クボタの評判・口コミ|転職前に知っておくべき会社の実態
クボタは農業機械や建設機械、水環境関連製品などを製造する大手機械メーカーです。創業は1890年と非常に古く、日本の近代化に大きく貢献してきました。現在では、グローバルに事業を展開しており、世界中でクボタの製品が活躍しています。
特に農業機械分野では世界トップクラスのシェアを誇り、グローバルに活躍したい転職希望者から人気を集めています。一方で、実際の仕事内容や職場環境などのイメージができず、転職活動に一歩踏み切れていない方も数多くいらっしゃるのも事実です。
そこで今回は、株式会社クボタの採用コンサルティングも手掛ける弊社sincereedが、実際に働いていた社員の評判・口コミをもとに、同社の実態を解説。転職活動で押さえておきたい会社情報もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
クボタの評判・口コミ
ここではクボタの実態について、転職サイトに掲載されている口コミを紹介しながら、下記の項目に沿って解説していきます。
企業文化
“役職、部署に関わらず発言した内容について検討や議論を行う文化が有り、風通しは良いと考える。上司との面談も節々に行うのではなく定例的に行えており、業務に関する不満や疑問について相談する場がある。キャリアプランついて話す機会が有り、自分のなりたい姿を上司に相談することでどのような部署で業務を行いたいかをイメージすることができ、キャリアの迷子になりにくい。”
(事務/在籍3年未満/中途入社/男性)
“平均年齢が高いため、新しい技術やシステムに関してはついていける人材が満足ではない可能性がある。当然営利企業であるため、利益の出ない儲からない部署に関しては厳しいところは有るが、食料・水・環境の軸のどれかを取り除くことは無いと思われるところで、大きな会社ならではの体力を感じる。”
(技術職/在籍10~15年/新卒入社/男性)
上記の口コミにもあるように、職場の風通しは比較的良く、役職や部署に関わらず意見交換や議論が活発に行われる文化があるようです。業務改善への意識も高く、人を大切にする風土があると感じている社員もいます。
上司との定期的な面談を通して、業務に関する不満や疑問を相談できる場が設けられている点も評価されています。キャリアプランについても、上司に相談することで将来のキャリアを具体的にイメージできる環境が整っているようです。
一方、平均年齢が高いため、新しい技術やシステムに十分に対応できる人材が不足している可能性も指摘されています。利益の出ない部署には厳しい面もあるようですが、食料・水・環境という人々の生活に不可欠な分野を事業の柱としているため、企業としての体力は十分にあると言えるでしょう。
入社後のギャップ
“入社以来30年以上経過しているが、会社のミッションは、創業当時からブレておらず、入社は妥当であったと感じている。”
(海外営業企画/在籍20年以上/新卒入社/男性)
“多様な事業部があるとはいっても、どれも伝統産業で変化は遅い事業なので家電メーカーや自動車メーカーのような逼迫感やスピード感は全然ない。どちらかといえば「現状維持」や「安定感」を望む人が多い。”
(建設機械事業部・営業/在籍3年未満/中途入社/男性)
“自分から手をあげていかないと、海外勤務はなかなか難しいと思うのでそこは認識しておく必要があると思います。”
(事務系/在籍3年未満/新卒入社/男性)
上記の口コミにもあるように、会社のミッションが創業当時から変わらず、社会貢献性の高さを重視する人にとっては、クボタへの入社は妥当だったと感じているようです。
一方で、多様な事業部があるものの、伝統産業であるため変化が緩やかで、家電メーカーや自動車メーカーのようなスピード感はないという指摘もあります。変化への危機意識が低く、現状維持を望む人が多い保守的な風土であることは認識しておくべき点です。新しいことへの挑戦や、誰もやったことがないことへの取り組みを求める人には、物足りなさを感じるかもしれません。
これらの口コミから、クボタは安定性や社会貢献性を重視する人に向いている一方で、変化やスピード、専門性を求める人にはミスマッチが生じる可能性があると言えるでしょう。
働きがい
“同僚や現場には優秀や良い人が多いため、その人達のために働きがいは出る”
“クボタという大きな看板で仕事をしているので社外の人との接点が多い。ピラミッドの頂点で仕事をしてるので販社、協力会社をいかにしてコントールし、成果を出していくかコーディネーション能力が養える。”
(カスタマーソリューション事業本部、営業・調達/在籍10~15年/中途入社/男性)
上記の口コミにあるように、クボタの社員は優秀な人が多く、彼らのために働くというモチベーションが働きがいに繋がっているようです。クボタという大きな看板で仕事をしているため、社内外の多くの人と関わる機会があり、関係構築力や課題発見力、課題解決力といった能力を養うことができるという肯定的な意見もあります。
特に、中小・零細企業のサプライヤーとの関わりを通して、ビジネスを支える下請け業者のサポートの重要性を学ぶことができるという点は、クボタならではの経験と言えるでしょう。
女性の働きやすさ
“採用人数は技術系の機械系が大半を占めているので、大学の男女比から考えても、これから劇的に女性が増えるとは考えにくい。”
(事務系/在籍5~10年/新卒入社/男性)
“結婚や出産などのライフイベントを経て仕事をセーブしたい女性には、非常に優しい会社だと思います。産休・育休はもちろんのこと、短時間勤務や突発の休暇取得等に対しても理解があります。”
(人事/在籍3~5年/新卒入社/女性)
“部署にもよるかもしれないが、産休や育休は取得している人も多く、割と取りやすい環境だと思われる。”
(安全/在籍15~20年/現職/新卒入社/女性)
上記の口コミにもあるように、クボタにおける女性の働きやすさについては、様々な意見が見られます。採用の中心が技術系の機械系であることから、男性中心の職場環境であり、女性にとって働きづらさを感じる場面もあるようです。
一方で、近年では女性管理職が増加傾向にあることや、本社で意識改革の取り組みが行われていることから、徐々に改善されている兆しはあります。結婚や出産などのライフイベントを経て仕事をセーブしたい女性にとっては、産休・育休はもちろん、短時間勤務や急な休暇取得にも理解があるなど、比較的働きやすい環境と言えるでしょう。
これらの口コミから、クボタではライフステージやキャリアに対する考え方によって、女性の働きやすさに対する評価が大きく分かれることが分かります。
ワークライフバランス
“コロナ禍にて在宅勤務のため、オンライン会議等のリモートワークのツールが支給されたため、働き方の幅が拡充され、働きやすくなった。”
(開発/在籍5~10年/中途入社/男性)
“基本的に有給は100%以上の消化を求められ、厳格に取得率を管理される。本社、東京本社を中心にテレワークが主となり、会社に出社するのは週1程度。また、コアタイムのないフレックス制度も浸透し、本当の意味で働きやすい企業と変化したのではないかと感じる。”
(本社・企画/在籍10~15年/新卒入社/男性)
“基本的には残業時間を減らし、有給休暇を100%取得するように上司から言われることが多い。
また、近年は男性の育休取得も容易となってきており、ほとんどの該当社員が取得している。”
(研究開発/在籍3~5年/新卒入社/男性)
“自分の仕事が終わっていなければ、持ち帰ったり、休日でも仕事することはあり得る。業務の配分が適正にされているわけでもないと思う。”
(営業/在籍5~10年/新卒入社/男性)
上記の口コミにもあるように、クボタのワークライフバランスは、近年大きく改善されているようです。有給休暇の取得は推奨されており、100%以上の消化を求められる場合もあるほど、取得率は厳格に管理されています。
また、コロナ禍を機に本社や東京本社を中心にテレワークが普及し、週1程度の出社が基本となっているようです。コアタイムのないフレックス制度も浸透し、以前と比べて格段に働きやすい企業になったと感じている社員もいます。
ただし、部署によって状況は異なり、自分の仕事が終わっていなければ持ち帰り残業や休日出勤をすることもあるようです。業務の配分が適切に行われているとは言い切れないという意見もありますが、全体的に見ると、クボタのワークライフバランスはかなり良好であると言えるでしょう。
クボタへの転職を考えている方へ
ここからは、クボタへの転職を検討する上で重要なポイントを網羅的に解説します。
クボタの企業情報
最後に、クボタの企業情報を紹介します。転職活動時の企業研究で把握すべき内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
会社概要
社名 | 株式会社クボタ |
代表者 | 代表取締役社長
北尾 裕一 代表取締役副社長執行役員 吉川 正人 |
創業 | 1890年2月 |
資本金 | 841億円(2023年12月31日現在) |
売上高 | 30,207億円(2023年12月31日現在・連結)
12,234億円(2023年12月31日現在・単独) |
従業員数 | 52,608人(2023年12月31日現在・連結)
14,638人(2023年12月31日現在・単独) ※従業員数は、就業人員です。 |
本社所在地 | 〒556-8601
大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 TEL.06-6648-2111 |
東京本社 | 〒104-8307
東京都中央区京橋二丁目1番3号 京橋トラストタワー TEL.03-3245-3111 |
企業理念
スピリッツ(私たちの精神・姿勢)
・総合力を生かしすぐれた製品と技術を通じて社会の発展につくそう
・会社の繁栄と従業員の幸福を希ねがって今日を築き明日を拓こう
・創意と勇気をもって未知の世界に挑戦しよう
ブランドステートメント(私たちの約束)
「For Earth, For Life」
クボタグループは、美しい地球環境を守りながら、人々の豊かな暮らしをこれからも支えていくことを約束します。
ミッション(私たちの使命)
人類の生存に欠かすことのできない食料・水・環境。クボタグループは、優れた製品・技術・サービスを通じ、豊かで安定的な食料の生産、安心な水の供給と再生、快適な生活環境の創造に貢献し、地球と人の未来を支え続けます。
クボタへの転職をお考えの方へ
クボタへの転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
クボタへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。