グッドパッチの年収は高い?実際の給与事情を徹底解説
デザイン会社として日本初の上場企業となったグッドパッチ。
同社への転職を考える際、最も気になるのは「デザイン会社の年収は本当に高いのか」という点ではないでしょうか。
そこで本記事では、最新の有価証券報告書やOpenWorkの統計データを徹底分析。
平均年収のリアルな内訳や、デザイナー・エンジニア別の給与レンジ、そして年俸制などの報酬体系まで、転職前に知っておきたい給与事情を解説していきます。
※本記事は2026年1月に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。
グッドパッチの平均年収は?
グッドパッチの年収は、国内のデザイン会社や制作会社の中ではトップクラスの水準を誇ります。
単なる制作にとどまらず、企業の新規事業や組織デザインといった「上流工程」から深く関わるビジネスモデルが、高い報酬水準の源泉となっているからです。
それではまず、統計から見える最新の年収実態を詳しく見ていきましょう。
平均年収の最新数値と業界内順位
有価証券報告書によると、グッドパッチの平均年収は784万円です。(*1)
また、OpenWorkに集計された正社員33人の回答データによると、グッドパッチの平均年収は635万円(平均年齢32歳)となっています。(*2)
業界内での立ち位置:
同一カテゴリと考えられる「SIer、ソフト開発、システム運用」業界の平均年収(581万円)と比較すると、グッドパッチは54万円も高い水準にあります。
年収のレンジ:
回答者の中には最低360万円から、最高で1,000万円に達する層まで存在しており、個人のスキルや役職によって大きな幅があることが分かります。
デザイナー職の評価:
特に「デザイナー」職種に限定した年収ランキングでは、数あるIT企業の中でOpenWorkのデザイナー年収ランキングで4位にランクインしており、クリエイティブを核とする同社ならではの評価の高さが伺えます。
媒体による年収データの捉え方
他の転職サイトなどのデータでは、過去に平均年収が741万円〜823万円と算出されているケースもありますが、これは以下のような要因によるものです。
高年収層の影響:
公式データや求人統計には、マネージャークラス以上の高年収層や、採用強化のための高い提示額が含まれるため、数値が高く出やすい傾向にあります。
実際の期待値:
転職を検討する際は、この「635万円」という現場のリアルな数字をベースとしつつ、自身の経験や役職次第で700万〜1,000万円超を狙える環境であると捉えるのが適切です。
年収推移の傾向(過去数年の変化)
グッドパッチは上場後、組織の拡大とともに平均年収も変化し続けています。
年収の変動要因:
過去5期の推移(667万円→725万円→741万円→823万円→784万円など)を見ると、その時々の採用戦略や役職者の割合によって平均値が上下しています。
現在のフェーズ:
かつて存在した「若手の低賃金」といったイメージは払拭されており、現在は上場企業として整備された報酬体系のもと、業界をリードする高い水準を維持しています。
(*1)参照元:有価証券報告書|グッドパッチ(2026年1月時点)
(*2)参照元:openwork|グッドパッチ(2026年1月時点)
職種別の年収は?
グッドパッチは「デザイン」を軸とした多才なプロフェッショナル集団であり、職種ごとに求められる専門性と連動した給与体系が整っています。
ここでは、最新の求人票や現場の口コミから算出した職種別の年収実態を詳しく解説します。(*3)
クリエイティブ職(UI/UXデザイナー等)の年収
同社のコアとなるデザイナー職は、国内屈指の評価を受けています。
OpenWorkのデータによれば、デザイナー職の平均年収は585万円(レンジ360〜850万円)です。
ランクによる違いは?
ジュニアレベルでは450〜550万円程度からのスタートとなりますが、デザインマネージャーやリードデザイナーへと昇格することで、700万〜1,200万円といった高額なレンジも用意されています。
Goodpatch Anywhereとは?
フルリモート組織であるAnywhereの求人では、デザインディレクター職などで650万〜1,200万円の提示が見られ、場所を問わず高い専門性を発揮できる環境が整っています。
技術職(エンジニア・PM)の年収
エンジニア職は、デザインの実装に留まらずUXへの理解も求められるため、一般的なIT企業よりも高めの設定となる傾向があります。
フロントエンドやリードエンジニアの求人では600万〜1,000万円のレンジが一般的です。
マネージャー層の年収は?
統計データによると、マネージャー職の平均年収は736万円(レンジ600〜800万円)となっていますが、PM(プロジェクトマネージャー)として大規模案件を牽引する立場になれば、1,000万円超を目指すことも十分に可能です。
営業・セールス系の年収
グッドパッチの営業(アカウントマネージャー職)は、顧客の経営課題をデザインで解決するコンサルティング要素が強いため、給与水準も高めに設定されています。
求人情報に基づくと、600万〜1,000万円程度が目安となります。
企画・管理職の年収
経理、経営企画、人事などのコーポレート部門も、上場企業として安定した報酬体系が適用されています。
おおよそ500万〜900万円程度で、事業会社での専門実務経験を持つミドル・ハイクラス層が多く活躍しています。デザイン組織を支える基盤として、着実な昇給が期待できる職種です。
(*3)参照元:openwork|グッドパッチ(2026年1月時点)
年収に対する口コミ・実際の声
グッドパッチの報酬制度について、社員からは「デザイン会社としては高水準」「年俸制で月々が安定している」といった前向きな声が多く上がっています。
一方で、昇給や評価の仕組みについては、デザイン組織ならではのシビアな側面も見えてきました。(*4)
高評価の年収例と「年俸制」のメリット
現場の口コミでは、特に報酬の「安定性」と「納得感」を評価する声が目立ちます。
高年収の実績例:
デザイナー職で年収850万円(在籍5〜10年)や、アカウントマネージャーで年収690万円といった回答が見られ、キャリアを積むことで着実に昇給できる環境が裏付けられています。
12分割の年俸制:
「オファー金額を12分割した額が毎月支払われる」という完全年俸制に近い形をとっており、ボーナスに依存しないため月々の生活設計が立てやすいという声が多数。
独自の福利厚生:
珍しい制度として「子ども手当」や一般的な「在宅手当」を完備しており、年収以外の部分でも実質的な生活のゆとりをサポートする姿勢が見て取れます。
低評価・改善を求める口コミ
一方で、さらなる高みを目指す層や、評価の透明性については課題を感じている社員もいるようです。
ボーナス・賞与の不在:
「通常のボーナスはほとんど出たことがない」という声があり、年俸(月給)の高さでカバーする仕組みに慣れる必要があります。
業界比較による視点:
「デザイン業界内では高いが、大手コンサルファームや事業会社と比較すると見劣りする場合がある」という、キャリアの選択肢を広く持つ層ならではの指摘もあります。
評価の主観性:
「上司の評価による部分が大きい」「社内発信やアピールの得意な人の評価が高くなりやすい」といった、定性的な評価が多いクリエイティブ職特有の悩みも見受けられます。
口コミから見る年収制度の実態(等級と評価)
グッドパッチの昇給メカニズムは、非常に明確なルールに基づいています。
等級制(ランク)の導入:
等級が存在し、各等級ごとに給与レンジが厳密に定められています。
昇給幅そのものは小さくても、「等級が上がると年俸が大きく跳ね上がる」という構造が特徴です。
年2回の評価タイミング:
半年に一度のペースで評価があり、給与の見直し(上下)が行われます。成果を出し続ければ3〜5%程度の昇給も期待できます。
多角的な評価指標:
自身のプレゼンテーションに加え、クライアント評価、同僚による360度フィードバックなど、多角的な視点で査定が行われます。
アウトプットのクオリティだけでなく、いかに周囲を巻き込み、組織に貢献したかという「エビデンス」が重要視される文化です。
(*4)参照元:openwork|グッドパッチ(2026年1月時点)
グッドパッチでの年収アップポイント
グッドパッチで高いオファー年収を勝ち取り、入社後も着実に給与を上げていくためには、単なるスキルセットの提示以上の戦略が必要です。
「デザインの力を証明する」という同社のミッションに対し、自分がどう貢献できるかを具体化することが重要です。
経験・スキルによる年収差はある?
職種ごとの年収レンジには幅がありますが、高年収層に共通しているのは「ビジネスとデザインの越境」ができている点です。
UI/UXデザイナー:
単に美しい画面を作るだけでなく、ユーザーリサーチに基づいた課題解決や、プロダクトの成長戦略を数値ベースで語れるデザイナーは、リーダー・マネージャー枠として800万円以上の提示を受けやすくなるでしょう。
エンジニア:
技術力に加え、デザイナーの意図を汲み取ったプラスアルファの提案ができる「UXエンジニア」的な動きができる人材は、市場価値が高く評価されます。
営業(アカウントマネージャー):
クライアントの経営層に対し、デザイン投資がいかに事業成長(ROI)に直結するかをロジカルに説得できる能力が、年収1,000万円クラスへの到達条件となりそうです。
Goodpatchで評価される人材とは
採用サイトや募集要項を見ると、同社が求める人物像には明確な共通項があります。
これらを面接でアピールすることが、高評価の等級(ランク)スタートに直結します。
「本質を問う」姿勢:
依頼されたものをそのまま作るのではなく、「なぜそれが必要なのか」を突き詰めて考える姿勢が、評価制度においても非常に重要視されます。
アウトプットへの執着:
プロフェッショナルとして、細部までこだわり抜き、クライアントやユーザーの期待を超えるクオリティを提供できるかどうかが問われます。
共創(Co-creation)の精神:
職種の壁を越えてチームで成果を出すことを重視する文化のため、360度評価においても「周囲へのポジティブな影響力」が昇給の大きな判断材料となります。
年収交渉の成功のカギは?
中途採用時の面談・面接では、これまでの経験をグッドパッチの「等級制度」に当てはめて語るのがコツです。
実績の定量化:
「〇〇のプロジェクトでUIを刷新した結果、CVRが〇%向上し、売上に〇〇万円貢献した」といった、ビジネスインパクトを具体的に提示しましょう。
市場価値の提示:
「現職では〇〇の役割を担い、〇〇万円の評価をいただいていますが、御社ではさらに〇〇のスキルを活かして、チーム全体の生産性向上に寄与したいと考えています」と、貢献意欲をセットで伝えます。
交渉のタイミング:
年俸制で月額が決まるため、内定後の条件面談では「自身のスキルがどの等級に該当し、将来的にどうすれば次のランクへ上がれるか」を逆質問することで、入社後の昇給イメージを明確にしつつ、正当な評価を促すことができます。
グッドパッチ年収 FAQ(よくある質問)
転職検討者が特に気にしているポイントについて、実態ベースで回答をまとめました。
Q1:グッドパッチの平均年収はどれくらい?
A: グッドパッチの平均年収は、OpenWorkの社員口コミ統計では約635万円、有価証券報告書の最新データでは約784万円となっています。この差は、ハイレイヤー層の報酬や賞与算定の有無によるものです。ボリューム層としては600万円前後の社員が多いですが、デザイナー職でも800万円を超えるケースは十分にあります。
Q2:グッドパッチでは、職種別で年収差はある?
A: グッドパッチで職種別の年収差はあります。統計上、最も高いのはマネージャー職(平均736万円)やPM層です。一方で、デザイナー職も業界平均を大きく上回る585万円前後となっており、クリエイティブ職種が正当に評価される文化が数字に表れています。
Q3:グッドパッチでは年収アップできる?評価制度は?
A: グッドパッチは年俸制(12分割の月給制)を導入しており、年に2回の評価タイミングがあります。個人の成果だけでなく、同僚からの360度フィードバックを含めた多角的な査定が行われ、等級(ランク)が上がるタイミングで年収が大きく跳ね上がる仕組みです。
Q4:グッドパッチへ未経験での転職でも年収は期待できる?
A: 完全未経験の場合はジュニアクラスからのスタートとなるため、400万円〜500万円程度が目安となります。ただし、異業種での専門スキル(営業実績やエンジニア経験など)を掛け合わせることで、初年度から高い提示を受けることも可能です。
Q5:グッドパッチの年収は、他社(コンサルやメガベンチャー)と比べて高い?
A: 制作会社と比較すれば圧倒的に高いですが、外資系コンサルや超大手のメガベンチャーと比較すると、基本給の安定性は高いものの、最大年収では見劣りする場合もあります。年収の「額面」だけでなく、デザインに特化したキャリア価値をどう捉えるかが判断の鍵です。
まとめ|転職判断の材料として
グッドパッチの年収事情を紐解くと、以下の3つの特徴が浮かび上がってきました。
①デザイン業界内ではトップクラスの水準
特にデザイナー職の年収ランキングで上位に位置しており、専門性を高く評価してくれる環境がある。
②基本給重視の安定した報酬体系
賞与に依存せず、月々の給与として支払われるため、生活の安定感が高い。
③等級アップによる確実な昇給
年2回の評価と等級制度が連動しており、組織への貢献度に応じて1,000万円プレイヤーも目指せる。
「デザインの力を信じ、ビジネスの最上流から価値を創出したい」という意欲がある方にとって、グッドパッチは高いやりがいと業界最高水準の待遇を両立できる、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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