働き方、仕事のやりがい、社内の雰囲気、女性の働き方、会社としての強みの5つの項目に分けてご紹介していきます。

働き方に関する口コミ

・有給休暇を取りやすいのでワークライフバランスも取れている。有給が取りにくいといった雰囲気は一切ない。

・部署により濃淡はあるが、ワークライフバランスは比較的取りやすい環境だと感じている。時間外も適正に管理されており、忙しい時期でも働いた分はしっかりと時間外手当に反映される。

・計画年休もあり、部署によっては大型連休や年末年始にまとめて年休消化できる。フレックスや時間単位の休暇取得があり、効率的にバランスを取ることができる。テレワークが定着したことも大きい。

職種によっても違いは少しあるようですが、働き方に関する口コミを見ているとポジティブな意見が目立ちました。実際の三菱ケミカルグループの働き方について見てみると、しっかりと「働き方改革」を実施しているようです。

職場単位で仕事のやり方を抜本的に改革し、時間を創出。それによって、価値を創造する業務に時間を充てたり、ワークライフバランスの改善を図っています。また、適正な労働時間管理にも努めています。特に、長時間労働の解消や有給休暇取得率向上への取り組みを行っており、終業から翌日始業までを１１時間空けるようにする勤務間インターバルなども設けています。また、テレワーク制度や各種休暇制度も充実しており、ワークライフバランスは比較的整えやすい会社と言えるのではないでしょうか。

仕事のやりがいに関する口コミ

・ベテラン社員でも若手に対して真摯に教育している方が多いので、若手でも早い段階で様々な知識や知見を持つことが可能だと思います。若いうちから大きな仕事を任せられる。

・ある程度、社内研修や外部のサービスを受けられる環境は整っており、自発的に何がやりたいのか、どうなりたいのかがある場合は支援してもらえる環境が整っていると感じる。

・良くも悪くも大手企業であり、個人の影響を感じにくい部分もあるが、海外の拠点も多く優秀な人も多いので、やりたいことが明確であれば会社のリソースを使っていろいろなことにチャレンジできる。

・年齢に捉われない昇進機会があるため、意欲のある人にとってはチャンスが大きい。

・社内公募制度により、キャリアのオーナーシップの主軸が個人にあるため、本人のやる気次第で社内で成長環境を選択することは可能。

特に目立ったのは「研修制度が充実している」ということでした。自ら目指したい方向性やなりたい像を思い描いていれば、様々な制度や研修を活用してキャリアの充実を図れる環境のようです。

人事制度について調べてみると、研修だけでなく、社内公募や、キャリアフェア、キャリアデザイン面談、キャリアワークショップ、多様性に関する研修、テクノロジー・ウィークなど他社ではあまり聞かないような制度や風土、イベントを多く設けていることがわかりました。現時点でキャリアに対してそこまで明確でなくとも、キャリアについて考える機会を多く持てる環境のようです。

社内の雰囲気に関する口コミ

・良い人が多く働いており、働きやすい組織であると思う。歴史ある会社だが、私は古い組織体質はそれほど感じない。

・三菱化学、三菱レイヨン、三菱樹脂の３社が合併した経緯もあるので、企業文化はいろいろな会社の文化が融合している感じがします。

・今は文化が統一されつつある。

・とにかくまじめで常識的な人が多いので、日常的に問題が怒らない安定した職場。

・法蓮順守の意識が高く、ルールをきちんと守ろうという雰囲気がある。社員も優秀な人が多く、学ぶことが多かった。

・社内にはフレンドリーな人が多い。

総じて、社員の方はまじめでいい人が多いというイメージを持っている社員が多い印象でした。そのためか、自身の組織内で大きな問題があると感じている人はあまりおらず、穏やかな組織風土であることが感じられました。また、歴史ある大手企業のため、古き良き組織と感じている人もいれば、2017年の３社の統合後に社長も変わり文化が変わってきていると感じている人もいました。まだ統合より10年経っていない状況なので、部署などにより感じ方は様々かもしれませんが、そこまで軋轢や隔たりがあるという雰囲気もないように思います。

女性の働き方に関する口コミ

・女性も多く働いており、女性の働きやすさを確保しているのではないかと思う。

・女性の産育休もそうだが、男性の育休についても力を入れているので、子育て支援については良い企業だと感じる。

・いろいろな制度があるし、部署にもよるが承認もされやすいと思う。

・女性の役職者は確実に増えているので働きやすいほうだと思う。産育休からしっかり復帰している人も多い。

・バリバリ働きたい人と、いまはワークライフバランスもとりつつ働きたい人どちらも可能な職場だと思う。

職種や職場により、男女の構成比には差があるとの口コミはありましたが、女性がいる職場で働きにくさを感じている人は少ないようでした。制度も充実しており、しっかり使われている印象です。

三菱ケミカルは、KAIEKI健康経営に関する施策を「三菱ケミカルは決めました」という「33の宣言」にまとめて社内外に発信しています。その中には女性だからということに限らず、以下のような宣言も含まれています。

「社員が配偶者の転勤に帯同したい場合や介護で親元に戻りたい場合は、積極的なサポートを実施します」「子供を持って働く社員を長期的視点で支援します」「育児・介護に限らず、病気治療等家庭や個人の事情がある人には時短勤務を認めます」「心身に負担の大きい作業を削減し、女性や高齢者を含め誰でも活躍できる環境を作ります」など。

誰もが安心して働ける環境づくりが進み、それが浸透していると感じられる口コミが多かったです。

会社としての強みに関する口コミ

・三菱ブランド。横のつながりも強い。

・多岐にわたるビジネス展開と積み上げてきた技術力。優秀な研究者が多く、大学との共同研究も積極的に行っている。

・中途採用者の募集も多く、多様な人材を活用できているように感じる。

・業界大手であり、セグメントも多いので、どこかしらで利益を追求できるバランス力。

会社としての強みは、事業内容の幅広さや三菱の横のつながりをあげている人が多い印象でした。化学業界全体が苦戦している時であっても、その強みでトップクラスを維持しているのかもしれません。また、人材を強みとあげている人も多く、社風であげられていた印象がそのまま表れていると感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

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