掲載日 ・ 2026/02/19
オムロン株式会社
オムロン株式会社:【制御機器事業部】産業機器向けメカ開発技術者(商品事業本部/コントローラ事業部)
非公開
滋賀県
会社名
オムロン株式会社
会社概要
オムロン株式会社は、1933年の創業以来、京都を拠点に世界中で事業を展開する電気機器メーカーです。
一般的には世界シェアNo.1を誇る「血圧計」などのヘルスケア企業として知られていますが、現在の売上の約45%は「工場の自動化(制御機器)」が占めており、実態は世界のモノづくりを支えるBtoBのリーディングカンパニーです。
同社の強みは「Sensing & Control + Think」というコア技術にあります。センサーで情報を読み取り、機器を正確に制御し、そこにAIなどの知恵を加える技術です。これらを武器に、労働力不足を解決する工場の自動化を中心とした制御機器、電子部品、駅の自動改札機や太陽光発電用パワーコンディショナーなどの社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。
また企業の特徴としては、ベンチャー精神あふれる「ソーシャルニーズの創造」です。「機械に出来ることは機械に任せ、人間はより創造的な分野で活動を楽しむべきである」、この経営理念をもとに、世界初の無人駅システムや、自動感応式信号機など、時代に先駆けて社会が必要とするシステムを生み出してきました。
現在は、以下の5つの柱で事業を展開しています。
1制御機器事業部(IAB):売上の約50%以上を占める
工場の自動化(ファクトリーオートメーション)を支えるセンサー、コントローラー、ロボットなどを製造。オムロンの稼ぎ頭であり、世界のモノづくり現場を支えています。
競合優位性(強み):多くの競合(キーエンスはセンサー最強、ファナックはロボット最強など)が特定分野に特化しているのに対し、オムロンは工場の自動化に必要なほぼすべての機器を持っています。
(具体例)Input(センサー):Logic(コントローラー):Output(モーター・リレー):Robot(ロボット):+Safety(安全機器)
これら自社製品同士を高度に連携(すり合わせ)させることで、他社製品を組み合わせるよりも高速・高精度な制御を実現できます。これを「i-Automation!」というコンセプトで展開しています。
また 単に機器を売るのではなく、「ペットボトルのラベルを高速でズレなく貼る装置の制御プログラム」といった、具体的な用途(アプリケーション)をセットで提供できるため、顧客は開発時間を大幅に短縮できます。
2電子部品事業
家電や自動車、スマートフォンの中に組み込まれる「リレー」や「スイッチ」などの部品を提供しています。
競合優位性(強み):家電やEV(電気自動車)の中で電気を制御する「リレー」という部品に強みを持っています。
特にEVや蓄電池向けの高電圧・大電流を安全に遮断する技術は難易度が高く、世界でも戦える数少ない企業の一つです。
3データソリューション事業部
4つのビジネスカンパニーが持つ現場データとJMDC社のケイパビリティを融合して、オムロングループ全体のビジネスモデルを進化させるとともに、社会的課題解決に繋がる成長事業を創造しています。
競合優位性(強み):制御機器を中心としたモノづくりを通じてオムロンが培ってきた事業やそれにまつわる知見、人財、顧客基盤といった資産と、データドリブンなソリューション事業を展開するJMDC社の強みを融合させていることが強みです。
4ヘルスケア事業
家庭用電子血圧計は世界シェアNo.1を誇ります。その他、体温計、体重体組成計、低周波治療器などを製造販売をしています。「ゼロイベント(脳・心血管疾患の発症ゼロ)」を循環器事業のビジョンに掲げています。
競合優位性(強み):家庭用血圧計で世界シェアNo.1(約50%)を有しています。
医療機器としての精度(Medical Accuracy): 「家庭で測ったデータは参考値」と見なされがちだった時代に、オムロンは「病院と同じ精度」にこだわり、医師が診断に使えるレベルの信頼性を確立しました。
また世界各国の医療機器認証(FDAなど)をクリアするノウハウと、現地の薬局・病院に入り込む販売ネットワークは、新規参入企業(例えばAppleやFitbitなどのIT大手)にとっても高い参入障壁となっており、継続して高いシェア率を担保しています。
5社会システム事業部
鉄道の自動改札機や券売機、道路の交通管制システムなど、社会インフラを支える事業です。
世界初の無人駅システム(自動改札機)を開発したのはオムロンです。
競合優位性(強み):日本全国の鉄道(改札機)や道路(信号)に既にオムロンの機器が入っているため、更新需要やメンテナンスにおいて圧倒的に有利です。
ポジション
【制御機器事業部】産業機器向けメカ開発技術者(商品事業本部/コントローラ事業部)
仕事内容
◆募集背景
オムロンで産業機器事業を展開するインダストリアルオートメーションビジネスカンパニー (以下、IAB) では、製造現場の自動化・省電力化を実現するFA機器の開発を行っています。近年、IT (情報技術) とOT (制御技術) の融合による技術進化と製造業のスマート化に伴い、より高性能・高精度でかつ安心・安全なコントローラへの需要が望まれています。
これらの製品は、制御の統合、情報化という新たな価値を創出していくプラットフォーム製品であり、コスト、デザイン、ユーザビリティ、耐環境性に関する顧客価値の創出が急務のため、この活動を推進できる人財の補強を行っています。私たちのチームでは産業用コントローラ製品の内部構造や筐体設計を担当し、製品開発の最前線でご活躍いただける方を求めています。
◆担っていただきたい具体的な仕事内容
産業用コントローラ機器の筐体・構造設計開発に従事していただきます。具体的には以下の業務を担当いただきます。
● 産業用コントローラ商品の筐体・構造設計(放熱、耐環境、製品間コネクティングの信頼性など)
● 3D CADを用いたシステム・部品設計
● 上記の技術検証およびCAEによる解析
● 関連開発部門、製造部門、品質部門との連携による仕様策定、技術検証、量産化検討
● 既存商品の生産維持業務
◆具体的な仕事内容に対しての期待する成果
産業用コントローラを使われる顧客は様々であり、多様な環境下での長期間安定した稼働を求められます。顧客が求める品質基準を十分に満足させ、その上でオムロンとしての付加価値を追求した製品開発への参画を期待します。FA業界での顧客ニーズの把握や最先端の技術動向に触れる経験を得ることができます。
◆使用する開発言語・ソフト・装置/機器等
●3D CAD (SOLIDWORKS)
●CAE (ANSYS_Mechanical, ANSYS_Icepak, Autodesk_Moldflow)
●3Dプリンタ、3Dスキャナ
●振動試験機、衝撃試験機、落下試験機、恒温槽
●成分分析機 (FT-IR, ガスクロマトグラフィ, 熱分析機)
◆業界動向と自社事業の特徴
FA機器業界はIoTや自動化技術の進歩により、スマートファクトリー化が加速中です。特に協働ロボットや柔軟な生産ラインの需要が高まっており、持続可能性への配慮も重要テーマです。オムロンはセンサ、コントローラ、ロボットなど幅広い製品を提供し、独自の技術力で顧客ニーズや業界トレンドに応えています。
弊社はIoTを活用したスマートファクトリー向けのソリューションを展開し、顧客の生産性向上を支援しています。グローバルに展開し、地域ごとのニーズに応じた製品を提供し、市場変化に迅速に対応できる事が自社の強みとなっています。
◆部・チームの業務概要
当チームは、IABのコントローラ事業部内の「メカ開発チーム」として位置づけられ、FA機器のコアとなるコントローラ機器、I/O機器の筐体設計や構造設計を担当しています。具体的には、製品要件に基づいて性能や耐久性を考慮した部品やシステムの設計を行い、試作や評価・解析を通じて設計の最適化を図ることで、信頼性の高い製品を安定して量産することを目指します。
また、商品開発の上流工程からの参画により、ハードウェアとソフトウェアを含めた総合的な視点での開発を行い、今後の社会課題を解決するための事業に貢献しています。
求める経験・スキル
◆必須条件【経験】
下記いずれかのご経験を5年程度お持ちの方
●成形部品設計の実務経験
●3D CADを活用した設計実務経験
●CAE解析の実務経験
◆必須条件【スキル】
●3D CAD操作スキル
●成形金型知識、成形材料知識、材料力学の知見
●日本語でのビジネスコミュニケーション能力 (報告書作成、関係部門とのやり取りなど)
◆歓迎条件
以下の経験・知識をお持ちの方を歓迎します。
●放熱構造、耐環境構造などの製品設計経験 (IP67, IP69K, 耐油など)
●CAE解析の実務経験 (ANSYS_Mechanical, ANSYS_Icepak, Autodesk_Moldflowなど)
●機械的評価試験の実務経験(振動・衝撃試験など)
●信頼性・品質に関する知見(QC7つ道具, FMEA/FTA, 統計的品質管理 など)
◆歓迎する人物像
●チームでの協働を大切にし、多様な意見を尊重できる方
●複雑な技術課題に対して粘り強く取り組み、解決策を見出だせる方
●製品品質に対する高い意識を持ち、細部まで丁寧に仕事に取り組める方
●上流工程からの設計参画に興味があり、システム全体を俯瞰できる視点を持てる方
●事業を通じて社会価値を創出し、社会課題の解決に貢献したいという意欲のある方
●技術的好奇心が旺盛で、新しい技術習得に積極的に取り組める方