デロイトトーマツコンサルティングの気になる口コミは?
デロイトトーマツコンサルティングは国内を代表する経営コンサルティングファームです。あらゆる領域において戦略立案から実行まで一気通貫でコンサルティング提供できることが大きな強み。Deloitte(デロイト)のメンバーで、日本ではデロイト トーマツ グループに所属し、メンバーファームである監査(監査法人トーマツ)・税務・法務・ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)と連携し、あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクターに対応したサービス提供が可能となっています。また、クロスボーダー案件も多く、各国現地事務所と連携して、世界中のリージョン、エリアに最適なサービスを提供できる体制を有しています。
そんな、デロイトトーマツコンサルティングですが、転職をお考えの方の中には、評判や口コミが気になる方も多いのではないでしょうか。口コミは本当なのか、自分がイメージする仕事は出来るのか、そもそもデロイトトーマツコンサルティングへ転職すべきなのか、など不安な点も多いかと思います。そこでデロイトトーマツコンサルティングの実態を見てみましょう。
実際の評判や口コミは?
仕事のやりがい、会社としての強み、福利厚生、女性の働き方、転職前と後のギャップ、などに分けて転職口コミサイトを参考にして実際に見ていきましょう。
まず、目を引くのが「OpenWork」内でのデロイトトーマツコンサルティングの総合評価は4.33で、これは「OpenWork」内で掲載のある70,170社中の上位1%に該当しています(2024年6月現在)。この時点で、社員の満足度も非常に高いことがうかがえます。
仕事のやりがい
- ユニットにもよるが、人を育てる文化が根付いていると思う。プロジェクト内でのフィードバックもルール化されており、成長しやすい環境。
- 優秀な人が多いため仕事がしやすい。
- 自分の希望領域や、希望の働き方を最大限に尊重してくれる。
- 成長したいと思えば、それを支えてくれる環境が整っていると思います。声を上げればサポートしてくれる方が多いです。
- 頭がよく、周りとのコミュニケーションが得意な人が多いため、学びの機会が多く、プロジェクトを通して成長を感じられた。
- 定期的にマネジャーやパートナーからフィードバックを受ける機会があり、自身の課題を確認しながら業務に取り組むことができる。未経験中途入社に対しても研修制度などは充実している。
- 日本の大手企業や官公庁がメイン顧客となるので、日本の仕組みを色々と学ぶことができた。
- プロジェクトへの士気が高い社員が多い。
口コミをざっと見ていくだけでも、ポジティブなコメントが非常に多い印象でした。中でも特徴的だったのは、「成長したい人にはとても刺激的な環境」というコメントの多さでした。もちろん顧客の役に立つということがやりがいにつながっているという人もいますし、それが根底にあってこそだとは思いますが、「自身の成長=仕事のやりがい」になっている人が多い印象を持ちました。そして、それが叶えられる環境であるということも事実のようです。
デロイトトーマツコンサルティングは、働きながら周囲のメンバーの支援を受けて成長していくという風土があるのもそうですが、教育制度もしっかり整えられています。入社時はもちろん、各ステージでも目的別にトレーニングの機会が設けられています。たとえシニアコンサルタント、マネジャーとなっていった時でも、分野別のトレーニングを受けることができるようです。
会社としての強み
- グローバルネットワーク、監査法人等を有するグループの総合力、業界知見が豊富。
- 総合ファームとして社内に幅広く専門性を持った社員を抱えていることが強み。各所で連携しながら、提案からプロジェクトデリバリーまで実現できる。
- 景気に左右されず、その時の社会情勢によって何かしらのプロジェクトがある。
- 経営や社会的なアジェンダに対する提案力があり、トップ案件も降ってくる。他組織との連携も強く、提案の幅では他戦略ファームと圧倒的な差があると感じる。
- 戦略、業務、ITとEnd to Endで幅広くソリューションを提供出来るのが強み。
デロイトトーマツコンサルティングの多くの社員が強みと感じているのは、各分野の専門知見を横断的に活かして、End to Endでコンサルティングをしているという点が大きいようでした。というのも、現在クライアント企業の多くが、グローバル化とデジタル化を急いでおり、何か一つの問題だけを解決するのではなく、横断的に、そして上流から下流までの変革への伴走が必要となってきているためです。より問題解決が複雑になればなるほど、各領域のプロがコラボレーションしていく必要があるため、そこで強みを発揮しているのがデロイトトーマツコンサルティングと言えるのでしょう。
福利厚生
- 給与が高い分、福利厚生は薄いイメージ。
- 育児サポートなどの制度には満足している。
コンサルティング企業は、給与が高く福利厚生は最低限というイメージがあるかもしれませんが、それはデロイトトーマツコンサルティングにも当てはまるのかもしれません。ただ、
各種社会保険完備、企業年金基金、退職金制度、総合福祉団体定期保険、定期健康診断、保養施設利用補助、カフェテリアプラン など必要なものはもちろん揃っています。また、出産・育児に関するサポート体制は整っており、男女関係なく享受することができます。休業制度や短時間勤務制度、ベビーシッター利用料金補助などのプログラムが用意されています。
近年では働き方改革により残業が減ったという声も上がっていますが、クライアント企業の経営マターを取り扱っている分、どうしても忙しくなる時もあるようです。クライアント企業からすると、喫緊の経営課題を前にコンサルタントが定時なんで帰ります、では困ってしまいますよね。プロジェクトの忙しさには波はあるものの、連日連夜深夜までという感じではなく、プロジェクトの山場ではどうしても残業が増えてしまう、という感覚が合っているようです。
女性の働き方
- 女性活躍促進に向けて、女性限定のフォーラムを開催したり、ワーキングプログラム、シッター補助などの制度もあり、会社として女性活躍に力を入れていることは伝わってくる。
- 男女による待遇の差はない。性別を意識せずに働ける。女性の管理職も多いのではと思う。
- 全社的に女性の働きやすさを考慮した施策を打っているため、徐々に働きやすくなっている印象。
- 家庭やライフイベントの状況によって、プロジェクトを検討してくれることもある。反対に、今は仕事を頑張りたいとき、ということも理解してアサインしてもらえる。
もちろんコンサルという職種の性質上、多忙な時期もあるということを前提に、それでも制度は整いつつあり、女性活躍推進を進めているという印象を受けました。女性の管理職も増えており、家庭状況等に理解を得てプロジェクトに参加出来ているというコメントも見受けられました。
実際に2025年8月までの女性活躍に関する行動計画では、女性管理職比率を23.7%に引き上げることを目標に掲げています。そのためにも、キャリア構築支援の強化や多様な働き方に向けた「Working Program(勤務軽減プログラム)」の検討なども進めています。女性だから働き続けるのは難しいと思われる面もあったかと思いますが、デロイトトーマツコンサルティングは、女性活躍推進に関する状況が優良な企業が認定される「えるぼし」も最高位(3つ星)も取得しています。
入社前と後のギャップ
- 上流ビジネスを経験したく入社を決めたが、実際に希望する仕事や新しい経験を多く体験できた。ただ、システムの実行まで行う案件もあると聞くので、スコープの幅が広くなっている印象です。
- 想像よりもテクノロジー案件が多くを占めている。今後もこの傾向は続きそう。
- 概ね希望は叶ったが、アサインされるプロジェクトによる気がする。何がやりたいのか明確にしているのが大事だと感じた。
- 中途採用では新卒採用と異なり、部門付での入社となるため、採用面談の段階で自らの志向と部門の役割がフィットしているか、認識したほうが良い。
- 研修など他部署のメンバーとかかわるときに感じる雰囲気は、硬すぎず重すぎずでちょうどよかった。
多くみられたのは、IT関連の案件が急増しているということでした。先にも出てきたように、どの業界でもデジタル化が求められている昨今では、プロジェクト量にもすぐ反映されているようです。また、どのプロジェクトにアサインになるかによって得られるものも違うというコメントもあり、入社の前からご自身がやりたいことの棚卸をしておいたほうが、入社後のギャップは少なくなるかもしれません。
デロイトトーマツコンサルティングへ転職をお考えの方へ
デロイトトーマツコンサルティングについて見てきましたが、同社への転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいといえます。
弊社sincereed だからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
デロイトトーマツコンサルティングへの転職にご興味ある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。