掲載日 ・ 2026/04/22
株式会社IHI
株式会社IHI:[01040054]IHI/航空・宇宙・防衛/設計/富岡・東京 : メタン燃料ロケットエンジンの推進系システム・関連機器の設計・開発
650~1050万円
東京都
IHI
機械
研究・要素技術開発(機械・自動車)
600万~
会社名
株式会社IHI
会社概要
株式会社IHIは、重工業や航空機エンジン、プラント設備など多岐にわたる事業領域を持つ日本のリーディングカンパニーです。
官民向け航空エンジン、次世代エネルギーで社会基盤を支え、24年度で株価は3倍、日経平均上昇率1位!時価総額も重工業界でトップクラスです。
IHIは4つの事業セグメントを保有しています。
1. 航空・宇宙・防衛(売上・利益の稼ぎ頭)
現在のIHIを牽引する最重要セグメントです。
主な事業:航空エンジン: 民間航空機用エンジンのモジュール(主要部品)製造、防衛省向けエンジン。
宇宙: ロケット(イプシロン、H3のブースター等)開発。
防衛: 防衛装備品(「はやぶさ」などの宇宙探査で培った固体燃料ロケット技術を応用し、誘導弾(ミサイル)の推進装置や射撃システムを製造しています。)
競合優位性(強み):グローバルサプライチェーンの中核: GE(米)やロールス・ロイス(英)などの世界的エンジンメーカーと「共同開発パートナー」としての地位を確立しています。特に、ジェットエンジンのコア部分(圧縮機、タービンなど)の技術において高い技術力を有しており、航空機エンジンの世界的な製造供給において重要な役割を果たしています。国産ジェットエンジン(例えば、C-2輸送機やP-1哨戒機用のエンジン)を開発しており、国内外の主要航空機メーカーとパートナーシップを結んでいます。特に、航空機エンジン部品における高精度な加工技術が競合他社に対して強みとなっています
極めて高い参入障壁: 航空エンジンは技術難易度が高く、安全基準も厳しいため、新規参入がほぼ不可能です。一度採用されると、数十年にわたり部品交換や整備(MRO事業)で収益が得られるストック型ビジネスの側面も持ちます。
2. 資源・エネルギー・環境
脱炭素社会に向けた転換期にあり、新技術への投資が進んでいる分野です。
主な事業:ボイラ、ガスタービン、原子力関連機器。
アンモニア発電技術(燃焼してもCO2が出ない技術)。
競合優位性(強み):アンモニア燃焼技術の先行・ 世界に先駆けて「燃料アンモニア」の大規模燃焼技術の実証を進めています。単に燃やすだけでなく、製造・輸送・貯蔵・利用というアンモニアのバリューチェーン全体を構築しようとしており、次世代エネルギー分野でのリーダーシップを狙っています。
既存インフラの活用: 既存の石炭火力発電所を少しの改造でアンモニア混焼/専焼に変える技術を持っており、ゼロから発電所を作るよりも低コストで脱炭素化できる提案力が強みです。
3. 社会基盤・海洋
巨大構造物を作る、創業以来のDNAが色濃い分野です。
主な事業:橋梁(橋): 国内外の巨大な吊り橋など。
水門: ダムや河川のゲート。
シールド掘進機(トンネルを掘る機械)。
競合優位性(強み):圧倒的な実績とエンジニアリング力: 明石海峡大橋やトルコのオスマン・ガーズィー橋など、世界的なランドマークとなる橋梁建設の実績があります。
メンテナンス(保全)シフト: 日本国内では新規建設が減る中、高度経済成長期に作ったインフラの老朽化対策(保全・補修)へビジネスモデルを転換しており、点検ロボットやAI診断などの技術で他社と差別化しています。
4. 産業システム・汎用機械
工場の生産ラインや物流、自動車産業を支える機械群です。
主な事業:車両用過給機(ターボチャージャー): 自動車エンジンのパワーを上げる装置。
パーキングシステム(立体駐車場)、熱処理設備、回転機械。
競合優位性(強み):ニッチトップ製品の集合体: ターボチャージャーでは世界有数のシェアを持っています。また、熱処理炉や真空炉など、特定の産業プロセスに不可欠な機械で高いシェアを維持しています。
ポジション
[01040054]IHI/航空・宇宙・防衛/設計/富岡・東京 : メタン燃料ロケットエンジンの推進系システム・関連機器の設計・開発
仕事内容
業務概要
近年、宇宙産業は国主導から民間主導への移行が進んでおり、宇宙市場のさらなる拡大が期待されます。こうした宇宙産業活動の進展の中で、メタンを燃料とするロケットエンジン(メタンエンジン)が注目を集めており、いくつかの特性からメタンエンジンは商業輸送や惑星探査において重要な役割を果たし、宇宙へのアクセスをより経済的かつ持続可能にする技術として
期待されています。
IHIでは、このメタンエンジンを世界に先駆けて研究開発を進めてきており、その適用候補となる日本の主力ロケット(イプシロン/H3後継機/Space Oneカイロスロケット)およびそのコンポーネントにおける設計・開発業務を担当いただきます。設計から打ち上げまでに携わることができるだけでなく、将来的には、新型ロケット開発に伴う要素技術の開発やチーフエンジニアとしてご活躍いただき、宇宙産業拡大のキープレイヤーとして成長いただくことを期待します。
職務内容
メタンエンジンの適用候補となる日本の主力ロケット(イプシロン/H3後継機/Space Oneカイロスロケット)に関わる、ロケット用推進系(加圧供給系システム)の設計・開発に関する以下の業務をご担当いただきます。入社当初はカイロスロケットに関わるプロジェクトへの参画を想定しており、OJTを通して業務を理解いただき、将来的にはいずれかのロケットの主担当として、設計から試験・打上げまで一連のプロジェクトに携わっていただきます。
◆推進系システム、関連機器の設計解析・試験評価(推進系システム・コンポーネントの基本
設計~詳細設計・解析・燃焼試験等)
◆タンクおよびロケット構造の設計解析・試験評価(構造設計、開発試験計画等)
◆ロケット打上げ運用業務における技術担当(推進系特性評価、射場運用におけるの技術支
援、飛行データの評価)
◆詳細設計や試作等におけるベンダー選定・マネジメント
◆お客様/パートナー企業との技術調整
2009年に世界に先駆けてメタンエンジンの燃焼試験に成功して以来、長年にわたり蓄積してきたメタンエンジン独自の技術・ノウハウを活かして、将来にわたってロケットシステムのコア技術の開発および製品設計に携わっていただきます。
※基本は富岡での業務を想定しておりますが、東京での勤務をメインに、富岡へ出張ベースで勤務いただくことも検討可能です。
設計フェーズは週に1~2日、試作・試験や打ち上げなどのものづくりのフェーズでは週に3~4日は富岡で勤務するような想定です。
《変更の範囲》会社の定める業務
求める経験・スキル
必須要件
■学士以上で機械系分野を履修されている方(4力の知識をお持ちの方)
【上記に加えていずれか必須】
■機械設計の実務経験および専門知識をお持ちの方(材料力学、機構学)
■航空・宇宙工学に係わる専門知識(流体力学、熱力学、燃焼工学、制御工学)
■ハードウェアの設計経験および、製造図面、製造工程等の知識をお持ちの方
尚可要件
航空宇宙業界で、「流体系」または「構造系」の設計/開発経験
◆自動車業界またはプラント業界での流体系設計/開発経験
◆製造・実験部門あるいは客先や他社との調整業務経験
◆チームリーダー、プロジェクトリーダーとしての経験
求める人物像
宇宙輸送システム開発に熱意、バイタリティをもって取り組んでもらえる人
学歴
大卒以上