掲載日 ・ 2026/08/24
オムロン株式会社
オムロン株式会社:【Aratas】グローバル内部監査・監査等委員会事務局立上げポジション
非公開
京都府
会社名
オムロン株式会社
会社概要
オムロン株式会社は、1933年の創業以来、京都を拠点に世界中で事業を展開する電気機器メーカーです。
一般的には世界シェアNo.1を誇る「血圧計」などのヘルスケア企業として知られていますが、現在の売上の約45%は「工場の自動化(制御機器)」が占めており、実態は世界のモノづくりを支えるBtoBのリーディングカンパニーです。
同社の強みは「Sensing & Control + Think」というコア技術にあります。センサーで情報を読み取り、機器を正確に制御し、そこにAIなどの知恵を加える技術です。これらを武器に、労働力不足を解決する工場の自動化を中心とした制御機器、電子部品、駅の自動改札機や太陽光発電用パワーコンディショナーなどの社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。
また企業の特徴としては、ベンチャー精神あふれる「ソーシャルニーズの創造」です。「機械に出来ることは機械に任せ、人間はより創造的な分野で活動を楽しむべきである」、この経営理念をもとに、世界初の無人駅システムや、自動感応式信号機など、時代に先駆けて社会が必要とするシステムを生み出してきました。
現在は、以下の5つの柱で事業を展開しています。
1制御機器事業部(IAB):売上の約50%以上を占める
工場の自動化(ファクトリーオートメーション)を支えるセンサー、コントローラー、ロボットなどを製造。オムロンの稼ぎ頭であり、世界のモノづくり現場を支えています。
競合優位性(強み):多くの競合(キーエンスはセンサー最強、ファナックはロボット最強など)が特定分野に特化しているのに対し、オムロンは工場の自動化に必要なほぼすべての機器を持っています。
(具体例)Input(センサー):Logic(コントローラー):Output(モーター・リレー):Robot(ロボット):+Safety(安全機器)
これら自社製品同士を高度に連携(すり合わせ)させることで、他社製品を組み合わせるよりも高速・高精度な制御を実現できます。これを「i-Automation!」というコンセプトで展開しています。
また 単に機器を売るのではなく、「ペットボトルのラベルを高速でズレなく貼る装置の制御プログラム」といった、具体的な用途(アプリケーション)をセットで提供できるため、顧客は開発時間を大幅に短縮できます。
2電子部品事業
家電や自動車、スマートフォンの中に組み込まれる「リレー」や「スイッチ」などの部品を提供しています。
競合優位性(強み):家電やEV(電気自動車)の中で電気を制御する「リレー」という部品に強みを持っています。
特にEVや蓄電池向けの高電圧・大電流を安全に遮断する技術は難易度が高く、世界でも戦える数少ない企業の一つです。
3データソリューション事業部
4つのビジネスカンパニーが持つ現場データとJMDC社のケイパビリティを融合して、オムロングループ全体のビジネスモデルを進化させるとともに、社会的課題解決に繋がる成長事業を創造しています。
競合優位性(強み):制御機器を中心としたモノづくりを通じてオムロンが培ってきた事業やそれにまつわる知見、人財、顧客基盤といった資産と、データドリブンなソリューション事業を展開するJMDC社の強みを融合させていることが強みです。
4ヘルスケア事業
家庭用電子血圧計は世界シェアNo.1を誇ります。その他、体温計、体重体組成計、低周波治療器などを製造販売をしています。「ゼロイベント(脳・心血管疾患の発症ゼロ)」を循環器事業のビジョンに掲げています。
競合優位性(強み):家庭用血圧計で世界シェアNo.1(約50%)を有しています。
医療機器としての精度(Medical Accuracy): 「家庭で測ったデータは参考値」と見なされがちだった時代に、オムロンは「病院と同じ精度」にこだわり、医師が診断に使えるレベルの信頼性を確立しました。
また世界各国の医療機器認証(FDAなど)をクリアするノウハウと、現地の薬局・病院に入り込む販売ネットワークは、新規参入企業(例えばAppleやFitbitなどのIT大手)にとっても高い参入障壁となっており、継続して高いシェア率を担保しています。
5社会システム事業部
鉄道の自動改札機や券売機、道路の交通管制システムなど、社会インフラを支える事業です。
世界初の無人駅システム(自動改札機)を開発したのはオムロンです。
競合優位性(強み):日本全国の鉄道(改札機)や道路(信号)に既にオムロンの機器が入っているため、更新需要やメンテナンスにおいて圧倒的に有利です。
ポジション
【Aratas】グローバル内部監査・監査等委員会事務局立上げポジション
仕事内容
◆募集背景
オムロンの電子部品事業を担ってきたDMSカンパニーは、2026年7月1日にグループ内分社化し、Aratas株式会社として新たにスタートしました。さらに2026年10月にはPEファンドへの株式譲渡が予定されており、独立企業としての経営体制、ガバナンス体制、内部統制体制の構築を本格的に進めるフェーズにあります。これまでオムロングループ本社の内部監査機能や内部統制の仕組みに依存していた部分についても、Aratasとして自律的な運営体制を構築する必要があります。なかでも、株主、取締役会、監査等委員会、経営陣が安心して事業成長に専念できる環境を整備するためには、独立性と客観性を備えた内部監査機能の確立が不可欠です。
本ポジションでは、単なる監査実務担当ではなく、内部監査室の立上げ、監査規程や監査計画の整備、リスクベース監査の導入、監査等委員会事務局運営などを担っていただきます。独立後の新たなステージにおいて、ガバナンス強化と企業価値向上を支える内部監査機能を一から構築いただく中核人材を募集します。
◆担っていただきたい具体的な仕事内容
Aratas株式会社の内部監査室立上げメンバーとして、内部監査機能および監査等委員会事務局機能の構築・運営を担っていただきます。
・内部監査機能の立上げ・運営
内部監査規程、監査マニュアル等の整備、リスクベースに基づく年間監査計画の策定
・内部監査の実施
業務監査、コンプライアンス監査、ガバナンス監査の実施、監査結果の報告、改善提案およびフォローアップ
・内部統制・J-SOX対応
J-SOXを見据えた内部統制評価および統制基盤の整備、全社重要リスクの把握と可視化
・監査等委員会事務局の運営
監査等委員会の年間計画策定支援、会議運営、資料作成・議事録管理、監査等委員の監査活動および調査活動の支援
・三様監査および対外対応
会計監査人との連携、三様監査の推進、株主、監査等委員会への説明・対応支援
・グローバル監査体制の構築
海外グループ会社を対象とした監査方針、監査計画、監査手法の整備、海外拠点経営陣とのコミュニケーションおよび改善活動の推進
・監査高度化の推進
データ分析監査やCAATを活用した監査手法の導入、外部専門家・監査法人と連携した海外監査の推進および将来的な内製化
※Aratasはグローバルに事業を展開しており、立上げ初期は海外拠点監査を監査法人・外部専門家と連携して実施します。将来的には自社主導によるグローバル監査体制を構築し、海外拠点監査の内製化を推進していく予定です。
◆具体的な仕事内容に対しての期待する成果
・Aratasに適した内部監査体制が構築されていること
・監査等委員会事務局機能が安定的に運営されていること
・内部監査が安定して実施され、リスクや統制課題が適切に把握・改善されていること
・将来的なJ-SOXへの対応準備や要求水準を見据えた統制基盤が構築されていること
・監査結果が経営判断や業務改善に活用されていること
・監査プロセスが属人化せず仕組みとして定着していること
・海外拠点監査を実施できるグローバル監査基盤が構築されていること
・監査法人依存から段階的に自社主導のグローバル監査体制へ移行できていること
◆使用する開発言語・ソフト・装置/機器等
・Microsoft 365:Outlook、Teams、SharePoint、OneDrive、Word、Excel、PowerPoint
・会議運営ツール:Teams会議、会議室予約システム等
・スケジュール管理、資料管理、タスク管理に関する社内システム
・経費精算、出張手配、来客管理等に関する社内業務システム
・必要に応じて、取締役会資料・議事録・規程類等の文書管理ツール
◆業界動向と自社事業の特徴
Aratas株式会社は、リレー、スイッチ、コネクタ、センサ等の電子部品の開発・製造・販売を行うメーカーです。前身であるオムロン電子部品事業が長年培ってきた技術力、品質力、グローバル顧客基盤を強みとしており、世界トップクラスのシェアを有する製品も多数保有しています。今後は独立企業として、より迅速な経営判断・投資判断を行いながら、グローバルでの成長戦略を推進し、持続的な企業価値向上を目指します。
内部監査室は、その成長を支えるガバナンス、リスクマネジメント、コンプライアンス、内部統制の基盤を担う重要な組織です。
◆部・チームの業務概要
配属先はAratas株式会社の新設組織である内部監査室です。内部監査室は、社長直轄組織として独立した立場から監査・評価・助言を行い、・ガバナンス強化、・リスク管理高度化、・コンプライアンス推進、・内部統制整備、を支援します。また、内部監査機能に加え、監査等委員会事務局として監査等委員の監査活動を支援し、取締役会・監査等委員会・会計監査人・経営陣をつなぐハブ機能も担います。立上げフェーズであるため、仕組みづくりから監査実務まで幅広く関与いただきます。Aratasは日本国内だけでなく、アジア、欧州、米州に製造・販売拠点を有するグローバル企業です。そのため内部監査室には国内監査に加え、海外拠点を含むグローバル監査体制の構築が求められます。
立上げ初期は海外拠点の監査について外部専門家や監査法人を活用しながら運営しますが、将来的にはリスクベースで海外監査を自社主導で実施できる体制の構築を目指しています。
◆配属先の課・チームの人数や雰囲気
内部監査室は新設組織です。
初期は少人数体制で運営する予定であり、経営陣やコーポレート部門と密接に連携しながら、内部監査・内部統制・監査等委員会運営の基盤整備を進めていきます。立上げフェーズならではの裁量が大きく、自ら考え仕組みを構築することができる環境です。経営との距離が近く、自身の提案が会社の意思決定やガバナンス向上に直接反映されます。
求める経験・スキル
◆必須条件【経験】
以下のいずれか
・内部監査経験(3年以上)
・監査法人での監査経験
・J-SOX構築、評価業務経験
・内部統制構築・運用経験
※上場企業、大手企業、製造業、PEファンド投資先企業、グローバル企業等での内部監査経験がある方は特に歓迎します。
◆必須条件【スキル】
・リスク分析力、論理的思考力、コミュニケーション力
・報告書作成能力、経営層への説明能力
・Microsoft 365の業務活用スキル(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams等の基本的なPCスキル)
・機密情報を適切に取り扱える高い倫理観、守秘義務意識
・経営層、社外取締役、株主関係者等と適切にコミュニケーションできるビジネスマナー、文章力、調整力
◆歓迎条件
・資格保有者(以下いずれか、もしくは複数)
CIA(公認内部監査人)、CISA、CFE、USCPA、公認会計士、簿記2級
・製造業での内部監査経験
・監査等委員会事務局経験
・海外での(英語使用による)内部監査業務経験
・海外拠点との会議、インタビュー、メール対応が可能な英語力
・リスク管理業務経験
・コンプライアンス業務経験
・J-SOX構築・運用・評価経験
◆歓迎する人物像
・高い誠実性と倫理観を有する方
・客観性を持って判断できる方
・経営視点でリスクを捉えられる方
・自ら課題を発見し改善を推進できる方
・関係者との信頼関係を構築できる方
・未整備の環境を楽しみながら仕組みを作れる方
・ガバナンス強化に意欲を持って取り組める方