ENEOSは国内最大級の総合エネルギー企業であり、待遇面でも注目されやすい企業です。
一方で、持株会社と事業会社の違い、職種差、勤務地、残業時間などによって実態は変わります。
本記事では、公式IR資料、有価証券報告書、採用情報、OpenWork、dodaなどの公開情報をもとに、ENEOSの年収水準・将来性・年代別給与・口コミまで整理して解説します。
※本記事は2026年4月に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。
ENEOSの平均年収はどれくらい?
ENEOS株式会社(事業会社)の平均年収について、公式に単体平均給与が開示されているわけではありません。
そのため、転職市場ではOpenWorkやdodaなどの公開情報を参考に、実態年収を把握するのが一般的です。
これらの公開情報をもとにすると、ENEOS株式会社の年収水準はおおむね600万円〜950万円程度が一つの目安と見られます。
職種・年代・勤務地・残業時間によって差はありますが、日本企業全体と比較すると高水準です。(*1)(*2)
| 指標 |
年収目安 |
| ENEOS株式会社(推定レンジ) |
600万〜950万円 |
| 日本の平均年収 |
約478万円(*3) |
ENEOSの年収が高いと言われる理由は、単純な月給だけではありません。
- 国内最大級エネルギー企業として収益基盤が大きい
- 賞与水準が比較的高い
- 福利厚生が充実している
- 年齢と経験に応じて昇給しやすい
- 技術職・総合職の給与水準が高め
なお、ENEOSグループの持株会社であるENEOSホールディングス株式会社の有価証券報告書では、平均年間給与が1,000万円超水準で開示されています。
ただし、これは持株会社単体の数値であり、ENEOS株式会社全体の平均年収を直接示すものではありません。(*4)(*5)
大手企業としての待遇競争力やグループ全体の収益規模を確認する参考指標として見るのが自然でしょう。
(*1) 参照元:ENEOS株式会社|OpenWork(2026年4月)
(*2) 参照元:ENEOS株式会社|doda(2026年4月)
(*3) 参照元:令和6年分 民間給与実態統計調査|国税庁(2026年4月)
(*4) 参照元:2026年3月期 半期報告書|ENEOSホールディングス株式会社(2025年11月)
(*5) 参照元:2025年3月期 有価証券報告書|ENEOSホールディングス株式会社(2025年6月)
ENEOSの年収推移と将来性
ENEOS株式会社単体の平均年収は公式開示されていないため、年度ごとの明確な推移データは不明です。
一方で、ENEOS株式会社の待遇見通しを考える材料として、グループ全体の収益力や投資余力は重要です。
持ち株会社であるENEOSホールディングス株式会社は既存の石油事業に加えて、以下の領域へ投資を進めています。
- 電力事業
- LNG関連事業
- SAF(持続可能な航空燃料)
- 再生可能エネルギー
- 水素・次世代エネルギー
- 素材・半導体関連事業
2025年に公表された中期方針では、2028年3月期までに1.56兆円規模の投資計画が示され、低炭素・脱炭素領域への資金配分も打ち出されています(*6)。
また、半導体材料を扱う金属事業の再編・IPOなど、事業ポートフォリオの見直しも進められています。
今後の年収見通しとしては、短期的には原油価格や為替、市況変動の影響を受ける可能性があります。
一方で、国内最大級の総合エネルギー企業として利益基盤と人材投資余力を持つため、待遇競争力を維持しやすい企業と見ることができます。
そのためENEOSは、「急成長ベンチャーのように年収が急騰する企業」というよりも、「安定した基盤の中で高水準待遇を中長期で目指しやすい企業」と整理するのが実態に近いでしょう。
(*6) 参照元:ENEOSグループ「第4次中期経営計画(2025-2027年度)」の策定について|ENEOSホールディングス株式会社(2025年4月)
ENEOSの年齢別・役職別の年収
公開情報や口コミをもとにした年齢別年収の目安は以下です(*7)(*8)。
| 年齢 |
年収目安 |
| 25歳 |
450万〜600万円 |
| 30歳 |
550万〜750万円 |
| 35歳 |
700万〜900万円 |
| 40歳 |
800万〜1,000万円 |
| 50歳 |
950万〜1,200万円 |
30代に入ると昇格や賞与増加により年収が伸びやすく、35歳は一つの分岐点になりやすい年代です。
35歳の具体例としては、総合職・技術職で主任〜係長級に差しかかる層では、700万円台後半〜900万円近くになるケースも考えられます。
役職別の目安は以下です。
| 役職 |
年収目安 |
| 一般社員 |
500万〜700万円 |
| 主任 |
700万〜900万円 |
| 係長級 |
850万〜1,000万円 |
| 課長級 |
1,000万円超 |
また、総合職と一般職、高卒採用ではキャリアパスに差が出ることがあります。
- 総合職:昇進機会が広く年収上限も高め
- 一般職:職種限定型になりやすい
- 高卒採用:現場・技能系職種で安定昇給型が多い
ただし、高卒採用でも現場経験を積み、管理職へ進むケースもあります。
(*7) 参照元:ENEOS株式会社|OpenWork(2026年4月)
(*8) 参照元:ENEOS株式会社|doda(2026年4月)
ENEOSの給与内訳(基本給・賞与・手当)
ENEOS株式会社の給与制度は、公式採用ページでも一部明記されています。
新卒採用の募集要項では、初任給に加えて昇給・賞与・福利厚生制度が案内されており、大手企業らしく総合的な待遇設計になっています(*9)。
月給の目安と昇給ペース
ENEOSの新卒採用ページでは、学歴別に初任給が設定されています。
毎年の評価に応じて昇給する制度となっており、長期的に年収を積み上げやすい企業といえます(*10)(*11)。
| 区分 |
初任給(月給) |
| 学士卒 |
約27万円前後 |
| 修士了 |
約30万円前後 |
| 高専卒 |
約24万円前後 |
※年度により改定される可能性があります。
ボーナス(賞与)の支給額・回数
ENEOS公式採用ページでは、賞与は年2回と明記されています。
具体額は公表されていませんが、大手企業では賞与比率が比較的大きく、ENEOSでも年収に占める重要な要素と考えられます。
新卒1年目の年収モデルケース
初任給と賞与(年2回)をもとにすると、新卒1年目の年収イメージは以下の通りです。
| 区分 |
想定年収 |
| 学士卒 |
430万〜500万円 |
| 修士了 |
470万〜560万円 |
| 高専卒 |
390万〜460万円 |
※賞与支給月数・入社初年度の在籍期間・残業時間によって変動します。
新卒1年目から国内平均年収に近い、もしくは上回る可能性がある点は、ENEOSの待遇面の強みといえるでしょう。
中長期の年収イメージ
その後は昇給・昇格・賞与増加により、30代で700万円前後を目指すケースも十分あります。
大企業で安定的に収入を伸ばしたい人にとって、魅力的な給与体系です。
(*9) 参照元:福利厚生制度について|ENEOS株式会社(2026年4月)
(*10) 参照元:大学・大学院卒 募集要項|ENEOS株式会社(2026年4月)
(*11) 参照元:募集要項|高専生採用|ENEOS株式会社(2026年4月)
ENEOSの年収に関する口コミ・評判
OpenWorkでは、年収に対して比較的肯定的な声が見られます。(*12)
年収に満足している点としては、
- 同年代平均より高い
- 賞与が安定している
- 福利厚生込みで待遇感がある
- 大手企業として安心感がある
といった口コミがあります。
一方で、不満の声としては、
- 年功序列感がある
- 若手の急激な昇給はしにくい
- 部署によって忙しさに差がある
- 評価差が給与に反映されにくい
という投稿も見られます。
つまり、「高年収だが、外資系のような強い成果連動型ではない」という理解が近いでしょう。
安定感を重視する人には相性が良い企業です。
(*12) 参照元:ENEOS株式会社|OpenWork(2026年4月)
ENEOSの年収は高い?他社比較で検証
ENEOS株式会社の年収水準は、公開口コミや求人情報を見る限り、石油・エネルギー業界の中でも有名企業の中で肩を並べる水準です。
| 企業 |
年収目安 |
| ENEOS株式会社 |
600万〜950万円 |
| 出光興産 |
約994万円 (*13) |
| コスモエネルギーHD |
約1,150万円 (*14) |
なお、各社の有価証券報告書に記載される平均年間給与は持株会社・提出会社単体の数値であり、事業会社全体の実態年収とは異なる場合があります。
単純な額面だけでなく、
- 福利厚生
- 安定性
- ブランド力
- キャリアの汎用性
- 社会インフラ企業としての信頼性
まで含めると、総合評価は高い企業といえるでしょう。
(*13) 参照元:2025年3月期 有価証券報告書|出光興産株式会社(2025年6月)
(*14) 参照元:2024年度 有価証券報告書|コスモエネルギーホールディングス株式会社(2025年6月)
ENEOSへ転職した場合の年収とキャリア
ENEOSの中途採用では、職種・経験によって提示年収が変わります。
年収アップが狙いやすい職種は以下です。
- プラントエンジニア
- 設備保全
- IT・DX推進
- 法人営業
- 財務・経理
- 新規エネルギー事業
同業界経験者や、大規模設備・インフラ経験者は評価されやすい傾向があります。
また、ENEOS のような大手ハイクラス求人にチャレンジする場合、sincereedのようにハイクラス・大手企業求人に強いエージェントを活用し、非公開求人や年収レンジを確認する方法も現実的です。
ENEOSの求人(非公開を含む)も多数保有しているため、ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
ENEOSに向いている人・向いていない人
高年収を狙いやすいのは以下のような人です。
- 大企業で着実に昇給したい人
- インフラ業界に関心がある人
- 技術専門性を高めたい人
- 長期視点でキャリア形成したい人
評価されやすい人材は、
- 安全意識が高い
- 協調性がある
- 継続改善ができる
- 現場理解とビジネス視点を両立できる
一方で、
- 短期で爆発的昇給したい
- 完全成果主義を望む
- ベンチャー的スピード感を求める
という方はミスマッチになる場合があります。
ENEOSの年収に関するよくある質問
Q. エネオスの年収は高いですか?
日本平均との比較では高い水準です。大企業・インフラ企業として賞与や福利厚生も厚く、総合的な待遇は良好と考えられます。
Q. エネオスで35歳の年収はいくらですか?
職種次第ですが、目安は700万〜900万円が目安と考えられます。総合職・主任級以上でさらに上振れもあります。
Q. ENEOSのボーナスはどれくらいもらえますか?
業績連動要素はありますが、年2回支給が一般的で、年間150万〜300万円超になるケースも見受けられます。
Q. ENEOSは学歴で年収に差が出ますか?
初期配属や総合職採用では差が出やすいですが、実務経験や昇進によって縮まる部分もあります。
Q. ENEOSに転職すると年収は上がりますか?
同業他社や中堅企業からの転職では上がるケースがあります。ただし職種・勤務地・役職で変わります。
まとめ
ENEOSの年収は、日本企業全体で見ても高水準です。
特に30代以降で伸びやすく、35歳で700万円超も十分狙えるレンジです。
一方で、持株会社と事業会社の数値差、職種差、残業差は理解しておく必要があります。
転職判断では、単純な平均年収だけでなく、
- 自分の職種での提示年収
- 福利厚生
- 働き方
- 将来の昇進可能性
まで確認することが重要です。
安定した高待遇企業を探している方にとって、ENEOSは有力候補の一社と言えるでしょう。
なお、ハイクラス転職エージェントsincereedではENEOSへの転職支援実績も豊富にあるため、ご興味のある方は一度ご相談ください。