ソフトバンクは第二新卒でも転職できる?
結論として、ソフトバンクは第二新卒でも転職を狙える企業です。
同社は2015年から、新卒・既卒・中途といった枠を設けず、意欲のある人材に広く門戸を開く「ユニバーサル採用」を掲げています。
一度就職した人が再び応募することも想定された仕組みで、卒業後数年以内の第二新卒層も対象に含まれます(*1)。
キャリア採用は通年で実施されており、第二新卒は完成された専門性よりも、短い社会人経験で培った基礎力とポテンシャルで評価される傾向にあります。
新卒採用との最大の違いは、入社時期が固定されず、自分の意思とタイミングで応募できる点です。
卒業から一定期間が空いた既卒や、すでに一度就職した若手中途であっても、同じキャリア採用のルートで挑戦できます。
第二新卒は社会人経験が浅い分、新卒に近いポテンシャルを見られつつ、ビジネスマナーや基礎的な実務経験を備えている点が評価されやすい層だといえます。
ただし、応募できることと選考を通過できることは別問題です。
ソフトバンクは知名度・年収水準ともに高く、応募が集まりやすいため、後述するように相応の準備が欠かせません。
(*1)参照元:ユニバーサル採用|ソフトバンク(2026年6月時点)
ソフトバンクが求める第二新卒人材の特徴
ソフトバンクの求める人物像
ソフトバンクは求める人物像として、変化を楽しみ、何事もチャンスと捉えて挑戦する人材を公式に掲げています(*2)。
第二新卒の選考でも、この価値観との合致が最初の関門です。
具体的には、指示を待つのではなく自ら課題を見つけて動く主体性、事業環境やテクノロジーの変化に柔軟に対応する力、現状に満足せず学び続ける成長意欲が重視されます。
未知の領域へ踏み込むチャレンジ精神や、立場の異なる関係者を巻き込みながらチームで成果を出す姿勢も、評価の土台となります。
完成されたスキルよりも、これらの行動特性を自分の経験に紐づけて語れるかどうかが問われる傾向です。
評価されやすい経験
第二新卒は職歴が短いぶん、これまでの仕事をどう意味づけできるかが問われます。
法人営業の経験は、提案力や折衝力の証明として評価されやすく、店舗や窓口での接客販売経験も、顧客対応力やコミュニケーション力の裏づけになります。
加えて以下の経験は、職種を問わず評価される傾向です。
- 業務効率化ツールやデータを使いこなすITリテラシー
ソフトバンクの募集要項では評価制度として貢献度評価とコア能力・バリュー評価が示されており(*3)、成果そのものに加えて、その成果をどう生み出したかという行動プロセスが見られています。
未経験からでも挑戦できる職種
業界や職種が未経験でも、ポテンシャルを評価されて挑戦できる余地があります。
代表的なのは、提案力や対人折衝が活きる営業、企画力を発揮できる事業・サービス企画、導入後の顧客を支援するカスタマーサクセス、組織を支えるコーポレート系の職種です。
エンジニア系でも、基礎的なITリテラシーや学習意欲を前提にポテンシャル枠での採用が想定される領域があります。
いずれも、前職の経験を「ソフトバンクでどう再現・応用できるか」に翻訳して語れることが、未経験からの突破口になります。
(*2)参照元:求める人物像|ソフトバンク キャリア採用(2026年6月時点)
(*3)参照元:募集要項|ソフトバンク キャリア採用(2026年6月時点)
ソフトバンクの第二新卒向け募集職種
ソフトバンクのキャリア採用は、募集職種一覧で随時ポジションが公開される運用です。
ここでは、第二新卒が狙いやすい代表的な領域を系統別に紹介します(*4)。
営業系職種
営業系は第二新卒が経験を活かしやすい領域です。
企業課題に向き合う法人営業、複数の製品やサービスを組み合わせて提案するソリューション営業、モバイルや回線などの通信関連営業、業務のデジタル化を支援するDX提案営業などが想定されます。
前職で個人・法人いずれかの営業経験があれば、その実績を再現性のある強みとしてアピールできます。
企画・事業開発系職種
企画・事業開発系では、中期的な戦略を描く事業企画、提供価値を設計するサービス企画、市場と顧客をつなぐマーケティング、新規事業関連のポジションなどが挙げられます。
数字や顧客の声をもとに施策を組み立てた経験や、社内外を巻き込んでプロジェクトを動かした経験が評価されやすい領域です。
技術系職種
技術系は、ソフトウェアやネットワークのエンジニア、サーバーやネットワークを支えるインフラ、クラウド領域、AI関連、データ活用関連など、専門性の高いポジションが幅広く用意されています。
第二新卒の場合、即戦力としての高度な専門性よりも、基礎知識と学習意欲を前提にしたポテンシャル採用の枠で挑戦できる可能性があります。
(*4)参照元:募集職種一覧|ソフトバンク キャリア採用(2026年6月時点)
ソフトバンクの第二新卒の選考フロー
応募から内定までの流れ
ソフトバンクの公式サイトでは、選考フローを以下のように案内しています(*5)。
なお、選考ステップは応募職種・選考時期・状況によって変わる場合があります。職種によってはリファレンスチェックが行われることもあります。
面接で見られるポイント
面接では、なぜ転職するのかという理由の一貫性が重視されます。
とりわけ第二新卒は在籍期間が短いため、「なぜこのタイミングで」「なぜソフトバンクなのか」を、前職への不満ではなく前向きな動機として語れるかどうかが最初の関門になります。
あわせて、前職で出した成果に再現性があるか、その成果をどんな思考と行動で生み出したかも掘り下げられます。
入社後にどう成長し、どんなキャリアを描きたいかというビジョンを、ソフトバンクの事業領域と結びつけて説明できると説得力が増します。
落ちやすい人の特徴
逆に通過しにくいのは、転職理由が曖昧で軸が定まっていない人、事業内容や企業姿勢への理解が浅い人です。
受け身の姿勢が透けて見えたり、志望動機が「大手だから」「成長企業だから」といった一般論にとどまったりすると、評価は伸びにくくなります。
また、成長意欲が言葉だけで具体性を欠く場合も、ポテンシャルを重視する第二新卒採用ではマイナスに働きがちです。
自分の経験と志望先を結びつけ、入社後の行動を具体的に描けるかどうかが合否を分けるポイントになります。
(*5)参照元:応募・選考フロー|ソフトバンク キャリア採用(2026年6月時点)
ソフトバンクの年収・福利厚生・働き方
想定年収
ソフトバンク株式会社の有価証券報告書によると、2025年3月期の平均年収は約849万円です(*6)。
ただし、これは全社員の平均値であり、20代の第二新卒はここから低い水準でスタートします。
口コミベースの目安では、20代前半(社会人1〜3年目)は450万〜600万円程度に収まるケースが多いとされますが、これはあくまで個人の主観に基づく参考値です。
第二新卒の実際のオファー額は、前職の経験・応募職種・評価によって変動します。
第二新卒・若手の想定年収レンジ(口コミベースの目安)
| 区分 |
想定年収レンジ |
補足 |
| 20代前半(社会人1〜3年目) |
400万〜700万円 |
職種・評価で変動 |
| 20代後半 |
500万〜800万円 |
グレード上昇で増加 |
| 全社員平均(参考) |
約849万円 |
有報・全年齢平均(2025年3月期) |
※データ出典:OpenWork(2026年6月時点)(*7)
福利厚生
福利厚生は、財形貯蓄・従業員持株会・確定拠出年金制度など、資産形成・保障の基盤が整っています。出産祝金制度や育児支援制度、介護と仕事の両立を支える制度も用意されています。
学習・自己成長の面では、受験料を会社が支給する資格取得支援が充実しており、ビジネス・技術・ITの分野で約280の資格が支援対象になります(*8)。
福利厚生サービス会社(ベネフィット・ワン)との提携による各種優待もあり、手当や休暇とあわせて、長く働きやすい環境づくりが進められています。
働き方
働き方の面では、コアタイムのないスーパーフレックスタイム制が導入されており、所定の勤務時間を軸にしつつ柔軟な時間配分が可能です(*9)。
リモートワークを取り入れている部署もあり、組織や職種によって出社頻度は異なります。
(*6)参照元:有価証券報告書|ソフトバンク株式会社 IR情報(2025年3月期)
(*7)参照元:ソフトバンクの「年収・給与制度」|OpenWork(2026年6月時点)
(*8)参照元:福利厚生|ソフトバンク キャリア採用(2026年6月時点)
(*9)参照元:募集要項|ソフトバンク キャリア採用(2026年6月時点)
ソフトバンクに第二新卒で転職するための対策
書類選考対策
第二新卒の書類選考では、短い職歴をどれだけ濃く見せられるかが勝負です。
職務経歴書では担当業務を並べるだけでなく、直面した課題と取った行動・得られた成果をセットで具体的に記載し、数字で示せる実績は積極的に盛り込みます。
アピールすべきは完成されたスキルよりも、再現性のある行動特性と成長の伸びしろです。
前職で身につけた基礎力が応募職種でどう活きるかを言語化し、ポテンシャルを「具体的なエピソード+そこから得た学び」という形で伝えると説得力が高まります。
ソフトバンクが掲げる「変化を楽しみ挑戦する」人物像と接点のある経験を選んで書くことが効果的です。
面接対策
面接対策の核心は、志望動機と自己PRの一貫性です。
「なぜ通信・IT業界なのか」「なぜ他社ではなくソフトバンクなのか」を、事業内容や企業姿勢と自分の価値観を結びつけて語れるよう準備します。
前職の原体験を起点に、これから提供したい価値まで筋を通せると強い動機になります。
自己PRは、主体性・変化対応力・成長意欲といった求める人物像に沿った経験を選び、行動と成果で裏づけるのが効果的です。
逆質問は入社後の活躍イメージや成長環境に関する前向きな問いを用意すると、意欲の証明になります。
あわせて通信業界の動向やソフトバンクの事業領域を事前に理解しておくことが、深掘り質問への備えになります。
転職エージェント活用
人気企業ゆえに競争が激しい第二新卒の転職では、転職エージェントの活用が有効です。
一般には公開されない非公開求人の紹介を受けられることに加え、職種ごとの選考傾向を踏まえた選考対策を受けられる点が大きな利点です。
エージェント経由の推薦は、書類だけでは伝わりにくいポテンシャルを補足してもらえる効果も期待できます。
面接日程の調整や条件交渉を任せられるため、在職中で時間が取りにくい第二新卒でも選考に集中しやすくなるのもメリットです。
大手企業の支援実績が豊富なsincereedなどのエージェントを選ぶと、ソフトバンクのような人気企業への対策を進めやすくなります。
よくある質問
Q. ソフトバンクは第二新卒でも未経験で転職できますか?
応募可能です。ユニバーサル採用により第二新卒も対象で、基礎力と意欲を示せれば未経験でも評価されます。ただし、技術職など一部職種では基礎知識が求められます。
Q. ソフトバンクの第二新卒の選考難易度は高いですか?
人気企業ゆえ競争率が高く難易度は高めですが、ポテンシャル採用には積極的です。転職と志望理由の一貫性、求める人物像との接点を具体的に語れれば通過を狙えます。
Q. ソフトバンクに第二新卒で入るには学歴は重要ですか?
学歴のみで一律に判断されることはありません。実務経験や人物面が総合的に評価されるため、学歴よりもこれまでの経験をどう意味づけし入社後に活かすかが重要です。
Q. ソフトバンクの第二新卒の年収はどれくらいですか?
第二新卒の初年度年収は、口コミの目安で450万〜650万円程度です。実際の金額は職種や経験、入社後の評価で決まり、賞与比重が大きいため業績等でも変動します。
Q. ソフトバンクの第二新卒の面接でよく聞かれる質問は?
転職理由や志望動機、自己PRが頻出します。「なぜ早期の転職か」「なぜ同社か」は深掘りされるため、前向きな理由と入社後のキャリアビジョンを整理しておきましょう。
まとめ
ソフトバンクは「ユニバーサル採用」を掲げており、第二新卒や未経験者でもポテンシャルを武器に転職に挑戦できる魅力的な環境です。
選考では完成されたスキルよりも、主体性や変化を楽しむ挑戦心、そして「なぜソフトバンクなのか」という一貫した志望動機が厳しく問われます。
人気企業ゆえに選考難易度は高く、書類や面接を突破するには、企業が求める人物像を深く理解したうえでの入念な選考対策が欠かせません。
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