

マクロミルの年収は高い?給与推移を徹底解説!
株式会社マクロミルは、マーケティングリサーチ業界のリーディングカンパニーとして知られていますが、キャリア転職者にとって特に気になるのが「給与水準」ではないでしょうか。果たしてマクロミルの年収は業界内でも高いのでしょうか?ここでは、過去5年間の推移データをもとに、国民の平均給与と比較しながら、その実態を紐解いていきます。
マクロミルへのご転職をお考えの方は是非参考にしてみてください。
※本記事は2025年5月に掲載されました。
※記事中の情報は掲載時点でのWeb情報の公開情報を元に弊社が編集・掲載したものであり、企業の公式見解ではありません。
※組織の詳細や制度等は大きく変更になる可能性があります。ご転職を検討の際は、公式HP等で最新の情報をご確認ください。
平均年齢・平均年間給与
まずは、マクロミルの従業員数・平均年齢・平均年間給与の推移を見てみましょう。
年度 | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均年間給与(万円) |
2017 | 1,890 | 32.3 | 529 |
2018 | 2,138 | 32.3 | 530 |
2019 | 2,463 | 32.3 | 528 |
2020 | 2,470 | 32.4 | 507 |
2021 | 2,637 | 32.7 | 547 |
2022 | 2,970 | 32.7 | 508 |
2023 | 2,155 | 33.2 | 522 |
2024 | 2,228 | 33.9 | 571 |
一方、国税庁『民間給与実態統計調査』による国内全体の平均給与は以下の通りです。
年度 | 平均年齢(歳) | 平均年間給与(万円) |
2017 | 45.8 | 434 |
2018 | 46.1 | 439 |
2019 | 46.5 | 438 |
2020 | 46.5 | 435 |
2021 | 46.6 | 446 |
2022 | 47.0 | 458 |
2023 | 47.0 | 460 |
このデータを見ても明らかな通り、マクロミルの年収は国の平均を上回る水準を維持していると考えられます。特に、デジタル領域でのデータ活用ニーズの高まりを背景に、同社の事業が安定して成長していることが年収にも反映されているといえるでしょう。
また、平均年齢が全国平均よりも若く、より若い年齢層での高水準給与を実現していることも注目に値します。これは、早期から裁量の大きい業務に関われる同社の風土や、実力主義の評価制度による影響が大きいと考えられます。
同業他社(リサーチ会社やデジタルマーケティング系企業)と比較しても、マクロミルは給与水準のみならず、成長機会や柔軟な働き方といった面でも優位性を持っている点が転職市場での評価を高めています。
マクロミルの働く環境
さらに、福利厚生やリモートワーク制度なども整備されており、給与面だけでなく「働きやすさ」や「長期的なキャリア形成」を支える制度も魅力のひとつです。
ワークライフバランス
・フレックスタイム制度
11:00~16:00をコアタイムとした、社員が自由に日々の始業・終業時間を定めることができる就業形態を導入しています。(※一部裁量労働制、事業場外みなし労働制の職種もあります)
・リモートワーク制度
勤務場所に柔軟性を持たせ、多様な働き方に対応し、社員がその能力を継続して十分に発揮できる職場環境をつくる目的として、リモートワーク制度を導入しています。2022年10月以降は、週2日以上の出社とリモートワークの“ハイブリッドワーク”となっています。
・育児・介護支援
出産・育児や介護などと仕事との両立支援を目的に、さまざまな制度を用意しています。(産前産後休暇、育児休業、出生時育児休業(産後パパ育休)、配偶者出産休暇、介護休業、短時間勤務制度等
・夏期休暇
7〜10月中に2日間の特別有給休暇を付与しています。
・Happy Holiday
短期リフレッシュおよび入社直後の社員に対する休暇の補填を目的に年間6日間の特別有給休暇を付与しています。年次有給休暇が付与されるのは入社してから6カ月後となりますが、Happy Holidayは入社直後から使える特別有給休暇となっています。
・Thanks Holiday
長期勤続に対する慰労を目的として、勤続年数に応じて特別有給休暇(10日間、20日間、30日間)を付与しています。
資産形成
・ライフプラン制度(マクロミル選択型確定拠出年金制度)
60歳以降の生涯設計をサポートすることを目的に確定拠出年金の仕組みを利用した制度を導入しています。加入奨励金も支給しています。
・住宅ローン金利の優遇
提携の金融機関にて社員限定の優遇金利でローンを組むことが可能です。
・従業員持株会
マクロミル従業員持株会とは、社員が定期的に当社の株式を購入できるように、会社が購入費用の給与控除や奨励金などの支給を行い、中長期的な財産形成を支援する制度です。
マクロミルはどんな人におすすめ?
マクロミルは、若手の成長機会が豊富で、データ活用に強みを持つマーケティングリサーチ企業です。年収や福利厚生も堅実で、チームで協働しながら働きたい人に適した環境が整っています。ここでは、マクロミルがどんな人におすすめかを5つの視点からご紹介します。
若いうちから裁量を持って働きたい人
マクロミルでは年齢や社歴に関係なく、意欲と実力があれば早期に責任あるポジションを任される風土があります。若手社員でもクライアントの案件をリードしたり、チーム運営に携わる機会が多く、成長意欲のある人にはぴったりです。また、チャレンジを応援するカルチャーも根付いており、自発的な提案や業務改善なども歓迎されます。年功序列よりも成果主義に近い評価制度なので、自分の力を試したいと考えている20〜30代に特におすすめです。
マーケティングやデータ活用に興味がある人
マクロミルはマーケティングリサーチ業界のリーディングカンパニーとして、消費者データの収集・分析に強みを持っています。クライアントも大手企業が中心で、さまざまな業界のマーケティング課題に関わることができるため、実践的なマーケティングスキルが身につきます。データドリブンな思考を養いたい人や、調査設計・分析の経験を通じてキャリアを深めたい人には非常に魅力的な環境です。将来的にコンサルや事業企画などを目指す人の土台づくりにもなります。
年収水準は業界内で堅実、成果次第で昇給も可能
マクロミルの年収は、20代〜30代であれば400〜600万円程度が相場とされており、マーケティングリサーチ業界の中では堅実な水準です。実績に応じた昇給・昇格の機会があり、特に営業やリサーチで成果を出せば早期の昇進も期待できます。また、管理職クラスになると年収800万円以上になるケースもあり、長期的なキャリア形成を考える上でも安定感があります。収入面でも成長段階に合わせた適切な評価が受けられる点は魅力です。
福利厚生が充実しており、働きやすさを重視する人にもおすすめ
マクロミルでは、フレックスタイム制度やリモートワーク制度、産休・育休制度、時短勤務など、多様な働き方を支える制度が整備されています。実際に子育て中の社員も活躍しており、ライフステージに応じた柔軟な働き方が可能です。また、ベネフィットステーションなどの福利厚生サービスの利用も可能で、プライベートの充実も支援されています。仕事と家庭を両立させたい人や、長期的に安心して働きたい人には非常に適した職場です。
チームワークや協調性を大切にする人
マクロミルは個人プレーよりもチームでの協働を重視する文化があります。クライアントワークでは営業、リサーチャー、分析担当などが連携して課題解決にあたるため、他職種との連携力が求められます。また、社内ではフラットなコミュニケーションが促進されており、相談やフィードバックも活発です。そのため、周囲と協力しながら仕事を進めるのが得意な人や、チームの一員として貢献することにやりがいを感じる人にとって、働きやすい環境です。
どのような対策が必要か?
マクロミルへの転職では面接対策が重要なポイントとなります。書類においても実際に不採用になっているケースもあるため、ここでは書類、面接と合わせて、どのような対策が必要なのかご紹介していきます。
書類対策
一般的な書き方で問題ありませんが、応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、企画系であれば実績を記載するようにしましょう。転職エージェントに相談し、客観的な意見も交えてブラッシュアップしながら進めると良いかと思います。 応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」と思ってもらうことです。どんなに人物面がよくてもこの書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。
面接対策
マクロミルでは「主体的に取り組む姿勢」「失敗を恐れずにチャレンジしていくマインド」「積極的なコミュニケーション」の3点を主に見ており、面接質問でもこれらをチェックするため、これまでの業務経験からのエピソードや、その回答からの深堀質問をされます。またポジションにおいては専門性やスキルチェックはもちろん、その実績を再現性をもって出来るのか、さらにはチームでの活動も多いため、コミュニケーション能力も確認されます。もちろん会社としてのビジョンやミッションに共感しているかどうかも重要ですが、長く活躍してほしい、というのが企業の本音ですので下記のような質問内容から、なぜマクロミルへの転職なのかを答えられるようにしておきましょう。
- なぜマクロミルなのか、他企業ではないのか
- マクロミルに入って何がしたいのか、目指すキャリアは何か
- 5年後、10年後どうなっていたいのか
- これまで挫折体験、どう乗り越えてきたのか
- 現職において大事にしている価値観
- なぜ転職なのか
- 自身の強みとそのエピソード
などの質問をされますので、自身の経歴や志望動機を踏まえ、論理的にロジックがしっかりと通る回答を心がけると共に、端的に納得感のある回答をする必要があります。
転職エージェントに相談する
「マクロミルがどのような人材を求めているのか」を的確に把握することが転職成功のカギとなります。 sincereedではマクロミルへの転職支援数も多く、「どんな人材を求めているのか」このポイントを熟知しており、選考ノウハウはもちろん、入社事例やWebサイトには掲載されていないエクスクルーシブな情報も提供させていただきます。まずは一度ご相談頂ければ幸いです。
マクロミルの基本情報
会社概要
社名 | 株式会社マクロミル(英文社名:Macromill, Inc.) |
設立 | 2000年1月31日 |
本社所在地 | 〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー11F |
代表者 | 代表執行役社長 CEO 佐々木 徹 |
資本金 | 10億9,000万円 |
従業員数 | 連結:2,228名/単体:1,186名 |
連結売上収益 | 438億6,100万円(2024年6月期) |
上場市場 | 東京証券取引所プライム市場(証券コード:3978) |
主要拠点 | 本社(東京)、品川コネクテッドオフィス(東京)、関西支店(大阪)、仙台オフィス、Macromill Base Fukuoka(福岡) |
主要子会社 | 株式会社アクリメイト、株式会社エイトハンドレッド、株式会社エムキューブ、M-Force株式会社、QO株式会社、株式会社シタシオンジャパン、株式会社センタン、株式会社電通マクロミルインサイト、株式会社マクロミルケアネット、株式会社マクロミル・サウスイーストアジア、株式会社モニタス、Macromill Embrain Co., Ltd.(韓国)、Macromill China Insight, Inc.(中国) |
決算期 | 毎年6月30日 |
出典:https://www.macromill.com/company/profile.html(2025年5月時点)
事業内容
オンラインリサーチ事業
創業から業界をけん引するマクロミルのオンラインリサーチサービス。業界トップクラスの品質と数を誇るマクロミルグループのパネルネットワークを活用して生活者のインサイトを明らかにする多様なサービスを提供しています。
オフラインリサーチ事業
生活者一人ひとりのインサイトを深く掘り下げるオフラインリサーチサービス。モデレーターによるインタビューをはじめ、会場調査、ホームユーステスト、店頭購買分析、視線データ定量分析など、データに基づき生活者に選ばれる商品開発、売り場作りを支援します。
セルフ型アンケート事業
基本料金無料、登録したその日から利用できる定量・定性調査のセルフ型アンケートサービス。リサーチサービス自社製品やサービスのユーザー、マクロミルのパネルを対象に、コストや時間を抑えたアンケートの実施、分析を可能にします。
海外調査事業
90以上の国と地域、1億人を超える生活者にリサーチが可能なマクロミルの海外調査サービス。グローバル市場への参入からブランド育成まで一気通貫でサポート。グローバル市場におけるビジネスの成功に伴走します。
海外調査の研究・ナレッジの発信
東アジア・東南アジアを中心とした海外市場でのマーケティングにおいて、企業等によるデータ利活用の文化の醸成に向けて活動しています。海外におけるマーケティング・リサーチの実施拡大や、調査品質の向上のための研究や情報発信を行っています。
デジタル&データマーケティング事業
豊富なパネルから得られる「属性データ」、購買行動やWebアクセスログ、アプリログといったオンライン上の「行動データ」などのデータを活用し、生活者の行動変化やマーケティング施策の効果を可視化する多様なサービスを提供しています。
コンサルティング事業
取得したデータのマーケティング施策への活用について、経営・事業戦略策定から検討・実行・検証まで一気通貫で支援します。また、人材ネットワークを活用した事業立ち上げ支援など、ビジネスを成功に導くコンサルティングサービスを提供しています。
マーケティングプロモーション事業
マクロミルの豊富なパネルから得られる多種多様なデータ基盤を活用し、プランニング、広告配信、効果測定に至るまで、広告・宣伝領域におけるPDCAをワンストップで支援します。リサーチを活用した販促支援も行っています。
ライフサイエンス事業
モニタ基盤を活用したヒト臨床試験によるエビデンス取得や、生活者起点での研究戦略・コミュニケーション戦略の策定から実行まで、健康・機能性領域における新価値創造プロセスに伴走します。
出典:https://www.macromill.com/company/business/(2025年5月時点)
マクロミルへの転職をお考えの方へ
マクロミルへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
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