サイバーエージェントの社風・カルチャーは?
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サイバーエージェントへ転職をお考えの方で、カルチャーについて気になる方は多いのではないでしょうか。
カルチャーの理解は、選考プロセスにおいて重要になってきます。カルチャーとは、その企業が大切にする価値観、行動規範、組織内の雰囲気を指します。このカルチャーを理解することは、自分がその企業に適応できるかどうかを見極める重要な要素です。
カルチャーが自分の価値観や働き方と合っているかを確認することで、長期的な成功に繋がります。反対にカルチャーが合わないと感じた場合、入社後にストレスを感じたり、モチベーションが低下する可能性もあるでしょう。
また選考においては、カルチャーを理解し、それに沿ったエピソードや行動を示すことで、自身のコミットメントをアピールすることができます。企業にとって、カルチャーフィットする人財は、企業の成長の達成に大きく貢献できると考える採用担当者が多いため、非常に魅力的に映るでしょう。
ここでは、サイバーエージェントのカルチャーについてご紹介していきます。企業研究の1つとして参考にしてみてください。
サイバーエージェントのパーパス・バリュー
サイバーエージェントの社風・カルチャーをご紹介する前に、パーパスやバリューについて見ていきましょう。パーパスやバリューとは、企業の価値観・価値基準のことで、業務をしていく上で重要な行動指針となるため、社風・カルチャーを構成する重要な要素になります。
選考においても、これまでの経験や志向性がこのパーパスやバリューに即しているかがポイントになってくるため、必ず抑えておきましょう。
Purpose
新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する
あらゆる産業のデジタルシフトに貢献する
新しい未来のテレビABEMAを、いつでもどこでも繋がる社会インフラに
テクノロジーとクリエイティブの融合で世界に挑戦する
年功序列を排除し、21世紀型の日本的経営を体現する
時代の変化に適合し、グローバルカンパニーを目指す
インターネットを通じて日本を元気に
Value
21世紀を代表する会社を創る
インターネットという成長産業から軸足はぶらさない。
ただし連動する分野にはどんどん参入していく。
オールウェイズFRESH!
能力の高さより一緒に働きたい人を集める。
採用には全力をつくす。
若手の台頭を喜ぶ組織で、年功序列は禁止。
スケールデメリットは徹底排除。
迷ったら率直に言う。
有能な社員が長期にわたって働き続けられる環境を実現。
法令順守を徹底したモラルの高い会社に。
ライブドア事件を忘れるな。
挑戦した敗者にはセカンドチャンスを。
クリエイティブで勝負する。
「チーム・サイバーエージェント」の意識を忘れない。
世界に通用するインターネットサービスを開発し、グローバル企業になる。
サイバーエージェントの社風・カルチャー
上記のバリューを踏まえ、サイバーエージェントにはどんな社風・カルチャーがあるのか、4つのポイントに絞ってご紹介します。
素直でいいやつ
サイバーエージェントの採用基準は“素直でいいやつ”。優秀でも、頑固でチームワークにそぐわない人は、基本採用されません。もちろん例外もありますが、スピードの速いインターネット業界で活躍するには素直に柔軟に対応していく力が求められます。
成長は「抜擢」から始まる
サイバーエージェントには「抜擢文化」と呼ばれる、若手が育つ文化があります。「1.抜擢」「2.決断」「3.失敗」「4.学習」の4つのステップからなる「自走サイクル」が根幹にあります。このサイクルがぐるぐると回転する環境をマネジャーが意識的につくることによって、若手の成長が促進されるという仕組みです。
ただ、経験の少ない若手に重要な役割を任せることには一定のリスクが伴います。せっかく抜擢したのに、失敗のリスクに対する不安から上司があれこれ口出しをしてしまい、いつのまにか本人の「決断」の機会を奪ってしまっているケースもあるでしょう。これらのリスクに対応しながら若手を抜擢するために、やればチームにとってプラスになるがまだ取り組めていないことを任せることでうまくケアしています。
スピード感と実行力
迅速な意思決定と高い実行力は、サイバーエージェントの競争力の源泉です。市場の変化に即応し、迅速に行動に移すことが求められます。このスピード感は、社員一人一人の自律的な行動を促進し、サイバーエージェント全体の動きを加速させています。
チーム・サイバーエージェント
サイバーエージェントでは、会社というのはそもそも一人じゃできない事をみんなでやるために設立されたものだという意識が根底にあります。そのため、個人単位、局単位じゃなく会社で目標を達成しようという雰囲気はあります。どの案件も、チームで取り組む。その上で、局、本部、分掌ごとの目標数値がある。それに向けて一体となって取り組む意識があります。すごく忙しくなるタイミングもあるんですけど、そういう時は上司や先輩社員が助けてくれる文化は、どの局にも共通しています。
サイバーエージェントの環境
紹介してきた社風・カルチャーは、どんな環境で生まれているのでしょうか。キャリア形成・育成制度・評価制度の3つの観点でご紹介します。
キャリア形成の機会
成長意欲が高い方が多いサイバーエージェントですが、それを後押しするのが社員が自己成長・自己実現できるキャリア形成の機会の豊富さです。
・GEPPO
毎月1回、社員のコンディションやキャリア志向、抱えている問題などについて3つの設問からなるアンケートを回収するシステム。これらの回答を元に適材適所を図ったり、組織と個人のミスマッチ解消や業務量の改善といった課題解決に取り組む。
・人材覚醒会議
役員が戦略的な人事配置についてのみ話し合う会議。優秀な人材の最適な配置をすることで個人と事業を成長させることが目的。
・キャリチャレ
現部署での勤続1年以上経つと、希望する他部門またはグループ会社への異動をチャレンジできる社内異動公募制度。
・キャリバー
グループ内の様々な部署の職場環境や人材ニーズを可視化したシステム。
・キャリテレ!
社員の事業理解を深めるため、インタビュー形式で各部署の仕事内容を伝える動画コンテンツ。
育成制度
サイバーエージェントの育成制度も、社員が自己のキャリア目標に合わせて主体的に選択し、挑戦をしていくための後押しをしています。
・プロジェクトレポート(プロレポ)
メンバー全員がマネジメント視点で組織目標を考え、合意するというプロセスがメンバー個々人の役割と目標を明確にし、目標達成に向けて一致団結できる強いチームを作り上げています。半期末には上長との面談で目標の達成度を評価し、評価に応じて給与・年俸の見直しを行っています。
・階層別プログラム
新卒歓迎社員向けには、全職種横断の全体研修を約2、3日間実施した後、職種ごとに約1週間から1ヶ月の研修を実施しています。配属後はOJTを主軸としながら、事業部ごとに必要な知識を学びます。
育成を担当する社員にはトレーニングスキルを身に着ける研修(トレパス)、新任マネージャーにはマネジメントについて学ぶ研修、エンジニア向けに技術力や知見の向上を目指したゼミ制度など、自身の役割や役職に応じた研修やスキルアップ機会を提供し、成長を促しています。
・あした会議
サイバーエージェントの「あした(未来)」につながる新規事業や課題解決の方法などを提案していきます。各執行役員が現場で活躍している社員とチームを組み提案を競います。提案から決議までのプロセスに参加することで、経営視点を養うことができる機会となっています。
評価制度
挑戦した行動、結果がきちんと反映される評価制度も、サイバーエージェントの社風・カルチャーを作る大きな要素になっています。
・JBキャリアプログラム
「JBキャリアプログラム」では、全社共通のジョブグレード(JBグレード)を設けており、JBグレードはJB1からJB13まで存在します。
グレードは「職務」と「職能」で定義されており、グレード毎に求められる「職務」「職能」は社内で公開されています。、またグレード毎に給与レンジが定められており、半期ごとに評価の見直しが行われます。
・部署表彰
社内の各部署でも、毎月その月に活躍した個人、チーム、プロジェクトなどを表彰する機会を設けています。身近なメンバーの成果を称え合い、互いに切磋琢磨する環境を生み出すことによりチーム力が向上、また受賞者には金銭インセンティブも付与され、個人のモチベーションアップにもつながっています。
・全社総会 CyberAgent Award
半期に一度、サイバーエージェントグループの全社員の中から、最も活躍した個人、チーム、プロジェクトなどを表彰する全社総会を開催しています。以前は全社員を会場に集めていましたが、社員数の増加やコロナの感染拡大に伴い、現在はノミネートされたチームや個人、一定のグレード以上の社員が参加する形で開催。その他社員は、ライブ中継を視聴しコメント等で盛り上げています。目指したい場所として舞台や演出にも工夫を凝らすだけでなく、オリジナルのトロフィーや金銭インセンティブも授与し、全社総会での表彰が社員一人ひとりのモチベーションを高める機会となっています。
・CA BASE AWARD
社内で活躍するエンジニア・クリエイターを表彰するための表彰制度。エンジニア、クリエイターの職種は細分化されているため、より細かくフォーカスして技術者が技術者を讃える機会をつくりたいという提案から開催決定し、現場のエンジニア主導で運営しています。新型コロナウイルス 感染症拡大の影響をうけて、リアル開催の予定をオンライン開催へ切り替えオンライン表彰式を盛り上げるために、番組仕立てでライブ配信を実施しました。
サイバーエージェント社風・カルチャー 実際の社員の声
実際にサイバーエージェントで働いている方は、社風・カルチャーをどう捉えているのでしょうか。実際の声をいくつかご紹介します。
新卒から重要な案件を任せていただけるので、1年目からスキルアップしたい方や向上心の高い方にマッチしているかと思います。個人の決めた目標に対して上長との振り返る機会や目標と乖離があった場合にすり合わせる機会が多いのでモチベーション高く業務に取り組めたかと感じます。新卒で入社した当時は右も左もわからない状況でしたが、OJTの方や上司の方のフォローが手厚かったです。加えて、キャリアチャレンジという他の部署への異動申請を出すことができる社内独自の制度もあるので転職せずにキャリアチェンジすることもできます。
ただ成長の反面労働時間が非常に長いので家に帰ってから残業したり土日も働いてたりする状況もしばしばあったのでワークライフバランスは叶いにくい環境でもあるかと思います。 (営業/新卒入社3年未満/女性) |
インターネット関連で様々な事業を展開しているのでグループ内で新しいチャレンジをすることも容易ですし、ひとつの部署で専門性を高めることもできるので魅力的な環境です。また、周囲の方のモチベーションも非常に高く能力も高い同僚も多いので刺激的な環境だとも感じます。若くして事業責任者や子会社の社長に就く人も多く若手から活躍できる土壌があるのも特徴だと感じます。競争に疲れてストレスなどでメンタルを崩した方も相談することでお休みに入れる環境も整っているので長期的に活躍することができる会社だと感じます。加えて、コンプライアンスも近年厳しくなってきてるのでハラスメントも減ってきており時代に柔軟に合わせた風土や方針の決定に満足しています。
(営業/新卒入社15年以上20年未満/男性) |
自分で考えて、自分で決める経験が積めること。自由と責任の中で最後まで自分らしく挑戦をやり遂げる経験。壮大な野望や目標をチームで達成した時の組織効力感、これらが経験できる社風である。
(人事/新卒入社3年未満/男性) |
総じてどの社員の方からのコメントも非常にやりがいを感じられるとの言葉が多かった印象です。
しかし、仕事の性質上、時期によっては忙しさを覚悟する必要があるようです。企画のプレゼンテーション前や広告の締め切りなどの期日前や、顧客からの要望により、業務が増えたり緊急性が高まる場合があります。
- 抜擢の文化が浸透しており、若手のうちから大きな案件を任せてもらえる
- モチベーションの高い同僚が多く、切磋琢磨しながら大きな目標に向かっていくチーム力
- 挑戦に対して失敗したり、疲れたりしても安心な環境も整っている
- ワークライフバランスへの優先度が非常に高い方は注意
サイバーエージェントの社風やカルチャーをまとめるとこのような形です。ご自身の価値観の優先度と比較して決定してみましょう。
働き方はポジションや部門にもよるので、転職の際には面接の終盤で聞いてみるのをおすすめします。また、聞きにくい質問ではあるので、転職エージェント経由で応募し、エージェントに相談するのもおすすめです。
サイバーエージェントの会社概要
会社概要
社名 | 株式会社サイバーエージェント
(英文社名)CyberAgent, Inc. |
事業内容 | メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、
投資育成事業 |
設立年月日 | 1998年3月18日 |
代表者 | 代表取締役 藤田 晋 |
資本金 | 7,369百万円(2023年9月末現在) |
従業員数 | 単体:2,225人(FY2023)
連結:7,251人(FY2023) |
本社所在地住所 | 〒150-0042東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers |
代表電話番号 | 03-5459-0202 |
事業内容
サイバーエージェントは、下記6つの主要な事業分野で多様なニーズに対応しています。
◆メディア
≪主要サービス≫
・新しい未来のテレビ「ABEMA」
・国内最大規模のブログサービス「Ameba」
・趣味でつながる恋活マッチングアプリ「タップル」
・世界最大級の楽曲数を持つ定額音楽配信サービス「AWA」
・競輪(KEIRIN)・オートレースのライブ映像の視聴・ネット投票が可能なインターネット投票サービス「WINTICKET(ウインチケット)」
◆インターネット広告
1998年の創業以来インターネット広告事業を展開し、広告効果最大化を強みに国内トップクラスの規模を誇る、サイバーエージェントのインターネット事業。広告効果を高める運用力、様々なメディアに合わせた適切な広告を制作するクリエイティブ、AIを活用したアドテクノロジーなどの先端技術を強みとして、広告主およびメディアパートナーから高い評価を獲得しています。
◆ゲーム
主力タイトル8本を含む約50本のスマートフォン向けゲームを提供しています。
≪主力タイトル≫
・ウマ娘プリティーダービー
・グランブルーファンタジー
・プリンセスコネクト!Re:Dive
・Shadowverse
・呪術廻戦ファントムパレード
・プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat.初音ミク
・FINAL FANTASYⅦ EVER CRISIS
・東京リベンジャーズぱずりべ!全国制覇への道
◆エンタメテック
サイバーエージェントでは、ABEMAを中心としたインターネットサービスの提供を通じて培ってきたノウハウと保有する最新鋭の技術を活用し、新しいエンターテインメント体験の創出を進めています。音楽ライブやスポーツ・格闘技などの興行を中心とした産業に対し、デジタルプラットフォームでの配信とPPVによる収益化支援、多言語対応しているファンコミュニティサービスなど、海外進出を後押しするプロダクトを多数提供しています。
≪主要サービス≫
・オンラインライブの企画・配信・販売
・ファンコミュニティアプリの開発・サービス運営
・映画・ドラマの企画・制作
・アニメの企画・制作
・マンガの企画・制作
◆AI
サイバーエージェントでは2016年に研究開発組織「AI Lab」を設立。高度なAI研究技術を持ち実用化に積極的な研究室と産学連携し、数多くの研究論文を発表。世界のトップカンファレンスで数多くの論文が採択されています。そのAI技術をビジネスの成果に繋げる「実装力」を活かし、AIを活用した革新的な制作プロセスによる広告クリエイティブ制作を実現するほか、バーチャル撮影/CG分野の研究開発にも取り組み、新しい広告表現・価値の提供を行っています。
≪主要サービス≫
・広告クリエイティブ×AI
・マーケティング×AI
・オンライン接客×AI
◆DX
サイバーエージェントでは、自社で保有するデジタル領域の知見や技術力を応用し社会課題解決にむけたDXの推進に取り組んでいます。
≪主要サービス≫
・小売業界におけるDX推進の支援
・行政におけるDX推進の支援
・医療業界におけるDX推進の支援
・エンターテインメント産業のデジタルシフト支援
サイバーエージェントへのご転職をお考えの方へ
サイバーエージェントへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
サイバーエージェントへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。
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