掲載日 ・ 2026/08/12
オムロン株式会社
オムロン株式会社:【制御機器事業/検査システム事業本部(ISD)】基板検査装置およびX線検査装置のメカ設計
非公開
滋賀県
オムロン
電気・電子
研究・要素技術開発(機械・自動車)
会社名
オムロン株式会社
会社概要
オムロン株式会社は、1933年の創業以来、京都を拠点に世界中で事業を展開する電気機器メーカーです。
一般的には世界シェアNo.1を誇る「血圧計」などのヘルスケア企業として知られていますが、現在の売上の約45%は「工場の自動化(制御機器)」が占めており、実態は世界のモノづくりを支えるBtoBのリーディングカンパニーです。
同社の強みは「Sensing & Control + Think」というコア技術にあります。センサーで情報を読み取り、機器を正確に制御し、そこにAIなどの知恵を加える技術です。これらを武器に、労働力不足を解決する工場の自動化を中心とした制御機器、電子部品、駅の自動改札機や太陽光発電用パワーコンディショナーなどの社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。
また企業の特徴としては、ベンチャー精神あふれる「ソーシャルニーズの創造」です。「機械に出来ることは機械に任せ、人間はより創造的な分野で活動を楽しむべきである」、この経営理念をもとに、世界初の無人駅システムや、自動感応式信号機など、時代に先駆けて社会が必要とするシステムを生み出してきました。
現在は、以下の5つの柱で事業を展開しています。
1制御機器事業部(IAB):売上の約50%以上を占める
工場の自動化(ファクトリーオートメーション)を支えるセンサー、コントローラー、ロボットなどを製造。オムロンの稼ぎ頭であり、世界のモノづくり現場を支えています。
競合優位性(強み):多くの競合(キーエンスはセンサー最強、ファナックはロボット最強など)が特定分野に特化しているのに対し、オムロンは工場の自動化に必要なほぼすべての機器を持っています。
(具体例)Input(センサー):Logic(コントローラー):Output(モーター・リレー):Robot(ロボット):+Safety(安全機器)
これら自社製品同士を高度に連携(すり合わせ)させることで、他社製品を組み合わせるよりも高速・高精度な制御を実現できます。これを「i-Automation!」というコンセプトで展開しています。
また 単に機器を売るのではなく、「ペットボトルのラベルを高速でズレなく貼る装置の制御プログラム」といった、具体的な用途(アプリケーション)をセットで提供できるため、顧客は開発時間を大幅に短縮できます。
2電子部品事業
家電や自動車、スマートフォンの中に組み込まれる「リレー」や「スイッチ」などの部品を提供しています。
競合優位性(強み):家電やEV(電気自動車)の中で電気を制御する「リレー」という部品に強みを持っています。
特にEVや蓄電池向けの高電圧・大電流を安全に遮断する技術は難易度が高く、世界でも戦える数少ない企業の一つです。
3データソリューション事業部
4つのビジネスカンパニーが持つ現場データとJMDC社のケイパビリティを融合して、オムロングループ全体のビジネスモデルを進化させるとともに、社会的課題解決に繋がる成長事業を創造しています。
競合優位性(強み):制御機器を中心としたモノづくりを通じてオムロンが培ってきた事業やそれにまつわる知見、人財、顧客基盤といった資産と、データドリブンなソリューション事業を展開するJMDC社の強みを融合させていることが強みです。
4ヘルスケア事業
家庭用電子血圧計は世界シェアNo.1を誇ります。その他、体温計、体重体組成計、低周波治療器などを製造販売をしています。「ゼロイベント(脳・心血管疾患の発症ゼロ)」を循環器事業のビジョンに掲げています。
競合優位性(強み):家庭用血圧計で世界シェアNo.1(約50%)を有しています。
医療機器としての精度(Medical Accuracy): 「家庭で測ったデータは参考値」と見なされがちだった時代に、オムロンは「病院と同じ精度」にこだわり、医師が診断に使えるレベルの信頼性を確立しました。
また世界各国の医療機器認証(FDAなど)をクリアするノウハウと、現地の薬局・病院に入り込む販売ネットワークは、新規参入企業(例えばAppleやFitbitなどのIT大手)にとっても高い参入障壁となっており、継続して高いシェア率を担保しています。
5社会システム事業部
鉄道の自動改札機や券売機、道路の交通管制システムなど、社会インフラを支える事業です。
世界初の無人駅システム(自動改札機)を開発したのはオムロンです。
競合優位性(強み):日本全国の鉄道(改札機)や道路(信号)に既にオムロンの機器が入っているため、更新需要やメンテナンスにおいて圧倒的に有利です。
ポジション
【制御機器事業/検査システム事業本部(ISD)】基板検査装置およびX線検査装置のメカ設計
仕事内容
◆募集背景
検査システム事業は、車載業界をはじめ、生成AI、インフラ業界といった領域においてお客様の生産品質の要となる検査を通じて、産業の基盤を支える事業であり、今後さらなる成長が期待されています。自社独自の技術を活用した、外観検査装置システム、X線検査装置システムを開発し、生産現場における品質向上・生産性向上のためのアプリケーションソフトウェアおよび検査装置(ハードウェア)を提供しています。
こうした事業成長を支えるためには、装置の中核となるメカ設計力のさらなる強化が重要となっています。顧客要件や装置仕様を踏まえながら最適な機構・構造を検討し、関係部門と整合を図りつつ設計を主体的に推進できる技術者の役割がますます重要となっています。
そのため当部門では、メカ設計を主体としてテーマを推進し、設計品質の向上や技術蓄積に貢献できる人材を募集しています。
◆担っていただきたい具体的な仕事内容
基板外観検査装置/X線検査装置におけるメカ設計の主に担当いただきます。
外観検査機とX線検査機の異なる複数の機種に対して、顧客ごとに異なる要求、課題に対して設計・評価・検証、製造現場とのすり合わせまでを一貫して推進いただきます。
・基板外観検査装置/X線検査装置におけるメカ設計の主担当
・高剛性・高精度を両立する機構設計、熱・振動・被ばくを考慮した設計検討
・設計レビュー主導、若手設計者への技術指導
・市場・顧客要求を踏まえた設計仕様の具体化
◆具体的な仕事内容に対しての期待する成果
設計の効率化と品質向上を両立し、検査装置の競争力を支えるメカ設計基盤の強化に貢献していただくことを期待します。
・開発リードタイム短縮および設計品質向上の実現
・市場不具合低減に貢献する堅牢なメカ設計の実装
・メカ設計分野における技術中核人財としての役割発揮・次世代検査装置に向けたメカ設計技術の蓄積と標準化への貢献
◆使用する開発言語・ソフト・装置/機器等
■ メカ設計・データ管理ツール: Solidworks等の3D CAD、BOM(部品表)
■ シミュレーション・評価支援: CAEツール
◆業界動向と自社事業の特徴
・業界動向
生成AI、自動運転、IoT機器の普及拡大により、高密度実装品の非破壊検査ニーズが急増
外観検査装置システム市場はCAGR8~11%成長が期待された成長市場
外観検査では発見困難な内部不良(ボイド、不濡れ等)への対応手段として、X線検査の重要性が高まっている.
半導体製造分野においても、品質確保のための外観検査が不可欠な工程として位置づけられつつある
・自社事業の特徴
外観検査システム開発、X線検査システム開発を自社ラインナップに備えた幅広い装置ラインナップ
高い制御技術を有するオムロンだからできる、高速・高精度な制御技術活用で、業界トップクラスの検査スループットを実現
顧客現場に近く、自分の技術が“製造を変える”実感を持ち、競争激化した環境の中で価値創造を重要視
AI技術などの新たな技術活用にチャレンジし、複雑な検査対象の課題解決に挑み続ける
◆部・チームの業務概要
外観検査システムおよびX線検査システムは、ハードウェア開発機能、ソフトウェア開発機能、光学系開発機能それぞれの高い専門性を有するメンバがチームとなりモノづくりを行っています。撮像システム、装置内で稼働する画像処理を応用したソフトウェアとネットワークを介して、検査装置を含む生産ラインの運用を支援・知的情報処理で自動化するデータ分析管理システムをトータルで開発しています。
開発が企画や営業と繋がり、お客様の困りごとの本質課題解決に向けて、次世代のシステムや進化したアルゴリズムを提案・設計し実現する機会もあります。また、先進技術は、国内外の社外・大学連携の他、社内独自のユニークな技術を技術開発本部と連携により、活動的に開発を行っています。
求める経験・スキル
◆必須条件【経験】
* 装置メーカーまたは生産設備関連での機械設計経験
* 3D CAD(SolidWorks、Creo、Inventor 等)の使用経験
* 機械要素(駆動、搬送、位置決め)の基礎知識
◆必須条件【スキル】
・装置設計に関する基礎知識(メカ分野:機械工学・公差・機構)
・メカ:図面製図力、CADスキル、規格知識、安全設計知識
◆歓迎条件
* 構想設計~立上げまで一貫した経験
* 空圧・油圧・サーボ機構の設計経験
* 顧客向けカスタム装置開発経験
◆歓迎する人物像
①技術の本質を理解し、構想から具現化できる方 ➄自発的に周囲の情報にアンテナを張り、市場動向をつぶさに業務に取り入れる方
②多様な技術領域と連携できる柔軟性と好奇心を持つ方 ➅作り出すだけでなく、伝えることが好きな方
③自律的にコミュニケーションを図る方 ➆自らのバイタリティで直面する課題を乗り越えようと努力する方
④現場・顧客志向で業務に向き合える方