エムスリーが求める人材像とは?
医療×ITの分野で革新的なサービスを提供し続けているエムスリー。2000年の創業から業績とともに社員の年収も上がり続け、時価総額も1兆円を超える日本を代表する大企業となっています。。
キャリアアップや年収アップを実現させたい転職希望者に注目されている企業ですが、同社が求める人材とは何なのか、情報収集で悩んでいる方も多いのが現状です。
そこで本記事では、エムスリーが中途採用で求める人材像について解説します。転職で知っておきたい企業情報もあわせてご紹介しますので、転職活動でぜひお役立てください。
エムスリーが求める人材像
エムスリーの中途採用では、下記の特徴を持った人材が求められます。
・「社長意識」を持って主体的に動ける人
・より大きな仕事に挑戦したい人
・ベンチャーマインドを持っている人
「社長意識」を持って主体的に動ける人
エムスリーでは社員一人ひとりが「社長意識」を持ち、自ら課題解決に取り組み、主体的に事業を推進することが求められます。このような環境は、仕事の幅を限定せず、自分の成果を積み上げたいと考える人にとっては最適です。
一方で、ベンチャー企業としての機動力に重きを置いている同社は、出世して多くの部下を持ちたい人にはミスマッチとなる可能性が高いです。
エムスリーの業績が創業以来、常に前年度を上回る増益を続けているのは、この「社長意識」を基盤とした課題解決志向と、互いをプロフェッショナルとして尊重し、新たなビジネスモデルを創出する文化によるものです。
役割はあっても、ポジションによる制約はなく、各自がオーナーシップを持ち、自由に成果を追求できる点が、エムスリーの特色となっています。
より大きな仕事に挑戦したい人
「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らす」というミッションを掲げ、国内外の医療課題に取り組んでいるエムスリー。医療分野は世界のGDPの10%を占める巨大市場であり、エムスリーはITの力でこの複雑な業界の課題を解決し、価値あるサービスやプロダクトを提供しています。
そのため同社では、より大きな仕事に挑戦したい人が評価される傾向にあり、新しいアイディアの提案や実行力が重視されます。自ら考え行動し、変化を恐れず新しいことに挑戦したい人に向いている職場環境です。
ベンチャーマインドを持っている人
2004年、東証マザーズ上場時には25名だったエムスリーの社員数は、事業拡大・会社の成長とともに増加。2020年3月末時点では、連結ベースで7,100名を超える規模です。ただエムスリーは会社規模が大きくなっても、保守的で現状維持に留まっている大企業にはならず、柔軟性とスピード感を重視するベンチャー企業であり続けることを意識しています。
実際、エムスリーの社員は大きな裁量権が与えられる一方で、自ら立てた戦略を自らの手で実践する責任感が求められます。
完璧を目指すよりも、60%の完成度でも良いから3ヶ月で市場投入する。売上や利益などの現実の数値からフィードバックを得て、高速でPDCAを繰り返す。場合によっては、事業撤退の判断を自ら下す。
社員一人ひとりが実践の場を通じて、ケーススタディだけでは得られない貴重な経験・知見を身に付けており、中途採用の社員においても同様のマインドが求められます。
エムスリーの人材育成方針
前述したエムスリーが求める人材像は、同社が掲げる下記の3つの行動規範が基盤となっています。
1.クライアント、良い仕事に対する執着心を持つ
2.社長意識で仕事に取り組む
3.みんなをプロフェッショナルとして尊重する
これらの行動規範は、それぞれの頭文字から「くしゃみ」と名付けられており、エムスリーの人材育成方針においても重要な役割を担っています。
クライアント、良い仕事に対する執着心を持つ
クライアントの期待値を上回るべく、新しい視点で課題に取り組み、最適な解決策を模索する行動指針です。エムスリーの社員は常に120%の成果を出す姿勢で仕事に取り組んでおり、医療業界の課題解決につながる新サービスを提供し続けています。
ちなみにクライアントとは外部顧客だけでなく、エムスリーを利用している医療従事者や、社内メンバーも含みます。
社長意識で仕事に取り組む
前述の通りエムスリーでは、社長意識を持って主体的に動ける人が求められ、人材育成方針にも色濃く反映。社歴や役職にとらわれず、成果を上げるための迅速な行動が社員一人ひとりに定着しています。
このようなフラットな組織構造は、会社全体の意思決定を加速させ、時代の変化に素早く対応できる組織が実現します。
みんなをプロフェッショナルとして尊重する
エムスリーでは、厳しくも温かい「相互成長の文化」が根づいています。お互いの時間に対する意識が高く、日常のミーティングは基本的に30分。社員一人ひとりの付加価値を少しでも上げるために、生産性の高い議論が行われています。
このような育成方針は、エムスリーの成長と新規サービス創出の原動力となっており、社員がそれぞれ主体性・責任感・実践力を持って働くことを可能にしています。
エムスリーへの転職で知っておくべき企業情報
ここからは、エムスリーへの転職活動で必要な企業情報をご紹介します。
会社概要
社名 | エムスリー株式会社 (英文表記 M3, Inc.) |
設立 | 2000年9月 |
資本金 | 291億92百万円(2023年3月31日現在) |
上場取引所 | 東京証券取引所 プライム市場 (証券コード 2413) |
従業員数 | 588名(2023年3月31日現在) |
連結従業員数 | 10,533名(2023年3月31日現在) |
所在地 | 〒107-0052
東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ10階 |
事業内容 | インターネットを利用した医療関連サービスの提供 |
事業内容
エムスリーでは、医療業界の課題解決につながる様々な事業・サービスを展開しています。その中でも、企業研究で押さえておきたい主要なサービスを紹介します。
・m3.com(エムスリー株式会社)
日本最大規模の医療従事者向けサイト「m3.com」は、医療に関するニュースや海外の論文をはじめ、医師のキャリアに関する最新情報を発信。会員制サイトとして、医療業界の情報に関連する意見交換の場を提供しています。
また転職や病院の開業・継承など、医療従事者に役立つ情報やツール、関連サービスも提供しています。Webサイトだけでなくスマホアプリ(iOS/Android)でも展開中です。
・MR君(エムスリー株式会社)
「MR君」サービスでは、製薬企業のMRが日々の診療に役立つ最新の医療情報を提供しています。「m3.com」の特性を生かし、製薬企業のマーケティングや薬剤プロモーションを包括的にサポート。医師の92%が「疾患認識を深めた」、94%が「内容に満足している」と高い評価を受けているサービスです。
・大規模臨床試験サービス(メビックス株式会社)
インターネットで収集した高品質なデータをもとに、治療法や医療品の有効性・安全性に冠するエビデンス創出を支援するサービスです。
医療品の大規模臨床試験では、承認前の治験と異なるノウハウが必要で、エムスリーの子会社である「メビックス株式会社」がその役割を担っています。
・アイチケットクラウド(エムスリーソリューションズ株式会社)
医療機関で発生する受付の煩わしさを解消する診療予約システムです。
窓口・スマホ・パソコンの診療受付を一元管理することで、受付スタッフと患者さんの負担軽減を実現。待合室のディスプレイはもちろん、スマホやパソコンが使用できる場所なら、外出先や自宅からでも待ち時間が確認できます。
駐車場の混雑解消、患者さんのストレス軽減、院内感染リスクの軽減に役立っています。
・医療総合QLife(株式会社QLife)
エムスリーの子会社である株式会社QLifeでは、日本最大級の医療メディア「医療総合QLife」を運営。月間3,000万人以上の患者が利用しており、お薬検索や病院検索といった検索サイトから、がん・IBD・遺伝性疾患などの専門領域まで幅広い情報を提供しています。
また製薬企業向けには、LINEや疾患啓発ソリューションを活用した「Patient Support Program」を提供しています。
エムスリーへの転職をお考えの方へ
エムスリーへの転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
エムスリーへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。
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