三菱電機の会社概要は?
2024/08/18

三菱電機の会社概要は?

「Changes for the Better」をスローガンに掲げ、『もっと素晴らしい明日』を切り拓いていくことを目指す三菱電機。家庭用ルームエアコン「霧ヶ峰」のイメージが強いですが、実はそれだけではありません。

 

住宅設備や自動車、エネルギーなど、幅広い事業を展開するグローバル企業であり、世界166拠点に約9万人の従業員を抱えています。2023年度の売上高は3兆4,944億円と、日本を代表する大企業の一つです。

 

今回は、そんな三菱電機の会社概要や企業文化、事業内容について詳しく解説していきます。三菱電機への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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三菱電機の会社概要

まず、三菱電機の会社概要を紹介します。

 

会社名 三菱電機株式会社
代表執行役 

執行役社長

漆間 啓
事業内容 重電システム・産業メカトロニクス・情報通信システム・電子デバイス・家庭電器
本社所在地 〒100-8310

東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル

設立日 1921年1月15日
連結従業員数 149,134人
売上高 5,257,914百万円(2023年度)

 

三菱電機株式会社は、東京都港区に本社を置く、グローバルに事業を展開する大手電機メーカーです。代表者は漆間啓氏が務めています。重電システム・産業メカトロニクス・情報通信システム・電子デバイス・家庭電器など幅広い分野で製品の開発・製造・販売を行っており、私たちの生活に身近な存在として知られています。

 

従業員数はグループ全体で約15万人程度在籍されており、国内拠点だけではなく海外にも多数拠点があり、グローバルに活躍する人材が多数在籍しています。2023年度の売上高は5兆2,579億円と、日本を代表する大企業の一つであり、その事業規模は世界でもトップクラスです。

 

三菱電機は、日本国内に約50拠点を展開しており、各地で地域社会に貢献しています。主要拠点としては、東京都の丸の内の本社を中心に全国各地に支社、支店を配置しています。これらの拠点では、研究開発、製造、営業、マーケティングなど、様々な業務が行われています。

 

三菱電機の企業文化

三菱電機の企業文化は、創業以来受け継がれてきた「革新や変革」の精神を基盤としています。ここでは、代表のメッセージと行動指針から、その特徴を探っていきます。

 

代表メッセージ

三菱電機グループは、「たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献する」という企業理念を掲げています。

 

また、私たちは従来、「成長性」「収益性・効率性」「健全性」の3つの視点によるバランス経営を行っており、その中でも、収益性と資産効率をより意識した事業運営をはじめています。加えて、「事業を通じた社会課題の解決」という原点に立ち、サステナビリティの実現を経営の根幹に位置づけています。これにより、企業価値の持続的向上を図り、社会・顧客・株主・従業員をはじめとしたステークホルダーの皆さまへの責任を果たしてまいります。

 

さらに、お客様から得られたデータをデジタル空間に集約し、分析するとともに、グループ内が強くつながり、知恵を出し合う事でコンポーネント、システム、統合ソリューションを進化させ、新たな価値を生み出し、その価値を更に幅広いお客様に還元する「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」へ変革し、多様化する社会課題の解決に貢献してまいります。

 

同時に、一連の品質不適切事案への反省を踏まえて、品質風土、組織風土、ガバナンスの3つの改革を着実に進めていくとともに、取締役会に「3つの改革モニタリング委員会」を設置し、改革の進捗状況をモニタリング、監督する体制も整えました。信頼回復に向けた3つの改革を深化・発展させながら、引き続き、新しい三菱電機の創生に向けた変革に全力で取り組んでまいります。

 

当社グループのコミットメント“Changes for the Better”は「常により良いものをめざし、変革していきます」という三菱電機グループの姿勢を意味するものです。私たちは、ひとりひとりが変革へ挑戦し続けていく強い意志と情熱を共有し、『もっと素晴らしい明日』を切り拓いていくことをお約束します。

 

今後とも、皆さま方のより一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

三菱電機株式会社の代表執行役 執行役社長である漆間 啓氏は、「成長性」「収益性・効率性」「健全性」の3つの視点によるバランス経営に加えて、「事業を通じた社会課題の解決」という原点に立ち、サステナビリティの実現を経営の根幹に位置づけています。これにより、企業価値の持続的向上を図り、社会・顧客・株主・従業員をはじめとしたステークホルダーへの責任を果たすという経営方針を打ち出しています。

また、一連の品質不適切事案への反省を踏まえて、品質風土、組織風土、ガバナンスの3つの改革を着実に進めていくとともに、取締役会に「3つの改革モニタリング委員会」を設置し、改革の進捗状況をモニタリング、監督する体制も整えました。信頼回復に向けた3つの改革を深化・発展させながら、引き続き、新しい三菱電機の創生に向けた変革に全力で取り組んでいくとのことです。

これらの取り組みは、三菱電機の企業文化の根幹を成しています。社員一人ひとりがお客様の明日をより良くすることを目指し、挑戦を続ける三菱電機の姿勢は、漆間氏のメッセージからも強く感じられます。

 

三菱電機の企業理念

企業理念や価値観をご紹介していきます。企業理念を基に価値観やコミットメントが構成されています。

 

企業理念

私たち三菱電機グループは、たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、

活力とゆとりある社会の実現に貢献します。

 

私たちの価値観

・信頼

社会・顧客・株主・取引先、及び共に働く従業員との信頼関係を大切にする。

・品質

社会と顧客の満足が得られる製品・サービスを最高の品質で提供する。

・技術

技術力・現場力の向上を図り、新たな価値を提供する。

・倫理・遵法

社会規範及び法令を遵守し、高い倫理観を持ち行動する。

・人

すべての人の安全・健康に配慮するとともに、人の多様性を理解し、人格・人権を尊重する。

・環境

自然との調和を図り、地球環境の保護と向上に努める。

・社会

企業市民として、より良い社会づくりに貢献する。

 

コミットメント

Changes for the Better

“Changes for the Better”は「常により良いものをめざし、変革していきます」という三菱電機グループの姿勢を意味するものです。私たちは、ひとりひとりが変革へ挑戦し続けていく強い意志と情熱を共有し、『もっと素晴らしい明日』を切り拓いていくことをお約束します。

 

三菱電機の事業内容

三菱電機は、空調設備等のイメージが強いですが、実は幅広い事業を展開しています。今回は、三菱電機の事業内容、具体的な取り組み、そして未来を見据えた新規事業についてご紹介します。 

 

事業内容

三菱電機の広範な事業領域を12区分で紹介していきます。

 

ビル:ものづくりとメンテナンスで、街やビルのスマート化を支える。

世界90カ国以上で稼働する三菱昇降機(エレベーター、エスカレーター)は、安全· 安心に加え、高い輸送効率を先進テクノロジーで実現しています。また、loTやAlを活用し、ビル利用者の出入りに応じて昇降機・空調・照明などのビル内設備を稼動させるなど、効率的で快適なスマートシティ ・スマートビルの実現に貢献します。これらの製品・サービスを開発・設計~据付~保守~リニューアルと一貫して担っている事業です。

 

産業・FA(ファクトリーオートメーション):リーディング企業として日本の、世界の「ものづくり」を支える。

シーケンサーやレーザー加工機などのFA分野で、世界トップクラスのメーカーとして各国の「ものづくり」を支えています。また、FA技術とIT技術を活用し、開発・生産・保守のトータルコストを削減し、一歩先のものづくりを支援するソリューション「e-F@ctory」も展開しています。

 

公共:もっと良い未来のために、確かな生活基盤を最先端の技術で。

上下水道プラント向け監視制御システムをはじめ、河川、空港などの様々な社会インフラに対して製品・システムを提供しています。長年培ったノウハウと最新技術を通じて安心・安全な社会づくりに貢献していきます。

 

エネルギー:川上から川下まで、国内屈指の総合力で電カインフラを構築。

創業以来続く伝統あるビジネスで、発電から送変電、配電に至るすべてのフェーズにおいて、世界各国の電カインフラの発展に大きく貢献してきました。再生可能エネルギーやスマートグリッドなど電力供給の多様化・分散化を受け、パワーエレクトロニクス技術やICT、loTを活用した新たなビジネスにも積極的に展開しています。

 

交通:鉄道の「走る」「止まる」「制御する」を実現するトップランナー。

推進制御装置や列車統合管理装置等の鉄道車両用電機品において当社は国内トップシェアを誇ります。私たちは、市場環境変化や鉄道事業者の変革に柔軟に対応し、鉄道インフラを通じた社会課題の解決に貢献しています。

 

自動車機器:多彩な製品群で、モビリティ社会の発展を下支えする。

世界で初めて製品化した電動パワーステアリングをはじめとして、世界トップクラス※2のシェアを誇る数多くの製品で安全・安心・快適なクルマづくりを支えています。

電気自動車やハイブリッド車の普及、自動運転の実現など、変わり続ける時代のニーズをさまざまな視点からとらえ、誰もが安全に安心して利用できるモビリティ社会の実現に貢献していきます。

 

防衛・宇宙:私たちが、防衛・宇宙分野をリードし、社会の安心・安全を守る。

防衛事業では、レーダ・電子戦等数多くの装備品を開発・納入すると共に、我が国初、完成品の装備移転を実現、安全・安心を支えるインフラ分野で日本国内のみならず、アジア地域の安全保障にも貢献しています。

また、宇宙事業では、1960年代より通信、測位、地球観測、物資輸送等の人工衛星、惑星探査機、追跡管制局等を製造してきました。日本の宇宙開発のリーディングカンパニーとして、豊かな社会の実現に貢献しています。

 

通信:情報を「送る」技術で、快適なコミュニケーションを実現。

光通信システム、衛星通信システム、及び映像ソリューションシステムの国内主要ベンダとして、通信・放送インフラの維持・発展、安全・安心な社会の実現に貢献し、豊かな社会づくりを支えます。

 

産業・FA(ファクトリーオートメーション):リーディング企業として日本の、世界の「ものづくり」を支える。

シーケンサーやレーザー加工機などのFA分野で、世界トップクラスのメーカーとして各国の「ものづくり」を支えています。また、FA技術とIT技術を活用し、開発・生産・保守のトータルコストを削減し、一歩先のものづくりを支援するソリューション「e-F@ctory」も展開しています。

 

半導体・電子デバイス:革新的な進化でGX&DXの実現に貢献する半導体・デバイス。

グリーントランスフォーメーション(GX)とデジタルトランスフォーメーション(DX)社会の実現のため、パワーエレクトロニクス機器や光ファイバー・人工衛星・5Gなどの通信機器のキーデバイスとして、革新的に進化し続ける半導体・デバイスを提供しています。特にパワー半導体は自動車の電動化に不可欠で、再生可能エネルギーの高効率電力変換を可能とし、カーボンニュートラルへ大きく貢献しています。

 

空調・冷熱:家庭から産業まで、幅広い温度ニーズに省エネ技術でグローバルで応える。

ルームエアコン「霧ヶ峰」に代表される住宅用から、ビル用、産業用まで幅広く省エネ効率の高い空調・換気システムをグローバルに提供しています。一方で冷凍・冷蔵などの産業冷熱分野においても、コールドチェーンを支える低温倉庫や食品加工場、温浴施設や工場など、幅広いお客様に低温・給湯システムを提供することで、社会に貢献していきます。

 

ホームエレクトロニクス:多様化する生活を助け、家事をラクにする、家族が笑顔になる価値提供を目指して。

共働きや少子高齢化など生活環境が多様化する中でも、家事の必要性は変わりません。お客様の生活を支え、家事をもっとラクにする当社独自の商品開発に注力しています。当社独自の家庭電器商品の開発・製造・販売・サービスで、日本国内だけでなく、世界の人々の豊かな暮らしづくりに貢献していきます。

 

ITソリューション:暮らしのあらゆる場面に、ITで快適・安心・発展を提供。

金融機関や製造現場、社会インフラ(交通・航空・空港)など幅広い分野において、暗号化を始めとするセキュリティー技術やAl、loT技術、クラウド基盤の活用により、豊かな暮らしと社会を支えるITソリューションを提供しています。

 

取り組みの具体例

三菱電機が特に力を入れている分野として、下記の具体例が挙げられます。

 

・インフラ部門

・インダストリー・モビリティ部門

・ライフ部門

 

三菱電機は、人々の暮らしをより豊かに、快適にするための技術開発に日々取り組んでいます。その中でも特に注目すべきは、ライフ部門となります。2023年度の部門売上高でトップとなっております。主に以下2つの事業を中心に構成されています。

ビルシステム事業は、需要回復の動きが国内外で継続しています。このような状況の中、同事業は、円安の影響や、国内・アジア(除く中国)・欧州向けの増加などにより、受注高・売上高ともに前年度を上回っています。

空調・家電事業は、上期を中心に世界的な脱炭素化の動きを受けて空調機器の需要が国内外で堅調に推移しましたが、下期に欧米における空調機器の需要減少がありました。このような状況の中、同事業は、円安の影響や価格転嫁の効果に加え、欧州・アジア向けの空調機器の増加などにより、売上高は前年度を上回っています。

 

新規事業

三菱電機では新規事業として、下記のサービスにも取り組んでいます。

 

・スタートアップとの共創を加速する「MEイノベーションファンド」

・ビジネスアイデアコンテスト「GEMstones(ジェムストーンズ)」

 

三菱電機は、未来の暮らしを豊かにする新たな製品やサービスの創出にも積極的に取り組んでいます。その一環として、スタートアップ企業との連携を強化し、革新的なアイデアをスピーディーに事業化することを目指しています。

 

具体的には、コーポレートベンチャーキャピタル「MEイノベーションファンド」を通じて、革新的な技術やビジネスモデルを持つスタートアップ企業への投資を行っています。

また、ビジネスアイデアコンテスト「GEMstones(ジェムストーンズ)」を開催して、新事業の原石となるビジネスアイデアや人材を全社規模で発掘を行った。このコンテストをきっかけに、グローバル規模での社会課題の解決に取り組みたいという意欲を感じます。

 

これらの新規事業を通じて、三菱電機は未来の暮らしを創造し、人々の生活をさらに豊かにすることを目指しています。

三菱電機の関連会社

三菱電機は、多岐にわたる事業を展開するため、多くの関連会社を有しています。一例を挙げると、下記のとおりです。

 

・株式会社アイプラネット

・稲菱テクニカ株式会社

・株式会社エス・ジー・シー

・株式会社エニイワイヤ

・三菱電機FA産業機器株式会社

・三菱電機フィナンシャルソリューションズ株式会社

・三菱電機ITソリューションズ株式会社

・三菱電機インダストリアルソリューションズ株式会社

・三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社

・三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社

・山陽三菱電機販売株式会社

・山陰三菱電機機器販売株式会社

・山菱テクニカ株式会社

・三和電気株式会社

・四国三菱電機販売株式会社

・島田理化工業株式会社

 

国内だけでも、三菱電機株式会社を筆頭に、三菱電機フィナンシャルソリューションズや三菱電機インフォメーションシステムズなど、様々な分野で事業を展開する企業が存在します。

 

これらの関連会社は、三菱電機グループとして連携し、それぞれの専門性を活かしながら、より良い製品やサービスの提供を目指しています。例えば、三菱電機フィナンシャルソリューションズ株式会社は、リース・クレジット事業を中心に、企業向け設備・機器はもちろん、ビル設備・環境商品、自動車、アウトソーシングさらに個人のお客様の利用まで三菱電機グループのネットワークを活かした幅広い製品を提供しています。

 

また、海外にも100以上の拠点があり、グローバルな事業展開を支えています。

 

これらの関連会社を通じて、三菱電機は世界中のお客様に、より良い暮らしを提供するための製品やサービスを届け続けています。

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