掲載日 ・ 2026/10/27

オムロン株式会社

オムロン株式会社:【制御機器事業】ハードウェアとソフトウェア・サービスを融合した次世代セーフティ事業を創るプロダクトマネージャ(コントローラ事業部)

非公開
京都府

オムロン

電気・電子

プロダクトマネージャー

会社名

オムロン株式会社

会社概要

オムロン株式会社は、1933年の創業以来、京都を拠点に世界中で事業を展開する電気機器メーカーです。

一般的には世界シェアNo.1を誇る「血圧計」などのヘルスケア企業として知られていますが、現在の売上の約45%は「工場の自動化(制御機器)」が占めており、実態は世界のモノづくりを支えるBtoBのリーディングカンパニーです。

同社の強みは「Sensing & Control + Think」というコア技術にあります。センサーで情報を読み取り、機器を正確に制御し、そこにAIなどの知恵を加える技術です。これらを武器に、労働力不足を解決する工場の自動化を中心とした制御機器、電子部品、駅の自動改札機や太陽光発電用パワーコンディショナーなどの社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。

また企業の特徴としては、ベンチャー精神あふれる「ソーシャルニーズの創造」です。「機械に出来ることは機械に任せ、人間はより創造的な分野で活動を楽しむべきである」、この経営理念をもとに、世界初の無人駅システムや、自動感応式信号機など、時代に先駆けて社会が必要とするシステムを生み出してきました。

現在は、以下の5つの柱で事業を展開しています。

1制御機器事業部(IAB):売上の約50%以上を占める
工場の自動化(ファクトリーオートメーション)を支えるセンサー、コントローラー、ロボットなどを製造。オムロンの稼ぎ頭であり、世界のモノづくり現場を支えています。

競合優位性(強み):多くの競合(キーエンスはセンサー最強、ファナックはロボット最強など)が特定分野に特化しているのに対し、オムロンは工場の自動化に必要なほぼすべての機器を持っています。
(具体例)Input(センサー):Logic(コントローラー):Output(モーター・リレー):Robot(ロボット):+Safety(安全機器)
これら自社製品同士を高度に連携(すり合わせ)させることで、他社製品を組み合わせるよりも高速・高精度な制御を実現できます。これを「i-Automation!」というコンセプトで展開しています。

また 単に機器を売るのではなく、「ペットボトルのラベルを高速でズレなく貼る装置の制御プログラム」といった、具体的な用途(アプリケーション)をセットで提供できるため、顧客は開発時間を大幅に短縮できます。

2電子部品事業
家電や自動車、スマートフォンの中に組み込まれる「リレー」や「スイッチ」などの部品を提供しています。

競合優位性(強み):家電やEV(電気自動車)の中で電気を制御する「リレー」という部品に強みを持っています。

特にEVや蓄電池向けの高電圧・大電流を安全に遮断する技術は難易度が高く、世界でも戦える数少ない企業の一つです。

3データソリューション事業部
4つのビジネスカンパニーが持つ現場データとJMDC社のケイパビリティを融合して、オムロングループ全体のビジネスモデルを進化させるとともに、社会的課題解決に繋がる成長事業を創造しています。

競合優位性(強み):制御機器を中心としたモノづくりを通じてオムロンが培ってきた事業やそれにまつわる知見、人財、顧客基盤といった資産と、データドリブンなソリューション事業を展開するJMDC社の強みを融合させていることが強みです。

4ヘルスケア事業
家庭用電子血圧計は世界シェアNo.1を誇ります。その他、体温計、体重体組成計、低周波治療器などを製造販売をしています。「ゼロイベント(脳・心血管疾患の発症ゼロ)」を循環器事業のビジョンに掲げています。

競合優位性(強み):家庭用血圧計で世界シェアNo.1(約50%)を有しています。

医療機器としての精度(Medical Accuracy): 「家庭で測ったデータは参考値」と見なされがちだった時代に、オムロンは「病院と同じ精度」にこだわり、医師が診断に使えるレベルの信頼性を確立しました。

また世界各国の医療機器認証(FDAなど)をクリアするノウハウと、現地の薬局・病院に入り込む販売ネットワークは、新規参入企業(例えばAppleやFitbitなどのIT大手)にとっても高い参入障壁となっており、継続して高いシェア率を担保しています。

5社会システム事業部
鉄道の自動改札機や券売機、道路の交通管制システムなど、社会インフラを支える事業です。
世界初の無人駅システム(自動改札機)を開発したのはオムロンです。

競合優位性(強み):日本全国の鉄道(改札機)や道路(信号)に既にオムロンの機器が入っているため、更新需要やメンテナンスにおいて圧倒的に有利です。

ポジション

【制御機器事業】ハードウェアとソフトウェア・サービスを融合した次世代セーフティ事業を創るプロダクトマネージャ(コントローラ事業部)

仕事内容

◆募集背景
製造現場では、人と機械・ロボットの協働拡大や安全関連法規の厳格化と技術者不足を背景に、安全性と生産性を同時に高める仕組みがこれまで以上に求められています。一方、機械安全は国際安全規格を読み解き、設計へ正しく反映する必要がある専門性の高い領域であり、設計者の負担や判断の難しさが大きな課題となっています。
私たちはこれまで、セーフティコントローラを中心としたハードウェアで安心して安全に働ける製造現場を支えてきました。今後はその強みを軸に、ソフトウェア、サービス、データ、AI等を組み合わせ、リスク分析、安全設計、プログラミング、機器選定、規格情報の反映をより簡単にする事業モデルへ進化させます。目指すのは、機械安全に取り組む顧客から最初に想起されるセーフティソリューションパートナーです。
この中長期構想を実現するには、既存商品の延長線上にとどまらず、自ら事業の将来像と戦略を描き、多様な関係者を巻き込みながら実現まで推進できる人財が必要です。次世代セーフティコントローラの事業推進継承と、ソフトウェア・サービスを含む新たな価値創造を加速するため、プロダクトマネージャを2名募集します。

◆担っていただきたい具体的な仕事内容
セーフティコントローラ領域のプロダクトマネージャとして、顧客課題の把握から商品・事業戦略の立案、企画開発、グローバル市場導入、上市後の事業拡大までを一貫して担っていただきます。
本ポジションは、決められた商品を企画するだけではありません。「セーフティ事業を今後どのように成長させるか」「顧客が難しいと感じている安全設計の課題をどう解決するか」を自ら構想し、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを組み合わせて事業として実現する役割です。

具体的には、以下の業務を担っていただきます。
1.顧客・市場・競合の把握
・国内外の顧客、販売会社、営業、SEとの対話を通じた課題・VOCの収集
・機械安全、機能安全、国際安全規格、技術・競合動向の把握
・顧客の設計プロセスや導入障壁を踏まえた重点課題と市場機会の特定

2.中長期の商品・事業戦略の立案
・セーフティコントローラの商品戦略、商品ロードマップ、事業計画の策定
・ハードウェア中心の事業から、ソフトウェア・サービスを融合した事業モデルへの変革
・安全設計支援、プログラミング支援、機器選定、規格情報活用等の新たな価値提案の企画
・売上、収益、価格、投資、事業リスクを踏まえた優先順位付け

3.商品・サービス企画と開発推進
・顧客価値、商品コンセプト、要求仕様、企画要件の定義
・開発、製造、品質、営業、販促、海外販売会社との合意形成
・企画開発プロセスにおける課題・リスク管理と意思決定の推進
・顧客検証、PoC、フィードバックを通じた企画の改善

4.グローバル市場導入と事業拡大
・海外販売会社と連携した上市計画、販売・販促戦略の立案と実行
・重要顧客案件への支援、市場導入後の採用拡大
・売上、収益、顧客採用状況を踏まえた継続的な事業改善

5.商品ライフサイクルと事業継承
・既存商品の改善、品質・供給・価格課題への対応
・設計変更、商品統廃合、生産中止、後継商品への移行計画
・社内の専門家から技術・顧客・安全思想を吸収し、次世代の商品・事業へ継承

◆具体的な仕事内容に対しての期待する成果
入社後は、セーフティコントローラ領域のプロダクトマネージャとして、既存事業の継承・成長と、新たな価値創造の両面を担っていただきます。
次世代セーフティコントローラの商品・事業を引き継ぎ、顧客・市場・技術・安全規格への理解を深めながら、商品・事業戦略の立案、開発推進、グローバル市場への導入、上市後の事業拡大までを一貫して推進していただきます。
さらに、ソフトウェア、サービス、データ、AIなどの新たな技術や知見を取り込み、顧客の安全設計をより簡単かつ確実にする新たな価値提案や事業モデルの創出に取り組んでいただきます。
顧客・市場・競合の事実を起点に自ら戦略を描き、開発、製造、品質、営業、海外販売会社など多様な関係者を巻き込みながら、構想を具体化し、実行へとつなげることを期待しています。最終的には、顧客の安全設計・導入負荷の軽減と、セーフティコントローラ事業の持続的な売上・収益拡大を目指していただきます。

◆使用する開発言語・ソフト・装置/機器等
・セーフティコントローラ、PLC、産業用ネットワーク等のFA機器
・安全設計・プログラミング支援ソフトウェア、Webアプリケーション
・Microsoft 365(PowerPoint、Excel、Word、Teams、Outlook)
・市場・業績分析ツール、BIツール
・プロジェクト管理、課題管理、顧客情報管理ツール

※本ポジションは商品・事業企画とプロジェクト推進が中心です。プログラミング経験は必須ではありません。

◆業界動向と自社事業の特徴
機械安全の領域では、国際安全規格を理解し、設備や機械ごとに適切な安全設計へ落とし込む必要があります。しかし、規格に具体的な答えがすべて示されているわけではなく、設計者は判断の難しさや専門人財不足に直面しています。そのため、機器の性能だけでなく、安全設計、プログラミング、機器選定、規格情報の活用を簡単にするソフトウェア・サービスへの期待が高まっています。
当社は、セーフティコントローラをはじめ、センサ、ドライブ、通常制御のコントローラ等を幅広く有しています。安全制御と通常制御を連携させ、機器、ソフトウェア、サービスを組み合わせられることが強みです。これまで蓄積してきた安全設計・規格・顧客知見をデジタル化し、誰もがより簡単にかつ信頼性の高い安全を実現できる世界を目指しています

求める経験・スキル

◆必須条件【経験】
以下①②いずれかの経験をお持ちの方。
➀FA機器、制御機器、産業機器、ロボット、装置等における商品企画、事業企画、プロダクトマネジメント経験
➁FA、機械安全、機能安全に関わるS/W、H/W開発、SE、技術営業、ソリューション提案経験のいずれかがあり、顧客課題を起点に、複数部門を巻き込んで商品・サービスまたはプロジェクトを推進した経験 
※プロダクトマネージャの肩書は必須ではありません。

◆必須条件【スキル】
・顧客・市場・競合の情報を整理し、解決すべき課題と提供価値を構造化する力
・自ら事業や商品の将来像を構想し、戦略・ロードマップとして言語化する力
・開発、製造、品質、営業、海外販売会社等の多様な関係者との合意形成・推進力
・収益性や投資対効果を踏まえ、事業として優先順位を判断する基礎的な数値感覚
・英語での業務に抵抗がなく、伝える努力をしながら海外関係者と連携する意欲

◆歓迎条件
・機械安全、機能安全、リスクアセスメント、安全規格に関する知識または実務経験
・セーフティコントローラ、PLC、産業用ネットワーク、ドライブ、ロボット等の知識
・セーフティアセッサ、セーフティリードアセッサ等の資格
・制御機器または装置の開発、システム設計、商品企画経験
・ソフトウェア、Webアプリケーション、SaaS、AI、データ活用を用いた商品・サービス企画経験
・新商品、新規事業、ビジネスモデル変革の立ち上げ経験
・海外市場向けの商品企画、販売支援、海外拠点との協働経験
・P/L、価格、原価、投資採算等の基本的な財務知識

◆歓迎する人物像
・事業成長に強い意思を持ち、自ら実現したい構想を描ける方
・顧客・市場の事実から課題を定義し、戦略と実行計画をつくれる方
・構想を示すだけでなく、多様な関係者を巻き込み、実現まで粘り強く推進できる方
・技術や安全規格を尊重しつつ、商品単体ではなく顧客価値と事業全体で判断できる方
・未知の領域を学び、新しい技術やビジネスモデルを積極的に取り込める方
・海外関係者に対しても、語学の完成度にとらわれず自分の意見を伝え、対話できる方

労働条件

雇用形態

正社員

年収

非公開

勤務地

京都府

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