日本IBMの特徴・強みは?
2025/01/12

日本IBMの特徴・強みは?

IBM

日本IBMは、AIやクラウド、量子コンピューティングなど最先端技術をリードするグローバル企業IBMの日本法人です。コンサルティングからシステム構築、運用保守まで一貫したサービスを提供し、170か国以上で展開するグループシナジーを活かして国内企業に高品質なITソリューションを提供しています。

近年は豊富な研究開発とM&Aを通じて技術革新を進め、次世代の課題解決に取り組む姿勢が国内外で高く評価されています。

本記事では、ITコンサルティングファームやSIerへの転職支援に高い実績を持つ弊社sincereedが、日本IBMの特徴・強みを解説していきます。

 

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業界

同社は、主に①ITコンサルティング②SIer(システムインテグレーター)業界に所属する企業です。各業界の役割と同社の特徴を見ていきましょう。

 

■ITコンサルティング業界

ITコンサルティング業界は、企業や組織がITを活用して業務効率化、競争力強化、事業拡大を実現するための戦略策定や技術支援をしています。その中で、日本IBMのコンサルティング事業では主に以下の役割を担っています。

 

・ITを活用したビジネス戦略の策定

・デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進支援

・ビッグデータの分析を通じた意思決定支援

・AIや機械学習を活用した業務改善

・サイバー攻撃対策や情報漏洩防止のためのセキュリティ戦略策定

 

同社のコンサルティング事業の特徴として、グローバルで成功したベストプラクティスを参考に、お客様のビジネス戦略の策定を支援することが可能です。最先端のIT活用の取り組みは一般的に北米や欧州が進んでいます。同社は米国本社を中心にそのノウハウが蓄積されているため、日本IBMでは海外の先行事例を示しながら、顧客のビジネス戦略をリードできるといえるでしょう。

 

また、同社はビッグデータやAI、機械学習を活用した取り組みに力を入れています。全世界で数多くの事例を保有しており、膨大なデータを解析した意思決定支援については強みを持っているといえるでしょう。

 

■SIer業界

次に、SIer業界は主にシステムインテグレーション、クラウドサービス、ITインフラ構築、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援を中心に広範なITソリューションを提供しています。その中で、日本IBMのシステム開発〜導入〜保守運用を担うチームでは主に以下の役割を担っています。

 

・システム設計と開発

企業が抱える業務課題や要求に基づき、サーバー、ネットワーク、ストレージの技術選定から必要なシステムを設計・開発します。また、業務プロセスの自動化や効率化を目的としたアプリケーションの開発も担います。

 

・システム導入と運用支援

構築したシステムを実際のビジネス環境に導入し、運用をサポートします。また、システムのトラブルシューティングや改善を行うメンテナンス業務も担います。

 

同社の強みは、ITの黎明期からシステム開発〜保守運用を担ってきた経験から、企業の業務課題を深く理解し、最適なITインフラの設計と構築を行う高度な技術力にあります。新興企業はクラウドサービスを中心としたインフラ構築を強みとしている一方で、同社はオンプレミス(自社運用)とクラウドサービスの両方のインフラ環境構築〜保守運用に対応可能です。安全性を配慮したシステムの導入を検討する際は、オンプレミス(自社運用)やクラウドサービスやそのハイブリッドという選択肢を提供できることは同社の大きい強みと言えます。

 

また、AIやエッジコンピューティングを組み込んだシステム開発の実績も増加しているため、最新技術を組み込んだ開発案件に対応できる点も強みの一つです。このような柔軟で包括的なアプローチにより、ITという観点からお客様の競争力を強化し業務の生産性を大幅に向上しています。

 

業務内容

業務内容の観点で日本IBMの特徴・強みについて解説していきます。代表的なポジションであるコンサルタント兼プロジェクトマネージャー、営業職、BPO関連職の業務内容について取り上げます。

 

■【流通業界向け】インダストリーコンサルタント/プロジェクトマネージャー


<業務内容>

・プロジェクト計画の立案
・プロジェクトデリバリーリード、各種プロジェクト管理
・お客様の課題解決のための最新ソリューションの検討、アーキテクチャー策定、ITシステム化の計画
・ソリューション設計 、お客様からのヒアリングやセッションを通じたソリューションの精錬化、契約内容調整
・提案リード、提案書作成、契約締結推進
・システム導入、維持・保守チームの整備、引渡し

 


本ポジションでは、単に戦略立案にとどまらず、実行支援やデリバリーの全過程に関わることが求められます。プロジェクトマネージャー(PM)として、計画からデリバリーまでの責任を持ち、顧客の期待に応えるための最新ソリューションを提案し、業務改革を推進するダイナミックな仕事です。

 

大規模案件に携わり、AIやクラウド、Open系技術を駆使したプロジェクトを推進することにより、業界の最先端で活躍し企業変革を牽引できる素晴らしい環境が整っています。クライアントと共に成長し、お客様の業界・事業の未来を共に描いていくことに興味がある方には非常に魅力的なポジションです。

 

■大手お客様担当ソリューション営業

 

<業務内容>

・お客様に対しサービス担当営業として新規・継続保守サービスの提案や各お客様向けのソフトウェア技術支援サービス、ネットワーク機器販売およびネットワーク関連保守サービスの提案活動を行います。 

・金融・公共・製造・流通などのお客様の基幹系・情報系ハードウェア・ソフトウェア基盤およびネットワーク基盤に対するサービスを担うため、システムエンジニアやカスタマーエンジニアとともに最新テクノロジーに対応した様々なソリューションを企画し提案を行います。 

・ー担当いただくソリューション範囲が幅広いこともあり、サービスを提供するシステムズエンジニアやサービスエンジニア、ハードウェアやソフトウェアの販売を担当する営業およびコンサルティング部門のチームとも協業しソリューションを組み立てて営業活動を行います。

 

本ポジションは、IBMの強力なグローバルリソースを活用し、大手企業との信頼関係を築きながら、最先端の技術を活かした提案をできる点が魅力です。提案可能なソリューションの幅広さから、お客様のビジネスを俯瞰的に捉えることができ、お客様のIT・DX戦略を牽引するプロフェッショナルに近づくことができます。

 

また、システムエンジニアやカスタマーエンジニアとの協業により、技術面での深い知識を駆使して、顧客の多様なニーズに応えることが求められます。さらに、ソリューションの提案活動においてはハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク基盤まで学んでいく必要があり、システム開発の根幹になる専門性を習得することも可能でしょう。

 

■[Finance & Operations]購買BPOバイヤー 

 

<業務内容>
Finance & Operations. 購買BPOデリバリーでは、お客様から受託したBPOプロジェクトにてバイヤー業務をご提供しています。主に一般間接材の領域で戦略ソーシング (Source to Contract)、もしくは戦術ソーシング (Procure to Pay) をご担当いただきます。

 

・品目毎に支出分析、ソーシング戦略立案/実行、サプライヤー選定や価格査定まで、お客様購買部門の支援を行います。

 ・オフショア、ないしニアショアのオペレーション・バイヤーとの連携を通じ、戦略的な活動の効果の最大化を図ります。 

・購買改革を先導するコンサルタントと協業し、バイヤー目線でプロセスやマニュアルの設計/整備をサポートします。 

・その他、お客様に適時、購買改革に関する活動やアイディアを提言し、実務を通じて変革を支援します。 

 

本ポジションは、お客様の調達業務改善・購買改革を推進する重要な役割を果たします。サプライヤーとの交渉を通じた折衝力だけでなく、支出分析やサプライヤー選定、価格査定を通じたデータ分析力やプロセス改善力を培える環境といえます。加えて、プロジェクト単位で複数の企業の購買調達業務に携わるため、業界・業種毎の新しい仕組みを学ぶ機会が多く、より早く成長することが期待できます。

 

人材開発・育成

人材開発・育成の観点で日本IBMの特徴・強みを考察するために、同社の人事開発の考え方や取り組みをみていきましょう。本内容は、日経クロステックの記事 「IBMに根付く人材育成ノウハウ、「キャリア自律」と「学び続ける文化」が鍵」をベースとしています。


日本IBMでは、「学ぶことが当たり前」という文化が根付いており、「Think」というスローガンを基盤として全社的に学びの重要性が強調されています。その起源には、米IBMの初代社長であるトーマス・ワトソン・シニア氏の「教育に飽和点はない」という言葉があり、人材育成においてIBMのDNAになっているようです。同社は社員に年間最低40時間の学習を求める「Think40」スローガンを掲げ、自己成長を支援しています。

 

同社では以下の研修を提供しています。

 

■Your Learning

IBMのAIサービスであるWatsonやIBM Cloudを活用したオンライン学習プラットフォームを通じて学習プログラムを選択・受講します。Watsonが社員個人ごとに興味がある分野を学習し、現在のスキルや履歴に基づいたプログラムを推奨します。

 

■Your Guides at IBM

メンターを世界中のIBM社員から選んで学べるマッチングプラットフォームもあり、社内の相互学習の文化を促進しています。

 

上述のように、同社では社員の自己学習を促進するプログラムやロールモデルを探す仕組みが整っています。社員は将来の目標となるメンターを探しメンタリングを受けることで、適切な目標設定ができます。そのうえで、必要な学習プログラムやAIが推奨する講座を受講することで、新しい知識を習得できる点は大きい魅力といえます。このような仕組みがあるからこそ、同社では難易度の高い大型案件やグローバル案件を牽引できる人材を育成でき、変化が激しいIT業界で高い競争力を維持できているのかもしれません。自律的にメンターを探すような主体性は求められますが、充実した研修プログラムを活用することで、ご自身の市場価値を高めていけるといって間違いないでしょう。

日本IBMへの転職で押さえておくべき会社情報

最後に、日本IBMへの転職で押さえておくべき会社情報として、会社概要を紹介します。企業研究に役立ちますので、ご参考になれると幸いです。

会社概要

会社名 日本IBM株式会社
代表者 代表取締役社長執行役員 山口 明夫
創立 1937年(昭和12年)6月17日
本社所在地 東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
資本金 1,053億円
従業員数 会社規定により非公開

 

経営理念

IBMの企業理念は、以下の3つの価値観に集約されています。

・お客様の成功に全力を尽くす

・私たち、そして世界に価値あるイノベーション

・あらゆる関係における信頼と一人ひとりの責任

これらの価値観は、IBMの公式ウェブサイトで紹介されています。

 

 

 

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