ヤマハへの転職、気になる評判・口コミは?
2025/02/01

ヤマハへの転職、気になる評判・口コミは?

ヤマハ株式会社は、1887年に創業された静岡県浜松市に本社を持つ日本を代表する楽器メーカーです。当初はオルガン修理・製造から始まり、その後ピアノ・ギター・管楽器・弦楽器・打楽器の開発〜製造を手掛けてきました。直近はオーディオ機器・ソリューション提供から合奏等の音響関連サービスの拡充をしており、楽器・音響ソリューションを起点とした垂直型の事業展開をしています。

 

同社は30以上の国と地域に拠点を持ち、地域のニーズに応えた製品企画〜販売をはじめ音楽の普及活動を行っています。顧客ニーズの変化に伴い、デジタルを起点とした新規サービスの提供を通じて、事業を多角化している点が特徴です。

 

本記事では、大手メーカーへの高い採用実績を持つ弊社sincereedが、ヤマハの全体像を解説していきます。

 

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企業文化

まずはヤマハの企業文化に関する口コミを見ていきましょう。

 

“音楽や楽器を通じて世の中に貢献したいと思う人たちが集まる会社です。 完全とは言えないまでも企業理念の方向性に共感している人が多くいます。 よく誤解されますが、楽器をやっていない人でないと入れない会社ではないです。 感覚としては半々くらいではないかと思います。”

(スタッフ/在籍20年/新卒入社/男性/2024年回答)

 

“会社全体の雰囲気は地方感が溢れ、いい意味でノビノビとした感じ。研究職などは特にノビノビしている。 案の定音楽と楽器が趣味な社員が非常に多く、穏やかで心に余裕のある社員が多い。 その分、社内で何かを決定する際の合議や稟議も極めてゆったり。”
(マーケティング・営業企画/在籍3-5年/新卒入社/男性/2021年回答)


同社は「音楽や楽器を通じて世の中に貢献したい」という理念に共感する社員が多く、企業文化の中核に音楽への情熱があることが特徴です。社員全員が楽器経験者というわけではなく、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍している点は意外な側面であり、理念を共有しつつも多様性が受け入れられる風土が形成されているといえるでしょう。

 

社内には穏やかでのびのびとした雰囲気が広がっているという声が多くありました。安定感の高い事業や高い製品力のため、社員の自由度・安全性が担保されており、社員同士の関係性も良好とされています。その一方で、意思決定プロセスには時間がかかる傾向があり、慎重で丁寧な議論を重ねる企業文化については、今後の伸びしろがある部分といえるでしょう。

 

入社後のギャップ

次に、ヤマハの入社後ギャップに関する口コミを見ていきましょう。

 

“私の感覚では、入社する半数は音楽が好きでヤマハに入社してきたと思う。 そのため、音楽に関する社内イベントなどはよく充実しているので、音楽が好きであればその風土を楽しめる。 一方で、そうでない方たちにとってのやりがいや楽しさを見つけるのが難しいのかもしれないと思う。“

(ソフトエンジニア/在籍3年未満/新卒入社/男性/2024年回答)

 

“よくいる「音楽が好き」というだけを軸としての入社は考えたほうが良い。 音楽文化全体が好きなのか、それとも特定のカテゴリーの楽器を深く愛しているのか、はたまた聞き専でオーディオ機器に強いこだわりがあるのか、音楽好きと言っても幅が広い。特に特定のカテゴリーに強いこだわりを持つタイプの人は、実務と趣味を切り離して俯瞰できる力がないと音楽と仕事どちらも嫌いになる可能性があるし、色々なタイプの仕事にモチベーションを維持しながら対応しきれない。”

(生産技術職/在籍3-5年/新卒入社/男性/2022年回答)

 

同社は音楽に情熱を持つ社員が多く集まる会社であり、社内イベントや業務を通じて音楽に関わる喜びを感じられるという点では入社後ギャップがないようでした。特に、音楽文化全体や多様なカテゴリーに興味がある人にとって、幅広い経験が得られるだけでなく、自分の趣味や情熱を共有できる仲間と出会えることが魅力のようです。

 

一方で、ただ音楽が好きという理由で入社すると入社後ギャップがあるかもしれないという声もありました。ご自身の興味がある分野に必ず関われるわけではないため、趣味と仕事を切り離しながら幅広い業務に対応するバランス感覚を持つことで、新しい領域にも挑戦でき視野を広げることにも繋がるでしょう。総じて、音楽を軸としてプロフェッショナルとして成長できる場が整っており、自分次第で可能性を広げられる環境が整っています。

 

働きがい・成長機会

次に、ヤマハの働きがい・成長機会に関する口コミを見ていきましょう。

 

“音楽、楽器に親しんでいる人間であれば、自分の好きなものをグローバルかつダイナミックに取り扱うことができるというやりがいを見い出せるかと思います。ただ、日々の業務自体は非常に地道なもので、「声の大きい現地法人に気を遣いながら新製品の企画を行う」「エクセルとにらめっこして製造・販売・在庫をコントロールする」というような、製品を担当していても実際の製品を目の当たりにすることが非常に少ないTHE ホワイトカラーな働き方がメインになります。”

(営業/在籍10-15年/新卒入社/男性/2024年回答)

 

“BtoB製品の担当だと、使用現場に行く機会が多くあり、顧客と会話することができます。その際に自社製品を褒められること。 語学やロジカルライティング、電気、機械、ソフトの基礎知識研修などがあり、受講を上司から積極的に進められる(新卒、既卒問わず)ため、放置されることは少ないです。一方で趣味として会社で使う技術的知識を身に着ける人が一定数おり、それを当然と思っている人もいるため、放任主義的な部分もあります。”

(開発/在籍3年未満/新卒入社/男性/2023年回答)

 

音楽や楽器に情熱を持つ方にとっては、自分の好きな分野をグローバルなスケールで扱うやりがいを感じられる環境といえるでしょう。製品開発や企画の過程では本社業務のとりまとめのような地味な業務も伴いますが、多国籍の現地法人との連携を通じて国際的な視点を養える点は魅力です。また、BtoB製品の担当者は実際の使用現場に足を運び、自社製品に対する顧客からの直接的なフィードバックを受け取る機会もあり、製品が持つ価値を肌で実感できるかもしれません。

 

社員の成長を支える多様な研修プログラムが充実しているという声が多くありました。それだけでなく、社員の自主性を尊重する社風があり、自発的に技術知識を深める社員も多く在籍し、自立性や知的好奇心が強い方にとっては、周囲から刺激を受けることでより成長しやすい環境かもしれません。

 

女性の働きやすさ

次に、ヤマハの女性の働きやすさに関する口コミを見ていきましょう。

 

“育休産休制度が整っており、自分のいた部署では産休をとってから戻って時短で働いている女性もいた。 人事についても、女性だからといって役職に就けないといったことはなく、女性管理職も存在していた。ただし人数は少なかった。”

(営業/在籍3年未満/中途入社/女性/2019年回答)

 

” 特に本社では家庭や子供をもっても時短で働き続ける女性が多いため、女性が働き続けやすい環境と思う。パートナーが海外赴任になって同行する場合も一旦退社扱いになるが、パートナーの帰任に従って復職が可能というのも非常によい条件とおもわれる。また、女性の方がパートナーの勤務地を考慮した勤務地に配属されることが多いように見受けられるが(本人が望んでいようと望んでいまいと)、こうしたことは単なる逆差別と感じる。”

(営業マーケティング/在籍10-15年/新卒入社/女性/2014年回答)

 

伝統的な日本企業ではありますが、女性管理職が一定数在籍しており、性別に関係なく役職を目指せる環境といえるでしょう。特に本社では女性が家庭や育児を持ちながらも働き続けられる風土が根付いており、多くの社員がキャリアとプライベートの両方を大切にしているという声がありました。このように、女性が管理職を目指しながら長期的に働き続けられる環境は魅力といえるのではないでしょうか。

 

また、育休・産休制度が充実しており、うまく活用している社員は多いようです。パートナーの海外赴任に同行する場合も、退社後に帰任に伴って復職が可能な制度が用意されており、ライフステージに応じた柔軟な働き方ができる点は魅力的なポイントと考えられます。一方で、口コミに掲載されている情報は古い情報が多かったため、最新の情報は選考の中で確認していくことが入社後ギャップの回避につながるでしょう。

 

ワークライフバランス

次に、ヤマハのワークライフバランスに関する口コミを見ていきましょう。

 

“コロナ禍を機に、リモートワーク制度が整い、働き方には自由度がある。 有給休暇の取得もしやすく、ワークライフバランスは自身の裁量で、やりくりしやすい。 有給休暇は毎年20日間追加され、最大40日間まで保持できる。 また、毎年2日間のファミリーホリデーを有給休暇以外で付与され、5年毎にはライフサイクル休暇が5日間付与される、 どちらの休暇も従業員の取得率はかなり高く、皆、うまく活用していると思われる。 ただ時として、業務多忙の際には、取得できない場合もありうる。“

(楽器事業・電気/在籍20年以上/新卒入社/男性/2024年回答)

 

“あくまでモノづくり企業であり、研究開発拠点や一部製造を国内に構えるメーカーなので、設備機器との兼ね合いから、リモートワークとは関わりがない職種も多数あり。 今のところテレワーク禁止など、出社を強いるような動きは見られないが、生産性の高いリモートワークを行う工夫や仕組みづくりは部署や個人でのバラつきが大きいように思える。 また事業所内の保育施設設立や再雇用制度など、職場復帰に関してもサポートがある。”

(マーケティング/在籍5-10年/新卒入社/男性/2024年回答)

 

前提として同社はものづくりの会社のため、リモートワークの方針はプロジェクトや所属組織の方針によると考えられます。口コミでは、新型コロナウイルスの流行以降働きやすくなったという声が多くありました。社会情勢の変化に伴い就業環境を改善していく企業の姿勢は、長期的な就業をイメージする一因になるといえるでしょう。

 

また、休暇数の多さやライフイベントに応じた休暇の取得しやすい環境は同社の特徴といえます。長期留学休暇のように社員の挑戦を後押しする制度や、海外赴任帯同者再雇用のような家族事情に配慮したサポート体制も魅力といえるでしょう。

ヤマハの強み

次に、ヤマハの強みに関する口コミを見ていきましょう。

 

“デジタルとアコスティック双方の楽器の知見を持っていること。 音領域の研究開発に力を入れており潜在的なものを含めた技術力を持っていること。 とりあえず、総合楽器メーカー世界一としてのポジション。 兄弟会社のヤマハ発動機を含めたヤマハブランドの認知度。”

(スタッフ/在籍20年以上/新卒入社/男性/2024年回答)

 

“ほとんどすべての楽器を商品として持っているほか、オーディオ機器、配信機器、無線LANまで非常に多角化経営がされている。また、世界に販路を保有している。 またエンタメの領域の基礎研究を他社の追随を許さないレベルで行っており、社内でくすぶっている技術が多数存在する 楽器業界が大きく落ち込んでも、他でカバーすることができる”

(マーケティング/在籍5-10年/新卒入社/男性/2023年回答)

 

音響領域における研究開発に力を入れており、要素技術の蓄積や各領域への応用の実績が同社の特徴といえるでしょう。この総合的な技術力は、他の競合メーカーとの差別化要因であり、「高品質」「信頼性」というブランドイメージを確立し、価格競争に巻き込まれにくい市場ポジションを築いていると考えられます。積極的な研究開発や各分野への応用を加速させることで、今後も同社が音響領域を牽引できる要因と考えられます。

 

楽器のみならず、音響機器やソリューション提供など、多角的に事業を展開しています。この多様性により、顧客層を広範囲にわたってカバーし、複数の市場ニーズに対応できる点が大きな強みといえるでしょう。海外の販売子会社を持ち、全世界に販売網を整備することで、各国のニーズに応え続けている点も魅力の一つです。

 

ヤマハの弱み

最後に、ヤマハの弱みに関する口コミを見ていきましょう。

 

“楽器市場の成長性が低いこと(そう思い込んでいること) 新規事業への着手スピードの遅さ 最初から失敗しないようにしようとする過度な慎重さ”

(スタッフ/在籍20年以上/新卒入社/男性/2024年回答)

 

“技術がつよいが、社内コミュニケーション力、企画力があまりにも弱い また部門間の壁が厚く、開発と企画で対立構造などがあり、開発で保有している技術やどのようなとりくみをしているか企画が把握していないことがままある。”

(マーケティング/在籍3–5年/新卒入社/男性/2023年)

 

楽器市場の成長性への認識や、失敗を避けようとする慎重な企業文化のため、新規事業等の攻めの取り組みに踏み出せないという声がありました。同社はYamaha Music IDのような顧客情報基盤の拡充に取り組んでいる一方で、慎重な姿勢からデジタルを中心とした社会の変化に乗り遅れるリスクはあるかもしれません。

 

また、同社は高い技術力を持っているものの、縦割りな組織体制のため、部門をまたぐ情報共有や協力が十分でないという声もありました。生成AI等の新技術が出てくる昨今ではスピーディーな企画〜開発が求められており、企画組織と開発組織の密な協力はより一層重要になるかもしれません。

 

ヤマハへの転職で押さえておくべき会社情報

最後に、ヤマハへの転職で押さえておくべき会社情報として、会社概要を紹介します。企業研究に役立ちますので、ご参考になれると幸いです。

会社概要

 

会社名 ヤマハ株式会社
代表者 代表執行役社長 山浦 敦
創立 1887年10月12日
本社所在地 静岡県浜松市中区中沢町10番1号
資本金 285億34百万円
従業員数 19,644人(ほか、平均臨時雇用者数:6,871人)
売上 4,629億円
関連会社 子会社数  64社(内連結対象:59社)

関連会社数 4社 (2024年3月末現在)

 

経営理念

– ヤマハグループは何のために存在するのか、何に向かって仕事や経営を行うのかを示したものです。

 

感動を・ともに・創る

私たちは、音・音楽を原点に培った技術と感性で、

新たな感動と豊かな文化を世界の人々とともに創りつづけます

 

顧客体験

– 企業理念をお客様の視点から具体的に示したものであり、お客様がヤマハの製品・サービスを手にし、使用された時に、心と五感で感じていただくことができる体験を明示したものです。

 

愉しさ:夢中になれる

美しさ:心惹かれる

確信:自信を持てる

発見:可能性に気づく

 

ヤマハクオリティー

– 企業理念を具現化するために、私たちが製品・サービスに込めたこだわりや、モノづくりに対する基本的な考え方“品質指針”としてを示したものです。

 

卓越:期待を超える

本質:核心を突く

革新:常識を打ち破る

 

ヤマハウェイ

– ヤマハグループで働く全ての従業員が、企業理念を具現化するために、日々、何を意識し、どのように行動すべきかを“行動指針”として示したものです。

 

志を抱く 【志】

お客様の満足と社会・文化への貢献を目指して、熱い想いを抱き、仕事に取り組みます。

 

誠実に取り組む 【誠実】

常に誇りと謙虚な姿勢を保ちながら、本物を志向し、高品質なものづくりとサービスの提供に取り組みます。

 

自らが動く 【自発】

自らが積極的に現場に赴き、見て、考え、議論し、行動することにより、個の力、チームとしての力を遺憾なく発揮します。

 

枠を超える 【挑戦】

一人ひとりがチャレンジ精神を持ち、自らに枠を設けず、勇気をもって新たなことに挑戦し続けます。

 

やり切る 【執着】

一度決めたこと、定めた目標は、不屈の精神と創意工夫を持って、最後まで粘り強くやり遂げます。

 

ヤマハへの転職をお考えの方へ

ヤマハをはじめとする大手企業への転職は難易度が高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言われています。 弊社 sincereed では、転職市場の動向や選考対策、さらには入社後の早期活躍についてもアドバイスが可能です。 ヤマハへの転職にご興味がある方は、関連業界の情報提供やキャリアの選択肢についてお話しできますので、ぜひ一度ご相談ください。

 

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