TOTOへの転職、気になる評判・口コミは?
TOTOへの転職をお考えの方の中には、評判や口コミが気になる方も多いのではないでしょうか。口コミは本当なのか、自分がイメージする仕事は出来るのか、そもそもTOTOへ転職すべきなのか、など不安な点も多いかと思います。
そこで本記事では、他サイトで寄せられた実際の口コミをもとに、TOTOの実態を解説していきます。転職活動で押さえておきたいポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
TOTOの口コミ・評判は?
企業文化、会社としての強み、福利厚生や社内制度、女性の働き方、ワークライフバランス・働き方、の5つに分けて実際に見ていきましょう。
企業文化
- 風通しはとても良い。全体的に優しい社員が多く、不明点などはすぐに解決できる環境が整っている。社員間のコミュニケーションも活発で、社内でのゴルフコンペや釣りなど比較的近い距離で接することができる。(営業/男性/在籍3年未満)
- コンプライアンス意識や法令順守、個人情報保護などの意識が極めて高い会社だと感じる。定期的な研修やeラーニング等もあり、社会的な法令順守を優先して考える社風が浸透している。また社員同士の仲が良く、転勤異動者や退職者とも継続してコミュニケーションを取っているケースが多い。(営業/男性/在籍16~20年)
- 古き良き日系企業のイメージ。業界的にも変化が少ないので、のんびりした雰囲気がある。(企画/男性/在籍21年以上)
TOTOの企業文化としては「社員同士の仲の良さ」「良い人、優しい人が多い」という声が多く見られました。
TOTOの初代社長から引き継がれた言葉に「どうしても親切が第一」という言葉があります。その言葉を歴代社長が引き継ぎ、今でも大切にされている考え方です。社員同士や取引先に対しても「親切」を心がける文化が浸透しています。良い人、優しい人が多いのはこうした背景があるのかもしれません。
一方で「慎重な社風」「安定志向の社員が多い」という声も一部見られました。創業100年の歴史を積み重ねてきた企業なので、新設企業と比較するとそのように感じる方もいるかもしれません。しかし100年という長い時間の中で、逆境に抗いながらも成長を続けてきた企業であることは確かです。新しい技術や製品の開発を続けていたり、最近では後発事業であるセラミック事業での売り上げが急増していたりと、会社として常に成長を続けていると言えるでしょう。
会社としての強み
- 商品力は高い。品質やデザインなど、ものづくりへのこだわりがある。特にトイレやお風呂に関しては国内シェアも高く自信を持って販売できる。(営業/男性/在籍11~15年)
- 徹底的に品質主義。自社で研究開発も行っており、製品への信頼度を第一にしている。そのため、競合他社と比較しても製品の品質は良いと感じる。(企画/男性/在籍3年未満)
- 国内の住宅着工が減ることもあり、国内事業は縮小していくことは明白だと思うが、セラミック事業や海外展開なども続けていて何十年後かもある会社だと思う。(営業/男性/入社3年未満)
- 海外での水回りの販売比率が今後増えていくことが予想される。例えば、まだまだアフリカ、ロシア他未開拓の地域があり、事業展開として発展することが予想される。(営業/男性/在籍16~20年)
- 持続可能な社会に向けた取り組みにも積極的であり、環境に配慮した製品の開発や、CO2削減など社会的責任を果たす活動にも積極的に取り組んでいる。(インテリアコーディネーター/女性/在籍11~15年)
TOTOの会社としての強みでは「品質の良さ」「セラミック事業」「海外展開」「SDGs」を挙げる声が多く見られました。
まず何より、品質には圧倒的な信頼感があると言えます。社是でも「良品と均質」を掲げており、企業理念の1つにも「たゆまぬ研究開発により、質の高い商品とサービスを提供します」という言葉があります。衛生陶器は焼き物のため、製造過程で形状が歪みやすかったり、温度や湿度の影響で出来具合が変わりやすいという特徴があります。また毎日使うものであり、漏水などの不具合があると消費者に多大なるご迷惑をお掛けしてしまうという背景から、絶対に不良品をお渡ししてはいけないという意識のもと「均質」が社是として掲げられたそうです。
またTOTOはSDGsにも積極的です。気候変動などの影響により世界中で水資源の枯渇が深刻化していることを受けて、水回り商品を提供する企業として積極的に取り組んでいるのが節水機能を追求した商品開発です。その他にも省エネ機能を伴う商品の開発、配送トラック削減によるCO2の削減など、様々な取り組みを行っております。
福利厚生や社内制度
- 住宅補助は充実していると思う。保養所などもあり家族も利用することができる。(営業/男性/在籍21年以上)
- カフェテリア制度や保養所の利用ができる。大企業だけあって、福利厚生は充実している。(アドバイザー/女性/在籍6~10年)
- 会社の事業として水回り全般の製品の製造・販売をしていることから、トイレや手洗い全般はどこの拠点でも基本的には最新のものが入っていることが多い。(営業/男性/在籍16~20年)
全体的に、福利厚生にはポジティブな声が多く見られました。オフィス内のトイレなど、水回りが綺麗なのもありがたいですね。
TOTOの福利厚生は主に下記のようなものがあります。
・住宅補助
・カフェテリアプラン
・持ち株会制度
・退職金
・保養所利用
・産休育休制度(プラチナくるみん取得企業)
ただし雇用形態や職種により異なる可能性もあるため、選考を受ける場合は何が適応されるのか確認することをおすすめします。
女性の働き方
- 女性管理職の登用に関しては、男性管理職との均衡が取れるまでの間は、各部門ごとに女性管理職の登用の具体的な育成計画を策定推進している。またあわせて、女性特有の働き方をサポートする人事制度が充実しているので、女性がとても働きやすい企業だと思う。(管理部門/男性/在籍21年以上)
- 部署によるが有休が取りやすく、子どもの病気の際に突発的な休みも取りやすいので働きやすいと思う。産休、育休制度や復帰時のフォロー体制も充実している。(営業事務/女性/在籍3~5年)
- 女性も多く働いているし、女性の管理職登用を進めているような感じはある。育休などもしっかり取ることができる。男性でも育休を取得している人もいて、職場の方も勧めてくれるような環境。(営業/女性/在籍3年未満)
TOTOの女性の働き方は「女性管理職の登用に積極的」「育休や産休の取りやすさ」などを筆頭に、女性が働きやすい環境を挙げる内容が多くありました。
女性の管理職登用に関しては、日本国内グループ会社で2026年度までに女性管理職比率21.5%を目標(2024年度目標:20.5%)に、女性総合職社員の継続的な採用を進めるほか、女性社員活躍支援とスキルアップを目的として、さまざまな女性社員の階層別プログラムも実施しています。
2022年度から「女性特有の健康課題」についても正しく理解をするため、TOTO日本国内グループ全社員へのe-ラーニングを実施しました。社内に女性の健康相談窓口および両立支援相談窓口を開設し、さらなる女性活躍をすすめています。TOTO日本国内グループの女性管理職数は、2018年から2023年の6年間で1.7倍 に増進しています。
また、子育てサポート企業として厚労省より「プラチナくるみん」の認定も取得しています。男性社員の育児休業取得にも積極的で、2023年度実績は73.2%でした。2026年度までに85%の目標を掲げ、育児休業取得希望者が安心して取得できるように取り組んでいます。
ワークライフバランス・働き方
- 有休は取りやすい。また残業が減るようなシステムを作ってくれている。(ショールームアドバイザー/女性/在籍3~5年)
- 全社的にフレックスや有休消化の推進が強く、プライベートの時間が確保できるようになっている。また10年ごとにフレックス休暇があり、まとまった休みを取得できる。一方で部署によっては土日開催のショールームイベントへの参加があるので、働き方は配属先次第で変わってくると思う。(営業/男性/在籍3年未満)
- 有休はいつでも取れると思う。在宅している人はちらほらいるが、基本的にはしにくい雰囲気。(企画/男性/在籍3~5年)
- 子育て中の方は、日によって在宅勤務をしている人が多い。勤務時間をずらして、早朝に在宅勤務して出社し、早めに退社するという人もいる。お子さんがいる方にとってはとても働きやすいのではないかと思う。(営業事務/女性/在籍3年未満)
TOTOのワークライフバランス・働き方に関しては「有休の取りやすさ」「長期休暇の取りやすさ」というポジティブな声と、「在宅勤務はしづらい」「副業ができない」といったネガティブな声がありました。ただ在宅勤務に関しては職種や状況によって異なるようなので、選考を受ける場合は都度確認すると良いでしょう。
実際にTOTOでは社員のワークライフバランスを推進しており、月間平均時間外・休日労働時間は2023年度16.4時間、有休取得率は95.6%でした。※TOTOグループ(日本)の正社員・契約社員
また時間休暇、半日休暇、入社後10、20、30、40年勤続した社員を対象にしたリフレッシュ休暇、フレックスタイム制など、多様な働き方を推進する制度も用意されています。
TOTOの会社概要
社名 | TOTO株式会社(TOTO LTD.) |
創立 | 1917年(大正6年)5月15日 |
資本金 | 355億7,900万円 |
営業品目 | <住宅設備機器> 衛生陶器(大便器、小便器、洗面器、手洗器など) システムトイレ 腰掛便器用シート(ウォシュレットなど) 水まわりアクセサリーなど 浴槽 ユニットバスルーム 水栓金具(各種給水栓、排水金具など) システムキッチン、洗面化粧台 マーブライトカウンター 浴室換気暖房乾燥機 環境建材(タイル、建材など) 福祉機器 など<新領域事業商品> セラミック(ファインセラミックスなど) |
代表取締役 | 代表取締役 会長 兼 取締役会議長 喜多村 円
代表取締役 社長執行役員 清田 徳明 代表取締役 副社長執行役員 白川 敬 |
連結従業員数 | 35,027名
(2024年3月現在) *契約社員・派遣社員を含む |
本社所在地 | 〒802-8601 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1 |
TOTOのコーポレートメッセージ
コーポレートメッセージに込められているのは、「国民の生活文化を向上させたい」「健康で文化的な生活を提供したい」という創業者の強い想い。脈々と受け継がれてきたこの想いは、現在も変わることなく常にお客様目線でものづくりの質にこだわり、水まわりを中心とした様々な生活文化を創造してきました。
≪あしたを、ちがう「まいにち」に。≫
「健康で文化的な生活を提供したい」
創業以来の想いを胸に、私たちはさまざまな取り組みを続けていきます。
すべては、お客様と社会から信頼される企業であるために。
未来へ続く「あした」へ、人や地球を想うやさしさで、
今までとは「ちがう」価値観を生み出し、
世界の人に期待を超える「まいにち」を届けたい。
TOTOグループ全員の力で実現していきます。
TOTOの理念体系
TOTO創業者・大倉和親の想いが今でも受け継がれ、理念体系としてTOTOグループの活動の根底となっています。
本記事でご紹介した社是や企業理念、中長期経営計画についても、こちらに記載しています。
≪グループ共有理念≫
将来にわたって引き継いでいくもの、つまり『心』。
「社是」「TOTOグループ企業理念」「TOTOグループ企業行動憲章」から成り立っています。こちらでは「社是」と「TOTOグループ企業理念」をご紹介します。
◆社是
創立者の思想を後世に伝えていくための言葉。TOTOグループの活動の根底に流れる普遍的な思想です。
「愛業至誠」※
・良品と均質
・奉仕と信用
・協力と発展
※愛業至誠・・・「奉仕の精神でお客様の生活文化の向上に貢献し、一致協力して社会の発展に貢献する」という決意を表す言葉
◆TOTOグループ企業理念
「社是」が伝えようとしている思想を基本とし、すべてのステークホルダーに対して、「企業としての存在目的」「事業領域」「在りたい姿」を示しています。
私たちTOTOグループは、社会の発展に貢献し、世界の人々から信頼される企業を目指します。
そのために
・水まわりを中心とした、豊かで快適な生活文化を創造します。
・さまざまな提案を通じ、お客様の期待以上の満足を追求します。
・たゆまぬ研究開発により、質の高い商品とサービスを提供します。
・限りある資源とエネルギーを大切にし、地球環境を守ります。
・一人ひとりの個性を尊重し、いきいきとした職場を実現します。
≪事業活動ビジョン≫
その時代における進むべき方向性、つまり『体の動かし方』。
「ビジョン」「ミッション」「中・長期経営計画」から成っています。
◆ビジョン
“強く・明るく・美しい会社”を目指して
強く
お客様視点に立って、世界のどの会社にも負けない事業体質やブランドをもつ“強い会社”を目指します。
明るく
TOTOで働く皆さんが生きがい・やりがいを感じ、お客様とも十分なコミュニケーションが図れる“明るい会社”を目指します。
美しい
高い倫理観をもって、社会から絶対的な支持を受けることができる透明性のある“美しい会社”を目指します。
◆ミッション
3つのミッションを通して、コーポレートメッセージである”あしたを、ちがう「まいにち」に。”を実現します。
・みんなのまいにちを、きれいに快適に。
TOTOがつくるもの。それは、みんながまいにち使うもの。
どんな人が使っても、ライフステージが変化しても、
きれいで快適な時間と空間を届けていきます。
・まいにちを、環境にやさしい暮らしへ。
TOTOがつくるもの。それは、水と深く関わるもの。
快適な生活と環境にやさしい暮らしの両立を、
さまざまな国・地域で実現していきます。
・いつでもいつまでも、人とのつながりを大切に。
TOTOがつくるもの。それは、一生おつき合いが続くもの。
いつもお客様に寄り添い、期待以上の価値を提案し、
人とのつながりを大切にしていきます。
◆中・長期経営計画
共通価値創造戦略 TOTO WILL2030
TOTOグループは、2050年の持続可能な社会、カーボンニュートラルの実現に貢献し、すべての人に健康で快適な暮らしを提供することを目指します。
そのために、「社会・地球環境への貢献」「きれいで快適・健康な暮らしの実現」を目指し、2021年度から始まる10カ年の共通価値創造戦略 TOTO WILL2030を策定しました。
重要であるマテリアリティを「きれいと快適・健康」「環境」「人とのつながり」として、サステナビリティ経営を推進し、地球環境に負荷をかけず豊かで快適な未来社会を実現するとともに、経済的成長の実現を目指します。
これらの取り組みによって、WILL2030を通じて、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」にも貢献していきます。
TOTOへの転職をお考えの方へ
TOTOへの転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
TOTOへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。