パーソルキャリアの育成・研修制度にはどんなものがあるのか?
監修者 sincereed株式会社 藤沼 渉
新卒で教育業界を経験した後、2007年から大手人材総合会社マイナビに入社。人材派遣の営業マネージャーを経て、Web・IT・クリエイティブ領域の人材紹介キャリアアドバイザー/マネージメントを担当。
人材業界で多くの方々のキャリアを向き合い15年以上の転職支援実績を持つ。
パーソルキャリアへの転職をお考えの方にとって、現在パーソルキャリアが力を入れている教育や研修は非常に気になるポイントではないでしょうか。
パーソルキャリアでは、社員が「自分らしいキャリア」を形成することを推奨しており、そのために自己探究を深める機会や、会社外でその実現をサポートするためのユニークな制度を多数用意しています。
実際にどんな研修制度を用意しているのか?パーソルキャリアへの転職支援に強いエージェントとして数多くの支援をしてきた弊社が紹介していきます。
パーソルキャリアへのご転職をお考えの方へ
成長ステージに応じた研修制度
パーソルキャリアでは、さまざまな成長促進の機会を研修制度として用意しています。その種類は、階層別研修から選抜型研修、さらには1年間をかけて行われる長期的なプログラムのものなど様々です。
・新人研修 / 新卒フォローアップ研修
主体的・自律的なビジネスパーソンの育成を目的として新卒1年目からの3年間のカリキュラムが構成されています。
・新任プレマネジメント研修 / 新任マネジメント研修
新しくアシスタントマネジャー、マネジャーになった社員向けに「顧客創造」「組織運営」「人材育成」という3つの要件に沿った研修を実施しています。
・Compass
リーダーシップ変革を目的とし、自身のあり方やメンタルモデルを内省しながら、志・ビジョンの明確化と実現するためのシナリオプランニングを継続して、約1年間実施します。
・I-Next
次期リーダー候補の選抜型研修。事業家や自治体などの、正解の無いテーマに対してチームで提案を行う「アルファ」。日常業務の経験から、自己マスタリー・メンタルモデルを探求する「マスター」の2種類のプログラムを、適性によって受講します。
・未来義塾 / 未来志塾
パーソルグループの次世代経営者の育成を目的とした選抜型プログラム。グループの経営課題や外部環境に関する経営テーマについて、またハイレベルなマネジメントスキル習得について、講義やワークを行います。
・国家資格 キャリアコンサルタント取得支援講座
キャリアコンサルタントとして活躍するために必要な幅広い知識と実践的なスキルが身につくカリキュラムです。 社内講師による研修後、認定試験を受験し、合格者は公的な認定資格を取得することができます。
・PALMS
グループ全社員が「いつでも、どこでも、だれでも」ビジネスに必要なスキルを学ぶことのできるe-learningシステムです。
・各事業部別研修
各事業部の特性に合わせた研修プログラムを実施しています主体的・自律的なビジネスパーソンの育成を目的として新卒1年目からの3年間のカリキュラムが構成されています。
キャリアについて考えを深めるコミュニケーション機会
パーソルキャリアでは、「はたらく1人ひとりがキャリアのオーナー意識を持つこと」を大切にしています。「キャリアのオーナー」とは、「自分の人生を人任せにせず、自分の人生を変化に強く、じぶんならではの望ましく幸せなキャリア(人生)にすること」と定義しています。そのため、社員が中期・長期的なキャリアについて考えを深められるような、対話型のコミュニケーションの場を大切にしています。
・目標設定・中間レビュー・振り返り
半年に1度、上司とすり合わせながら自らの仕事の結果とプロセスに対し目標を設定、その達成度合いが自らの評価になります。設定から3か月後、6か月後に目標に対する進共有と振り返りを上司に共有し、コミュニケーションを通して自分への内省を深め、自身の成長課題やネクストアクションを言語化。社員の成長サイクルを回す支援する取り組みです。
・i-design
自分らしいキャリアデザインを支援するための人事施策です。キャリアは日常でつくられるため、目標設定や日常業務と繋げて捉えることを目的としています。1年に1度、今の仕事だけではなく人生そのものが対象となるキャリアデザインシートを記載し、上司とすり合わせを行います。そこでは自分の現状(経歴・資格・強みや課題)と自分の意思(中長期的なビジョンやポリシー)を書き出し、それに近づくためのアクションプランを上司と共有します。自分を高める、深める、広げるなどさまざまな成長を通し、自己資源の拡大を目指します。
・1on1
自分の直属の先輩や上司、違う部署だが学びを得たい社員と、1対1で自由にカジュアルな面談をする活動が日常化しています。先輩の立場になると、後輩の育成やメンタリングのために1on1を行うこともあります。こうした社員同士のコミュニケーションを通して、自己の内省を深めたり、学びを吸収したりすることができます。
挑戦機会の提供
社員が「自分らしいキャリア」を歩むことを推奨しているパーソルキャリアには、社員の新たな挑戦や、キャリアチェンジを応援する仕組みがあります。特に、時代に即した働き方をリードする人材会社らしく、「社内スカウト制度」や「複業制度」など大胆かつ革新的な制度を揃えているところが魅力です。
・キャリアチャレンジ制度
社員が自身のキャリアデザインとその成長のために、異動希望を出すことができる制度です。応募タイミングは年2回。募集ポジションの詳細は常時、社内ポータルサイトに全社員に対して開示されています。社内だけでなく、パーソルグループのさまざまなポジションに申請することができます。
・グローバルチャレンジ制度
キャリアチャレンジの一環で、特に海外のグループ会社へ自ら異動希望を出すことができる制度です。パーソルグループには、アジア・パシフィックを中心とした多数の海外拠点があります。海外で自分のキャリアの幅を広げる機会を提供しています。
・キャリアスカウト制度
社員が自身の経歴や今後のキャリア展望等を社内システムに登録することで、それらを見たパーソルグループ内の他企業からスカウトを受けることができる制度で、年に1回実施されます。スカウトを受けて応募を希望する場合は、面接等の選考過程を経て、合格すると異動が実現します。
・新規事業創出プログラム「Drit」
パーソルグループ全体を対象とし実施している新規事業創出プログラムです。このプログラムは、法人ではなく”はたらく個人”を対象としています。パーソルグループの豊富な資産とノウハウの活用、ビジネス実装とスケールアップ支援、そして事業検証・立ち上げ予算などの資金提供を通じて、個人のキャリアの可能性を最大化するとともに、パーソルグループの次世代の柱となる新規事業の創出を目的としています。2015年の開始以降、これまでに数多くのサービスを輩出しています。
・ジョブトライアル
自律的な学びとキャリア選択のきっかけを得てもらうことを目的とした取り組みです。労働時間の一部を使って、最大3か月間、グループ内の他部署の仕事を体験することができます。応募タイミングは年2回です。社員は体験ポジションの一覧を見て、受入先の社員とともに携わる実業務サポートや、課題に取り組むプロジェクトなどを自ら選択し、応募できます。テレワークでの体験も可能であり、地域の垣根を越えて体験することができます。
・複業制度
本業であるパーソルキャリアでの業務以外に、社外のさまざまな仕事を通じて、経験・スキルを身に着け、キャリアアップ、本業に役立てていく制度です。定められた就業時間での勤務など、一定のガイドラインを満たした社員が申請を提出し、承認された複業について、個人事業主などとして就業することが可能です。
・FLASH
社員の長期就業や持続的成長を支援することを目的とした制度です。キャリアプランやライフステージに合わせた柔軟な働き方ができるよう、はたらく日数・時間・場所・休業/休職を選択できるようになっています。「FLASH」という制度の名前は、時短・休業/休職制度の活用を想定するシチュエーションとして定義した下記5つの頭文字を取ったものです。 また、「パーソルキャリアで長く活躍し続けていただくためには、はたらき方を選択できるひととき(FLASH)も必要」というメッセージが込められています。
※「FLASH」の対象
①Family・・・「育児・介護・不妊治療」
Familyは育児や家族の介護が必要な方、不妊治療中の方を対象とするものです。育児時短 勤務は、お子さんが中学校就学前まで適用可能です。 育児休業は最長で子が2歳になるまで、介護休業・不妊治療休職は最長1年取得できます。
②Learning・・・「留学・通学」
仕事の成果につながる勉強やインプットをしたいと考えている社員のための時短・休暇制度。 対象者要件を満たせば最長1年間の時短勤務あるいは最長2年間の休業が可能。留学・通学 など、スキルアップ期間として活用できます。
③Avocation.・・ 「趣味・余暇活動」
勤続年数の長い社員のうち、趣味や余暇活動に時間を割きたい社員や、リフレッシュした い社員向けの時短・休職制度。対象者要件を満たせば、理由は問わず時短勤務あるいは 最長1年間の休職が可能です。
④Social・・・「地域活動・社会活動」
ボランティアや地域の活動などに参加したい社員向けの時短・休暇制度。対象者要件を満 たせば、最長1年間の時短勤務、あるいは最長1年間の休業が可能です。
⑤Health・・・「治療・療養」
けがや病気などによりやむを得ず休職や就業制限が必要になるケースに適用します
(活用事例)
FLASH制度を利用し週3日勤務に変更、33歳からビジネススクールに通いMBAを取得
・公募型研修「@」
“遊ぶように学ぶ”をコンセプトに、「体験を通じて自ら気付き・学ぶ」をテーマにした研修プログラム。普段の業務とは異なる文化・非日常の中で頭を使って考えるだけでなく、ドキドキ・ワクワクする感性や感覚を大事にしながら「自分を知る(自己理解)」「他者を知る(多様性受容)」を通じて、「他者との関わりを通して自ら最適な答えを導き出し、行動し続ける力」を磨いていきます。
多様性を育む研修制度
パーソルキャリアでは、多様性にあふれるメンバーの強みを生かすべく、多様性を「属性(性別・年齢・国籍)」「価値観(人生観・家族観・キャリア観)」「能力(知識・スキル・感性・経験)」の3つの観点に分け、ビジョン実現に向けた具体的な取り組みに着手しています。その一環として、様々な価値観・背景をもつメンバーを認め合い、活躍できる環境をつくり出すべく、多様性についての理解を促進する研修や、サポートプログラムなどを用意しています。
◾️社員本人へのはたらきかけ
・スポンサーシッププログラム(経営層が女性管理職のキャリア支援をサポートするプログラム)
・課題解決スキル・スタンス研修
・男性育休取得プログラム
・育休産休ガイダンス
・女性管理職との座談会+タニモク
「タニモク」とは、パーソルキャリアが運営する、利害関係のない人 (=他人) 同士が、3~4人1組でお互いに目標をたてあうキャリア開発のためのワークショップです。「自分以外の視点を取り入れることで、新しい可能性や選択肢を発見できる」と好評を得ており、 2018年9月に本格スタートしてから現在までに、企業・官公庁・学校など、50以上の組織で開催されています。
◾️組織へのはたらきかけ
・アンコンシャスバイアス研修(多様性を理解・受容し安心・安全を確保していく上で
妨げになっている無意識バイアスを知る研修)
・女性のヘルスリテラシー向上研修
・制限のあるはたらき方理解研修
ダイバーシティ経営を推進するパーソルキャリアで、特に重点的に取り組まれている分野が「女性管理職比率の向上」です。現在、パーソルキャリアの管理職に占める女性の割合は約3割(2024年1月時点)ですが、これを2030年までに50%にすることを会社として目指しています。そのため、女性のキャリア開発に関する施策を多く打ち出しており、家庭生活とキャリアアップの両立を望む女性には非常に心強い環境です。
パーソルキャリアへのご転職をお考えの方へ
このように、パーソルキャリアは、仕事を含めた社員個々の「人生そのもの」をより良くする支援を積極的に行っており、多様性を大切にした時代のニーズに非常にマッチしています。そのため、転職希望者も多く選考難易度は高まっており、十分な面接対策なしでは内定獲得は難しいと言えます。
弊社sincereedだからこそわかる選考対策、さらには入社後の早期活躍方法についても多くのアドバイス、サポートが可能となっております。
パーソルキャリアへの転職にご興味のある方は、まずは一度ご相談いただければ幸いです。
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