
エムスリーのWebテスト:油断は禁物!通過率を上げるためには?
エムスリーの中途採用では、職種に応じて適性検査やコーディングテストが課され、応募者の“思考力”が多面的に評価されます。単なる形式的な選考ではなく、論理的思考力・課題解決力・仮説構築力といった構造的な考え方が、Webテストから面接まで一貫して問われるのが特徴です。ここでは、出題傾向や対策方法に加え、選考全体を通じて求められる資質について詳しく解説します。
※本記事は2025年5月に掲載されました。
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Webテストはある?エムスリーの選考で求められる「思考力」
エムスリーの中途採用では、ポジションによってWebテストやコーディングテストの実施が明記されており、応募者の論理的思考力・地頭力・スキルを多面的に評価する選考プロセスが組まれています。公式ホームページには「職種に応じて、適性検査(SPI)・コーディングテストをご自宅で受検いただきます」との記載があり、筆記テストの有無は職種や応募状況により異なるものの、一定の“思考力の土台”は全応募者に求められていると考えてよいでしょう。
単なる形式チェックではない。Webテストが見ている「思考の構造」
一般的に適性検査やWebテストは、知識量ではなく思考力を測ることが目的です。テストを通じて論理的な読み取り能力や計数力、また一部ポジションではプログラミングテストを通じて問題解決力や設計力が確認されます。これらのテストは選考初期に課されるケースが多く、「最低限の論理的思考力や数的処理力があるか」を見るフィルター的役割を果たしています。
つまり、ただテストをクリアするだけでなく、「構造的に考える力」が求められているのです。
面接でも求められる“構造的な説明力”と“仮説思考”
Webテストが通過点だとすると、選考の本丸となるのが部門責任者や役員との複数回の面接です。ここでは、自ら問いを立て、仮説を構築し、構造的に課題を解決する姿勢が問われます。
実際に、社員インタビューでは、「プロジェクト推進においては、常に仮説を立てて検証する力が問われる」と語っており、これは選考段階から一貫して見られているポイントといえます。
テスト対策だけでは不十分。全体で“ロジカルさ”をアピールする
Webテストは、あくまでも選考全体の中の一要素にすぎません。むしろ、面接時にロジカルに語れなければ、テストでどれだけ高得点を取っていても評価は上がらないという厳しさもあります。
したがって、以下のような複合的な対策が必要です:
- 【Webテスト対策】:非言語・言語問題に慣れておく。時間配分の練習を。
- 【コーディング対策】:GitHubなどでのコード共有実績、基本的なアルゴリズム問題の練習。
- 【ロジカルシンキング対策】:フェルミ推定やケース問題を使った仮説思考のトレーニング。
- 【面接対策】:自分のキャリアを“構造的”に語れるよう準備する。
Webテストで思考の筋肉を試され、面接でその筋肉をどう使えるかを評価されます。表面的な対策ではなく、本質的な「考え方の質」を鍛えることが、選考通過の鍵となるでしょう。
基本的なWebテストの種類と出題傾向を知っておこう
エムスリー株式会社の選考過程では、職種に応じて適性検査やコーディングテストが実施されるようです。具体的なテスト内容は公開されていませんが、転職を控える中で一般的なWebテストの種類とその出題傾向を理解しておくことは、効果的な対策を立てる上で非常に重要です。以下に、主要なWebテストの種類とその特徴をまとめました。
1. SPI
概要
SPIはリクルート社が提供する適性検査で、最も広く利用されているWebテストの一つです。言語(国語)・非言語(数学)・性格検査で構成されており、受験者の回答状況によって出題内容が変化し、正答率が高いほど難易度が上がるという特徴があります 。
出題内容と傾向
- 言語(国語):語句の意味、多義語、空欄補充、長文読解など
- 非言語(数学):四則計算、推論、割合、損益算、集合など
- 性格検査:自分の性格に当てはまる項目を選択する形式
対策ポイント
基本的な言語・非言語能力を問われるため、過去問や対策問題集を繰り返し解くことで、出題形式に慣れておくことが重要です。
2. 玉手箱
概要
日本SHL社が提供するWebテストで、多くの企業で採用されています。言語、計数、英語、性格の各分野で構成されており、試験時間が比較的短いことが特徴です 。
出題内容と傾向
- 言語:長文読解、趣旨把握、空欄補充など
- 計数:四則演算、表やグラフの読み取り、推論問題など
- 英語:長文読解、文法・語彙問題など
対策ポイント
短時間での処理能力が求められるため、時間配分を意識した練習が必要です。また、各分野の基本問題を確実に解けるようにしておくことが重要です。
3. GAB
概要
日本SHL社が提供するテストで、主に総合商社や外資系企業で採用されています。言語理解、計数理解、論理的思考力を測定します 。
出題内容と傾向
- 言語理解:長文読解、要約、同義文選択など
- 計数理解:表やグラフの読み取り、割合計算、推論問題など
対策ポイント
ビジネス文書の読解やデータ分析のスキルが問われるため、日頃から新聞記事や統計データに触れる習慣をつけると良いでしょう。
4. CAB
概要
同じく日本SHL社が提供するテストで、主にIT企業やシステムエンジニア職向けに採用されています。計算力、論理的思考力、暗号解読能力などを測定します 。
出題内容と傾向
- 暗算:四則演算を迅速に解く問題
- 法則性:図形や数字の並びから法則を見つけ出す問題
- 命令表:特定のルールに従った操作を行う問題
対策ポイント
スピードと正確性が求められるため、計算問題やパズル問題に日頃から取り組むことで、瞬発力を鍛えることが有効です。
5. TG-WEB
概要
ヒューマネージ社が提供するWebテストで、難易度が高いことで知られています。言語、計数、性格検査で構成され、従来型と新型の2パターンがあります 。
出題内容と傾向
- 言語:文章読解、趣旨把握、空欄補充など
- 計数:推論、確率、場合の数、グラフの読み取りなど
対策ポイント
問題の難易度が高いため、高度な問題集に取り組むとともに、時間内に解き切るためのタイムマネジメント能力も養う必要があります。
Webテストは種類ごとに出題傾向や難易度が異なります。エムスリー株式会社の選考においても、職種に応じて適性検査が実施されるため、事前にどの形式が採用される可能性があるかを把握し、適切な対策を行うことが重要です。各テストの特徴を理解し、効率的な学習を進めることで、選考通過の可能性を高めましょう。
テストだけでは通過できない?エムスリーの選考で重要なのは“総合力”
エムスリー株式会社の中途採用選考では、Webテストの結果だけでなく、面接を通じて総合的な能力やカルチャーフィットが重視されます。同社のミッションやカルチャー、選考プロセスを理解し、求められる資質を把握することが、選考突破の鍵となります。
エムスリーのミッションとカルチャー
エムスリーのミッションは、「イキイキと働く医療従事者を一人でも増やし、医療に貢献する」です。この目標を達成するため、カルチャーとして「くしゃみ」を掲げています:
- クライアント、良い仕事に対する執着心を持つ
- 社長意識で仕事に取り組む
- みんなを大切にする(他のスタッフをプロフェッショナルとして尊重する)
これらの指針は、社員一人ひとりが高いオーナーシップを持ち、フラットな組織文化の中で協働することを促しています。
選考プロセスと求められる資質
エムスリーの中途採用選考フローは、以下のステップで構成されています:
- 書類選考:履歴書や職務経歴書を基に、これまでの経験やスキルがポジションに適しているかを評価します
- 適性検査:コーディングテスト:職種に応じて、適性検査・コーディングテストを自宅で受験します。
- 面接(1~2回):採用担当者や現場メンバー、現場責任者との面接が行われます。ポジションによっては、ケースディスカッションやワークサンプルテストが実施されることもあります。
このプロセスを通じて、以下の資質が評価されます:
- 論理的思考力:複雑な課題を整理し、解決策を導き出す能力。
- 主体性とオーナーシップ:自ら課題を見つけ、積極的に取り組む姿勢。
- チームワークとコミュニケーション能力:多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働し、成果を上げる力。
選考を突破するためには、以下のポイントを意識した準備が重要です:
- ミッションとカルチャーの理解:エムスリーのミッションやカルチャー「くしゃみ」を深く理解し、自身の価値観や経験とどのように合致するかを明確にしましょう。
- 具体的な経験の整理:これまでの職務経験の中で、論理的思考力や主体性、チームワークを発揮した具体的なエピソードを整理し、面接で具体的に伝えられるよう準備しましょう。
- ケースディスカッションやワークサンプルテストの対策:これらが実施される可能性があるため、過去の事例研究や実践的な問題解決の練習を行い、対応力を高めておきましょう。
エムスリーの選考では、単なるスキルや知識だけでなく、エムスリーのミッションやカルチャーに共感し、それを体現できる総合力が求められます。Webテストの対策に加え、これらの要素を意識した準備を行うことで、選考通過の可能性を高めることができるでしょう。
転職を検討されている方へ
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