TOTOの福利厚生は?
2025/01/13

TOTOの福利厚生は?

1917年に設立されたTOTOは、今や日本国内で約60%のシェアを誇り、業界トップの地位を確立し日本のトイレ市場においてなくてはならない存在になっています。特に「機能性」と「デザイン」を評価する消費者が多く、今後の海外売上高の伸びしろにも期待されています。

そんなTOTOですが、100年以上の歴史を持つ大企業であるがゆえに、近年の働き方の多様性にはどこまで対応してくれているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。しかし実際のところは、日本生産性本部主催の第6回『 ワーク・ライフ・バランス大賞』優秀賞を受賞していたり、ライフイベントによる退職者が2022年度、2023年度ともに0%だったりと、その働き方が対外的に評価されている企業です。

 

そこで今回はTOTOへの転職をお考えの方に、TOTOの具体的な福利厚生や、実際に働く社員の口コミをご紹介します。企業理解の一つとしてご参考にしていただけると幸いです。

 

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ライフイベントを経ても安心!圧倒的に離職率が低いTOTO

TOTOは社員一人ひとりが安心した環境のもと、イキイキとチャレンジして働き続けることができるような福利厚生制度を設けています。社員がワークライフバランスを充実させられるように、制度の改善も継続的に進めています。

そんなTOTO(※)の「総離職率」は、2023年度2.7%でした。※TOTOグループ(日本)の正社員が対象

厚労省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、日本企業全体の離職率は15.0%なので、離職率はかなり低いことが分かります。更に離職理由の中でも、自己都合退職者におけるライフイベントでの退職者(出産・育児・結婚・介護事由で退職された方)は、2022年度、2023年度ともに0%でした。ライフイベントを経ても長く働ける環境ということがこの数値からもよく伝わってきます。

もちろん長く働く社員が多い秘訣は他にも様々な理由があると思いますが、福利厚生面も大切な要素のうちの1つと言えるでしょう。具体的にどのような制度を設けているのか、詳細についてご紹介していきます。

 

TOTOの福利厚生【働き方に関する制度】

TOTOグループでは、多様な人財が集まり、安心して働きイキイキとチャレンジできるよう、有給休暇の取得を奨励しているほか、多様な働き方や育児・介護の両立を支援する各種制度を整備しています。

 

・時間休暇

年5日(=40時間)分を限度として、1時間単位での休暇取得をすることができます。

 

・半日休暇

年次有給休暇は、原則として1日単位となっていますが、回数の制限なく、半日単位に分割して休暇取得することができます。

 

・ボランティア休暇

社員のボランティア活動への参加を支援するための年間5日のボランティア休暇制度です。

 

・リフレッシュ休暇

入社後10、20、30、40年勤続した社員を対象に、海外または国内の旅行を行うことにより、心身のリフレッシュをはかり、見聞を広げることを目的とした休暇制度です。

 

・フレックスタイム制

研究・開発・企画など、各人の自主性を基本とした主体的・計画的な時間の利用が必要かつ有効な部門において実施しています。

 

・在宅勤務制度

多様なライフスタイルへの対応、時間の有効活用による生産性向上など、場所と時間を柔軟に活用できる働き方で、以下の2種類の在宅勤務制度を選択することができます。

(一部対象外部門あり)

・1日の所定労働時間の一部を自宅で勤務(スポット在宅)

・1日の所定労働時間の全てを自宅で勤務(フルタイム在宅)

 

・自己研鑽のための休職制度

進学、留学、資格取得など学び直しのため、3年間を上限として休職できる制度です。

 

TOTOの福利厚生【キャリアとライフイベントの両立支援】

TOTOグループでは、すべての社員が、仕事とライフイベントとのバランスをとりながら、キャリアを継続することができるよう、さまざまな制度の導入と運営による支援を行っています。

 

◆休業

・育児休業:子が出生した日から満2歳に達した日まで育児をするための休業制度(出生時育児休業とは別に2回分割取得可能)

 

・出生時育児休業(男性のみ):子の出生後8週間以内に、通算して4週間を限度として2回に分割取得可能

 

・産前産後休業(女性のみ)

産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)

産後8週間の女性は就業させない

 

・介護休業:親族を2週間以上介護するための休業制度(最大365日)

 

◆休暇

・看護休暇:子の看護のために休暇取得が可能

 

・慶弔休暇:配偶者の出産時に休暇取得が可能(有給)

 

・介護休業:親族の介護のために休暇取得が可能

 

◆積立休暇

・パパママ・孫休暇:子もしくは孫を持つ社員に対し、家事や育児を目的とした休暇取得を奨励する有給の休暇取得制度

 

・看護・介護休暇:親族の看護・介護で休暇取得可能

 

◆短時間勤務・ずらし勤務

・1日30分から最大半日の勤務時間の短縮が可能

・始業・就業遅刻の繰上げ又は繰下げ

 

◆フレックス勤務制度

フレックス勤務(コアタイムあり)が可能(一部対象外部門あり)

 

◆所定外労働の制限

深夜勤務、所定外労働を免除

 

◆在宅勤務

スポット又はフルタイムで在宅勤務可能(自身の長期治療での利用も可)

 

◆福利厚生制度のカフェテリアプラン(※)の中での費用補助

・ベビーシッター、託児サービス、保育園、幼稚園を利用した費用に対して補助

・介護サービスを受けた際の費用に対して補助

※複数の福利厚生のうち、与えられたポイントの範囲内で社員自身が必要なものを選んで利用できる制度

 

◆勤務地限定制度

出産・育児・介護・結婚等のライフイベントに合わせた働き方の支援を目的に、一時的に3年以上希望居住地での勤務が可能

 

◆配偶者の海外転勤に伴う休職制度

配偶者の海外勤務時に帯同する際、キャリアを継続できるよう、3年間/回を上限として休職できる制度。複数回利用の場合は、日本で1年以上復職後再利用可。

(子がいなくても利用可)

 

◆人財登録制度

ライフイベント等によってやむを得ず途中退職する場合、希望者には求人案内を行う等の人財登録制度等があり、退職事由が解消して、再び働きたいと希望した時点で案内などを実施。

 

TOTOの福利厚生【その他制度】

・持株会制度
 持株会を通じて社員が自社株を毎月購入し、中長期的な財産形成を支援する制度です。

 

・社宅制度(家賃補助)
 転勤等業務都合で社宅を必要とする社員には、社内規定に基づき社宅を準備する制度です。

 

・リゾートハウス・保養所
 社員およびその家族の健康保持増進と保養のための施設を利用できます。

 

・退職金制度

 

実際にTOTOで働いている社員の声・口コミ

上記の通り、TOTOは多様な働き方ができるような制度やライフイベントとの両立支援を中心に、長く働き続けられる環境が整っていることが分かりました。

実際に働いている社員はどのように感じているのか、実際の口コミをご紹介します。

 

・カフェテリア制度や保養所の利用ができる。大企業だけあって、福利厚生は充実している。(ショールームアドバイザー/女性/在籍6~10年)

・住宅補助は、地域ごとの規定上限の7割~8割会社負担なので良い。一方で、転勤が伴うことが前提となっているので妥当とも感じる。(新卒入社/女性/在籍6~10年)

・住宅補助は無いが、福利厚生はしっかりしている。(ショールームアドバイザー/女性/在籍3~5年)

・副業はNG。在宅は家庭の事情で週2日、基本は週1で在宅できる。産休育休明けの女性は、時短勤務やフレックスを活用して、働きやすいと思う。(人事/女性/在籍3年未満)

・管理が厳しく、やりたくてもあまり残業はできない。リモートワークは、職種によるがやりやすい環境、社風だと思う。(管理部門/男性/在籍21年以上)

 

「福利厚生が充実している」「在宅勤務ができる」といったポジティブな声と、「副業ができない」「在宅勤務がしづらい」というネガティブな声が見られました。

職種や環境によって在宅勤務のしやすさや頻度が変わってくるようなので、選考を受ける場合はその都度確認した方が良いでしょう。社宅制度(家賃補助)に関しても職種によって対象にならない場合もあるようです。

しかし総じて福利厚生が充実しているという声が多く、特にキャリアとライフイベントの両立支援に関しては、当事者側の意見と客観的な意見、総じてポジティブな声が多いと感じました。

 

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