレ。LIXILは、INAX、GROHE、American Standardといったグローバルブランド、そしてRICHELLE、SPAGEなどの製品ブランドを通じて、あらゆるお客様のニーズに応える浴室、洗面化粧台、衛生陶器、シャワートイレ、水栓金具、システムキッチンなどの水まわり製品を提供し、誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現に貢献しています。

参照:https://www.lixil.com/jp/business/water.html

 

ハウジングテクノロジー事業

家の中と外の世界をつなぐとともに、暑さや寒さの中でも健やかで快適な住まいを実現する窓やドア。空間に彩りを添え、洗練した美しさで所有する喜びを感じさせるインテリアやエクステリア。LIXILは、TOSTEM、EXSIOR、INTERIO、SUPER WALLといったブランドを通じて、窓や玄関ドア、エクステリア製品、インテリア建材などを手がけ、豊かで快適な住まいを実現しています。

参照:https://www.lixil.com/jp/business/housing.html

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