掲載日 ・ 2026/01/16
株式会社IHI
株式会社IHI:[01050188]IHI/技術開発本部/研究開発/横浜 : 航空機用エンジンにおける先進的な機械加工技術の研究開発
780~1,300万円
神奈川県
会社名
株式会社IHI
会社概要
株式会社IHIは、重工業や航空機エンジン、プラント設備など多岐にわたる事業領域を持つ日本のリーディングカンパニーです。
官民向け航空エンジン、次世代エネルギーで社会基盤を支え、24年度で株価は3倍、日経平均上昇率1位!時価総額も重工業界でトップクラスです。
IHIは4つの事業セグメントを保有しています。
1. 航空・宇宙・防衛(売上・利益の稼ぎ頭)
現在のIHIを牽引する最重要セグメントです。
主な事業:航空エンジン: 民間航空機用エンジンのモジュール(主要部品)製造、防衛省向けエンジン。
宇宙: ロケット(イプシロン、H3のブースター等)開発。
防衛: 防衛装備品(「はやぶさ」などの宇宙探査で培った固体燃料ロケット技術を応用し、誘導弾(ミサイル)の推進装置や射撃システムを製造しています。)
競合優位性(強み):グローバルサプライチェーンの中核: GE(米)やロールス・ロイス(英)などの世界的エンジンメーカーと「共同開発パートナー」としての地位を確立しています。特に、ジェットエンジンのコア部分(圧縮機、タービンなど)の技術において高い技術力を有しており、航空機エンジンの世界的な製造供給において重要な役割を果たしています。国産ジェットエンジン(例えば、C-2輸送機やP-1哨戒機用のエンジン)を開発しており、国内外の主要航空機メーカーとパートナーシップを結んでいます。特に、航空機エンジン部品における高精度な加工技術が競合他社に対して強みとなっています
極めて高い参入障壁: 航空エンジンは技術難易度が高く、安全基準も厳しいため、新規参入がほぼ不可能です。一度採用されると、数十年にわたり部品交換や整備(MRO事業)で収益が得られるストック型ビジネスの側面も持ちます。
2. 資源・エネルギー・環境
脱炭素社会に向けた転換期にあり、新技術への投資が進んでいる分野です。
主な事業:ボイラ、ガスタービン、原子力関連機器。
アンモニア発電技術(燃焼してもCO2が出ない技術)。
競合優位性(強み):アンモニア燃焼技術の先行・ 世界に先駆けて「燃料アンモニア」の大規模燃焼技術の実証を進めています。単に燃やすだけでなく、製造・輸送・貯蔵・利用というアンモニアのバリューチェーン全体を構築しようとしており、次世代エネルギー分野でのリーダーシップを狙っています。
既存インフラの活用: 既存の石炭火力発電所を少しの改造でアンモニア混焼/専焼に変える技術を持っており、ゼロから発電所を作るよりも低コストで脱炭素化できる提案力が強みです。
3. 社会基盤・海洋
巨大構造物を作る、創業以来のDNAが色濃い分野です。
主な事業:橋梁(橋): 国内外の巨大な吊り橋など。
水門: ダムや河川のゲート。
シールド掘進機(トンネルを掘る機械)。
競合優位性(強み):圧倒的な実績とエンジニアリング力: 明石海峡大橋やトルコのオスマン・ガーズィー橋など、世界的なランドマークとなる橋梁建設の実績があります。
メンテナンス(保全)シフト: 日本国内では新規建設が減る中、高度経済成長期に作ったインフラの老朽化対策(保全・補修)へビジネスモデルを転換しており、点検ロボットやAI診断などの技術で他社と差別化しています。
4. 産業システム・汎用機械
工場の生産ラインや物流、自動車産業を支える機械群です。
主な事業:車両用過給機(ターボチャージャー): 自動車エンジンのパワーを上げる装置。
パーキングシステム(立体駐車場)、熱処理設備、回転機械。
競合優位性(強み):ニッチトップ製品の集合体: ターボチャージャーでは世界有数のシェアを持っています。また、熱処理炉や真空炉など、特定の産業プロセスに不可欠な機械で高いシェアを維持しています。
ポジション
[01050188]IHI/技術開発本部/研究開発/横浜 : 航空機用エンジンにおける先進的な機械加工技術の研究開発
仕事内容
求人概要
IHIグループにおける基盤技術の開発や、事業部門・関係会社との協働による現有製品・サービスの高付加価値化および新製品の開発などを行うとともに、新技術・新分野創出に向けた技術開発プロジェクトの推進・実施を行う技術開発本部にて、IHIグループの成長を牽引する航空・宇宙・防衛事業領域の主力製品である航空機用エンジンにおける切削、研削、研磨など機械加工に関する技術の研究開発をお任せいたします。
機械加工プロセスは、航空エンジンのあらゆる部品を生産するために欠かせない技術であり、IHIグループのコア技術として高い競争力を維持・向上すべく、世界トップレベルの研究開発体制を構築しています。
職務内容
【業務内容】
IHIグループのR&D部門として、主に民間・防衛向け航空機用エンジンにおける先進的な材料および耐熱合金等の様々な素材に対する機械加工プロセスの研究開発、あるいは新製品の開発やエンジン部品の修理における先進的な機械加工技術の研究開発等を通して、担当いただきます。(航空エンジンが主な対象となりますが、部門所掌としてはIHIグループの全製品となります。)自身の研究テーマにおける課題設定、要件定義、要素技術の開発(解析・実験)、システム化および実適用支援のほか、中長期的に必要とされる将来技術の探索とそれを開発するための基礎試験(フィジビリティスタディ)、新規事業の提案や、技術開発で必要となる発明提案、学会発表、論文投稿、社内報告書の作成などの一連の業務に携わっていただきます。 2~3名のチームで研究を行ない、技術開発本部内の他部門(他技術の研究部門、装置開発部門など)、事業領域の開発、生産技術、品質保証などに関わる各部門、社外の各種ベンダー、大学、海外研究機関など、フェーズに合わせて様々なステークホルダーと関わりながら開発を進めていただきます。機械加工プロセスは航空エンジンのあらゆる部品を生産するために欠かせない技術であり、IHIグループのコア技術としてグループを挙げて注力する技術の研究開発を牽引いただくことを期待します。
【アピールポイント】
・技術開発本部はIHIグループ全般の技術課題に対応するため、航空エンジンのみならずエネルギーインフラ/社会インフラ/産業機械/ロケット等、幅広い分野における技術開発が経験できます。
・同じ技術開発本部内には、数理工学/制御/装置開発/機械要素/材料/構造/物理/化学といった様々な技術分野の専門家が在籍しており、分野を横断した技術開発や、異部門技術の学習が容易に行うことができます。なお、部門横断した技術開発や協業は技術開発本部として推奨しています。
・技術開発テーマは全社方針によるもののほか、個人によるテーマアップも可能です。
・各個人の専門性向上に積極的に取り組んでおり、学会活動・社外連携・海外出張・社会人博士進学を推奨しています。
・横浜市内の鉄道駅徒歩圏に位置した研究所であり、国内外の連携を行う上で物理的な制約条件が小さいです。
働く環境
働き方
【平均残業時間】月20時間
【フレックスタイム制】有(コアタイム:無)
【リモート勤務】可(部門平均は週1日。ただし個々人の家庭事情等により配慮可)
求める経験・スキル
【必須要件】
■金属材料の切削プロセス(転削・旋削)に関する技術開発経験を3年以上有すること
■切削加工に関する同時5軸制御のツールパス(CAD・CAM)の作成技術
■英語によるコミュニケーションに抵抗感の無い方(TOEIC:600以上目安)
【上記に加えていずれか必須】
■切削プロセス解析技術(切削抵抗、強制振動、びびり振動、切削温度、残留応力)の知見・経験
■CNC工作機械(マシニングセンタ)の操作技術、工作機械の運動制御解析技術の知見・経験
【歓迎要件】
◆切削加工・研削加工に関する生産技術開発、工程設計経験
◆切削工具(エンドミル、フライスカッター、インサート)設計の経験
◆ガスタービンほか各種エンジンに関する設計、研究開発経験