森ビルの平均年収は?年齢別・役職別・口コミから給与事情を徹底解説
2026/08/27

森ビルの平均年収は?年齢別・役職別・口コミから給与事情を徹底解説

森ビルは、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズなど、東京都心の大規模複合開発を数多く手がける大手総合デベロッパーです。

都市開発から運営まで一気通貫で手がける点に強みがあります。

 

本記事では、森ビルの平均年収や年代別・役職別の給与水準、給与制度・口コミについて解説します。転職を検討する際のポイントも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

※本記事は2026年8月に掲載されました。
※記事中の情報は執筆時点での公開情報および市場動向を元に編集・掲載したものであり、各企業の公式見解ではありません。
※採用状況や選考基準は変動する可能性があります。最新の公式情報をご確認ください。

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森ビルの平均年収はどれくらい?

森ビルの平均年収

森ビルの平均年収は下表のとおりです。

有価証券報告書に加え、社員の口コミサイト「OpenWork」の集計データ、参考値として国税庁の統計データも併せて紹介しますが、データソースによって算出基準や対象者の範囲が異なる点にご留意ください。

 

データソース 平均年収 平均年齢 補足
有価証券報告書

※第68期・2026年3月期

1,012万円 43.5歳 平均勤続年数16.1年(*1)
OpenWork

※2026年8月時点

821万円 34歳 回答者66人(*2)
国税庁民間給与実態統計調査 

※令和6年分

478万円 全業種・全雇用形態の全国平均(*3)

 

※データ出典:有価証券報告書・OpenWorkの集計データを元に作成

 

有報が管理職を含む全社員の税込平均である一方、OpenWorkの回答者層は口コミの申告に基づく任意回答であることなどが、両者の差につながっていると考えられます。

国税庁の統計と比較しても、森ビルの年収水準は全国平均を大幅に上回る水準です。

総合デベロッパーの中での年収ランキング

森ビルの年収を他社と比較すると、下表のとおりです。

 

企業名 平均年収 備考(単体種別)
三井不動産 1,856万円(*4) 事業会社単体
三菱地所 1,759万円(*5) 事業会社単体
東急不動産ホールディングス 1,320万円(*6) 持株会社単体
野村不動産ホールディングス 1,248万円(*7) 持株会社単体
森ビル 1,012万円(*1) 事業会社単体

 

※データ出典:各社の有価証券報告書(直近開示期)をもとに作成

 

三井不動産・三菱地所はいずれも事業会社単体の数値であり、持株会社単体の数値より比較しやすいといえます。

ただし、社員構成や報酬制度が異なるため、完全に同条件の比較ではありません。 

 

一方、東急不動産・野村不動産はいずれも持株会社体制に移行しており、有報の数値は持株会社単体の集計です。

実際に入社する事業会社の数値とは性質が異なるため、その点には注意が必要です。

過去の平均年収推移

森ビルの過去5期の平均年収推移は下表のとおりです。

 

決算期 平均年収 前期比
2022年3月期 878万円
2023年3月期 887万円 +9万円
2024年3月期 956万円 +69万円
2025年3月期 977万円 +21万円
2026年3月期 1,012万円 +35万円

 

※データ出典:有価証券報告書(各期)|森ビル株式会社(2026年8月時点)

 

直近5期の推移を見ると、森ビルの平均年収はほぼ一貫して右肩上がりで推移しています。

特に2024年3月期にかけて大きな伸びを見せており、その後も増加基調が続いています。

 

有報本文でも、2022年度から2025年度にかけて毎年ベースアップを実施した旨が記載されており、継続的な賃上げが平均年収の押し上げにつながっていると考えられます(*1)。

 

(*1)参照元:IRライブラリ|森ビル株式会社(2026年8月時点)
(*2)参照元:森ビルの「年収・給与制度」|OpenWork(2026年8月時点)
(*3)参照元:民間給与実態統計調査|国税庁(令和6年分)
(*4)参照元:IRライブラリ|三井不動産株式会社(2026年8月時点)
(*5)参照元:IRライブラリ|三菱地所株式会社(2026年8月時点)
(*6)参照元:IRライブラリ|東急不動産ホールディングス株式会社(2026年8月時点)
(*7)参照元:有価証券報告書等|野村不動産ホールディングス(2026年8月時点)

森ビルの年齢別・役職別の年収

20代・30代・40代・50代の年収目安

森ビルの年代別の年収は有価証券報告書には掲載されていません。

OpenWorkの口コミ集計によると、年齢別の推定年収は以下のとおりです(*2)。

 

年齢 推定年収 推定範囲
25歳 593万円 408万円~862万円
30歳 711万円 490万円~1,034万円
35歳 743万円 511万円~1,080万円
40歳 778万円 536万円~1,131万円
45歳 879万円 605万円~1,277万円

 

※データ出典:森ビルの「年収・給与制度」|OpenWork(2026年8月時点)

 

森ビルの年収を年代別に見ると、30歳時点で700万円を超え、その後45歳にかけて緩やかに増加していく傾向がうかがえます。

25歳から30歳にかけての伸びが比較的大きく、20代のうちから一定の水準が確保されやすいことが見て取れます。

 

一方で、35歳から40歳にかけての伸びは緩やかで、この年代では役職への登用状況によって差が生じやすいと考えられます。

役職別の年収目安

森ビルの役職別の年収は公式には開示されていません。

OpenWorkの口コミなどを踏まえると、以下のような目安が推測されます(*2)。

 

役職 対応年齢帯の目安 推定年収の目安
一般社員 20代 600万円前後
主任・リーダー 30代前半 700万円台
課長 30代後半~40代 900万円台
部長 40代後半以降 1,000万円超

 

※データ出典:OpenWorkの集計データと一般的な昇進年齢の目安を組み合わせて独自作成

 

実際の年収は、評価制度のもとでの昇格スピードや個人の成果・配属部署によって幅があるため、同じ役職でも年齢や在籍年数による差がある点にご留意ください。

一般的に、課長級以上への昇格が年収アップの大きな節目になっていると考えられます。

職種別の年収

森ビルの職種別の平均年収は下表のとおりです(*2)。

 

職種 平均年収 推定範囲 回答者数
企画 1,046万円 720万円~1,800万円 6人
総合職 827万円 450万円~1,200万円 18人
営業 786万円 500万円~1,100万円 14人
管理 608万円 400万円~800万円 6人

 

※データ出典:森ビルの「年収・給与制度」|OpenWork(2026年8月時点)

 

森ビルの職種別年収では企画職が最も高く、次いで総合職、営業職の順となっています。

管理部門はやや低めの水準ですが、回答者数が少ないことも影響していると考えられます。

開発・アセットマネジメントなど、事業の中核を担う職種ほど年収水準が高くなる傾向です。

森ビルの給与制度・賞与・評価制度

基本給・月給の仕組み

森ビルの基本給・月給は公式には開示されていませんが、OpenWorkの推定年収と年収構成比をもとに機械的に試算すると、以下のようになります。 

 

年齢 年収 基本給(月) 残業代(月) 賞与(年) その他
30歳 711万円 34万円 9万円 178万円 21万円
40歳 778万円 37万円 10万円 195万円 23万円

 

※データ出典:森ビルの「年収・給与制度」|OpenWork(2026年8月時点)

 

森ビルの年収内訳は基本給57%を占め、残業代が15%となっています(*2)。

 

なお、公式の新卒採用サイトによると、2027年4月入社予定の総合職初任給は大卒月給33万円・院卒月給36万円とされています(*8)。

これはあくまで新卒総合職の初任給であり、中途入社者や在籍社員全体の基本給水準を示すものではない点にご留意ください。

賞与(ボーナス)の支給額・支給回数

森ビルの公式求人情報によると、賞与は年2回(6月・12月)支給されます(*9)。

OpenWorkの年収内訳では、賞与が年収全体の約25%を占めており、基本給に次ぐ構成比となっています(*2)。

残業代・各種手当

森ビルの公式求人情報によると、残業代の取り扱いは以下のとおりです(*9)。

 

  • 提示年収には残業20時間分が含まれています。
  • 所定労働時間を超える時間外労働・深夜労働・休日労働については、別途残業代が支給されます。

 

住宅・家族関連の手当としては、以下の制度が用意されています(*10)。

 

<都心居住家賃補助制度>
都心での生活体験を通じた社員のクリエイティビティ・生産性・健康向上を目的として、会社が指定する地域の賃貸住宅に居住する場合の家賃を補助する制度です。

 

<企業年金制度>
ライフプランに合わせて受給開始年齢・受給期間を柔軟に選択できる制度です。

 

<選択型確定拠出年金制度>
企業年金とは別に、税制優遇のある確定拠出年金を利用できる制度です。

 

<財形貯蓄制度>
住宅財形・年金財形・一般財形の3種類が用意されています。

評価制度と年収アップの仕組み

森ビルは人事評価の具体的な評価項目・評価基準については、公式には開示していません。

昇進の詳細な要件についても同様に非公開ですが、新卒採用向けの公式サイトでは、昇給・賞与の基本的な仕組みとして以下が示されています(*11)。

 

  • 昇給:年1回
  • 賞与:年2回

 

年収アップにつながりやすい要素としては、公式サイトに以下の教育・資格支援制度が挙げられています(*11)。

 

<階層別研修>
後輩育成研修、ロジカルコミュニケーション研修など、入社年次に応じた段階的な研修制度

 

<資格取得支援>
宅地建物取引士、簿記3級、自衛消防技術認定、建築物環境衛生管理技術者、電気主任技術者などの取得を支援

 

<通信教育制度・語学研修制度>
自己啓発の支援も積極的に実施

 

これらの制度から、実務を通じた専門資格の取得やOJTによる知識習得が、キャリア形成・評価につながりやすいと考えられます。

 

(*8)参照元:募集要項 新卒採用|森ビル株式会社(2026年8月時点)
(*9)参照元:職群別募集要項 キャリア採用|森ビル株式会社(2026年8月時点)
(*10)参照元:働き方と制度について|森ビル株式会社(2026年8月時点)
(*11)参照元:MORIBUILDING BM RECRUIT|森ビル株式会社(2026年8月時点)

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森ビルの口コミ・評判から見る年収のリアル

給与に満足している口コミ

実際の口コミでは、次のような声が見られます(*2)。

 

“給与制度:あまり課題はないのではと思います。他社と比べても低いと思ったことはありません”
(業務管理・事務/在籍20年以上/新卒入社/女性)

 

“給与制度:良い方。家賃手で年間100万ほどもらっており、同世代と比較すると貰っている方だと思う。物価高に伴うベアアップもしっかりされる”
(企画/在籍5~10年/中途入社/女性)

 

※家賃補助の支給額や対象条件は個人によって異なり、口コミにある年間約100万円が全社員共通の支給額ではありません。 

 

これらの口コミからは、他社と比較しても遜色ない、あるいはそれ以上の水準だと感じている社員が多いことがうかがえます。

特に住宅関連の手当を含めた待遇や、物価上昇に応じたベースアップが実施されている点が、満足度の高さにつながっていると考えられます。

給与に不満を感じる口コミ

一方で、次のような声も見られます(*2)。

 

“課長手前まではほぼ全員年功序列で上がっていき、1000万円は超える。同業の上位二社が40代で1800万程度まで上がることを考慮すると、同業の中では低い方だと思う”
(営業/在籍10~15年/新卒入社/男性)

 

“給与制度:近年見直しが都度されているが特定職における給与体系はよいとは言えない。家賃補助やカフェテリアプラン等の福利厚生は総合職と同等であり大変よいと感じる”
(施設管理/在籍5〜10年/新卒入社/男性)

 

同業他社と比較した際の伸びしろに対する意見に加え、特定職では給与体系そのものへの改善要望も見られます。

一方で、家賃補助やカフェテリアプランといった福利厚生は総合職と同水準に整備されている点を評価する声もあり、給与体系と福利厚生とで評価が分かれる傾向がうかがえます。

働き方と年収のバランス

ワークライフバランスに関する口コミでは、以下のような声が散見されます(*2)。

 

“労働時間は所属する部署によって全く異なり、部署によっては忙しさに大きな差がある”
(コーポレート/在籍3年未満/新卒入社/男性)

 

“部署にもよるが、有休はとても取りやすい。フレックス制度もあり、自分と上司次第でかなり自由なライフスタイルを作れる”
(正社員/在籍5~10年/新卒入社/女性)

 

部署による業務量や忙しさの差を指摘する声がある一方、フレックス制度や有給休暇の取りやすさなど、働き方の柔軟性を評価する声も見られます。

年収水準の高さに加え、部署や上司との調整次第で裁量のある働き方がしやすい点がうかがえます。

森ビルへ転職した場合の想定年収

中途採用の年収レンジ

森ビルの中途採用サイトでは、下記のような年収レンジが個別に提示されています(*12)。

 

職種 年収レンジ
ビルマネジメント職群(施設管理) 530万円~1,150万円
リテール職群 400万円~800万円
サービス職群(文化施設運営) 480万円~800万円
アート職群(キュレーター) 520万円~960万円

 

※データ出典:職群別募集要項|森ビル株式会社(2026年8月時点)

 

森ビルへの中途入社直後の年収は、上表のように職種によって幅があり、専門性の高い施設管理職やキュレーター職ではレンジの上限が高く設定されている傾向です。

年収アップを狙いやすい職種

前述のとおり、専門性の高い職種ほどレンジの上限が高くなる傾向にあります。

求められる専門性は職種によって異なります(*12)。

 

ビルマネジメント職群(施設管理)
建築物環境衛生管理技術者などの専門資格や、施工管理の実務経験

 

アート職群(キュレーター)
国際的な現代アートに関する知見や、英語力(TOEIC800点以上)

 

こうした専門性の高さが、年収に反映されやすいと考えられます。

年収交渉のポイント

一般的に、オファー面談では前職の年収水準や担当していた業務の専門性が重視される傾向です。

そのため、前職での年収実績を具体的な数値で示せると、交渉における説得材料になりやすいと考えられます。

大規模プロジェクトのマネジメント経験や、不動産関連の専門資格(宅地建物取引士など)の保有は、評価されやすい経験の一つと考えられます。

 

(*12)参照元:職群別募集要項|森ビル株式会社(2026年8月時点

森ビルへの転職を成功させるポイント

求められる人物像

公式サイトの採用メッセージでは、開発から運営まで一気通貫で街づくりに関わる姿勢や、既成概念にとらわれず情熱をもって取り組む姿勢が強調されています。

また、現場でお客様と接するソフト面のスキルや、専門分野の異なる関係者と協業しながら高い質を追求する姿勢も重視される傾向です(*13)。

森ビルの理念に共感し、街を長期的な視点で育てていける人材が求められていると考えられます。

選考の流れ

森ビルでは、選考フローの詳細を公式には公開していません。

一般的な中途採用の流れとしては、書類選考で職務経歴やこれまでの実績が確認され、その後は複数回の面接を通じて志望動機や実務経験、カルチャーフィットが確認される流れが多いとされています。

内定後は、条件面談を経て入社日等の調整が行われるのが一般的です。

転職エージェントを利用するメリット

森ビルは選考フローや評価制度の詳細を公式には公開していないため、実際の選考基準や過去の傾向を個人で把握するのは容易ではありません。

こうした情報の非対称性を補う手段として、転職エージェントの活用が挙げられます。

エージェントを通じて、一般には公開されていない求人情報にアクセスできる場合があるほか、選考企業ごとの傾向を踏まえた面接対策のサポートを受けられる点もメリットです。

転職エージェントを活用するメリットについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

関連記事:転職エージェントを使うメリット|sincereed(2025年12月掲載)

 

(*13)参照元:求める人物像|森ビル株式会社(2026年8月時点)

森ビルの年収に関するよくある質問(FAQ)

Q. 森ビルの平均年収はいくらですか?

有価証券報告書によると、森ビルの平均年収は1,012万円(2026年3月期)です。全国平均を大きく上回る水準にあります。

Q. 森ビルはボーナスだけでどれくらい支給されますか?

OpenWorkの年収内訳では、賞与は年収全体の約25%を占めています。賞与は年2回(6月・12月)支給されます。

Q. 森ビルは中途入社でも年収アップできますか?

職種や経験によって想定年収は異なりますが、専門性の高い経験を持つ人材は中途入社でも高い評価を得やすいと考えられます。

Q. 森ビルと三井不動産・三菱地所では年収はどちらが高いですか?

有価証券報告書ベースでは、三井不動産・三菱地所の方が森ビルより高い水準にあります。ただし、各社で職種構成や社員構成が異なるため、単純な優劣とは言い切れません。

Q. 森ビルの評価制度は成果主義ですか?

口コミでは、名目上は絶対評価とされているものの、実態としては年功要素の強い運用がなされているとの声が多く見られます。

まとめ

森ビルは、有価証券報告書・口コミのデータで見ても全国平均を大きく上回る年収水準にあり、近年は右肩上がりの傾向が続いています。

年齢や役職、職種によって水準に幅はあるものの、専門性の向上により年収アップを狙いやすい環境が整っているといえます。

 

一方で、給与制度や評価の仕組みについては公式に開示されていない部分も多く、実際の待遇は口コミや募集要項などの確認が欠かせません。

転職を検討する際は、職種ごとの傾向を踏まえたうえで、ご自身の経験や専門性がどう評価されるかの見極めが大切です。

 

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