本田技研工業の求める人材像は?
2024/10/20

本田技研工業の求める人材像は?

本田技研工業は、日本を代表する自動車・モビリティーサービス企業であり、エンジン技術や多岐にわたる製品の開発で知られています。1948年の創業以来、同社は全世界3,000万人以上の顧客に製品を提供し、人々の生活と仕事を支えています。自動車やバイク、航空機の開発だけでなく、近年では環境技術や電動モビリティにも注力し各業界をリードしています。

本田技研工業は高い技術力、グローバルかつ幅広い事業展開から、転職市場においても高い人気を誇っています。同社へのご転職をお考えの方にとっては、どんな人材が求められているのか、自身のどんなところをアピールすればいいのかを知りたい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、本田技研工業の採用コンサルティングも手掛ける弊社sincereedが、本田技研工業はどのような人材を求めているのかを具体的にご紹介していきます。

 

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人材への考え方

採用面接では、同社の人材への考え方を理解し、それをご自身の考え方や行動に照らし合わせて、共通項を捉えながらアピールしていくことがとても重要になってきます。そのため、まずは同社の人材への考え方から見ていきましょう。

 

同社の人材育成の根幹には、Hondaフィロソフィーの「人間尊重」という概念があります。ここでは「人間尊重」に込められた考え方を詳しく説明します。


<人間尊重>

自立

自立とは、既成概念にとらわれず自由に発想し、自らの信念にもとづき主体性を持って行動し、その結果について責任を持つことです。

 

 平等

平等とは、お互いに個人の違いを認めあい尊重することです。また、意欲のある人には個人の属性(国籍、性別、学歴など)にかかわりなく、等しく機会が与えられることでもあります。

 

 信頼

信頼とは、一人ひとりがお互いを認めあい、足らざるところを補いあい、誠意を尽くして自らの役割を果たすことから生まれます。Hondaは、ともに働く一人ひとりが常にお互いを信頼しあえる関係でありたいと考えます。

 

この「人間尊重」の中でも、特に「主体性」と「チームワーク」が重視されています。同社のような事業規模が大きい企業では、社内外の多くの関係者と協力してプロジェクトを進めることが求められます。創業者が数多くの偉業を成し遂げた裏側には社員やパートナー企業との協力と信頼があり、その重要性を物語っていると感じます。よって、面接ではあなたがプロジェクトを主体的にリードできるか、さまざまな背景を持つメンバーと信頼関係を築き、他者と協力して成果を上げられそうな人物かが重要なポイントとなるでしょう。

 

目指すビジョンと求める人材の変化

本田技研工業を取り巻く環境は、社会の環境意識の高まりや新技術の発展に伴い、大きな変化を迎えています。同社が目指すビジョンは変わらない一方で、環境の変化に合わせ、求める人材も多様化しています。ここでは、同社の目指す将来像に基づいて、求める人材像を見ていきましょう。

 

同社では、2030年に向けて「すべての人に、『生活の可能性が拡がる喜び』を提供するー世界中の一人ひとりの『移動』と『暮らし』の進化をリードするー」というビジョンを掲げています。

 

ビジョンの達成に向けた取り組みの方向性として定めたのが以下の3つです。

 

【 喜びの創造 】 「移動」と「暮らし」の価値創造

【 喜びの拡大 】 多様な社会・個人への対応

【 喜びを次世代へ 】 クリーンで安全・安心な社会へ

 

上記取り組みの方向性から見えることとして、同社が得意とする領域以外への挑戦や、得意領域のノウハウを別の領域への応用があると伺えます。例えば、「クリーンで安全・安心な社会へ」を実現するために、水素を活用した燃料電池のようなエネルギー事業や「CASE」と呼ばれる新しい領域への挑戦をしています。環境事業やConnected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった「CASE」と呼ばれる新しい領域でのチャレンジをしていく中で、新しい領域への専門性を持つ中途入社者も年々増加しています。

 

また近年、同社では「モノ売り」から「コト売り」へのシフトが加速しています。そのため、エンジンを中心としたハードウェア領域だけでなくソフトウェア領域を強化することで、同社のハードウェア技術の強みを活かし、”「移動」と「暮らし」の価値創造”に挑んでいます。その結果として、機械・電気関連の製造業だけではなく、IT・コンサル業界をはじめとした異業界出身人材も積極的に受け入れているようです。

 

2023年度の中途採用では、2020年度と比較し、採用人数が352人から733人と2倍以上の人数になっており、キャリア採用の比率も27%から49%に上がっています。異業界で培った専門性は同社で活かしていけるといえるでしょう。

 

各職種で求められる考え方、素養

本田技研工業では幅広いポジションの募集をしていますが、職種によって求められることも変わります。そのため、代表的なポジションを中心に、求められる考え方・素養を紹介していきます。

 

 

■新規事業開発(コネクテッド領域)

コネクテッドカーやIoTをはじめとするデジタル技術を活用したモビリティソリューションを展開するには、ソフトウェア知見、データ分析、UX・UIに対する深い理解が重要です。そのため、以下の3点は特に重要となるでしょう。

 

ユーザー視点に基づいた発想: モビリティの提供が単なる移動手段から、ユーザーの生活に密着した総合的な体験へと進化しているため、技術を活用して「どのように人々の生活を改善できるか」といった視点が重要です。

 

データ分析から仮説策定力: 自動車やスマートシティーから取得できる大量のデータを活用して、新たなビジネスモデルを構築したり、サービスの最適化を行ったりする能力が必要です。

 

アジャイルでのプロジェクト推進力: 同社を取り巻く市場環境や技術の進化は速く、スピーディーに試行錯誤を繰り返していく必要があります。そのため、社内外の関係者をまとめプロトタイプを作り、フィードバックをもとに着実に改善を進める推進力が必要です。

 

■海外営業・商品企画

グローバルなビジネス展開を支えるための幅広いスキルとコミュニケーション力が求められます。そのため、以下の2点は特に重要となるでしょう。

 

市場理解力:地域によって顧客の価値観や購買行動は大きく異なるため、現地のトレンドや消費者の好みを素早く察知し、担当地域という観点から商品企画やマーケティング戦略を立てられる能力が重要です。

 

グローバルなコミュニケーションスキル: 多様な文化やバックグラウンドを持つ現地のパートナー企業等と協働する場面が多いため、英語を含めた複数の言語でのコミュニケーション能力も重要なスキルです。

 

■自動運転パーソナルカー/マイクロモビリティのAI・知能化技術開発

次世代のモビリティや製品開発を推進するために、技術的なスキルだけでなく、課題解決能力が重要になります。そのため、以下の2点は特に重要となるでしょう。

 

AIへの深い理解力:機械学習、深層学習(ディープラーニング)、コンピュータビジョン、自然言語処理等の知見をどう自動運転や運転支援システムに応用するかという点が重要です。


システム設計力:AIは単体の技術ではなく、センサーや通信システム、エッジコンピューティングなど他のテクノロジーとの統合が必要です。システム全体を俯瞰しながらAI技術を最適的に活かすシステム設計力が求められます。

 

■プロジェクトマネージャー(サステナビリティ領域/デジタル統括部)

サステナビリティ領域/デジタル活用は成熟した領域ではなく、まだ解がない問題において解決策・技術の種を見つけ出すことが求められます。そのため、以下の2点は特に重要となるでしょう。

 

戦略的思考:持続可能な発展や社会的・環境的価値の創出を視野に入れ、プロジェクト全体を戦略的に考え、具体的な目標に向けた計画に落とし込む力が重要です。

 

多様な関係者を牽引する推進力:サステナビリティの推進は、社内外の関係者と協力して進める必要があります。利害の異なる関係者と共通の目標を持ち、プロジェクト全体の方向性を共有し、取りまとめていく調整力が重要です。

 

■人事(経験業界不問/第二新卒歓迎)

グローバル展開や多事業展開をしているため、人事業務の基本的な知識に加え、以下の2点は特に重要となるでしょう。

 

柔軟性と適応力:国内外の拠点で働く多様な社員との協働が求められるため、ご自身の固定観念に捉われず、柔軟に学びながら新しい環境や課題に対応できる適応力が重要です。

 

ビジネスマインドと組織理解: 同社の会社目標の達成のためには、会社全体の戦略や組織のニーズを理解し、適切な人材を確保するビジネスマインドが必要です。

 

上述したように、各職種によって求められる素養が異なります。そのため、選考を受ける職種や組織の中で求められる役割を紐解いていくことで、必要な素養の解像度を高めることができるのではないでしょうか。

 

本田技研工業への転職で押さえておくべき会社情報

最後に、本田技研工業への転職で押さえておくべき会社情報として、会社概要を紹介します。企業研究に役立ちますので、ご参考になれると幸いです。

会社概要

会社名 本田技研工業株式会社
代表者 取締役代表執行役社長 三部敏宏
創立 1948年(昭和23年)9月
本社所在地 東京都港区南青山2-1-1
社員数 連結 194,993 名 単独 32,443 名
主な関係会社 Hondaグループ会社 国内外360社の関係会社

-連結子会社 289社

-持分法適用会社 71社

 

Hondaフィロソフィー

Hondaフィロソフィーは、「人間尊重」「三つの喜び」から成る“基本理念”と、“社是”“運営方針”で構成されています。Hondaフィロソフィーは、Hondaグループで働く社員一人ひとりの価値観として共有されているだけでなく、行動や判断の基準となっており、まさに企業活動の基礎を成すものといえます。Honda は「夢」を原動力とし、この価値観をベースにすべての企業活動を通じて、世界中のお客様や社会と喜びと感動を分かちあうことで、「存在を期待される企業」をめざして、チャレンジを続けていきます。

 

人間尊重

自立

自立とは、既成概念にとらわれず自由に発想し、自らの信念にもとづき主体性を持って行動し、その結果について責任を持つことです。

 

 平等

平等とは、お互いに個人の違いを認めあい尊重することです。また、意欲のある人には個人の属性(国籍、性別、学歴など)にかかわりなく、等しく機会が与えられることでもあります。

 

 信頼

信頼とは、一人ひとりがお互いを認めあい、足らざるところを補いあい、誠意を尽くして自らの役割を果たすことから生まれます。Hondaは、ともに働く一人ひとりが常にお互いを信頼しあえる関係でありたいと考えます。

 

三つの喜び

買う喜び

Hondaの商品やサービスを通じて、お客様の満足にとどまらない、共鳴や感動を覚えていただくことです。

 

売る喜び

価値ある商品と心のこもった応対・サービスで得られたお客様との信頼関係により、販売やサービスに携わる人が、誇りと喜びを持つことができるということです。

 

創る喜び

お客様や販売店様に喜んでいただくために、その期待を上回る価値の高い商品やサービスをつくり出すことです。 

 

社是

わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、

質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。

 

運営方針

常に夢と若さを保つこと。

理論とアイディアと時間を尊重すること。

仕事を愛しコミュニケーションを大切にすること。

調和のとれた仕事の流れをつくり上げること。

不断の研究と努力を忘れないこと。

本田技研工業への転職をお考えの方へ

本田技研工業への転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

本田技研工業への転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただけますと幸いです。

 

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