オムロンの中途採用・転職難易度、採用倍率は?トップエージェントが明かす対策方法
オムロンは日本を代表するエレクトロニクスメーカーであり、健康機器、産業オートメーション、社会システム、電子部品などの幅広い分野で事業を展開しています。
一方で求められるスキルは高く、グローバル展開も行っているためポジションによっては英語力やプロジェクトマネジメント力、エンジニアでは高い技術力などが必要で、且つ企業の安定性や平均年収も高いことから人気企業となっており、その転職難易度も高いと言えるでしょう。
ここでは、弊社sincereedの転職ノウハウの一部から、求める人材像や、各選考のポイント、さらにはこれまでご支援させて頂いた転職事例をもとにオムロンへの転職成功ポイント」をご紹介していきます。
そもそもなぜオムロンの中途採用倍率はなぜ高いのか?
倍率が高い理由としては、
(1) 応募数が多い
(2) 高い「専門性」が求められる
(3) 面接の通過率が低い
の3点が挙げられます。
(1) 応募数が多い
オムロンは長い歴史を持ち、グローバルに展開していることから、高いブランド力と信頼性を誇ります。多くの求職者が安定した企業で働きたいと考え、オムロンのような信頼できる企業に魅力を感じていることや、福利厚生や働きやすい環境も人気の一つとなっています。またオムロンはグローバルに展開しており、海外でのキャリアチャンスも豊富です。多様な文化や働き方を経験できるため、国際的なキャリアを志向する求職者にとっても魅力的な企業となっています。こうした人気を背景にライバルも多くなっています。
(2) 高い「専門性」が求められる
オムロンは精密機器メーカーということで、医療機器や自動化システム、電子部品など、各分野での専門的な知識が求められます。例えばエンジニアにおいては技術力を重要視しており、特に産業オートメーションやヘルスケア製品などの分野では、高度な技術力が求められます。そのため未経験からのチャレンジの難しく、他業界でからの転職の場合には、高いプロジェクトマネジメントスキルやグローバルに活躍できる英語力や経験などがあれば転職可能性がありますが、総じて何かしらの高い専門性求められる傾向にあるため、難しくなっています。
(3) 面接の通過率が低い
上記2点の通り、人気企業であり、採用ポジションでの求めるスキルから、おのずと面接通過率も低くなっています。オムロンで実現したいことはもちろん、自ら考え行動できる自主性のある人、良いサービスを創り出すための「こだわり」と「柔軟性」を兼ね備えた人材を求めているため、面接でのこれらのアピールはもちろん論理的思考能力やコミュニケーション能力もポイントとなってきます。
面接でこれらをアピールする必要があるでしょう。さらになぜオムロンなのか、ポジションによっては他業界の可能性もあるため、なぜオムロンでなければいけないのかを論理的に述べることがポイントとなっており、その通過率は低くなっています。
どのような対策が必要か?
オムロンへの転職では面接対策が重要なポイントとなります。書類においても実際に不採用になっているケースもあるため、ここでは書類、面接と合わせて、どのような対策が必要なのかご紹介していきます。
書類対策
一般的な書き方で問題ありませんが、応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、企画系であれば実績を記載するようにしましょう。転職エージェントに相談し、客観的な意見も交えてブラッシュアップしながら進めると良いかと思います。 応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」を思ってもらうことです。どんなに人物面がよくてもこの書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。
例えば、担当したプロジェクトの概要、目的、規模、期間、チーム構成などや、自分の役割や責任、具体的な成果や達成した目標、プロジェクトで使用した技術やスキル、ツールなども記載すると良いでしょう。また自分の強みや特長を具体的にアピールすることも必要です。
面接対策
オムロンでは一般的な、自己紹介から始まり、なぜオムロンなのか、志望動機や転職理由から、これまでの経験で苦労したこと、それをどのように乗り越えてきたのか、などが聞かれます。なぜオムロンを選んだのか、その理由を具体的かつ簡潔に述べられるよう準備しましょう。過去の経験やスキル、自身の強みがどのようにオムロンのどの事業やプロジェクトで活かせるか、どのような貢献ができるかを明確にすることが重要です。
面接対策では徹底的に自己分析、そして企業分析を行いう必要があります。オムロンの事業内容、企業理念、最新のプロジェクトやニュースなどを詳しく見て把握しましょう。
さらに、面接の最後に必ず「何か質問がありますか?」と聞かれることが多いので、企業のビジョンや具体的なプロジェクトに関する質問をいくつか準備しておきましょう。これにより、企業に対する関心と理解度をアピールできます。
面接では自信をもって話せなくてはいけないため、例えば想定質問に対しての問答など模擬面接で練習を重ねたり、自分自身の回答がロジカルになっているのか、録音しながら振り返って確かめながら進めていくのもいいでしょう。
転職エージェントに相談する
オムロンがどのような人材を求めているのか」を的確に把握することが転職成功のカギとなります。 sincereedではオムロンへの転職支援数も多く、「どんな人材を求めているのか」このポイントを熟知しており、選考ノウハウはもちろん、入社事例やWebサイトには掲載されていないエクスクルーシブな情報も提供させていただきます。まずは一度ご相談頂ければ幸いです。
求める人材像
オムロンは、専門的な知識とスキルを持つ即戦力を求めています。特に、これまでの経験を活かし、具体的な業務で成果を上げることができる人材が重視されます。
ビジョンと志
オムロンは、高い技術力や豊富な経験だけでなく、「ビジョンと志」を持った人材を重要視しています。社会的課題を見つけ出し、それを解決するための理想の社会を思い描きながら、絶え間なくチャレンジし続ける姿勢が求められます。
多様性の尊重と協働
オムロンは、多様な人材がジェンダー、国籍、年代を問わず活躍できる環境を整えています。社員一人ひとりの個性や知識、経験を活かし、チームとしての強みを最大限に発揮できる人材を求めています。
専門性とプロフェッショナリズム
オムロンは、各分野での高度な専門性を持った人材を積極的に採用しています。専門的なスキルと知識を持ち、それを実践に活かせるプロフェッショナルであることが求められます。また、成長を求める人には若いうちから積極的にチャンスを与え、事業創造の先頭に立つ「ビジネスリーダー」としての道も開かれています。
自律型人財
自律的に考え、行動できる人材を育成することを目指しています。自己成長のビジョンに応じてキャリア形成を進め、自分らしさと社会全体の豊かさを両立させる「自律社会」の実現を目指しています。
オムロンの選考フローは?
オムロンの選考フローは以下のようになっています。ポジションに応じて面接回数や、オンライン・対面など異なってきます。応募から内定までは、大体1カ月~2カ月程度となっています。
書類選考
書類選考と適性検査の結果を基に、書類選考が行われます。ここで、求めるスキルセットや経験があるかどうかが確認されます。
1次面接
書類選考に通過した場合、一次面接が行われます。一次面接では、人事担当者および職場の部長級社員が面接官となります。主に志望動機や職務経歴、応募者のスキルや知識についての確認が行われます。
最終面接
一次面接を通過すると、次は最終面接が行われます。最終面接では、人事部長や職場の担当役員が面接官となります。この段階では、さらに深掘りした質問や、オムロンの企業文化やビジョンに対する適合性が評価されます。
オムロン 会社概要
会社名 | オムロン株式会社 |
代表者名 | 代表取締役社長 CEO 辻永 順太 |
本社所在地 | 京都市下京区塩小路通堀川東入 |
設立年月日 | 創業 1933年(昭和8年)5月10日<br>設立 1948年(昭和23年)5月19日 |
資本金 | 641億円 |
売上高(連結) | 8,188億円 |
従業員数 | 28,034人(国内:9,988人 海外:18,046人) |
オムロンの企業理念
オムロンの企業理念は「私たちの働きで、私たちの生活を向上し、より良い社会をつくりましょう」という社憲を基本としています。この理念のもと、オムロンは技術革新と社会貢献を目指しており、以下の3つの柱を中心に掲げています。
ソーシャルニーズの創造
社会的課題を解決するためのニーズを創造し、それを事業活動を通じて実現していくことを目指しています。
絶えざるチャレンジ
常に新しい技術やサービスに挑戦し、継続的な成長と革新を追求しています。
人間性の尊重
多様な人材が個々の強みを活かして活躍できる環境を整え、社員一人ひとりの成長をサポートしています。
これらの理念は、オムロンが事業を通じて社会に貢献するための基盤となっており、社員が日々の業務でこの理念を実践することが求められています。
オムロンへの転職理由は?
オムロンの転職理由は多岐にわたりますが以下のような点で転職を決められているようです。
安定した企業基盤と将来性
オムロンは、産業機器の分野で安定した事業基盤を持っており、利益率も比較的高いとされています。新規事業への取り組みや企業買収も積極的に行っており、将来性を感じることができる点が挙げられます。
働きやすい環境とワークライフバランス
オムロンは働き方改革を進めており、ここ数年で残業時間が減少しています。これにより、キャリアアップの準備やプライベートの充実に時間を使える環境が整っています。
福利厚生と支援制度の充実
オムロンは福利厚生や教育研修制度が充実しており、社員の自己啓発やキャリア形成を積極的に支援しています。具体的には、e-ラーニングや外部講座の受講支援、資格取得奨励金制度などがあり、成長をサポートする体制が整っています。
多様性と女性の活躍推進
オムロンは多様性を重視しており、ジェンダー、国籍、年代を問わず多様な人材が活躍できる環境を整えています。また、女性登用を進める取り組みも行っており、優秀な女性管理職が多いとの口コミも見られます。
社会貢献とイノベーションへの挑戦
オムロンの企業理念である「社会全体の豊かさと自分らしさの追求」に共感し、仕事を通じて社会貢献を実現したいと考える人が多いです。また、イノベーションに挑戦する風土があり、新しい価値を創造することにやりがいを感じる社員が多いです。
オムロンの事業内容
オムロンの事業内容は多岐にわたっており、以下の主要分野に分類されています。
主要事業
制御機器・ファクトリーオートメーション(FA)システム事業
オムロンは、産業オートメーション機器の開発と提供を行っています。特に、世界初の無接点近接スイッチの開発で知られ、工場の自動化を支援するさまざまな制御機器を提供しています。これにより、製造業の効率化と生産性向上に寄与しています。
ヘルスケア事業
ヘルスケア製品もオムロンの主要な事業の一つです。家庭用電子血圧計は世界トップシェアを誇り、その他にも体温計、体脂肪計、パーソナルエクササイズ機器など、幅広い健康管理製品を提供しています。これらの製品は、個人の健康管理や病気予防に大きく貢献しています。
社会システム事業
社会システム事業では、駅の自動改札機や現金自動支払機(ATM)の開発を行っています。これらのシステムは、公共交通機関や金融機関の効率的な運営を支えています。さらに、太陽光発電用パワーコンディショナーなどのエネルギー管理システムも提供しています。
電子部品事業
オムロンの電子部品事業では、スイッチ、リレー、センサー、コネクタなどの製品を製造しています。これらの電子部品は、家電製品や自動車、産業機器など、さまざまな分野で使用されています。
データソリューション事業
データソリューション事業では、IoTやAI技術を活用したデータ分析・活用ソリューションを提供しています。これにより、製造現場や社会インフラの最適化を図り、効率化と高付加価値化を実現しています。
グローバル展開と地域戦略
オムロンは、世界中に拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。日本をはじめ、アメリカ、オランダ、中国、シンガポール、インド、ブラジルなどに地域統括本社を設置しており、各地域のニーズに合わせた事業展開を行っています。特に、中国を中心としたアジア市場でのビジネス展開に力を入れており、海外売上比率は50%を超えています。
オムロンの育成制度
オムロンの育成制度は、従業員の成長とキャリア開発を重視した多岐にわたる取り組みを含んでいます。以下に、主要な育成制度について説明します。
キャリア開発プログラム
新入社員研修
新入社員には、企業文化や基本的な業務スキルを身につけるための研修が行われます。これには、ビジネスマナーや基本的なITスキルの研修も含まれています。
階層別研修
各キャリアステージに応じた研修プログラムが提供されており、リーダーシップ研修やマネジメント研修などが行われます。これにより、社員は次のキャリアステップに向けた準備を整えられます。
専門スキル研修
技術研修
オムロンの主要な技術分野に関する専門的な研修が行われます。これには、最新の技術トレンドや実践的な技術スキルを習得するためのプログラムが含まれます。
資格取得支援
業務に関連する資格の取得を支援するための補助金制度や休暇制度があります。これにより、社員は自己啓発と専門スキルの向上を図ることができます。
グローバル人材育成
海外研修
グローバルな視野を広げるために、海外のオフィスや工場での研修プログラムが提供されます。これにより、社員は異文化理解と国際的なビジネススキルを養うことができます。
語学研修
英語やその他の外国語のスキル向上を支援するための語学研修プログラムが提供されており、社員の国際競争力を強化します。
リーダーシップ育成
リーダーシップアカデミー
将来のリーダーを育成するための特別プログラムがあり、リーダーシップスキルや戦略的思考を磨くことができます。
メンター制度
経験豊富な社員がメンターとして新しい社員をサポートし、キャリア開発や業務遂行に関するアドバイスを提供します。
健康経営とワークライフバランス
健康管理支援
定期健康診断や健康相談サービスが提供されており、社員の健康維持をサポートします。また、健康増進プログラムやスポーツイベントなども実施されています。
フレックスタイム制度
柔軟な働き方を支援するためのフレックスタイム制度や在宅勤務制度が整備されています。これにより、社員はワークライフバランスを保ちながら効率的に働くことができます。
オムロンの福利厚生
オムロンの主要な福利厚生をご紹介します。
住居関連
寮・社宅制度: 会社が提供する借上社宅や保有社宅が利用可能です。これにより、社員は安心して生活基盤を築くことができます。
財務支援
従業員持株会制度: 社員がオムロンの株式を購入し、企業の成長に直接参加できる制度があります。
退職年金制度: 確定拠出年金制度が整備されており、退職後の生活をサポートします。
休暇・休職制度
育児休職: 子育てを支援するための育児休職制度があります。
介護休職: 家族の介護を必要とする場合の介護休職制度。
不妊治療休職: 不妊治療を支援するための休職制度も整っています。
教育支援
資格取得奨励金制度: 公的資格の取得に対して奨励金が支給されます。これにより、社員はキャリアアップを図ることができます。
自己啓発支援制度: 高額外部学習講座受講支援金や社内勉強会支援があり、自己啓発のための費用を一部会社が負担します。
育児・介護支援
育英支援金: 子供の教育費用を支援するための育英支援金(月額12,000円)が支給されます。
介助・介護支援金: 対象家族の介護を支援するための介助・介護支援金(月額8,000円)が提供されます。
健康管理
敷地内全面禁煙: 健康経営の一環として、全敷地内での禁煙を実施しています。
健康診断や健康相談: 定期健康診断や健康相談が提供され、社員の健康維持をサポートしています。
その他
共済会: 社員の相互扶助を目的とした共済会があり、様々な場面で社員をサポートします。
ネクストチャレンジ制度: 社員が新しいキャリアやスキルに挑戦するための支援制度があります。
再雇用制度: 定年後の再雇用制度があり、長く働き続けたい社員をサポートします。
オムロンへのご転職をお考えの方へ
オムロンへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
オムロンへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。