クボタの働き方
農業機械・建設機械・水環境分野で世界的なシェアを誇る株式会社クボタ。「For Earth, For Life」という理念のもと、食料、水、環境という人類にとって不可欠な領域で社会課題の解決に貢献しています。その事業を支えているのは、多様な人材と、社員一人ひとりが最大限に能力を発揮できる働き方です。
この記事ではクボタでの働き方について、制度面やキャリアパス、転職者のリアルな声などを交えながら多角的に解説します。クボタへの転職を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
クボタの働き方を支える制度と取り組み
クボタでは、社員が安心して働けるよう、様々な制度や取り組みを導入しています。ここでは、クボタの働き方を支える制度と取り組みについて解説していきます。
クボタスマートワーク
クボタが推進する「クボタスマートワーク」は、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を実現するための取り組みです。単にオフィスに出社するだけでなく、社員一人ひとりが最もパフォーマンスを発揮できる環境で、効率的に業務を進めることを目的としています。
具体的には、テレワークの推進とスーパーフレックスタイム制の導入が柱となっています。
テレワークは、自宅での在宅勤務はもちろん、会社が指定するサテライトオフィスでの勤務も可能です。通勤時間の削減や、育児・介護など個々の事情に合わせた働き方が実現し、ワークライフバランスの向上に貢献しています。
また、スーパーフレックスタイム制は、コアタイムを設けず、月の所定労働時間を満たすことを条件に、日々の始業・終業時刻、労働時間を社員自身が決定できる制度です。個々の生活リズムや業務の状況に合わせて柔軟に時間配分でき、生産性の向上に繋がっています。
多様性を尊重するダイバーシティ推進
クボタは、グローバルに事業を展開する企業として、多様性を尊重するダイバーシティ推進を重要な経営戦略の一つと位置づけています。異なる価値観や考え方を認め、多様な視点を持つことが、組織の持続的な成長に不可欠であると考えているからです。
この考えのもと、クボタではグローバル人材の採用と育成、女性の活躍推進、障がい者雇用などに積極的に取り組んでいます。
グローバル人材の採用と育成
クボタでは、国籍や文化、バックグラウンドにとらわれず、多様な人材の採用に積極的です。採用後の育成にも力を入れており、海外研修や語学研修などを通して、グローバルな視点とスキルを持った人材の育成に取り組んでいます。
女性の活躍推進
クボタでは、産休育休制度や短時間勤務制度、フレックスタイム制度など、女性の働き方を支援する制度を整えています。職場復帰後のキャリア形成を支援する研修プログラムも提供しています。
障がい者雇用
クボタは、ダイバーシティ推進の一環として、障がい者雇用を積極的に進めています。特例子会社であるクボタワークスでは、名刺・文書印刷やオフィスサポート等を通し、障がいのある方が働きやすい環境を提供。クボタサンベジファームでは水耕栽培による野菜づくりを行い、農業分野での雇用を促進、地域社会との連携も深めています。
参照:ダイバーシティ・マネジメントの推進 | 従業員との関わり | 株式会社クボタ
参照:「個」に寄り添うクボタの障がい者雇用
安心して生活できる社宅・寮制度
クボタは、社員が安心して生活を送れるよう、社宅・寮制度を設けています。特に転居を伴う転職者にとって、住居の確保は重要な課題ですが、クボタでは手厚いサポートを提供し、安心して入社できる環境を整えています。
この制度では、家族向けの「社宅」と、独身者や単身赴任者向けの「寮」の2種類があり、入社時の状況やライフスタイルの変化に合わせて選択可能です。
社宅は、会社所有物件または借り上げ物件で、家賃は物件によって異なりますが、会社が大部分を負担し、社員の経済的負担を軽減します。寮も同様に、会社所有または借り上げ物件で、家賃を抑え、生活費の負担を軽減します。特に単身赴任者には、帰省旅費や別居手当も支給するなど、生活面で手厚くサポートします。
クボタで描けるキャリアパスと成長機会
クボタでは、社員一人ひとりの成長が企業の発展に不可欠であると考えています。ここからは、クボタで描けるキャリアと成長機会について解説していきます。
キャリアフォロー研修でキャリア形成を支援
クボタでは、入社後のキャリア形成を支援する「キャリアフォロー研修」を実施しています。この研修は、キャリア入社者(中途入社者)を対象としており、同時期に入社した社員が集まり、入社後約1年間の取り組みや業務を振り返ることが可能です。
研修では、それぞれの経験や知識を持ち寄り、互いに学び合うことで、自身のキャリアを客観的に見つめ直す機会を得られます。また、今後のキャリア形成について考える時間も設けられており、自身のキャリアプランを明確にする上で役立ちます。
部門をまたいだ社内交流・情報交換の場としても、キャリアフォロー研修が活用されており、他部署の社員とのネットワーク構築により、新たな視点や知識を得ることも可能です。
キャリアフォロー研修は、キャリア入社者がクボタの企業文化に馴染み、自身のキャリアを積極的に形成していくための重要なサポートとなっています。入社後の不安を解消し、長期的なキャリアプランを描く上で、有益な機会となるでしょう。
具体的なキャリアパス事例の紹介
クボタでは、社員一人ひとりが多様なキャリアパスを描けるよう、様々な機会を提供しています。具体的なキャリアパスは、個々の専門性や志向、配属部署によって異なりますが、ここではいくつかの例をご紹介します。
“部品メーカーから完成品メーカーへ転職したことで、よりお客様を身近に感じています。市場で不具合が起きた際には、品質保証担当として、お客様のもとを訪れ、直接話を聞くことで、自身の仕事の顧客への影響を体感し、一層責任感を持って仕事に取り組むことができるようになりました。”
(品質保証・検査 / 33歳でキャリア入社)
“上流工程に関わる機会が増え、後工程で問題が発生しないようにより多様な観点で考える機会が多くなりました。一方で最終製品にも関わる業務であるため、世界中で誰かの役に立っていると感じることが多く、業務へのモチベーションも高く、もっとエンドユーザーの声を聴きたいと思えるようになりました。”
(IT・システム開発 / 32歳でキャリア入社)
“これまでのキャリアでは営業や販売促進などの商材における川下工程のみを担当していましたが、クボタでは、川上工程である企画領域に軸足を置き、新たな挑戦に取り組んでいます。”
(事業企画 / 35歳でキャリア入社)
クボタの採用情報サイトでは、実際にクボタで働く社員のキャリア事例が紹介されており、入社後のキャリアパスを具体的にイメージできます。これらの情報は、自身のキャリアプランを考える上で、大いに役立つでしょう。
参照:キャリア入社者それぞれのキャリアアップ|スペシャルコンテンツ – クボタ
クボタの社風・企業文化
クボタの社風や企業文化は、社員の働きがいやモチベーションに大きな影響を与えます。ここでは、クボタの社風や企業文化について解説していきます。
「One Kubota」の理念とその浸透度
クボタでは、「One Kubota」という理念を掲げており、これは世界中の従業員がそれぞれの個性と能力を発揮しながら、共通の目標に向かって一丸となって業務に取り組むという考え方です。グローバルに事業を展開するクボタにとって、「One Kubota」の理念は非常に重要な基盤となっています。
「One Kubota」は、単に組織が一つになるという意味だけでなく、研究開発・生産・販売サービス・間接部門など、すべての部門が連携しながら、顧客への価値提供を目指すことを意味します。社内研修やイベントなどを通して従業員に浸透が図られており、グローバルな視点での協働体制を築く上で、重要な役割を果たしている理念です。
従業員はこの理念を共有することで、国境や文化を超えた一体感を持ち、グローバルな課題解決に貢献しています。
創業者の信念を受け継ぐ企業文化
クボタの企業文化は、創業者の久保田権四郎の「社会に役立つものをつくる」という強い信念を受け継いでいます。久保田権四郎は1890年に19歳で鋳物業を創業し、「やればできる」「失敗を恐れるな」という精神で、日本初の水道管国産化や農業の機械化を実現し、社会の発展に貢献しました。
この創業者の精神は、現在のクボタにも脈々と受け継がれており、社員は常に自己研鑽を怠らず自己の成長を追求し、自立的に挑戦し続けることが求められます。「技術的に優れているだけでなく、社会の皆様に役立つものでなければならない」という考えも大切にしており、社会課題の解決に貢献する製品・技術・サービスの提供を目指しています。
このような企業文化は、社員が困難に立ち向かい、チームワークで乗り越えていく力強い原動力となっています。
クボタへ転職した社員のリアルな声
クボタへの転職を経験した社員からは、働き方や生活の変化に関して下記の意見が見受けられます。
家族との時間が増えた
“通勤時間が短く、また就業時間も短くなり、家族と過ごす時間が増えた。”
(堺市在住)
“働き方が根本的に改善されました(良い意味で)。平日は子供の顔が見れるようになりましたし、休日も家族と過ごせる時間が増えました。”
(堺市在住)
新しい出会いがあった
“前職の友人とも交友関係が続いており、現在の職場でも友人ができ、想像以上に職場に馴染めた。転職したというよりは、部署が変更になって、転居したといった雰囲気である。”
(堺市在住)
“土地勘のない街に来た分、最初は不安だったが、順調に知人・友人が増えてきた。今は転職・転居して正解であったと感じている。”
(大阪市在住)
プライベート・趣味の充実
“プライベートの趣味が増えた。また、部活に参加できる環境になった。”
(堺市在住)
転職して良かったこととして最も多く挙げられたのは、「家族との時間が増えた」という点です。
通勤時間の短縮や就業時間の見直しにより、平日に子供の顔を見られるようになったり、休日を家族と過ごせる時間が増えたりと、ワークライフバランスの改善を実感している様子が伺えます。「働き方が根本的に改善された」という声もあり、クボタの働き方改革が社員の生活に良い影響を与えているのが分かります。
次に多かったのは、「新しい出会いがあった」という点です。
転職前からの友人との交流に加え、新しい職場でも友人を作ることができ、想像以上に職場に馴染めたという声が見受けられます。また、新しい土地での生活に不安を感じていたものの、順調に知人・友人が増えてきたという声もあり、クボタの社員が新しい環境に順応し、良好な人間関係を築いていることが分かります。
その他、プライベートの趣味時間が充実した、といった声も挙がっており、クボタへの転職が生活全般の質の向上に繋がっていると言えるでしょう。
参照:クボタへの転職で転居を決めた社員の本音|スペシャルコンテンツ|キャリア採用情報
クボタへの転職を成功させるために
クボタへの転職を成功させるには、企業が求める人物像を理解し、自己PRを効果的に行うことが重要です。求める人物像として、クボタの経営理念や事業内容に共感する姿勢を大前提とし、その上で以下の3つの要素を重視しています。
- 自らの成長を求めてチャレンジし続ける姿勢
- 誠実さと粘り強さを兼ね備えた姿勢
- 多様性を受け入れ、チームワークを尊重する姿勢
常に自己研鑽を怠らず、自身の成長を追求していく力は、クボタが革新的な製品や技術を生み出す原動力となります。また、困難に直面しても諦めず、誠実に粘り強く業務に取り組む姿勢は、クボタが社会課題の解決に貢献していく上で不可欠です。
グローバルに事業を展開するクボタにとって、国境や言葉の壁を超えた多様性を尊重し、互いに協力し合いながら目標達成を目指す姿勢も重要な要素です。これらの要素に加え、クボタでは「技術的に優れているだけでなく、社会の皆様に役立つものでなければならない」という創業者の精神を理解し、共感できる人材を求めています。
クボタへの転職をお考えの方へ
クボタへの転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
クボタへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。