マネーフォワードへの転職、気になる評判・口コミは?
2024/08/18

マネーフォワードへの転職、気になる評判・口コミは?

マネーフォワードは、日本国内で人気のあるフィンテック企業であり、個人および企業向けに様々な金融サービスを提供しています。経済産業省・特許庁が主催する令和5年度の知財功労賞において「特許庁長官表彰」を受賞、アイティクラウド株式会社主催「ITreview Grid Award 2023 Fall」の各部門にて最高位を受賞するなど注目を集めている企業です。

 

マネーフォワードは、2012年に創業されてから急成長し、現在はグループ全体で2000名以上の社員が在籍しています。そのためベンチャーらしい風土がありつつ、大企業的な安定した側面も少しずつ出てきたといった評判・口コミが見受けられるのも事実です。マネーフォワードのようなメガベンチャーにおいては、会社の成長フェーズによって求められる人材要件や働く社員が受ける会社の印象も変化します。

 

本記事では、マネーフォワードの採用コンサルティングも手掛ける弊社sincereedが、他サイトで寄せられた実際の口コミをもとに、マネーフォワードの実態を解説していきます。転職活動で押さえておきたいポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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企業文化についての口コミ・評判は?

“MVVCを重要視し、MVVCの体現をしていくためのカンパニー横断組織も存在しています。 一人一人の発言や行動が尊重されており、トップダウンで何かを押し付けて動くよりは、ボトムアップで自分たちで物事を考えながら動く文化です。”

(事業戦略/在籍3年未満/中途入社/男性/2023年回答)

 

“特に新卒はMVVC(ミッション・ヴィジョン・ヴァリュー・カルチャー)を徹底的に叩き込まれ、意思決定時には常にそこに立ち戻るような文化がある。 ”

(営業/在籍3-5年/新卒入社/男性/2022年回答)

 

本MVVCは、同社で業務を遂行するうえで、社員にとって大きな指針になっているようです。例を挙げると、ビジネスの意思決定をするうえで、様々な観点から検討が必要な場合に判断に迷う場合があるかと思います。その際、MVVCに立ち戻って考えるため、働いている社員・チームにとって納得感のある意思決定に繋がっているのではないでしょうか。MVVCという考えが浸透しているため、たとえ会社規模が急激に大きくなったとしても、会社として軸をブラさずに前進し、成長し続けられているのかもしれません。

 

マネーフォワードの企業理念(MVVC)について

マネーフォワードの口コミでは、企業理念(MVVC)に関する記載が多く取り上げられているため、MVVC(ミッション・ヴィジョン・ヴァリュー・カルチャー)についてもご紹介いたします。

 

ミッション:「お金を前へ。人生をもっと前へ。

このミッションのもと、マネーフォワードはお金を単なるツールと捉え、それを通じてユーザーの生活や人生を豊かにすることを目指しています。お金に対するポジティブなアプローチを促進し、ユーザーが夢を実現できるよう支援するサービスを提供しています。

 

ビジョン:「すべての人の、お金のプラットフォームになる。」

マネーフォワードは、個人や法人を問わず、すべての人のお金に関する課題を解決することを目指しています。オープンかつ公正なプラットフォームを構築し、本質的なサービスを提供することで、多くの人々の金融生活をサポートします。

 

価値観と企業文化(バリュー・カルチャー)

User Focus: ユーザーの本質的な課題を理解し、期待を超える価値を提供すること。

Tech & Design: テクノロジーとデザインの力を最大限に活かし、社会を前進させること。

Fairness: すべてのステークホルダーに対してフェアで誠実に向き合うこと。

Speed: 迅速な意思決定と行動。

Professional: 常に成長し、最高の結果を出すためにプロ意識を持つこと。

Teamwork: チームワークを大切にし、一丸となって目標を達成すること。

Respect: 感謝と尊敬を忘れずに、誰に対しても誠実であり続けること。

Evolution: 自ら変わり続け、進化し続けること。

Fun: 仕事や成長、人生を楽しむこと。

 

 

 

入社後のギャップについての口コミ・評判は?

“本当に自由に色んなことをバリバリやりたい人には窮屈だし、きっちりマニュアルがほしいタイプの人には仕事の進め方がゆるすぎて辛いと思う。 ちょうどその中間からやや自由寄りの、それなりに自由には働きたいけど荒野で0-1やらされるのは嫌だという方に向いていると思います。”

(営業/在籍3-5年/新卒入社/男性/2022年回答)

 

“事業と組織の成熟度に関しては、本当に伸びしろが大きい状態のため、ある程度ルールが整っているレールを敷かれた状態での就業を求めている方にとっては、ミスマッチになる可能性があります。”

(事業戦略/在籍3年未満/中途入社/男性/2023年回答)

 

入社後ギャップについては、事業の成長フェーズに紐づく業務の裁量について記載が多く見受けられました。

会社規模が急速に大きくなっているため、アーリーフェーズのベンチャーのような高い裁量と自由度に期待し入社すると、部署によってはイメージとのギャップが大きいかもしれません。同社のプロダクトの多くは一定レベル以上でPMF(プロダクトマーケットフィット)しており、何も整備されていない環境での0→1の取り組みより、ある程度土台がある中で1→10のチャレンジをする機会が総じて多い印象を受けました。

一方で、所属する部門によっては常に新しいことに挑戦していける環境もあるようです。その場合、ある程度成熟しているメガベンチャーという印象を持って入社してしまうと、これもまたイメージとのギャップで戸惑ってしまう部分も多くあるかもしれません。そのため、選考を進めるポジションやチームの事業フェーズと裁量についてご自身の認識としっかりすり合わせたうえで入社することがミスマッチを防ぐうえで重要でしょう。

 

働きがい・成長機会についての口コミ・評判は?

“入社直後だろうと、年齢・役職問わず手を挙げれば機会を与えてくれる点は非常に働きがいを感じる。良くも悪くもトップダウンで仕事を強制されるような風土はないため、自分でどんどん仕事を進めていきたい人であればかなり働きがいを感じられると思う。”

(人事部門/在籍3年未満/中途入社/男性/2024年回答)

 

“1つ1つの機能実装に対してチームで議論し妥協することなく実現させていっていたため、チーム開発という面でも個人の技術力向上の面でも成長につながった。”

(エンジニア/在籍3年未満/中途入社/男性/2023年回答)

 

“若手を成長させよう、チャレンジさせようという風潮が強いので、声を上げれば登用などもされやすいのではないかと思います。実際に新卒営業から経営企画室に異動し活躍している若手などもいるので、経営に近いところで仕事をすることも能力ややる気次第では十分に可能で、会社規模からするとかなり風通しがよく、成長機会の得やすい会社なのではないでしょうか。”

(営業企画/在籍3-5年/中途入社/男性/2023年回答)

 

マネーフォワードは、急成長中の企業だからこそ、新しい役割・挑戦の機会が常にある印象を受けました。そのため、現在の仕事で成果を残している社員が手を挙げた場合、新しい役割・挑戦の機会が提供され、常に働きがいを感じながら活躍できる環境かもしれません。社内異動に関する口コミも複数あり、組織内の人材の流動性は活発なため、入社後の活躍次第で長期的に成長の幅を広げていけるのではないでしょうか。

MVVCのカルチャーでは「teamwork」を掲げているように、チームで取り組む業務を通じて働きがいや成長実感を感じる機会も多いようです。マネーフォワードで働く社員は、金融業界出身者、ベンチャー出身者、新卒メンバー、外国籍社員のように、様々なバックグラウンドを持っており、土台となる考え方や業務の進め方も異なるため、チームでプロジェクトを推進することは難易度が高いからこそ、大きな働きがいや成長実感を感じるのかもしれません。

 

女性の働きやすさについての口コミ・評判は?

“男女による違いはほぼないと言っても過言ではなく、女性も男性と同等の権利を得られます。 また、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みも盛んで、ジェンダーレスの方も活躍できる場は提供されています。”

(営業/在籍年未満/中途入社/女性/2023年回答)

 

“お子さんがいる方が多く、男性社員も保育園などの送り迎えを行っている社員も多いです。 育児休暇を取得している人や、復帰して時短勤務で働いている人も多いので、家庭との両立はしやすいと感じます。 女性のマネジメントはまだ少ないように思いますが、やりたいと手を上げればやらせてもらえる環境だと思っています。”

(コーポレート/在籍3-5年/中途入社/女性/2020年回答)

 

マネーフォワードにおける女性の働きやすさについては、ポジティブな声が多い印象でした。その要因として、リモートワーク制度、勤務体制(フレックスタイム制、裁量労働制、短時間勤務)の存在があるようです。同社では、オフラインコミュニケーションの重要視と働きやすさのバランスから、原則週2日(推奨は週3日)のオフィス出勤という体制をとっています。そのため、ライフステージの変化がある中でも、多くの社員が家庭と仕事を両立し、長期就業が実現できていると考えられます。

また、同社ではダイバーシティ&インクルージョンの分野でも先進的な取り組みをしており、会社全体として社員のライフイベントへの適切な対応を充実させています。一例として、同社のコーポレートサイトでは「産休育休ガイドブック」を掲載しています。ここでは当事者向けの情報提供にとどまらず、マネージャー向けのガイドラインも提供しており、社内で上司に相談しやすい体制を整えています。これは「将来的に家族を持ちたいけど、不安を抱えている」という人たちにとって心理的安全性が高い環境と言えるのではないでしょうか。一方で、女性の管理職の人数はまだまだ少ないという声もあり、その点は伸びしろで今後改善が見込まれる部分になるでしょう。

 

ワークライフバランスについての口コミ・評判は?

“週2日出社ではあるがパパママ社員も多く、フレックスなので比較的、仕事と私生活のバランスは取りやすいと言える。 ただ社内を見渡すと、仕事ができる人に偏重してる感じは否めず、長期的な就業部分で言うと、是正されていっている側面もありつつ懸念は残る。”

(営業企画/在籍5-10年/中途入社/男性/2024年回答)



“部によるとは思うが、かなりバランスは取りやすい。フレックス制を採用しているため、通院のための中抜けや子育ての対応も柔軟にできる。mtgや商談以外での時間的拘束は少なく、成果さえ残していれば何か言われることはない”

(事業戦略部/在籍3年未満/新卒入社/男性/2024年回答)

 

リモートワーク制度を始めとした柔軟な働き方が許容されているため、総じてワークライフバランスは取りやすいという声が多い印象です。一方で、急成長中の企業であるため、一部の方に業務負荷が集中している側面もあるようです。年功序列な伝統的な日本企業と比較すると、同社は成果主義の評価体制を取っているため、成果にコミットし続けることで、自由度の高い働き方を続けることが可能だと考えられます。

 

マネーフォワードの強みについての口コミ・評判は?

“多様でかつ計算された事業領域及び展開 ・B2B/B2C SaaS双方がPMFしており、かつ高シナジーで事業展開されている ・M&Aを積極活用し、Global含めグループ成長を加速させることに成功している ・ファンドを組成しオープンイノベーションを促進している”

(事業戦略/在籍3年未満/中途入社/男性/2023年回答)

 

“バックオフィス全般にプロダクトを展開しており、顧客の課題解決が出来る領域が広いこと。また各プロダクトのUIUXが優れており、今後も伸び代が十分にある。また家計簿アプリも展開しており、法人向けおよび個人向けの二軸で展開しており、将来的にこれまでに無かったサービスを作ることが出来ると思う。”

(セールス/在籍3-5年/中途入社/男性/2024年回答)

 

マネーフォワードの強みは、法人向けのバックオフィスSaaSと個人向けのSaaSのサービスの両方において、PMF(プロダクトマーケットフィット)しており、複数の軸で強固な事業基盤を持っている点です。その基盤があるため、積極的なM&Aや開発投資が実現できており、高い売上成長率や多角的な事業展開に繋がっています。

また、法制度の改正や新型コロナウイルス以降の生活様式の変更も、同社にとって追い風となっており、今後も成長するポテンシャルを持っているといえるでしょう。マネーフォワードは、DX化が進む社会において重要な役割を果たし続けることが期待できます。

 

マネーフォワードの弱みについての口コミ・評判は?

“コンポーネント型ERPを採用しているため、一つ一つのサービスに投下できる資本が少ないため、一つの領域においてトップを取るのは難易度が高い”

(事業戦略部/在籍3年未満/新卒入社/男性/2024年回答)

 

“他競合とサービス面での差異が小さくなっており、早く声かけた者勝ち/クライアントに気に入られた者勝ちになりつつある。トップランナーではあるものの、商品力パワーで押し通せるイージーな営業ではない”

(営業/在籍3-5年/新卒入社/男性/2022年回答)

 

マネーフォワードの弱みとして、積極的な多事業展開やM&Aにより、経営資源が分散しているという意見が多くありました。その背景には、バックオフィス分野のSaaSサービスの競争が激化しており、経営資源をコア事業に集中するべきではという危機感があると考えられます。現在は、同社が業界のリーディングカンパニーであることには疑いがない一方で、今後は競合他社との更なる差別化のため、既存事業の強化と新規事業の創出のバランスの取り方は非常に重要な点になるでしょう。

 

マネーフォワードへの転職で押さえておくべき会社情報

最後に、マネーフォワードへの転職で押さえておくべき会社情報として、会社概要を紹介します。企業研究に役立ちますので、ご参考になれると幸いです。

会社概要

会社名 株式会社株式会社マネーフォワード
代表者 代表取締役社長CEO 辻 庸介
創立 2012年5月
本社所在地 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
従業員数 2130名(2023年11月時点)
主な関係会社 マネーフォワードケッサイ株式会社

マネーフォワードホショウ株式会社

株式会社クラビス

マネーフォワードファイン株式会社

マネーフォワードフィナンシャル株式会社

マネーフォワードi株式会社

株式会社ナレッジラボ

Money Forward Vietnam Co., Ltd.

マネーフォワードシンカ株式会社

スマートキャンプ株式会社

マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社

株式会社アール・アンド・エー・シー

株式会社Biz Forward

株式会社Next Solution

株式会社ビズヒント

 

マネーフォワードへの転職をお考えの方へ

マネーフォワードへの転職は難易度が非常に高く、十分な面接対策なしでは内定獲得が難しいと言えます。

弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。

マネーフォワードへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

 

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