企業分析:デロイト トーマツ コンサルティング
監修者
sincereed株式会社白石 巴実
株式会社リクルートキャリア(現リクルート)にてIT領域のキャリアアドバイザー、新人育成リーダー業務に従事。その後SaaSスタートアップ企業での採用責任者を経験。
コンサルティングファームへの転職支援に特に強みを持ち、大手総合系コンサルティングファームやシンクタンク系ファーム、さらには国内特化系のファームまで幅広い支援実績を持つ。
国内を代表する経営コンサルティングファーム。あらゆる領域において戦略立案から実行まで一気通貫でコンサルティング提供できることが大きな強み。Deloitte(デロイト)のメンバーで、日本ではデロイト トーマツ グループに所属し、メンバーファームである監査(監査法人トーマツ)・税務・法務・ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)と連携し、あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクターに対応したサービス提供が可能となっている。またクロスボーダー案件も多く、各国現地事務所と連携して、世界中のリージョン、エリアに最適なサービスを提供できる体制を有している。
会社概要:デロイト トーマツ コンサルティング
会社名 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
会社名(英名) Deloitte Tohmatsu Consulting LLC
設立年月 1993年4月
資本金 500百万円(2018年5月末日現在)
代表者 佐瀬 真人(代表執行役社長)
人員数 4,290名(2022年5月末日現在)
本社所在地 東京 丸の内(丸の内二重橋ビルディング) 〒100-8361 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
組織・部門:デロイト トーマツ コンサルティング
DTCでは大きくインダストリー(業界)とオファリング(テーマ)の2つに分かれており、その2つの軸で、クライアント企業が抱える経営課題に応じて適切なチームを組めるマトリックス型のサービス提供を実現しています。
例えばヘルスケア業界における企業の人事部門のプロジェクトの場合、インダストリーからは「医療・ヘルスケア」部門、オファリングからは「人事」部門のメンバーがアサインされプロジェクトチームが組成されます。プロジェクトが終わると解散し、それぞれのメンバーはまた別のプロジェクトにアサインされていきます。プロジェクト内容によってはDTCだけでなく、監査・法務・税務・財務アドバイザリーを得意とするデロイトの他メンバーファームとの協業もあります。
インダストリー
- Consumer
- Energy, Resources & Industrials
- Financial Services
- Life Sciences & Health Care
- Public Sector
- Technology、Media & Telecommunications
オファリング
- Monitor Deloitte (Strategy)
- M&A
- Customer & Marketing
- Human Capital
- Enterprise Technology & Performance
- Deloitte Digital
キャリアパス:デロイト トーマツ コンサルティング
DTC ではコンサルタントの成長モデルとして「アワーグラス・モデル」を適用しており、様々なプロジェクトを経験しつつコンサルタントとしての基礎スキルを身につけることとなります。 経験やスキルを積み重ねていき、その後は各プロジェクトの現場責任者とも言えるマネジャー、そしてプロジェクト全体を取り仕切るパートナーへとキャリアパスを進んでいくことになりますが、パートナーになるときには、クライアントCXO に対して経営者と同様の視点で幅広くアドバイスができるように、マネジメントの本質の理解とCXO からの信頼にたる人間性が必要になります。
新卒入社の場合にはアナリストからのスタートで、中途採用の場合にはこれまでのご経験やスキル、面接での評価により、どの役職からスタートするのか決定します。例として、第二新卒クラスの場合にはアナリストやコンサルタント、30歳前後の場合にはコンサルタントやシニアコンサルタントでの入社になるケースが多いでしょう。
アナリスト(新卒入社・第二新卒での中途入社)
コンサルタント(中途入社で多いゾーン)
シニアコンサルタント(中途入社で多いゾーン)
マネジャー
シニアマネジャー
パートナー
教育制度:デロイト トーマツ コンサルティング
DTC では、コンサルタントとしての知識、経験、素質を磨くための充実した環境を用意しています。例えば、学ぶべき数多くのプロジェクト事例であったり、皆さんを指導育成する優秀な先輩たちであったりと様々ですが、いずれもコンサルタントとして成長するスピードを最大化してくれるものとなっています。
実際のプロジェクトを通じたOJT と研修等を通じたOFF-JT
・OJT
数ヶ月単位のサイクルでアサイン(配属)されるプロジェクトの中で、その役割や成長目標が明確に提示され、それを基にプロジェクト終了時の評価フィードバックが実施されます。また終了時の評価だけでなく、日常的に行われるプロジェクト内での成果に関するレビュー、マネジャーや先輩社員からの指導育成も行われていきます。
・OFF-JT
DTC では体系的なプログラムと豊富なトレーニングメソッドが整備されています。コンサルティングスキルや業界知識といったコンサルタントに必要とされる基礎的な能力を、各ランクレベルに沿って身につけることができます。また研修の多くはグローバルのカリキュラムと連動させながら、日々コンテンツの見直しや充実を図っています。
また上記でご紹介したキャリアパスでのランクに応じた階層別トレーニングも用意されており、昇格後のランクで必要なコアスキルの習得や専門性を高めるための各分野のトピックや方法論習得のためのプログラムが用意されています。
コンサルタントへのご転職をお考えの方へ
コンサルタントへの転職は一般的な事業会社への転職と比べ非常に難易度が高いです。そのため、選考において論理的思考能力やコミュニケーション能力などコンサル適性が伝わる、応募書類・面接対策が不可欠です。
sincereedは大手総合系コンサルティングファームをはじめ、国内シンクタンク系ファーム、IT系ファーム、特化系ファームなど、コンサルティングファームへの幅広い支援実績を持つ転職エージェントです。コンサルタントへの転職をお考えの方、ご興味のある方はまずは一度ご相談いただければ幸いです。