オムロンの研修・育成、キャリアパスは?
2024/09/29

オムロンの研修・育成、キャリアパスは?

健康機器、産業オートメーション、社会システム、電子部品などの幅広い分野で事業を展開し、日本を代表するエレクトロニクスメーカーであるオムロン。

オムロンへの転職をお考えの方にとって、入社後にどのような研修や育成制度があるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、オムロンにはどのような研修・育成制度があるのか、オムロンへの転職支援に強いエージェントとして数多くの支援をしてきた弊社sincereedが紹介していきます。

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オムロンの人財への考え方

オムロンは、企業理念の実践における大切な価値観「Our Values」のひとつとして「人間性の尊重」を掲げています。人財への考え方について、社長メッセージでは、次のように語られています。

 

「私は、オムロンで働く多様な人財が、企業理念を原点に、志を一つにしてチャレンジすることで、多様性がもたらすイノベーションの創造を可能にし、事業を通じた社会的課題の解決が実現できると信じています。世界中の人々からその存在を必要とされ、期待される企業となるために、これからも積極的にダイバーシティ&インクルージョンを推進します。」

 

人財価値を高め合う環境づくりへの取り組みのポイントは、以下の3点です。

 

・企業理念の実践の拡大

社員自ら立てる目標(旗を立てる)で、仕事と企業理念の結びつきを実感し、「企業理念実にチャレンジし続ける風土」を醸成する。

 

・リーダーの育成と登用

企業理念を自ら体現し、ありたい姿に向けて幸先して組織をけん引する強いリーダーを育てる。オムロンの持続的成長とビジネスモデルの変革をけん引するための最重要ポジションを「グローバルコアポジション」として選び、そのポジションを担えるリーダー人財をタイムリーに配置しています。さらに、将来それを担う可能性がある人財を「サクセッサー」として育成し、適所適材の実現を継続しています。

 

・多様で多才な人財の活躍

多様で多才な社員個々人が個性や能力を思う存分発揮し、理念実践できる環境をつくる。「グローバル人財情報マネジメントシステム」の導入による人材情報の可視化と活性化を通じ、多才な社員が個性や能力を存分に発揮しながら、企業理念を実践できる環境を用意しています。

 

また、2016年度より経営陣がグローバル全社員の生の声を聞く取り組みとして、エンゲージメントサーベイ「VOICE」を実施しています。オムロンが持続的に発展し続けるため、経営陣が働く場としての自社の魅力度を図り、経営課題を把握、特定し、その課題解決のためのアクションを起こす取り組みです。

 

オムロンの研修・育成制度

社員一人ひとりの能力・役割に合わせて、グローバルレベル、エリアレベル、会社レベル、事業レベルの研修が実施されています。海外を含むオムロングループ全体では、2021年度の従業員一人当たりの平均教育開発時間は約17時間と、育成に力を入れていることがわかります。

ここでは、具体的な制度をご紹介していきます。

 

国内 研修制度

・マネジメント研修

現場マネジメントの強化を図る研修(新任経営基幹職研修、課題強化研修)

 

・階層別研修

資格ごとに求められる役割の違いを理解し、その実践に必要な意識・知識・スキルを身につけることを目的とした研修

(新入社員入社時研修、新入社員フォロー研修、主査昇格時研修、ジョブ入社者フォロー研修)

 

・役割別研修

職務上の役割に対し、期待される知識・スキルを習得することを目的に実施する研修(指導者研修、海外赴任前研修

 

・アセスメント研修

求められる能力に対する診断・啓発計画作成を目的に実施する研修(マネジメント能力アセスメント研修、リーダシップアセスメント研修)

 

・キャリア開発支援研修

社員一人ひとりが自らのキャリアを見直す機会として自己の棚卸とキャリアプラン検討を目的にした研修(インターミディエイトキャリアプラン研修、ニューキャリアプラン研修、セカンドキャリアプラン研修、セカンドライフプラン研修)

 

・職能別研修

職掌・職種ごとの業務遂行に必要な専門知識・技能の習得を目的に実施する研修(本社機能部門、各事業部門主体で実施)

 

国内 自己啓発支援制度

・e-ラーニング・通信教育

現場マネジメントの強化を図る研修

 

・高額外部学習講座受講支援金

中長期でのキャリア形成に役立つMBA/MOTコース、語学スクールなどの高額外部講座受講(10万円以上)に対し、その講座を修了した場合、受講料の半額を支給(上限は設定)

*語学に関しては25%を支給

 

・社内勉強会支援

有志のグループが行う社内勉強会に対し、社内会議室無償貸与と活動支援金(書籍・資料代、軽飲食費)を支給(毎月上限1万円/グループ)

 

・定時後/休日研修会

ビジネスに役立つ知識・スキルの習得から心や体の健康増進まで幅広いテーマを題材とした研修や有識者の講演会・セミナーなど多様な研修会を実施

 

・資格取得奨励金制度

所定の公的資格についてその取得者に資格取得奨励金を支給

 

グローバル共通研修プログラム

・新入社員研修

企業理念・歴史、会社情報、事業戦略、コンプライアンス・規則など、オムロングループ社員として必要な基礎知識の習得。

 

・新任マネージャ研修

労務管理、財務、規定など、オムロングループの経営基幹職として必要な知識の習得。

 

・新任取締役研修

経営的観点での労務・財務管理、ガバナンス、監査など、オムロングループの取締役・グループ会社経営者として必要な知識の習得。

 

オムロンのキャリアパス

オムロンでのキャリアパスとしては、主に管理職(マネージャー)と専門職・スペシャリストの2つがあります。

またオムロンでは、役割責任・スペシャリティを定めるジョブ型人事制度を運用しています。個々人の能力や専門性、意欲を踏まえた適所適財を行うため、仕事に対する役割や職務の設定基準をより明確化します。そして、MBOによる適切な目標設定および評価・処遇(年1回)、高頻度の1on1による双方向の対話を通じて納得感を高め、モチベーションを最大化していきます。年齢、勤続年数、個人の属性によらない処遇への見直しや若手社員の登用の早期化を進めていきます。また、国内の賞与制度は、社員一人ひとりが各ビジネスカンパニーの業績に拘り、成果創出に対して報いるため、自事業の業績評価を取り入れています。

 

オムトンの研修・育成、実際の声は?

オムロンでは、成長のための研修や育成制度が豊富に用意されている環境であることが分かりました。しかし研修や育成制度について実際にはどう感じているのかは気になるポイントだと思います。ここでは実際に入社した方の声をご紹介します。

 

・社員のキャリア形成にも力を入れており、半年ごとにキャリアプランを検討する機会が設けられ、その際に企業が求める将来像と自身の考える今後のキャリアのすり合わせを行い方針を定めていく。また、主査への昇格には昇格試験がある。選抜型ではあるが、入社後ある程度の経験を積めば、昇格試験を受けるチャンスが回ってくる。

(男性/開発職/新卒入社/在籍6~10年)

 

・各種資格に対して、合格すると報奨金が支給される。研修も、自分が希望すれば受けさせてもらえる。

(男性/開発/新卒入社/在籍16~20年)

 

・多種多様な事業を持っており、カンパニーをまたく異動を可能とするような公募などの人事制度を持っているため、グループ外に転職せずとも多種多様な事業経験を積むことができると思います。

(男性/品質管理/新卒入社/在籍21年以上)

 

・実務を通じた経験を通して段階的に仕事の幅を広げられる他、階層別研修などを通して職能に応じて目線を引き上げてくれる。また、関係会社への転籍などチャレンジサポートがある。

(男性/開発/新卒入社/在籍16~20年)

 

・事業部側から公募する制度や社員側から応募できるようなシステムがあるので、能力があればキャリアプランを自分で作ることは可能。むしろそれぐらいの気持ちがないとこの会社ではどんどん埋もれて何もできない人材になってしまう。自分が出会ってきた人たちは仕事に対して向上心を持っている人が多く、その点は良かった。

(男性/開発職/中途入社/在籍3〜5年)

 

口コミから社員のキャリア形成に非常に力を入れていることが伺えます。半年ごとのキャリアプランの見直しや、昇格試験、研修の支援制度、資格取得の報奨金など、社員の成長やキャリアアップをサポートする仕組みが整備されています。さらに、カンパニー間の異動制度や関係会社への転籍など、社内で多様なキャリアを築ける柔軟性が特徴です。

 

一方で、社員が自ら積極的にキャリアを切り開く姿勢が求められていることも明示されています。向上心を持ってキャリア形成に取り組むことが評価される一方で、そうした姿勢がなければ埋もれてしまう可能性もあるといった、自己主導型のキャリア構築が重視されている環境であることが分かります。

 

オムロンへ転職するために押さえておきたい基礎ポイント

会社概要

 

社名 オムロン株式会社(OMRON Corporation)
代表者 代表取締役社長 CEO 辻永 順太
創業 1933年(昭和8年)5月10日
設立 1948年(昭和23年)5月19日
資本金 641億円
売上高(連結) 2023年度 8,188億円
従業員数 オムロングループ:28,450人(国内:11,738人 海外:16,712人)
(2024年3月末時点)
本社所在地 〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入

 

事業内容

・制御機器事業

持続可能な社会を支えるモノづくりの高度化に向け、お客様との共創によりソリューションを創出し、人手不足の解消や生産性の向上と、作業者の働きがいの両立を目指します。

 

・ヘルスケア事業

革新的なデバイスと医療現場と家庭をつなぐサービスで、循環器と呼吸器疾患、日常生活に大きな影響を与える痛みの3つの領域で医療の進化に貢献します。

 

・社会システム事業

カーボンニュートラル、デジタル社会の実現に向け、再生可能エネルギーの普及と発電の安定化、保守・運用のプロセス革新による社会インフラの持続性に貢献します。

 

・電子部品事業

製品の電動化、高周波化を実現する技術や、環境負荷の低いデバイス・モジュールを軸としたソリューションで、新エネルギーの導入とデジタル化社会の実現を促進します。

 

・データソリューション事業

オムロンの4つのビジネスカンパニーと協働し、モノづくりからデータを軸に新たな価値を創造するソリューションビジネスへの進化を先導します。

 

企業理念

面接対策で特に外せないのが経営方針です。しっかり把握して面接に挑みましょう。

オムロンは、「企業は社会の公器」であるという考えに基づき、事業を通じてよりよい社会づくりに貢献することを使命とし、その実現に向け、企業理念を軸にした経営を実践しています。

 

Our Mission(社憲)

われわれの働きで われわれの生活を向上し

よりよい社会をつくりましょう

 

Our Values(私たちが大切にする価値観)

 

・ソーシャルニーズの創造

私たちは、世に先駆けて新たな価値を創造し続けます。

 

・絶えざるチャレンジ

私たちは、失敗を恐れず情熱をもって挑戦し続けます。

 

・人間性の尊重

私たちは、誠実であることを誇りとし、人間の可能性を信じ続けます。

 

オムロンへのご転職をお考えの方へ

オムロンへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

オムロンへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

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