NTTデータへの転職、中途採用・転職難易度は?トップエージェントが明かす対策方法
2025/04/21

NTTデータへの転職、中途採用・転職難易度は?トップエージェントが明かす対策方法

監修者 眞下 祐輔

監修者

sincereed株式会社 眞下 祐輔

日本生命保険相互会社に入社、その後2014年に株式会社ジェーシービーに入社。いずれも営業企画・推進を中心に、採用業務等にも従事。2017年よりスローガン株式会社に入社し、キャリアアドバイザー部門長を務める。また在籍時に上場も経験。
在籍企業も従業員数10,000名を超える大企業から、10名未満のスタートアップ企業まで多岐に渡り、その経験からこれまで1000名以上の求職者の方を支援。

NTTデータは大手システムインテグレーター(SIer)として国内外の官公庁から金融、製造業など様々な業界のシステム構築を手掛ける国内最大手企業です。特に社会インフラや地域活性化を担うITサービスが特徴的で就職・転職においても人気の高い企業となっています(東洋経済オンライン「就活生が選ぶ人気企業」2023年で全体25位)。

 

一方でその転職難易度は高く、営業、エンジニア、コンサルポジションどれもが、職種におけるスキルプラスαを求められる傾向にあります。

ここでは、弊社sincereedの転職ノウハウの一部から、求める人材像や、各選考のポイント、さらにはこれまでご支援させて頂いた転職事例をもとにNTTデータへの転職成功ポイント」をご紹介していきます。

 

※本記事は2024年4月に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。

 

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NTTデータへの転職については、sincereed公式YouTube「大企業転職チャンネル」でも解説しています。

 

NTTデータとは?|日本最大級のSIerで世界に展開するITリーディングカンパニー

株式会社NTTデータは、日本トップクラスの売上高を誇る国内最大手のSIer(システムインテグレーター)であり、同時に世界有数のIT企業として、約100社のグループ会社を抱えるグローバル企業です。

 

基幹業務の再構築から、クラウド移行支援、データ分析基盤の整備、サイバーセキュリティ強化まで、課題に応じたフルスタックな支援を実現。PM、ITアーキテクト、セキュリティスペシャリストなど、専門性の高い人材が顧客に対して長期的に伴走しています。

 

参照元:https://www.nttdata.com/global/ja/-/media/nttdataglobal-ja/files/news/release/2004/110200/2004ibsr_03.pdf(2025年8月時点)

圧倒的なスケールと売上規模

売上高は約4.6兆円、グループ従業員は19万人を超え(2024年3月期)、日本国内では最大級のSIerとして位置づけられています。公共・金融領域において圧倒的な実績を有しており、日本社会の根幹を支える基幹系システムの多数を担っています。

 

参照元:https://www.nttdata.com/global/ja/recruit/careers/company/data/(2025年8月時点)

海外事業の急拡大にも注力

過去10年以上にわたり北米・欧州でM&Aを積極展開し、現在では世界中に拠点を拡大。2023年度からは「One NTT DATA」戦略の下、グローバルブランドの統合・シナジー強化を図りながら、北米を中心とした事業拡大を重点施策としています。

2025年には海外売上高比率を6〜7割にするという明確な目標を掲げており、世界市場を視野に入れた成長を続けています。

多様な部門 × 豊富なキャリア機会

NTTデータには、「公共」「金融」などさまざまな業界や領域のプロジェクトが存在し、担当する業務内容や手法も多岐にわたります。多彩なクライアントと関わりながら、社会的インパクトの大きい仕事に携わるという点で、やりがい・スケール・社会貢献性を感じながら働くことができます。

働きやすさと成長の両立

  • リモートワークの積極導入
  • 終身雇用を前提とした安定したキャリア環境
  • 充実の福利厚生
  • 離職率は約3%と非常に低い水準

と、長く安心して働ける制度と環境整備にも注力しています。近年は中途採用にも本格的に力を入れているため、入社を検討している方にとっては今がチャンスのタイミングです。

 

参照元:https://www.nttdata.com/global/ja/recruit/careers/company/data/(2025年8月時点)

NTTデータの転職対策は何が必要か?

NTTデータへの転職では面接対策が重要なポイントとなります。書類においても実際に不採用になっているケースもあるため、ここでは書類、面接と合わせて、弊社sincereedの転職ノウハウからどのような対策が必要なのかご紹介していきます。

書類対策

一般的な書き方で問題ありませんが、応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、企画系であれば実績を記載するようにしましょう。転職エージェントに相談し、客観的な意見も交えてブラッシュアップしながら進めると良いかと思います。 応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」を思ってもらうことです。どんなに人物面がよくてもこの書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。

面接対策

NTTデータでは一般的な、自己紹介から始まり、なぜNTTデータなのか、なぜSierなのかという志望動機や転職理由から、これまでの経験で苦労したこと、それをどのように乗り越えてきたのか、などが聞かれますが、注意すべきは面接官に対して納得感のある論理的な答えが出来ているか、という点です。志望動機や転職理由、さらにはこれまでの経験などから、しっかりと転職軸を持ち、質問によってブレていないかがポイントとなってきます。

またNTTデータは大手企業を顧客に持つ、国内でも最大級のSIerですので、自分都合ではなく顧客志向であること、そして異業界からの転職の場合にはなぜIT・SIer業界なのかも大きなポイントです。しっかりと自問自答する形で自己分析を進め面接準備をしておくといいでしょう。

エージェントからの選考対策アドバイス

NTTデータの選考対策については一般的な企業様の面接と変わらないですが、特にチームワークと実績の再現性・ポジション理解度(興味度)を問う傾向にあります。

そのため自己分析からご自身のこれまでのご経験とやりたいことを棚卸し、NTTデータの応募ポジションにおいて、どんな点で貢献できるのか、即戦力としてこれまでの経験がどう活かせるのか(定性・定量からの再現性・スキルなど)を考えて用意して頂くと良いでしょう。

 

面接内での質問として

●転職理由

●仕事で辛かったこと

●仕事でやり遂げたこと

 ・やり遂げる上で活かせた自分の強み・経験

●チームでやり遂げたこと

 ・関係者間で意見が対立したときにどのように対処するか

 ・自分より先輩にタスクを振るときにどう工夫しているか

●窮地に追いやられたこと

●「IT」や「技術」への興味

 ・最新のトレンドにどうキャッチアップしているか

 ・データや技術をどのようにビジネスに落とし込むかアイディアはあるか

などの内容を聞かれる可能性が高いです。

そのため、これまでの経験や原体験を元に上記のような質問にどう回答するかを整理いただけるとよいでしょう。

NTTデータに転職したい方が今からできる準備

NTTデータへの転職を検討している方は、以下のポイントを押さえて準備しましょう。

  1. 自身の業界経験がNTTデータの顧客にどう活かせるかを整理する
  2. ITへの興味・学習意欲を面接で伝えられるようにする
  3. 求人票から求められるスキルを分析し、ギャップを補う行動を始める
  4. プロジェクトベースの働き方への理解と適性を伝える

NTTデータは、単なるIT企業ではなく、「社会・業界を変えていくプロフェッショナル集団」です。選考難易度は決して低くないため、しっかりと選考に向けた準備をしましょう。

NTTデータへの転職をお考えの方は弊社にご相談ください

NTTデータがどのような人材を求めているのか」を的確に把握することが転職成功のカギとなります。 sincereedではNTTデータへの転職支援数も多く、「どんな人材を求めているのか」を熟知しており、選考ノウハウはもちろん、入社事例やWebサイトには掲載されていないエクスクルーシブな情報も提供させていただきます。まずは一度ご相談頂ければ幸いです。

そもそもNTTデータの中途採用倍率はなぜ高いのか?

倍率が高い理由としては、

(1) 応募数が多い

(2) 高い「専門性」が求められる

(3) 面接の通過率が低い

の3点が挙げられます。

(1) 応募数が多い

NTTデータは大手企業であり、圧倒的な知名度と安定性のある企業のため、その人気も高く応募数も多くなっています。また高年収ということもあり、同じSIerでのSE経験者やITサービスの営業経験者の転職が目立っていること、加えて手掛けるサービスは社会インフラや誰もが知る企業など規模も大きいプロジェクトを手掛けているため、そのやりがいという部分でも人気が高いです。

近年では中途採用比率も高くなってきており、2019年度の中途採用が199人に対して、2022年度は507人と2倍以上になっています。コロナ禍におけるDX推進ブームも採用において影響があるとはいえ、新卒採用数とくらべて2:1だった2019年に対して2022年は1:1となっており、採用数も増えています。その分採用可能性も高くなると感じますが、求人サイトや転職エージェントの取引数も多くなり、結果的に応募数も増えている状況です。

(2) 高い「専門性」が求められる

NTTデータの中途採用では企画、営業、コンサルタント、システム開発と分かれており、それぞれにおいて求められる経験・スキルも高くなっています。またNTTデータの顧客は大手企業が多く、大規模プロジェクトが特徴的ですので、同じ経験を持っている方のほうが受かりやすい傾向にもあります。

ただ、一方でNTTデータでは様々な顧客へのサービス提供を行っているため、業界経験という軸では多くの方にチャンスがあり、営業職の中では業界経験不問のポジションもあります。

NTTデータの中途募集ポジションは多いため、転職エージェントに相談し自身のやりたいことが実現できるポジションがあるのか、またこれまでの経験を活かせて応募できるポジションを相談してみることがまずは一歩かと思います。

(3) 面接の通過率が低い

上記2点の通り、人気企業であり、採用ポジションでの求めるスキルから、おのずと面接通過率も低くなっています。NTTデータで実現したいことはもちろん、お客様が実現したいと考えていることは何か?何が問題・課題となっているのか?、という視点を重要視しているため、問題解決能力やコミュニケーション能力もポイントとなってきます。

面接でこれらをアピールする必要があるでしょう。さらになぜNTTデータなのか、ポジションによっては他業界の可能性もあるため、なぜNTTデータでなければいけないのかを論理的に述べることがポイントとなっており、その通過率は低くなっています。

転職成功事例

いくつか転職事例をご紹介いたします。多様なバックグラウンドの方がNTTデータへと転職していることが分かるかと思います。職種においても営業、SE、PM、企画職と様々で出身業界もNTTデータがカバーする業界が幅広いように、多様なバックグラウンドとなっています。

 

年齢 性別 大学 前職 前職・職種
26歳 男性 関西有名国立大学 金融系Sier PM
30歳 男性 私立大学 大手Sier インフラエンジニア
28歳 女性 有名私立大学 IT企業 営業
29歳 男性 私立大学 損害保険 法人営業
27歳 女性 有名私立大学 EC運営企業 営業・商品企画
29歳 男性 私立大学 大手Sier BIエンジニア
30歳 女性 私立大学 大手生命保険会社 営業企画
31歳 男性 有名国立大学 大手印刷会社 企画・開発
30歳 男性 私立大学 M&A仲介会社 営業
30歳 男性 有名国立大学 地方公共団体 企画

各領域ごとの転職者の傾向

  • 金融領域:地方銀行、損害保険・生命保険など金融業界出身者
  • 公共領域:官公庁や地方自治体、公共領域を顧客に持つ企業出身者
  • 法人領域:自動車関連メーカー、食品業界、製薬業界出身者

NTTデータは、向き合う顧客領域に近いバックグラウンドを持つ人材が選考を通過しやすい傾向にあります。

たとえば損害保険営業職からNTTデータの営業職へのキャリアチェンジなど、異業種からの未経験採用の実績もあります。自身の経験がどのようにNTTデータで活かせるか、NTTデータでどんな課題を解決したいのかを語れることが必要です。

また、大手企業在籍者だけでなく、ベンチャー・中小企業在籍者でも顧客業界との親和性や明確な入社理由があれば内定を獲得できる可能性は十分にあります。

学歴や年齢の傾向

学歴はMARCHレベル以上の通過事例が多くありますが、実際はSPI試験で判断されるため学歴フィルターは厳密には存在しないと考えられます。
年齢に関しても明確な制限はないものの、現場の課題感を理解しているかが重視されるため、実務経験の深さがある程度必要になってきます。

NTTデータにフィットする志向性

NTTデータでは、単にITスキルがある人材だけでなく、「ITを通じて業界を変えたい」という課題解決志向を持つ人材が求められています。

  • 非効率な業務に課題意識を持ち、改善したいと考えている
  • プロジェクトベースで課題解決に取り組みたい
  • ITの力で業界全体を変革したいと考えている

このような志望動機を持っている方であれば、NTTデータにフィットする人材と言えるでしょう。

 

また、NTTデータでは、中途入社者に対して「ITへの関心度合」も重視しています。面接では以下のような点がチェックされます。

  • ITに関する知識や業務経験の有無
  • 入社後の学習意欲
  • ITパスポートやPM(プロジェクトマネージャー)資格取得への意欲

IT関連の経験が浅い場合でも、「現在どんな準備をしているか」「入社後どのようにスキルを補っていくつもりか」を説明することが重要です。

求人票から読み取れる情報をもとに、求められるスキルや業務内容を想像し、「現時点での自身のスキル、経験とのギャップをどのように埋められるか」を準備しましょう。

求める人材像

NTTデータが求める人材像はポジションごとに応募要件は変わりますが、

NTTデータでは、自社のみの利益を追求するのではなく、どこまでもお客さまに寄り添い、お客さまの豊富なアイデアと私たちが強みを発揮する世界中の最先端テクノロジーとを結び付け、ビジネスイノベーションや社会的課題の解決をともに実現していくことでお客さまから長期的に信頼されるパートナーとなる、という意味が込められた「Trusted Global Innovator」というGroup Visionを掲げています。

 

「Trusted Global Innovator」に一緒に向かっていけるのはどのような人財か

  • 社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む「考導力」
  • 最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ「変革力」
  • 多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる「共創力」

そして、それらを突き動かす強い意志と情熱。

 

NTTデータは可能性とやりがいに満ち溢れた様々なフィールドを持っています。国境を意識せずに世界規模でのビジネスに携わる「グローバル」のフィールド。業務知識や専門技術を身に付け、高付加価値なシステム開発業務に従事する「テクニカル」のフィールド。そして、新しいマーケットの開拓や、自ら事業やサービスの立ち上げに従事する「事業創造」のフィールド。

 

「ITを使って世界を変革していく」

「ITそのものを変革していく」

という気概を持った人材を求めています。

 

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NTTデータの選考フローは?

NTTデータの選考フローは以下のようになっています。ポジションに応じて面接回数や、オンライン・対面など異なってきます。応募から内定までは、大体1カ月~2カ月程度となっています。

 

書類選考

各ポジションの採用責任者が応募職種における求める人財像(経験、スキル)とのマッチングの観点から選考履歴書・職務経歴書を基に判断されます。応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、企画系であれば実績を記載するようにしましょう。

 

適性検査・面接

Web適正検査では応募職種にてパーソナリティを十分発揮できることを確認していますが、この適性検査で不採用となってしまうこともあるため要注意です。面接は2回程度を実施予定となっており、実際に現場の方との面接になります。NTTデータが求めている人材像を基に、自身の経験やNTTデータでやりたいこと、なぜNTTデータなのかを論理的に答えていきましょう。

どんな対策が必要かは転職エージェントに相談しながら進めると良いでしょう。

 

最終面接

最終では役員クラスの方との面接で、基本的には他面接と同じ内容になりますが、ここでも書類→面接で答えた内容と齟齬がないよう、ロジカルに答えていきましょう。

NTTデータへの転職理由

NTTデータに転職を決めた理由として特に多いのは下記3点です。

 

①世の中に対する影響力の大きさ

②大規模プロジェクトに携われる

③ワークライフバランスや働き方の柔軟性

 

1つずつ詳しくご紹介していきます。

 

①世の中に対する影響力の大きさ

国内IT企業の中でもトップクラスの売上高を誇るNTTデータ。官公庁をはじめ医療、金融、通信、電力・ガスなどあらゆる分野でサービスを展開しています。「公共系システムに携わりたい」「より多くのユーザーが使うようなシステムを作りたい」という理由で、他SIerから転職する人も多いようです。転職後、「NTTデータが実現しようと描いている未来像の大きさに驚いた」という口コミも見られました。昔から行政向けサービスで有名なこともあり”伝統的”なイメージを持つ人も多いNTTデータですが、だからこそ企業から信頼され、他社ではできないような大きな仕事が舞い込んできている背景もあるようです。

 

②大規模プロジェクトに携われる

上記の”世の中に対する影響力の大きさ”と少し似ていますが、大きなプロジェクトに携われる点に魅力を感じるエンジニアの転職事例も多いようです。特に、官公庁案件など超大規模な国のシステムに携われる点はNTTデータの特徴の1つ。また、多数のベンダーを統括するPLやPMを目指せる点、マルチベンダーとして柔軟にシステム構築できる点なども、エンジニアとしての働き方やキャリアを考えた際に魅力的に感じた、という声も多くありました。

 

③ワークライフバランスや働き方の柔軟性

NTTデータのワークライフバランスや働き方の柔軟性に魅力を感じた、という声も多く聞かれます。NTTデータでは働き方改革を推進しており、有給休暇の取得促進や総労働時間の削減に向けた取り組みを行っています。平均有給休暇取得日数・取得率は、2021年度で17日・84.6%となっており、休暇が取りやすい環境であることが分かります。

また働き方の柔軟性に関しては、場所にとらわれない働き方に向けてリモートワークを推進。9割以上の社員がテレワークを活用しています。在宅勤務率の上昇に伴い増えてきた社員の諸経費負担への対応として、リモートワーク手当も創設されました。その他勤務時間に関しても柔軟性を持たせるため、コアタイムを撤廃したスーパーフレックス制度や裁量労働制を導入し、多くの社員が利用しているようです。社員の口コミでも、「ワークライフバランスは非常に良い」「有給は100%取得可能。取りたい時に取っている」という前向きなものが多く見られました。

 

NTTデータの会社概要

転職活動でおさえておきたい情報として、まずは会社概要をご紹介します。

(ここでは持株会社であるNTTデータグループの会社概要をご紹介します。)

 

会社名 株式会社NTTデータグループ

(英文表記:NTT DATA Group Corporation)

本社所在地 〒135-6033 東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
設立年月日 1988年(昭和63年)5月23日
代表者 代表取締役社長 本間 洋
資本金 142,520百万円(2025年3月31日現在)
連結売上高 4兆6,387億円(2025年3月期)
従業員数 197,800人(グループ全体/2025年3月31日現在)
決算日 3月31日

 

参照元:https://www.nttdata.com/global/ja/about-us/profile/#company-information(2025年8月時点)

NTTデータの企業理念

面接対策で特に外せないのが企業理念。NTTデータはより一層発展し続けるために、経営者・社員一人ひとりが自ら成すべきことを考え行動を変革し、事業そのものを変革していく必要があると考えています。そのための基本的な考え方を「Our Way」としてまとめています。

 

≪Our Way≫

 

NTTデータグループの使命

企業理念 NTTデータグループは、情報技術で、新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する。
社員信条 1.わたしたちは、「お客様のため」最善を尽くします

2.わたしたちは、「行動」し、「挑戦」します

3.わたしたちは、「活き活き」とした「明るい社会」をつくります

 

事業環境に応じた使命の実現の姿

NTTデータグループが10年後に目指す姿をGroup Visionとし、Group Visionの実現に向けて大切にする価値観をValuesで示しています。

Group Vision Trusted Global Innovator

・私たちはお客様との間に「ロングタイム・リレーションシップ~長期にわたる揺るぎない関係性」を築き上げ、お客様の夢や望みを実現します。

・私たちは先端技術を進化させ、さまざまな企業・サービスが集結する「エコシステム」を創りあげることで、サービスの付加価値をさらに高めていきます。

・私たちは、働く一人ひとりの多様性を尊重することによって、グローバルに通用する創造力を培い、刺激し、さらに成長させていきます。

Velues ・Clients First

私たちはお客様を第一に考えます。

お客様の満足を追求し、お客様の成功のために、最後まで責任を持ってやり抜くことが、私たちの基本精神であり行動規範です。

・Foresight

私たちは、現状に満足することなく、スピード感と先見性を持って行動します。

お客様のビジネスとITの将来を考え、先見性をたえず磨くことで、お客様と一緒に夢を実現し、その先にある新しい社会を生み出すことをめざします。

・Teamwork

私たちは仲間とともに達成する「自己実現」を大切にします。

多様な個性や考え方を持ったメンバーがチームを組み、ひとつの目的に向かって知恵を出しあい、協力しあいながら取り組む仕事は、個人ではなしえない大きな成果を生み出します。

 

NTTデータの事業内容

1988年の創業以来、日本のシステムインテグレーション業界を牽引してきたNTTデータ。公共分野のシステムをはじめ、金融、製造、通信などの法人向けシステムなどさまざまな変革をITの力で支えてきました。

NTTデータが主に提供するサービス、ビジネス分野は下記の通りです。

関連:NTTデータの仕事内容は?

 

【主なサービス】

◆統合ITソリューション

・ITシステムの構想から、開発、維持運用までを一元的に実施

・お客様・社会にITサービスをフルライフサイクルで提供

・NTTデータが設備投資及び構築システムの資産保有を行い、お客様がシステムを利用

 

◆コンサルティング

・お客様のビジネスをともに考え、ITシステム構築等の戦略・計画を策定

・ITを活用した課題解決・業務変革を提案

 

◆SI・ソフトウエア開発

・お客様の情報システムの企画・設計・開発等を受託

・ITでお客様が抱える課題を解決する「しくみ」をつくる

 

メンテナンス・サポート

お客様が継続的・安定的にITシステムを活用できるための技術支援・保守・維持運用

 

【ビジネス分野】

1.公共・社会基盤分野

≪ミッション≫

日本を中心に、行政、医療、通信、電力等の社会インフラや地域の活性化を担う、高付加価値なITサービスやソリューションをお客さまに提供しています。

 

≪具体例≫

・行政・インフラ企業の基幹業務のシステム更改やデジタルシフト推進

・スマートエネルギー事業への取り組み(温室効果ガス削減目標の達成、カーボンニュートラル実現等)

・ヘルスケア領域におけるデジタル技術を活用したソリューションビジネスの展開

・マイナンバー制度等を活用した行政サービスDX化の推進

 

2.金融分野

≪ミッション≫

日本国内の金融機関を中心に、サービスや業務効率化に寄与する高付加価値なITサービスを提供。

 

≪具体例≫

・金融機関向けの共同オンラインネットワーク「ANSER」や統合ATMネットワーク、地方銀行向けの共同利用型勘定系システム「BeSTA」等の金融プラットフォームの提供

・地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、JAバンクへの共同型バンキングシステム提供

・社会状況の変化に対応した新規サービスの創出

・金融分野の業界・技術のForesightを起点としたビジネスモデルの変革提案

 

3.法人分野

≪ミッション≫

日本を中心に、製造業、流通業、サービス業等の事業活動を支える高付加価値なITサービス及び各分野のITサービスと連携するペイメントサービスやプラットフォームソリューションを提供。

 

≪具体例≫

・インダストリーの未来像を予見し、あるべきビジネスの姿をお客様と共に描きエンドツーエンドで価値を提供

・経営課題や業務課題を解決するコンサルティングサービス

・国内最大のキャッシュレス決済総合プラットフォーム「CAFIS」を中心とした、さまざまなキャッシュレス関連サービスの提供

・各インダストリーと連動したペイメントサービス企画の推進

 

4.テクノロジーコンサルティング&ソリューション分野

≪ミッション≫

国内の各分野と連携し、インダストリー共通で活用可能なテクノロジーコンサルティングやアセットベースのオファリングを積極的に事業展開します。

 

≪具体例≫

・データを活用したCXの向上やサプライチェーンの高度化、データドリブンな新規サービスの創出、それによる売上・利益の向上やビジネスの高速化など、お客様のビジネス価値を創出

・データセンタ・クラウド・ServiceNowを活用したITインフラの構築から運用まで一気通貫のサービス提供

・ファシリティマネジメントや国内外の拠点を結ぶネットワークの設計・構築・運用

 

5.技術革新統括本部

≪ミッション≫

分野の垣根を越えて技術をリードし、新たな価値の創出に貢献する。

 

≪具体例≫

・さまざまな業界や業務のフォーサイト、ベストプラクティス、ソフトウェア、自社ツールなどNTTデータが持つアセットをベースにした、業界に依存しないテクノロジーアセットの開発

・将来の競争力獲得に向けた先進技術活用力の強化と、生産性の向上に向けたシステム開発技術力の強化

NTTデータの育成制度

NTTデータの教育・育成の原点は、社員自らがキャリアビジョンを描き、実現に向けて「自律的に学び、成長したい」と考えることです。一人ひとりが成長プランを描くことのできる育成体系により、自律的な成長を支援しています。

人財育成においては、実務教育(OJT)を要に、それを補完するものとして集合研修(OFF-JT)を用意しています。具体的な研修体系やプログラムは下記の通りです。

 

【研修体系】

専門性を高める「テクニカル系研修」と、ビジネスパーソンとしての能力向上を図る「ビジネス系研修」、グローバル対応力を鍛える「グローバル系研修」があり、社員の役職や業務に応じて必要な研修を適切なタイミングで受講できる環境を整えています。

このほか、新入社員に向けた新入社員研修も用意されています。

 

◆テクニカル系研修

・若年層:CDPベーシック必修研修(専門スキルの土台形成)

・ミドル層/管理職:プロフェッショナルCDP対応研修(高度な専門スキルの形成)

※CDPについては下記参照

 

◆ビジネス系研修

階層別研修

・役割認識

・マネジメント力の向上

・ヒューマンスキルの向上

・パフォーマンスの向上

 

◆グローバル系研修

グローバル対応力研修

 

【育成プログラム】

◆プロフェッショナルCDP(Career Development Program)

社員が高度な専門性と変化対応力を有するプロフェッショナル人財となることを目的に導入された「プロフェッショナルCDP」。これは、社員の現在の到達レベルの認定や能力開発の方法をわかりやすく社員に提示し、入社から退職までの社員一人ひとりの自律的な成長を支援するものです。

プロフェッショナルCDPは「開発・運用」「技術」「営業」といった人財タイプと、アソシエイトからプリンシパルまで4段階のレベルが設定されています。四半期に一度の上司との面談でこの先の目指すキャリアから人財タイプについてすり合わせを行い、自身が認定取得に挑戦したい、もしくは上司からの推薦を得た段階で、認定取得に向けた活動がスタートします。2021年度には国内外で14,290人が新規認定され、延べ86,900人が現在NTTデータグループで認定されています。

人財タイプは事業の必要性に応じて段階的に創出しており、「ビジネスディベロッパ」、「データサイエンティスト」なども追加してテクノロジー、ビジネスの変化に対応しています。

 

◆「全社員のデジタル対応力強化」に向けたプログラム

デジタル化が加速する中、「全社員のデジタル対応力強化」に取り組むNTTデータ。様々な研修を行っておりますが、その一部をご紹介します。

 

・デジタル技術を学ぶための研修プログラム(Digital Boot Camp)

数週間~2ヶ月間で集中的にデジタル技術やスキル習得を目指す研修プログラム。クラウド、AI、セキュリティ、サービスデザイン、アジャイル開発、方式・基盤の6つの分野それぞれに関する基礎知識の習得をはじめ、スキル習得、最新の動向などを学ぶことができます。

 

・Digital Acceleration Program

選抜メンバーを2年間デジタル組織に異動(留職)させ、先端領域のOFF-JTおよび、多様な先進案件での実務経験を通じたOJTを実施し、デジタルPJをリードできる人財を輩出する制度です。

 

・技統本塾

NTTデータグループを代表するトップエンジニアによる直接指導を受けることができる制度。全社から塾生を募り、グループ全体でのトップ技術者育成を進めています。

 

・パートナー企業とのデジタル人財育成

AWS、Microsoft、Google Cloud等といったパートナー企業との戦略的協業により、デジタル人財育成の連携を強化しています。教育コンテンツをグローバルで活用し、クラウド技術者15,000人以上の育成を実現しています。

 

◆グローバル対応力強化に向けたプログラム

NTTデータでは、海外事業の急速な拡大に伴い、市場や競争環境の変化に応じて柔軟に活躍することのできるグローバル人財を育成するために、主として「グローバルに活躍できる幹部人財の育成」と「日本国内で採用した人財のグローバル化」を軸に取り組んでいます。

日本国内で採用した人財のグローバル化の取り組みを一部ご紹介します。

 

・Readiness Driveプログラム(若年層向け)

演習やグループワークを通じて、異文化対応力の強化、自社のグローバルビジネスの理解、英語力の向上を図るとともに、海外企業に対しビジネス提案を行ったり、多国籍チームで働く実践トレーニングも行います。

 

・BAA(Business Acceleration Assignments)プログラム

グローバルな実務経験を有する社員を育成するため、海外案件への派遣を支援する制度です。

 

・NINGEN(NTT DATA’s International Network of NextGEN)

オンラインで各国の若手社員が学びを共有するコミュニティの場です。

 

上記のほかにも、2019年度からは社員の継続的なスキルアップ/学び直しをねらいとして、業務時間の一部をDigital& Globalに向けた自身のスキル強化、他組織とのナレッジ共有等に充てるセルフイノベーションタイムを推進。2021年度は全社1人当たり平均71時間の実績となりました。

このように専門知識が無い社員でもITリテラシーを学べる研修があったり、グローバル企業として海外案件への派遣や各国の社員と交流できる環境があるのは、NTTデータの強みですね。

NTTデータの福利厚生

NTTデータの福利厚生には以下のようなものがあります。

 

研修制度

新入社員研修、トレーナー制度、ビジネススキルトレーニング、プロフェッショナルスキルトレーニング、自己啓発支援、海外留学制度など

 

健康管理

定期健康診断、健康相談、人間ドックなど

 

社会保険

雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険

 

休日・休暇

週休2日制、祝日、年末年始休暇、夏季休暇、年次有給休暇20日(1日単位、半日単位、1時間単位で取得可能)、特別休暇(慶弔ほか)、病気休暇、ライフプラン休暇、産前・産後休暇、介護休暇、看護休暇など

※特別休暇(出産・育児・生理)及び病気休暇については試用期間中は無給

 

出産・育児

育児休暇制度(最長で子どもが満3歳になるまで)、短時間勤務制度(子どもが小学校3年生の年度末まで、4・5・6時間という短時間の勤務を選択することが可能)

 

介護

介護休職制度(最長1年6ヶ月まで休職可能)、短時間勤務制度(介護を理由として、最長3年4・5・6時間という短時間の勤務を選択することが可能)

 

育児・介護期間中の時間外及び深夜勤務等の制限

予め届出を行うことで時間外及び深夜勤務を制限もしくは免除とすることができる制度

 

再採用制度

パートナーの転勤、妊娠・出産・育児・介護等によりやむなく退職する社員が、事前に再採用希望者登録をしておけば、退職後(期間制限有)に再度選考を経て就労できる制度

※入社3年以上

 

その他

カフェテリアプラン(毎年一定のポイントを全社員に付与し、各自のライフプランに合わせて、住宅補助(家賃補助や住宅ローン補助)、財産形成、健康増進・レクリエーションなど、様々な福利厚生メニューから自由に選択し、利用できる仕組み)

 

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