デロイトトーマツコンサルティングの人材育成や研修制度は?
デロイト トーマツ コンサルティングはグローバルに展開するDeloitte(デロイト)グループの一員であり、日本における有名経営コンサルティングファームの一つとなっています。いわゆる外資系コンサルティングファームになりますが、国内においては日本独自の商慣習や風土などからローカライズされた形となっており、厳しくもプロフェッショナルな「コンサル」という側面と、人を大事に育てていくといった「日本企業」の特徴を持つファームです。
そんなデロイトトーマツコンサルティングには、どのような育成制度があるのでしょうか。人材育成に対する考え方と合わせて探っていきましょう。
デロイトトーマツコンサルティングへの転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
デロイトトーマツコンサルティングの人材育成に対する考え方
まず、デロイトトーマツコンサルティングの人材育成に対してどのような考え方を持っているのかを見ていきましょう。
同社の人材育成に関しての特徴は大きく分けて3点と言えるでしょう。
1.人材育成に関わる役員が多い
さまざまな側面から人材価値の向上を担っている役員がおり、「ピープルファースト」という考えのもと、いかに人材を大事に育てていくかにフォーカスされています。
2.育成プログラムの充実
コンサルティングファームで働くうえで重要なのは、周囲のプロフェッショナルから学ぶことと言えますが、そういったプログラムが非常に充実しています。それだけでなく、コーチングの仕組みも手厚く用意されています。
多くの会社が研修の講師やトレーナーは外部に委託していますが、デロイトトーマツコンサルティングでは95%以上はコンサルタント自身が担当しています。自らも先輩から学んできた現役コンサルタントが、後進の育成に関わりたい、という熱い想いを持ちながら、また新しいタレント育成に携わっています。
以上のように、デロイトトーマツコンサルティングでは人材育成に関して自負を持って制度や環境づくりに取り組んでいることがわかります。
デロイトトーマツコンサルティングの実際の研修制度は?
人材育成に対する考え方がわかったところで、実際の研修制度をみていきましょう。
同社にはデロイト トーマツ グループ共通研修やグローバル研修含め、入社・昇格時だけでなく、在籍中に必須あるいは任意で受講できるプログラムが豊富に揃っています。それは、もちろん中途入社者に対しても入社時の基礎的なスキル、また個人のニーズやタイミングに合わせて受講できる実践的な研修が用意されています。
受講できる研修の全体像
デロイトトーマツコンサルティングでは入社時~在籍中、それぞれのタイミングで職種ごとにさまざまな研修が用意されていますので一例をみていきましょう。
■入社時:
(全職種必須)グループ共通オリエンテーション、コンサルタント入社時オリエンテーション
(職種により必須)中途Mid Career Boot Camp基礎編、中途コンサルタント後続研修、マネージャーオリエンテーション、人材育成研修
■在籍中:
(必須)Shared Values Workshop、E-Learning各種
(職種により必須)DEI/女性フォーラム、各ランク独立性研修、Delivery Our Way研修、Feedback研修、提案力強化、プレゼン力強化、リーダーシップ、ハラスメント 等
(職種により任意)Digital人材育成プログラム、グループ共通英語研修、Mid Career Boot Camp_実践編、SAP Academy、クロスユニット勉強会、Div.ユニット内コーチング研修 等
(職種により選抜)Global Talent プログラム、Next Generation、「育て」プログラム 等
これは一例ですが、多種多様な研修プログラムが用意されていることがわかります。
次に、中途入社のコンサルタント向けの「Mid Career Boot Camp」を具体的に解説します。
Mid Career Boot Campとは?
中途入社者向けといってもMid Career Boot Campでは、各スキルに紐づけたプログラムを随時拡充しており、個人のニーズ、タイミングに合わせて受講可能な実践型プログラムを取り揃えています。
■レベル:
初級~中級~上級と分かれており、初級は基礎編、中級~上級が実践編となっています。
■内容:
下記の内容でレベル別に具体的な研修が用意されています。
分析的洞察力、コミュニケーション力、エンゲージメント管理/デリバリー力、変革力、品質・リスク管理力、セールス力、戦略的思考力、テクノロジー知識力
このように、コンサルタントとして活躍するために多様な角度からの研修が準備されており、コンサルタントの基礎力を着実に身に着けていくことが可能です。
デロイトトーマツコンサルティングのキャリアサポートのシステム
研修制度について具体的にみてきましたが、研修は主に活躍できるコンサルタントを育成するという側面があります。デロイトトーマツコンサルティングはそれに加え、メンバーのキャリアや目標達成のためにキャリアサポートの面でも充実したシステムが整えられています。
具体的なサポートとは?
そのサポートの具体的な内容をみてみましょう。
■コーチ面談:
月次で30分ほど、アサイン希望やキャリア形成に関する相談を行える機会
■Global Setting/Mid-Year Review/Year-End Review:
四半期に一回、評価者とパフォーマンスや目標達成度合いを話し合う機会
■Check-in(1on1):
隔週で30分ほど、プロジェクトマネジャーとパフォーマンスレビューをする機会
このように、さまざまな角度から自身のキャリアを振り返る機会が多く設けられています。またこれら以外にも、ロールモデルとなりうる人や同じ立場を経験している人へ相談ができるキャリア相談サポーター制度や、人事担当パートナーによるキャリア応援室、ハラスメントなどの内部通報制度、働き方に関する相談窓口など、さまざまな窓口も設けられています。他社にはなかなかない制度もあり、いかに充実しているかがわかります。
デロイトトーマツコンサルティングへの転職をお考えの方へ
デロイトトーマツコンサルティングの現代表執行役社長の佐瀬 真人氏は「我々の持つアセットを振り返ると、最終的には“人”しかないんです。つまり、ここで働くメンバー一人ひとり。」と語っています。つまり同社の財産は社員。そのような会社だからこそ、研修制度やそれぞれのキャリアに対する支援がここまで充実しているのだと思います。
そんな環境で、成長していきたい、頑張ってみたいという方はぜひ弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートをさせていただければと思います。
デロイトトーマツコンサルティングへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談ください。