TOTOの働き方とは?
TOTO株式会社は、ウォシュレットをはじめとした高品質な水まわり製品で世界的な評価を得ている住宅設備機器メーカーです。
創業100年以上の歴史を持ち、国内外で事業を展開し、サステナビリティやカーボンニュートラルを目指した取り組みも積極的に推進しています。
今回は、公式サイトや転職口コミサイトの情報をもとに、TOTOの勤務時間・休日休暇・制度などの働き方についてご紹介していきます。
TOTOの福利厚生・制度について
TOTOの福利厚生制度は、社員の生活の質の向上と、多様な人材が活躍できる環境を整えることを目指しています。
休暇制度
年間休日123日に加え、リフレッシュ休暇やボランティア休暇、介護・育児休業など、多様なライフイベントに対応した休暇が整備されています。
有給休暇の取得も奨励されており、長期休暇も取りやすい環境です。
健康と保険制度
健康保険・厚生年金などの社会保険はもちろん完備されています。さらに、健康診断や予防接種の費用も会社負担で行われます。
カフェテリアプランにより、社員は自身に合った福利厚生メニューを選択でき、保養所の利用なども可能です。
手当と賞与
通勤手当、時間外手当、休日手当などの支給があり、待遇面での充実が図られています。さらに、賞与は年2回(6月・12月)支給され、モチベーション向上につながります。
退職金と財産形成
退職金制度が用意されており、長期勤務者にとって大きな魅力です。また、従業員持株会など、財産形成を支援する制度も提供されています。
住宅支援と社宅制度
・住宅補助:独身者と家族持ちの社員に対して異なる額の家賃補助が支給され、最大で家賃の8割が会社負担となるケースもあります。
・社宅の提供:特定の地域では、社宅制度も利用可能で、転勤者などの負担を軽減します。
福利厚生や社内制度についての口コミ
- 住宅補助は充実していると思う。保養所などもあり家族も利用することができる。(営業/男性/在籍21年以上)
- カフェテリア制度や保養所の利用ができる。大企業だけあって、福利厚生は充実している。(アドバイザー/女性/在籍6~10年)
- 会社の事業として水回り全般の製品の製造・販売をしていることから、トイレや手洗い全般はどこの拠点でも基本的には最新のものが入っていることが多い。(営業/男性/在籍16~20年)
全体的に、福利厚生にはポジティブな声が多く見られました。オフィス内のトイレなど、水回りが綺麗なのもありがたいですね。
ただし雇用形態や職種により異なる可能性もあるため、選考を受ける場合は何が適応されるのか確認することをおすすめします。
ワークライフバランス・働き方に関する口コミ
- 有休は取りやすい。また残業が減るようなシステムを作ってくれている。(ショールームアドバイザー/女性/在籍3~5年)
- 全社的にフレックスや有休消化の推進が強く、プライベートの時間が確保できるようになっている。(営業/男性/在籍3年未満)
- また10年ごとにフレックス休暇があり、まとまった休みを取得できる。一方で部署によっては土日開催のショールームイベントへの参加があるので、働き方は配属先次第で変わってくると思う。(営業/男性/在籍3年未満)
- 有休はいつでも取れると思う。在宅している人はちらほらいるが、基本的にはしにくい雰囲気。(企画/男性/在籍3~5年)
- 子育て中の方は、日によって在宅勤務をしている人が多い。勤務時間をずらして、早朝に在宅勤務して出社し、早めに退社するという人もいる。お子さんがいる方にとってはとても働きやすいのではないかと思う。(営業事務/女性/在籍3年未満)
TOTOのワークライフバランス・働き方に関しては「有休の取りやすさ」「長期休暇の取りやすさ」というポジティブな声と、「在宅勤務はしづらい」「副業ができない」といったネガティブな声がありました。ただ在宅勤務に関しては職種や状況によって異なるようなので、選考を受ける場合は都度確認すると良いでしょう。
実際にTOTOでは社員のワークライフバランスを推進しており、月間平均時間外・休日労働時間は2023年度16.4時間、有休取得率は95.6%でした。※TOTOグループ(日本)の正社員・契約社員
また時間休暇、半日休暇、入社後10、20、30、40年勤続した社員を対象にしたリフレッシュ休暇、フレックスタイム制など、多様な働き方を推進する制度も用意されています。
女性の働き方について
- 女性管理職の登用に関しては、男性管理職との均衡が取れるまでの間は、各部門ごとに女性管理職の登用の具体的な育成計画を策定し推進している。またあわせて、女性特有の働き方をサポートする人事制度が充実しているので、女性がとても働きやすい企業だと思う。(管理部門/男性/在籍21年以上)
- 部署によるが有休が取りやすく、子どもの病気の際に突発的な休みも取りやすいので働きやすいと思う。産休、育休制度や復帰時のフォロー体制も充実している。(営業事務/女性/在籍3~5年)
- 女性も多く働いているし、女性の管理職登用を進めているような感じはある。育休などもしっかり取ることができる。男性でも育休を取得している人もいて、職場の方も勧めてくれるような環境。(営業/女性/在籍3年未満)
TOTOの女性の働き方は「女性管理職の登用に積極的」「育休や産休の取りやすさ」などを筆頭に、女性が働きやすい環境を挙げる内容が多くありました。
女性の管理職登用に関しては、日本国内グループ会社で2026年度までに女性管理職比率21.5%を目標(2024年度目標:20.5%)に、女性総合職社員の継続的な採用を進めるほか、女性社員活躍支援とスキルアップを目的として、さまざまな女性社員の階層別プログラムも実施しています。
2022年度から「女性特有の健康課題」についても正しく理解をするため、TOTO日本国内グループ全社員へのe-ラーニングを実施しました。社内に女性の健康相談窓口および両立支援相談窓口を開設し、さらなる女性活躍をすすめています。TOTO日本国内グループの女性管理職数は、2018年から2023年の6年間で1.7倍 に増進しています。
また、子育てサポート企業として厚労省より「プラチナくるみん」の認定も取得しています。男性社員の育児休業取得にも積極的で、2023年度実績は73.2%でした。2026年度までに85%の目標を掲げ、育児休業取得希望者が安心して取得できるように取り組んでいます。
企業文化について
働き方は制度だけではなく、従業員の雰囲気や企業文化により変化します。
企業文化に関する口コミも見てみましょう。
- 風通しはとても良い。全体的に優しい社員が多く、不明点などはすぐに解決できる環境が整っている。(営業/男性/在籍3年未満)
- 社員間のコミュニケーションも活発で、社内でのゴルフコンペや釣りなど比較的近い距離で接することができる。(営業/男性/在籍3年未満)
- コンプライアンス意識や法令順守、個人情報保護などの意識が極めて高い会社だと感じる。(営業/男性/在籍16~20年)
- 定期的な研修やeラーニング等もあり、社会的な法令順守を優先して考える社風が浸透している。また社員同士の仲が良く、転勤異動者や退職者とも継続してコミュニケーションを取っているケースが多い。(営業/男性/在籍16~20年)
- 古き良き日系企業のイメージ。業界的にも変化が少ないので、のんびりした雰囲気がある。(企画/男性/在籍21年以上)
TOTOの企業文化としては「社員同士の仲の良さ」「良い人、優しい人が多い」という声が多く見られました。
TOTOの初代社長から引き継がれた言葉に「どうしても親切が第一」という言葉があります。その言葉を歴代社長が引き継ぎ、今でも大切にされている考え方です。社員同士や取引先に対しても「親切」を心がける文化が浸透しています。良い人、優しい人が多いのはこうした背景があるのかもしれません。
一方で「慎重な社風」「安定志向の社員が多い」という声も一部見られました。創業100年の歴史を積み重ねてきた企業なので、新設企業と比較するとそのように感じる方もいるかもしれません。
しかし100年という長い時間の中で、逆境に抗いながらも成長を続けてきた企業であることは確かです。新しい技術や製品の開発を続けていたり、最近では後発事業であるセラミック事業での売り上げが急増していたりと、会社として常に成長を続けていると言えるでしょう。
TOTO 会社概要
社名 | TOTO株式会社 |
本社所在地 | 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1 |
代表者 | 代表取締役 会長 兼 取締役会議長 喜多村 円
代表取締役 社長執行役員 清田 徳明 代表取締役 副社長執行役員 白川 敬 |
設立 | 1917年(大正6年)5月15日 |
資本金 | 355億7,900万円 |
従業員数 | 35,027名 *契約社員・派遣社員を含む |
経営理念
TOTOの企業理念は、「社会の発展に貢献し、世界の人々から信頼される企業を目指す」という強い使命感に基づいています。これを実現するため、TOTOは以下のような方針を掲げています。
豊かで快適な生活文化の創造
TOTOは水まわり製品を通じて、暮らしを豊かで快適にすることを目指しています。顧客にとって新しい価値を提供し、期待を超える満足を追求します。
環境保護への取り組み
限りある資源やエネルギーを大切にする姿勢を持ち、地球環境を守ることにも力を入れています。
イノベーションと品質の追求
たゆまない研究開発を通じて、質の高い商品とサービスを提供することが企業活動の柱です。
多様性の尊重と働きやすい職場の実現
社員一人ひとりの個性を尊重し、多様性を受け入れることで、いきいきと働ける職場を目指しています。
このように、TOTOは「社会貢献」「環境保護」「顧客満足」という柱のもと、持続可能な社会の実現に向けた活動を展開しています。また、創業以来、「愛業至誠」(お客様と社会への奉仕を通じて社会の発展に貢献する)という精神が受け継がれており、これは企業活動の根幹を支える信念となっています。
TOTOの事業内容
TOTOの事業内容は主に「住宅設備機器」と「新領域事業」に分かれています。
住宅設備機器事業
TOTOの中核となるこの分野では、家庭用から商業用まで幅広い製品を提供しています。具体的な製品には以下が含まれます:
衛生陶器:大便器、小便器、洗面器、手洗い器など
ウォシュレット:TOTOの代表的な製品で、腰掛便器用の洗浄シートです
浴槽・ユニットバスルーム:自宅向けやホテル向けの高品質バス製品
水栓金具:キッチンや浴室、洗面台の蛇口や排水金具
システムキッチン・洗面化粧台:家庭用水回り全般の設備
環境建材と福祉機器:タイル、バリアフリー設計の商品群も展開しています。
新領域事業
TOTOは従来の住宅設備に加え、新素材であるファインセラミックスの製造・提供も行っています。この分野では、セラミック製品を活かした工業部品や医療機器の開発も進んでいます。
グローバル展開
TOTOは、日本国内にとどまらず、アジア、欧州、北米など世界各地で事業を展開しています。各市場のニーズに合わせた製品提供により、グローバル企業としての地位を強化しています。
TOTOへのご転職をお考えの方へ
TOTOへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
TOTOへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。