キーエンスの気になる平均年収は?
2024/04/07

キーエンスの気になる平均年収は?

キーエンスへの転職を検討している方の中には、実際の給与などの条件面について気になっている方は多いのではないでしょうか?日本を代表するメーカーとしてファイバセンサや光電センサのような各種センサをはじめ、測定器、画像処理装置、寸法測定器など、ファクトリー・オートメーションに関わるソリューションを提供するキーエンス。平均年収も高いことから人気度、知名度も高い企業となっております。

ここではキーエンスの給与・年収について、様々なデータから詳しくご紹介していきます。

 

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キーエンスの平均年収の5年間の推移

キーエンスは上場しているため、有価証券報告書で平均年収が公開されています。

 

有価証券報告書によれば、2023年3月期におけるキーエンスの平均年収は2,279万円(平均年齢は35.8歳)となっています。

 

年度 平均年収 平均年齢
2023年3月期 2,279万円 35.8歳
2022年3月期 2,183万円 36.1歳
2021年3月期 1,751万円 35.8歳
2020年3月期 1,839万円 35.6歳
2019年3月期 2,111万円 35.8歳

 

この数字は、代表的な国内メーカーと比較してもかなりの高水準となっています。扱っている機器領域や商品数、営業スタイルなどは違うため、あくまでも参考程度ですが、以下5つの企業の有価証券報告書記載の平均年収と比較してみました。

 

企業名 平均年収
ソニー 1,101万円
日立製作所 915万円
パナソニック 908万円
富士通 878万円
三菱電気 827万円

 

キーエンスの職種別・年代別の平均年収

次に転職口コミサイト「ライトハウス」からキーエンスの職種別・年齢別の平均年収をご紹介します。職種や年代ごとの数字になっているので、参考にしてみてください。

 

<職種別>

職種 平均年収
営業系 1,228万円
企画・事務・管理系 1,055万円
IT系エンジニア 1,228万円
電気・電子・機械系エンジニア 1,927万円

 

<年齢別平均・最高年収>

年齢 平均年収 最高年収 回答人数
25~29歳 1,019万円 3,000万円 49人
30~34歳 1,346万円 3,000万円 26人
35~39歳 1,473万円 3,500万円 13人
40~44歳 1,499万円 3,700万円 10人

 

回答者の平均年収は1,230万円、年収範囲は290万円〜3,700万円、回答者数は132人となっています。

 

キーエンスの平均年収が高い理由

 

キーエンスの年収が高い理由としては、「ダイレクトセールス」「ファブレス生産体制
」による高い利益率が挙げられます。営業利益率は55.4%(2022年度)と、同業界と比較してもかなりの高水準にあります。

 

ダイレクトセールス
キーエンスが世界初・業界初となる特徴的な商品をお客様に提案するためには、商品やアプリケーションを深く理解している営業担当者が不可欠です。代理店を介さない直販体制により、お客様が抱えている課題やニーズを直接把握し、商品を通じて的確かつ迅速な課題解決策を提案します。また、お客様の潜在的なニーズまで把握できることが、次の革新的な商品の開発へとつながります。国境を越えた案件であっても、46か国240拠点にいる営業担当者と連携することで、お客様のものづくりをグローバルにサポートできる体制を構築しています。

ファブレス生産体制
キーエンスは自社工場を持たず、生産は全国の協力工場に委託しています。これにより、設備投資を抑えた上で、商品の特性に合わせて最適な設備や技術を持つ工場を選定できます。当社の担当部署が商品の企画から開発、設計、生産に関わる部材を調達し、生産技術や生産企画、品質管理部門が生産に携わることで、生産における知識や技術を蓄積しながら高品質な商品を量産する体制を構築しています。

製品開発・製造・販売・アフターサービスの各チェーンにおいて圧倒的な強みを発揮するだけでなく、ダイレクトセールスによる顧客ニーズの早期発見に基づく企画力、そして製品開発・製造にスピーディに結びつける実行力といった、バリューチェーンが相互にプラスを与え合う仕組みが販管費を下げ、高い利益を生んでいます。

そして、ボーナスが年に4回支給されるなど社員への還元も大きいことが、高い年収に繋がっているのです。

 

キーエンスの給与・賞与についての口コミ

キーエンスの給与・賞与について、実際に働く社員はどう感じているのでしょうか。転職口コミサイト「ライトハウス」から一部を紹介します。

 

・「年収は非常に高い。売り上げた成果とプロセスにより評価されてボーナスが変動する。」


・「世間で知られている通り、20代で1000万円は軽く超える。基本的に売上と経費削減にどれだけ貢献できたかで判断される。」


・「努力次第で昇給のチャンスがいくらでも転がっている。」


・「基本的には成果主義なので、営業成績によって年収は変動する。ただ、査定基準は厳しく、生半可な仕事量では対象にすらならない。年功序列という言葉など最初からなかったかのように感じるほどの徹底的な実力主義。」


・「賞与は年四回。ただし月次賞与というものが毎月別にありこれも結構な額。」

 

給与・賞与に関しては高いと感じている社員の方が多く、また実力主義で決まるため満足の声が多く聞かれました。成果とプロセスの2つを見る評価制度で、公平性も重視して制度が整備されています。

 

キーエンスは高年収だけど激務なのか?

キーエンスへの転職をお考えの方の中には、高年収だけど激務なのかと、働き方についても気になる方が多いのではないでしょうか。ここでも実際の声を紹介します。

 

・「勤務時間は8時から20時までで、比較的長めに働いています。拘束時間はながめかと思いますので気になる方は要注意です。しかし休日はリフレッシュして働くことが可能ですのでONとOFFをセパレートしたい方は良いと思われます。」

・「基本平日勤務で土日は休める。勤務時間は朝7:30-8:00~21:00頃までが基本で21:30以降の残業は禁止されている。また残業時間はしっかり管理され、不正やサービス残業のようなものはない。有給は3ヶ月に1日だけ選択して取得可能。それ以外は会社が夏冬の連休に合わせて長く休めるよう事前に決めている。自分で決められる自由は少ないが、全社で休みになるため気を使わずしっかり長く休めるのはメリット。」

・「働く時は働く。休む時は休む。メリハリが凄く有って働きやすい。」

・「勤務時間は短くはないが、国の法律を守っており一定以上残業時間が増えることはない。休日出勤も7日以上連続で出勤はできない等、働きすぎを防止する仕組みがある。給料を考えると働き方としては妥当。」

キーエンス社での働き方に関して、メリハリを持った働き方という声が多く聞かれました。年間休日が128日、年3回の長期休暇(GW・夏季・冬季に各7〜10連休)に加え、有休・慶弔・特別休暇が整備されています。時間外勤務が少ないわけではないものの、残業時間が管理される仕組みや、家に仕事を持ち帰ることは禁止されていることからオンオフがはっきりしているという声が多く聞かれました。

 

キーエンスのその他の福利厚生

給与・賞与以外に福利厚生としては、下記制度が整備されています。

 

・育児・介護休業制度
・キャリア支援制度(育休から早期復帰を目指す社員向け支援)

・借上住宅
・社員持株会
・個人積立年金
・慶弔金(結婚・出産祝い金など)

・退職金(確定拠出年金)
・キーエンスグループ健康保険組合(人間ドック補助など)

・自己啓発支援(語学レッスン受講など)

 

キーエンスへ転職するために押さえておきたい基礎情報

これからキーエンスへの転職をお考えの方に、押さえておくべき転職ポイントをまとめてご紹介していきます。

 

会社概要

会社名 株式会社キーエンス
所在地 〒533-8555 大阪市東淀川区東中島1-3-14
設立 1974年5月27日
資本金 306億3,754万円
従業員数 10,580名(2023年3月現在)
事業内容 センサ、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用 解析機器、ビジネス情報機器

 

Value:付加価値の創造により、社会に貢献する。

キーエンスは、ファクトリー・オートメーション(FA)の総合メーカーです。
1974年の会社設立以来、付加価値の創造こそが企業の存在意義であり、付加価値の創造によって社会に貢献するという考えのもと、今まで世の中になかった商品の提供を通じて、お客様の課題を解決すること、新しい価値を生み出し続けること、にこだわり続けてきました。現在ではFA用センサをはじめとする付加価値の高い商品が、自動車・半導体・電子・電気機器・通信・機械・化学・薬品・食品など幅広い業界で採用され、世界46ヵ国240拠点から30万社のものづくりに貢献しています。

Products:付加価値の創造により、社会に貢献する。

新たに生み出す商品の約7割が「世界初」「業界初」。
これは私たちが変化する潜在的ニーズを捉え、革新的な商品を生み出している結果です。ものづくりの現場では技術革新によりさまざまなイノベーションが起きています。自動車業界における電動化をはじめ、スマートフォンの高機能化、デジタル技術を駆使した生産現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)など、ものづくりは常に進化しています。ものづくりの変化を支え、進化を加速させる商品を私たちは生み出しています。

Strength:新たな価値を生み出し続ける3つの柱。

・Development
本質的な課題を捉え、「世界初」「業界初」を生み出す。重要なのは顕在化したニーズではなく、お客様の潜在的なニーズや本当に解決したい課題を把握すること。お客様の現場に深く入り込み、本質的な課題を考え続けてきた積み重ねが、世の中にない新しい商品の企画を生み、革新的な商品の創造につながります。

・Direct Sales
現場を把握し、お客様の課題を解決する。代理店を介さないダイレクトセールスを展開することで、お客様が現場で抱えている課題や、潜在的なニーズを直接把握できます。その上で、課題解決につながるアプリケーションの提案を行なうことが、ものづくりの生産性や品質の向上の実現につながります。

・Culture
目的を常に考え、主体的に行動する。「その仕事は何のために行っているか」、「何に役立つのか」を常に考える。私たちはチームで最大の付加価値を生み出すため、既存の手段にとらわれず、常に目的を考え、共有することを大切にしています。本来の目的を理解し、主体的に行動できる環境であることが、高い付加価値を生み出す上で重要だと考えています。

 

選考フロー

キーエンスの選考フローは以下のようになっています。ポジションに応じて面接回数や、オンライン・対面など異なってきます。応募から内定までは、大体1カ月〜2カ月程度となっています。

 

書類選考

各ポジションの採用責任者が履歴書・職務経歴書を基に判断します。応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、企画系であれば実績を記載するようにしましょう。

 

面接

面接は2〜3回程度を実施予定となっており、募集ポジションの部署の部長・マネージャークラスの方との面接になります。キーエンスが求めている人材像を基に、自身の経験やキーエンスでやりたいこと、なぜキーエンスなのかを論理的に答えていきましょう。

 

最終面接

最終面接では役員クラスの方との面接で、基本的には他面接と同じ内容になりますが、ここでも書類選考→面接で答えた内容と齟齬がないよう、ロジカルに答えていきましょう。

 

どのような対策が必要か?

 

キーエンスへの転職では面接対策が重要なポイントとなります。書類においても実際に不採用になっているケースもあるため、ここでは書類、面接と合わせて、どのような対策が必要なのかご紹介していきます。

 

 書類対策

一般的な書き方で問題ありませんが、応募ポジションと親和性のある経験、スキルをアピールしましょう。専門職であればどんな業務内容を経験してきたのか、企画系であれば実績を記載するようにしましょう。転職エージェントに相談し、客観的な意見も交えてブラッシュアップしながら進めると良いかと思います。 応募書類の重要なポイントは人事担当者に「会ってみたい」と思ってもらうことです。どんなに人物面がよくてもこの書類選考で落ちてしまっては面接で何も伝えられません。

 

 面接対策

キーエンスでは志望動機や自己PR以外にも、論理的思考能力や、コミュニケーション能力、そしてエンジニア職であればその経験やスキルを深堀する質問がされるため、十分な対策が必要になってきます。面接では、転職理由 ・志望動機 をメインに、営業職であれば「説得質問」がされ、面接官に納得感のある回答をすることが求められます。またキーエンスでもデータ領域に力をいれているため、データを基にした成果実績をアピールするためのエピソードも用意し、自問自答する形で自己分析を進め面接準備をしておくといいでしょう。

 

キーエンスへのご転職をお考えの方へ

キーエンスへの転職は難易度は非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

キーエンスへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

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